北海道　１泊２日　超弾丸で紅葉の阿寒摩周国立公園と帯広を楽しむ旅

2023/10/21 - 2023/10/22

岐阜から北海道の1泊2日弾丸旅。
セントレアから新千歳空港までひとっとび。
二日間で1,000㎞走破する長距離ドライブ。
紅葉の阿寒摩周国立公園や釧路、帯広を堪能してきました。
阿寒摩周国立公園、釧路湿原の大自然。たくさんの野生動物。帯広の焼肉に、ばんえい競馬まで楽しんできました。
（表紙写真は滝見橋の紅葉です）

エリア 屈斜路(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー スカイマーク
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

中部エリアの玄関口セントレアから出発です。
今回利用したのはスカイマークさん。
ターミナルを間違えてたくさん歩いたのは秘密。

ひとっとびで新千歳空港へ

新千歳空港 空港

新千歳空港に朝９時に到着。レンタカーで一気に音更町へ。
豚丼の人気店「豚丼のかしわ」さんに向かいます。
豚丼と言えば帯広市。こちらのお店は隣の音更町だけど大人気の豚丼専門店。

豚丼のかしわ グルメ・レストラン

お店の中はこんな感じ。
豚丼専門店なのでメニューは豚丼のみ。
量は特大・大・中・小で選べます。

せっかくなので「大」を注文。

御覧の通りの超大盛。
お肉は分厚いのですが、なのに柔らかく香ばしい。
ご飯は、鰻かば焼きと同じようなタレの味付けがされてて美味しい！

周囲の皆さんは、中か小を頼んでました。
大は、ちょっと後悔するくらいたっぷりでした。
御馳走様でした！美味しかった！

音更町から車でさらに１時間移動。
足寄の絶景「オンネトー」へ。
天気によって水の色が変わることで有名な湖ですが、少し青かったのかな？天気がよくてキラキラ美しい。
見事な紅葉と雌阿寒岳と阿寒富士も美しく見えました。

オンネトー 自然・景勝地

続いて阿寒湖畔エコミュージアムセンターへ。
阿寒湖の成り立ちや自然を勉強します。

３０㎝以上のサイズのマリモが見られるのは阿寒湖だけなんだそうです。

阿寒湖畔エコミュージアムセンター 美術館・博物館

この後、阿寒湖の遊歩道を歩く予定なのですが、ごくまれにヒグマが出ることがあるらしい・・・。
熊って、こんなデカいのか。

さっそく紅葉の遊歩道を散歩。
阿寒湖周辺は、例年は１０月上旬から中旬ごろが見ごろなんだそうですけども、今年は下旬までずれ込んでました。ラッキー。
まさに紅葉のピークでした。

なんとも長い歴史を感じる木ですね。
さすが北海道。

こちらのシダ植物なんて、ジュラ紀を思い出しますよね。

阿寒湖遊歩道の見どころ「ボッケ」
泥上の温泉が湧き出る場所です。
温かい湯気が出ているからなのか、ここの紅葉はより美しかったですよ。

ボッケ(泥火山) 自然・景勝地

見事な泥湯。
きっと入浴できればすごい効能があるんだろうな。

阿寒湖が見えてきました。
北海道の自然は、本当に大切に守られているなぁ。無駄な人工物がほとんどない。

阿寒湖 自然・景勝地

近くの広場みたいなところに野生のシカが・・・。
なんか近づくのが怖いけど、かわいい！

緑の芝生に真っ赤なモミジ。
オシャレな色使いですね。

続いてアイヌコタンへ。
こちらには土産やアイヌの伝統工芸品などを販売するお店がずらりと並んでいます。

阿寒湖アイヌコタン 名所・史跡

アイヌ伝統の小刀「マキリ」。
いま、アイヌ伝統の木彫りのマキリを作ることができるのは、アイヌコタンに2人しかいなくなったんだそうです。

伝統を守っていくのは難しいんだろうなぁ。

阿寒湖のすぐ近く。
阿寒川の上に架かる滝見橋からの紅葉です。
赤・オレンジ・黄色・緑に、白。
嘘みたいに美しい紅葉でした。

有名な場所じゃないかもしれませんが、ここの紅葉は素晴らしい。

滝見橋 名所・史跡

双岳台から見た雄阿寒岳。
日が沈んだ後は、該当がない北海道の道は本当に真っ暗になりますので、運転にはご注意ください！！

双岳台 自然・景勝地

阿寒湖から車で１時間強。
川湯温泉郷に到着。

今回宿泊したのは川湯観光ホテル。
なんと写真撮るの忘れてました！
この写真は、ホテル近くのアイヌ工芸品屋さん。

川湯温泉 川湯観光ホテル 宿・ホテル

夜ごはんはホテル近くの寿司屋「味楽寿司」さんへ。

味楽寿司 グルメ・レストラン

写真の右下側のお寿司は、非常に珍しいタラバガニの卵なんだそうです。
みごとなプチプチ食感。
さすが北海道、すごく新鮮で美味しい。
北海道ならではのお寿司をいただけました。

