ローマ遺跡のヒサリャ

2023/06/04 - 2023/06/04

温泉が湧き出ることにより、古代より人がこの地に居住してきた街で多くのスパ・リゾート地として多くのホテルもある街ですが私はスパ・リゾートが目的ではなくローマ遺跡だけを目指してプロヴディフから電車で尋ねました。
ヒサリア（Хисаря）は地図で見るとブルガリアのほぼ中心にあります。

エリア その他の都市(ブルガリア)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヒサリアへはバスも運行していますが私はプロヴディフ駅から電車で向かうことにしました。

電車はKaloyanovoで乗り換えてヒサリャへ
プロヴディフからバスで１時間、電車で１時間半（乗り換えが必要で時間がかかる)のです。

到着したヒサリャ駅は無人駅でバスステーションも隣接しています。

下車して数分歩くと城壁が現れます。

城壁の一角には案内板が設置されてありました。

ほぼ正方形で１辺が大体１Kmくらいでしょうか？
要塞部分だけが説明されていて周辺のスパ・リゾートホテルは記されていません。

まずは城壁沿いに歩きます。

城壁としてはかなり崩れ去っています。

トンネル状に穴が開いています。

穴から住宅を

wikiには近くの農民が持ち去ったと記されていますが、私はどうやってこんな巨大な要塞の城壁を造り上げたかでどこから石を持ってきて積あげたのでしょうか？
運搬する大型のトラックも積み上げる重機もない時代に？

古代人に敬服するばかりです。

古代ローマ時代から2000年も前に造ったのです。

石だけではなくレンガも使用されているようです。

よく残ったものです。

私は途中から要塞の中心部へ

立派な建物が見えたので行ってみると

名物の温泉が湧き出ていて、皆さんはペットボトルに温泉を汲んでいます。

屋根付きの立派な温泉くみ上げ場？

ペットボトルが何本も置いてありました。

案内板などは設置されていませんが何かの施設です。

公共施設や劇場、兵舎、初期キリスト教時代の聖堂の土台等が残されているそうです。

結構立派な遺跡です。

当然浴場も造られたと思います。

案内板がありましたが私にはブルガリア語は判りません。

要塞の中心部らしい遺跡です。

結構広いエリアの遺跡が見られます。

思っていたよりも遺構があったのでびっくりとしました。

反対側の城壁に来ています

壮観な城壁です。

城門？

下がら見上げています。

別の城門？

ヴェリコ・タルノヴォのツァレヴェッツ要塞も有名ですがヴェリコ・タルノヴォは近年人の手が加えられて復元されていますがこちらはローマ時代と全く手を加えられていないようです。

よく積みあげたものです。

別の遺跡がありました。
ガイドブックもガイドさんいないので行き当たりです。

アーチ状の遺跡がいくつも見えます。

この辺りは地面より多少下がった場所になります。

半円状の何か？

遺跡の周囲は芝生なので遺跡が引き立って見えます。

唯一有料の施設だったようで周囲から見えていたのでパスしました。

こちらにも何かあるようです。

ここも温泉の汲み上げ場

正に自家源泉１００％の温泉です。

温泉の汲み上げ場から城壁までは歩いて行かねばなりません。

多くの車は温泉目当ての車です。

城壁を歩いて行くと

唯一名前が付いた城門でラクダと命名されているようです。

2頭のラクダが向かい合っているように見えたため、「ラクダ」だそうです。

ライトアップ用の投光器？

延々と真っすぐに

良く造ったものです。

遺跡、城壁ばかり見て来たので咲いていた花に思わず写真を一枚

城壁と綺麗な花

城壁と綺麗な花

ソフィア、プロヴディフにもローマ時代の遺構は多く残されていますがここでの規模は段違いに大きく素晴らしい出のです。

駅にも、バスステーションにも近く

ガイドブックにも記載されてないヒサリャを訪れたことについて大満足です。

先人たちの偉大さを感じました。

城壁を見ながらゆっくりと写真に納めながら、私の記録としながら

歩いています。

いろいろな姿を見えてくれたヒサリャでした。