晩秋の阿蘇、高千穂、etc.　その①

2023/11/19 - 2023/11/22

晩秋の熊本に家内と出かけました。私も家内も少なくとも１度は熊本を訪れておりますが、今回はもう少しじっくり見てみようと。特に熊本城は地震のあとの修復がどこまで進んだか。初日は阿蘇から黒川温泉へ。２日目・３日目は意外と熊本から近い宮崎県高千穂まで足を伸ばす。４日目は主に熊本市内、という３泊４日の旅です。移動はレンタカーで。
まずは阿蘇・黒川温泉編。

エリア 阿蘇(熊本)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

１１月１９日、朝８時前、羽田第２ターミナル。
羽田発８時１５分のANAで熊本へ。バスでの搭乗でした。機材は７６７。

１０時１５分、阿蘇くまもと空港着。熊本空港の新ターミナルビルは今年３月にオープンしたばかりだそうです。
レンタカーをピックアップして出発。

１１時、阿蘇外輪山の南側、”俵山展望所”。標高７１０メートル。
ここを始点とするトレッキングコースがあります。終点までの所要時間１６時間！　

展望所から外輪山の内側に向かって下山。阿蘇の南側の山裾はススキに覆われている。（北側と全く異なる植生）

１１時４５分、”白川水源”。中に神社もあるので、鳥居がある。

この池に水が湧き出している。

湧き出す量は毎分６０トン。１時間だと３６００トン。１日８６千トン。とんでもない量だ。水不足のところに分けてあげたい。

白川水源の近くに巨石が祀られている。”阿蘇大御神御足跡石”。この石の裏側に神様の足跡らしき窪みがある。

阿蘇の名物は、”赤牛”。阿蘇神社近くの“まかない家MATSU”にて昼食。
最初、”やま康”という店に寄りましたが、９０分待ちと言われて諦めました。

カルデラ・プレート。一種のローストビーフ丼ですが、周囲にデミグラスソースをかけていただく。

あか牛丼。家内と分けあっていただきました。どちらもおいしいです。

店主のものと思われるバイク。阿蘇は”バイカーの聖地”と言われております。

２時すぎ、阿蘇神社。

長い歴史を持ち、全国に約５００ある阿蘇神社の総本社だそうです。

午後３時、”草千里”。標高１１４０メートルの広大な草地です。数頭の馬が枯草をはんでおりました。

ダイナミックな風景は日本では珍しい。モンタナみたい。

道路際までポニーが出てきました。

午後３時半、中岳火口。標高１３２１メートル。
駐車場にある避難休息所。

点々と防空壕のような避難シェルターがあります。もしも中岳が噴火したら、ここに逃げ込むのだが、間に合うか？
雪が消え残っており、風も強く、すごく寒いです。

噴煙が上がる噴火口。火山活動が活発なときは、近づけません。

中岳周辺では特徴のある地層を見ることができます。これは粘度のあるマグマが堆積してできた”アグルチネート”と呼ばれる地層。これが冷えて固まる過程で、柱状節理ができる。

午後４時４５分、阿蘇外輪山の北側、大観峰（だいかんぼう）にやってきました。標高９３６メートル。北外輪山の最高峰です。日没が近いので、ちょっと立ち寄っただけでした。
阿蘇のカルデラ（噴火よって中央部が吹き飛び、底にできた盆地）は東西１８キロ、南北２５キロ。世界でも有数の規模だそうです。実際車で走ってその大きさを実感できました。

午後５時半、黒川温泉の旅館、”夢龍胆”（ゆめりんどう）に到着。大観峰から北に３０分ほど。（写真は翌朝撮ったもの）
さっと温泉に入ってから夕食。

部屋は和室。
お部屋での夕食。先付１０種。柿白酢掛け、秋刀魚の竜田揚げ、など。

お造り。鯛、カンパチ、湯葉、鳴門ワカメ。

ヤマメ塩焼き。

肥後牛陶板焼き。

豚角煮とご飯、赤だし味噌汁。
あと、写真を撮り忘れましたが、地鶏鍋もありました。

かぼちゃプリンと果物。
食後、今度はゆっくり温泉につかってから就寝。

２日目。部屋のベランダからの風景。眼下に清流、田の原川が音を立てて流れています。

朝食は部屋ではなく、宴会場で。豆乳湯豆腐など。味噌汁は団子汁。熊本ではだんご、ではなく、”だごじる”と言うそうです。
９時前、チェックアウト。

出発前に３０分ほど黒川の温泉街を散策。

田の原川に架かる丸鈴橋。

黒川温泉には大型の近代的ホテルは少なく、中規模のクラシカルな旅館が多いようです。

”いご坂”。

”風の舎”（かぜのや）。温泉組合の案内所兼売店。

田の原川。
９時半、次の目的地に向けて出発。
（以下、小国・高千穂編に続く）