強酸性の名湯「川湯温泉」でひと風呂浴びた後は、星空を見に出かけます。
何と偶然ですが、この日はオリオン座流星群が見えるとの事。

車で３０分かけて摩周湖第３展望台まで移動。
私たち以外にも見学者が何名か来てましたよ。

摩周湖第三展望台 名所・史跡

こんなにたくさんの星が肉眼で見えるんですね・・・。
銀河系の形が分かるというか、みごとな天の川が見えました。

もちろん流れ星も見れましたよ！写真にはとれませんでしたが。

非常に寒かったのですが、流れ星もいくつか見えましたよ。
星の光って、クルマに反射するんですね。
これほど星がはっきり見えたのは初めてです。
感動しました。

翌朝。
早起きして屈斜路湖の雲海を見るために美幌峠へ。
日の出も見たかったのですが、１分遅刻。
でも綺麗な日の出直後の景色を見れました。

そして写真の通り、この日は雲海は発生せず！！残念！でも綺麗。

美幌峠 自然・景勝地

屈斜路湖周辺は、見事なカルデラの地形です。
有名な阿蘇カルデラよりも規模が大きいそうです。

日の出の光が、カルデラの岩壁を真っ赤に染めてかっこいい。

沢山のカメラマンが、雲海と日の出を撮影に来てました。

美幌峠から下っている途中、かわいらしいキタキツネがいました。
こんなに普通にキツネが歩いてるもんなんですね。

続いて屈斜路湖岸のコタンの湯に来ました。

昔、イッテQ！で出川さんが白鳥と一緒に写真を撮ってた場所。
湖底から温泉が湧いてて温かいので、白鳥たちが集まってきやすい場所だそうです。

コタン温泉 温泉

地元の方が白鳥に餌をあげてました。
おかげで写真撮り放題！

屈斜路湖は湖底から温泉が湧いているからなのか、水面が靄がかってました。
なんか幻想的ですね。

こちらも屈斜路湖岸の砂湯。
掘るとお湯が沸いて出てくるそうですが、掘るのは大変。

誰かが彫った後に手を入れて温めてもらいました。

あひるボートなどもあるのかな？
カッコいい桟橋。
写真映えしますね。

屈斜路湖 自然・景勝地

砂湯近くの湖岸では、たくさんのテントが立ってました。
無料の温泉がたくさんあるから良いかも！

続いて硫黄山に向かいます。
普通の道路から、激しい噴気が出てます。
硫黄のにおいもすごい！
こんなの北海道にしかないよね。

硫黄山 自然・景勝地

早朝だったので、駐車場が無料で使えました。ラッキー。

噴気孔近くまで歩いていくことができます。
黄色いのが硫黄ですね。

硫黄山から反対側を見てみると、見事な紅葉。
その奥に見えるのは斜里岳です。

続いて摩周湖に向かいます。
ふと道路を見てみると、キタキツネが道路に座ってます。
よく見ると道路わきにもう一匹。
本当に犬みたいで可愛いですね。

摩周湖。
こちらも雲も霧も出ず、みごとに真っ青な湖面。

摩周湖 自然・景勝地

こちらは火口湖。急な崖に囲まれた湖です。

とてもきれいな水ですね。

この崩れやすそうな崖の雰囲気は阿蘇と似ている・・・。
北海道の自然は凄いですね。

摩周湖第３展望台からみた硫黄山と屈斜路湖。

またまた道端でキタキツネ発見。
交通事故に気を付けてね。
しっぽがフカフカでかわいい。

朝ごはんを食べるために、道の駅摩周温泉へ。
ハンバーガーを食べるために店内の「Home Sweet Home」さんへ。
朝の８時から開いてるのでありがたい！

道の駅 摩周温泉 グルメ・レストラン

こちらの名物メニューの「エゾシカバーガー」をいただきます。

お野菜が新鮮シャキシャキ。
トマトがうまい！
もちろんシカバーガーがジューシーで美味い！

道の駅で売ってたチーズ。
地元で作られた、地元でしか流通していないチーズ。
牛乳の味が濃くて、塩味が少なくて美味しかった。

コッタロ湿原展望台に到着。
駐車場に子供キタキツネがいました。

人慣れしているらしく、どんどん近づいてきます。
あまりの可愛さに、ご飯をあげようか迷ったけど、心を鬼にして離れました。
かわいすぎる・・・。

とは言え、野生動物なので、噛まれないかどうかドキドキ・・・。

コッタロ湿原展望台からの景色が素晴らしいことは知ってたのですが、まずはこの長い階段を登らなければなりません。

コッタロ湿原展望台 自然・景勝地

まずは展望台までの中間地点からの景色。
もう既に広大な釧路湿原を堪能できます。

こちらが展望台到着時の景色。

アフリカの大草原のような景色です。
この湿原らしい「水」が美しい。

実は阿寒摩周から釧路湿原までの移動中、実は何羽か丹頂鶴を見かけたのですが、写真を撮ってませんでした・・・。
まさか釧路湿原で丹頂鶴が見えないとは。

続いて釧路港に到着。
実は、釧路の市場で海鮮昼食を食べようと狙ってたのですが・・・。
なんと日曜日は休み！

ということで釧路フィッシャーマンズワーフMOOへ。
こちらでは釧路の海鮮や土産をショッピングすることができます。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO ショッピングモール

