ある秋の日のアメフト観戦

2023/10/21 - 2023/10/22

タイトルは韻を踏んでみました。

アメフト観戦歴は40年になります。甲子園ボウルやライスボウルはもちろん、西宮球場（当時）の関西学生リーグ、川崎球場（当時）での関東学生リーグや社会人リーグなど、あちこちのスタジアムに足を運び観戦したゲームは、数えたわけではありませんが、おそらく1,000試合以上になるのではないでしょうか？

そういう私ですが年老いたこともあり、NFL Game Passが始まったここ数年は、もっぱらネットのNFLを全試合テレビ観戦するようになっていました。しかし、今シーズンからGame Passの配信がDAZNに移行したのをきっかけにGame Passを解約、その代わり気が向いたときにスタジアムに復帰することにしました。

エリア 川崎(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩

XリーグのチケットはHPからネット購入。天気も良さそうなので割安な前売券を前日に購入します。自由席1,600円（手数料込み）。

１０月２１日（土）晴れ

田園都市線と南武線を乗り継いで川崎駅。
通い慣れた川崎アゼリア。名物のからくり時計は、まだその時間ではないので動いてません。

川崎アゼリア ショッピングモール

午後からの試合なのでまずは腹ごしらえ。

天丼てんや 川崎アゼリア店
私にとって外食は「天丼てんや」と「餃子の王将」さえあればOK（「大阪王将」はダメ）。残念なことに、その二つとも田園都市線沿線（マツコの嫌いな「セレブ」路線）にほとんど店がないので、こうした外出はまたとない機会です。

オールスター天丼 720円。大満足。

川崎市役所新庁舎
今年６月に完成したみたい。

スタジアムまでは市役所通りを歩いて約1km、10分ちょっと。もう数百回は歩いた道です。

何やら縁日が。

川崎ハローブリッジ
1993年（平成5年）完成。当時、全国初のエレベーター付き立体横断歩道橋だったらしい。国道15号（第一京浜）を跨ぎます。

X字に交差する中央部の“出会いの広場”にはモニュメント｢飛翔｣が設置されています。

第一京浜です。交差点角の稲毛公園からは何やら大音響が。イベントをやっているみたい。

ハローブリッジ”出会いの広場”に旗を持つ人は、東海道川崎宿起立400年プロジェクトのシンポジウム開催告知のようです。
ここまで見た一連のイベントはその関連みたい。

川崎市教育文化会館
昔からあります。

川崎市スポーツ・文化総合センター「カルッツかわさき」
2017年開場。

以前、Wリーグ（バスケットボール女子日本リーグ）観戦に孫たちと来たことがあります。ここで400年シンポジウムが開催されているようです。

カルッツかわさき 名所・史跡

川崎競輪場
1949年（昭和24年）開設。この辺りでは最古参。

川崎競輪場 名所・史跡

富士通スタジアム川崎に到着。
1952年に開場した野球場の川崎球場を前身として、2001年に開場。

実は、私自身は川崎球場時代の方が試合数でははるかに多く観戦しています。シーズン中の週末は朝から晩まで、この球場の勝手に決めた私の指定席で過ごしました。当時は１日４試合が普通。お昼はコンビニおにぎり、夜は球場内の売店でラーメンや肉うどんを食べるのが日課。カウンターの隣で日大フェニックス（最近はいろいろ多難なようですが）の監督やコーチが一緒にうどんをすすっていたのが懐かしい思い出です。

川崎富士見球技場 (富士通スタジアム川崎) 名所・史跡

その後、幾多の改装を経て、関東では数少ない事実上アメフト専用球場となりました。両サイドに約6,000人収容の観客席が設けられ、スポッター席や放送席もある本格的スタジアムです。

この写真真ん中の照明塔は、今年設置されたLED対応の新機種。昨年まで川崎球場時代の照明塔6基中3基が使用されていましたが、耐震性が問題となって撤去。川崎球場最後の名残りが姿を消しました（実は、バックスタンドの一部が少しだけ残っていますが）。

