紅葉の松島 円通院・松庵

2023/11/07 - 2023/11/08

１１月７日、福島土湯温泉　里の湯に宿泊し、
バスで福島駅前に戻る。
朝から雨であった帰るときには天候は回復し
青空が見えてきた。
１１時過ぎに福島に戻る。
2時間ほど時間がある。
福島市内を観光、散策するか、
あるいは早めに宿に行くか迷った。
結果、福島での観光は止め、
福島駅でニュージーランド産のワインを買い求め、
早い新幹線で仙台に行くことにした。
しかし、このまま宿に入るには早すぎる。
そこで、翌日予定していた松島海岸の円通院を訪れてから
宿に向かうことにした。

エリア 松島・奥松島(宮城)

松島海岸駅まえの店で荷物を預け、
松島海岸を散策し、円通院に向かう。
落ち着いた円通院切妻造茅葺の薬医門。

山門から紅葉が美しい庭園へ

最初に目に入る石庭
円通院の開設によると
境内の庭は「天の庭（石庭）、地の庭」で構成さ、
天の庭は松島湾に実在する七福神の島を表し、
松島湾の白砂、周囲の山々をコケで表している。
地の庭は人生を表し、
石で生まれたままの割肌からたたかれ、
磨かれて成長する様を表現しているとのこと。
意味深い！
ただボケ＾っとわ～！きれいではもったいない。
。

見事な石組み

実際はもっときれいな紅葉

三慧殿（さんけいでん）への道。
夜はライトアップするらしい。幻想的だろう。

円通院
瑞巌寺に近い寺院で伊達光宗の菩提寺。
伊達家二代藩主忠宗、
徳川家二代藩主秀忠の娘振姫の間に生まれた
光宗は文武才智に優れ徳川幕府は警戒していた。
江戸城内で１９歳の若さで死亡。
その死因については毒殺、病死説が伝えられている。

三慧殿（さんけいでん）
光宗の死を悼んだ二代藩主忠宗によって
円通院が建立された。
厨子の中には白馬に跨る衣冠装束の光宗の像と
殉死した７名の像が祭られている。
徳川幕府安泰のために、危険分子を抹殺したのか。
どうする家康！

伊達宗高とともに殉死した家来の供養塔。
伊達政宗の七男。２０歳

寛永七年蔵王が噴火。
鎮静祈願のため蔵王登山。
寛永三年京都上洛の折天然痘に罹り死亡、
１７名が殉死。

見事な苔！
維持管理が大変だろう。

松庵入口、水盤から水があふれている。
これが玄関口を和風に演出する。

松島湾を望む和室（ベッド付）
12帖和室

和室から松島湾を眺める。

6帖和室のベッドルーム

洗面所の奥が部屋風呂
檜風呂で窓があるが薄暗く狭い。
HPでは紹介していない。
宿泊して初めて分かる。

サロン　シャンソンのBGM.
中央のテーブルにワインなどの飲み物が置いてある。
ワインの味は悪くはないがただそれだけ。
つまみがない。物足りない。
なんとなく落ち着かない、なぜだろうか？

窓があり、こたつ風のテーブルの個室で夕食。

献立
・立ち入り酒
・前菜
・吸椀：鯛蕪萩蒸し
・造り：鮪、白身、ボタン海老　上品に少量
・焼き物：仙台牛炙りグリル
・しのぎ：胡麻豆腐
・温物：地鶏団子と茸（舞茸）の小鍋仕立て
・食事：窯炊き込みご飯
・止碗：仙台みそ仕立て
・甘未：パンナコッタ果実添え

造り
期待していた鮪！鮮度がもう一つ。

吸椀

温物

ご飯など
焼き物の画像なし

夕食は薄味で塩分控えめのものにはちょうど良い。
ただ、これは！と言える料理がなかった。

朝食は海が見えるダイニング席を希望

朝食

朝食後タクシーで高城町駅まで行き、
仙石線で仙台に戻る。
仙台に来たからには牛タン。
牛タン通りは相変わらず混んでいる。
牛タン焼きのどの店も長い行列。

今回の旅で土湯温泉と松島に宿泊したが、
旅の3大要素、あご、あし、まくらであごは
期待したほどではなかった。
また、土湯温泉は車がないとあちこち観光できない。
松島松庵は静かな宿だが、
高城町駅から松庵迄タクシーで15分ほどかかる。
宿の迎えなし。
高樹町駅前のタクシー乗り場は小さく、
タイミングが悪いとタクシーがない。
松庵の風呂は温泉ではない。
宿泊した部屋の風呂は薄暗く狭くて使う気がしなかった。

快適な部屋、うまい料理、ゆったりとした部屋風呂（露天風呂）に
宿泊することが必須条件。
宿泊前にHPなどで調べたがどうも完ぺきではなかった。
今回の旅で円通院の紅葉で癒されたが、
宿のHPが良くできているので惑わされた。
宿の選択に関しては６０点。失敗した。