お腹が空いていたので魚政さんへ。

こちらは釧路B級グルメの「さんまんま」で有名なお店です。
釧路名物のサンマを焼いて、味付けご飯と合わせて焼き上げた逸品！

1本９００円だったかな。
購入して車中でいただきました。
サンマが美味しい！

釧路市湿原展望台。
このレンガ建物は資料館になっていて、上階は釧路湿原を眺めることができます。

釧路市湿原展望台 名所・史跡

まずは資料館。
この釧路湿原周辺には沢山の遺跡があるそうです。
縄文時代は今より暖かく、縄文文化が花開いていたそうですよ。

こちらは展望台から見た釧路湿原。
ちょっと遠いかなぁ。

資料館にあった丹頂鶴の剥製。
丹頂鶴がやってくるのは１１月からがシーズンだそうです。
１０月２２日でしたが、釧路湿原では１羽も見つけられませんでした。
でも、ドライブ中に道路わきの畑の中に、何羽かいるのが見えましたよ。
写真撮っとけばよかった。

一気に帯広まで移動して焼肉を食べることに。
帯広エリアは酪農地帯。
実は美味しい焼肉を安く食べられる街なんです。

今回お邪魔しましたのは老舗「平和園」さん。

平和園 本店 グルメ・レストラン

こちらのお店は注文を受けてからお肉に味付けをして提供してくれます。
まず注文してビックリ。名古屋の半額かな・・・・。一皿の値段が安く、しかも量が多い。

こちらは名物「たてがみカルビ」。
お肉が、たてがみのように見えるカットがされている人気メニューです。

このようにお肉を一本丸まる焼いて、はさみで切って食べます。
美味しい！
たっぷり食べてなんと３０００円くらいでしたかね。
冷麺などは食べずに、お肉ばっかりいただきました！

御馳走様。

続いて帯広競馬場に。
はじめての競馬場が、まさかの帯広競馬場とは・・・。

帯広競馬場(ばんえい十勝) 名所・史跡

可愛いポニー。

こちらの競馬場には、ふれ合い広場が併設されていて、子供たちが楽しそうに餌やりしてました。
それにしてもすごい顔の馬だな。

「レースが間もなく始まります！」と場内アナウンス。
コースわきに移動します。

テレビで見る有名競馬場は、この階段に見学者がいますが、ここ帯広競馬場ではコースわきにみんな集まってました。

こちらの競馬場では「ばんえい競馬」という珍しいソリを曳くレースが行われています。世界唯一の競馬レースです。
このレースに登場する馬は「ばん馬」と呼ばれ、なんと馬体重が１トンにもなる巨馬です。通常の競馬サラブレッドは５００㎏前後だそうですので、２倍の巨体！

重いソリを引っ張りながら２か所の山を越えるパワー勝負が見所です。

ビックリ！
なんと馬が止まります。ゲームの競馬を見ているように、馬券を買った人たちの絶叫が！どうやら、馬が疲れで止まってしまったり、騎手が馬を休めるためにワザと止めたりするらしいです。

そしてもうひとつ面白かったのが、観客が馬と一緒に歩いて回るところ。
通常の競馬と違って、スピードがゆっくりなので、一緒に歩いて回ることができるんです。
ベテラン観客の皆さんの、楽しそうな叫び声が面白い！

二つ目の障害を２頭が一気に超えていきます！
カッコいいし、馬のお尻がサラブレッドの数倍大きい！

続いてたくさんの馬が越えていきます。
なんとこの後、圧倒的に先行していた２頭を後ろの馬が追い越しました。
馬の疲れ、筋肉を休める時間をどう作るかが勝負の分け目なんだそうです。

奥が深い・・・。

今回はチケットを買いませんでしたが、お年寄りから子供までがワイワイ言いながら楽しんでいる面白い競馬でした。

帯広から一気に新千歳空港まで移動。
レンタカーを返却し、空港に送迎してもらいます。

新千歳空港の中のドラえもんコーナーなどは１８時に閉まってました・・・。
あら。

新千歳空港 空港

ドラえもんコーナーでは遊べませんでしたが、スカイマークはポケモンジェットでした！
今回の旅行。２日間で1,000kmにもなる激走でした。
１０月下旬。今年はまだ紅葉が続いてて、みごとな絶景が見れました。

あと帯広ってあまり期待してなかったけど、焼肉はうまいし、ばんえい競馬が面白かったです！