第１試合は、X1 SUPER 秋季4節　東京ガス クリエイターズ vs オービック シーガルズ。
各チームのロースター（登録選手一覧）を入手します。

ゲーム前の練習。これを見るのが楽しみの一つ。

東京ガス クリエイターズの選手入場。

セレモニー（コイントスのこと）
白い帽子がレフェリー（主審）。メインスタンドから見て必ず右側に立ちます。"Referee Is Always Right"（審判は常に正しい）。
私も昔、あの場所に立っていたことがあります。

セレモニーが終わって、両チームと審判団がそれぞれハドル（円陣）を組み、コイントスの結果を確認、各自を鼓舞します。緊張の瞬間。

試合開始。

私のおやつ。だいたいいつもこんな感じ。

ハーフタイムショー

第１試合が終わり第２試合までのインターバル。

スタジアム内には、2007年に日本で開催された第３回IFAFアメリカンフットボール世界選手権関連の展示があります。
この大会、等々力陸上競技場で開催された決勝で日本はアメリカに敗れ２位でした。台風通過直後に行われたこの試合も当然現地で観戦しました。

あまり知られていないのが残念ですが、過去５回開催された世界選手権で日本は１位、１位、２位、３位、２位という結果を残しています（アメリカは第３回大会から参加して全て優勝）。日本は紛れもないアメフト強豪国です。

第２試合は、胎内 ディアーズ vs IBM ビッグブルー。

ロースターです。

ビッグブルーの選手入場。

試合前のハドル。

黄昏時。新設置の照明塔に灯りがともります。

ディアーズが健闘。

川崎競輪場にも灯りがともっていますが、レースは行われていないようです。打鐘（ジャン）が聞こえない。

IBMのハーフタイムショー。
最近はチアリーダーOG（タイツ姿）も大勢参加するのが流行りみたい。

IBMが逆転して試合は続いていますが、

勝負の帰趨は見えたのでスタジアムを後にします。
後ろ姿はタイマー。私も歳をとってからは買って出ました（走らなくて済むので）。

川崎市役所新庁舎がライトアップされています。海外で見たどこかのユニクロみたい。

１０月２２日（日）晴れ

今日もアメフト観戦です。

川崎駅 駅

今日も川崎宿400年イベントが続いているようです。

川崎富士見球技場 (富士通スタジアム川崎) 名所・史跡

今日の第１試合は、電通キャタピラーズ vs ノジマ相模原ライズ。
ライズのロースター。電通はWEBロースターなので紙はありません（スマホで見られます）。さすが電通。

キャタピラーズの選手入場。

ライズの選手入場。

動画も貼り付けておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=CgFUhCKxrpY

試合前のハドル。

ノジマ相模原ライズ優位に試合が展開。

第２試合は「川崎ダービー」。
川崎をフランチャイズとするアサヒビール シルバースターと富士通フロンティアーズのダービーマッチ。

このゲームは、東海道川崎宿起立400年PRイベント「川崎区民DAY」の一環として行われました。川崎区長（って誰？）の挨拶とコイントス、始球式。ゆるキャラも集合。

試合前のハドル。フィールドに人（着ぐるみ）が多くて、かってが違う。

ゆるキャラにはお引き取りを願って、

キックオフ。

ハーフタイムに大横断幕。
強豪同士の対戦、ビッグプレーの応酬に盛り上がります。

私が昔、よく観戦していた時代に比べ、外人プロ選手も参戦してゲームのレベルが上がり、運営全体もスマートになった印象です。とりわけ場内アナウンスが素晴らしく、某国営放送のアナウンサーよりずっとレベルが上、NFL並みといって過言でなく、聞いていて試合展開がよく分かります。

羽田空港から離陸する旅客機が次々と飛来します。この日は南風が強く、16Lルートを使用しているようです。

少し肌寒いですが好天に恵まれ、２日間で４試合、のんびりとアメフト観戦で過ごしました。