2023/10/07 - 2023/10/09
107位(同エリア467件中)
willyさん
- willyさんTOP
- 旅行記111冊
- クチコミ130件
- Q&A回答8件
- 121,527アクセス
- フォロワー41人
せっかくの3連休、天気が悪かった。
最後のチャンスで北アルプスを予定していたが、冬型で荒れそうなので取りやめ。乗鞍にも初冠雪のニュースが流れた。また事故がなければよいがと思いつつ、我々は登れるときに登れる山モードで、とりあえず秋山郷へナビをセットした。ずっと再訪しようとしていてすでに3~4年がたってしまったところ。
あんなに暑かった夏が急にいなくなって、地球は今年もたがわず秋を運んできた。
写真は苗場山。
PR
-
夜11:30過ぎてから出発の為、やはり谷川PAで力尽き仮眠。
翌朝目的の六日町で高速を降りると、八海山醸造のテーマパーク、魚沼の里が近いのにふと気づく。
10年ほど前の第1次蕎麦ブーム(自分の中で)の時に、ここの蕎麦屋さんがおいしいと知って長らく行きたいと思っていたのを思い出した。
どうせ雨だし、9時過ぎまで寝ていたためちょうどいい塩梅のブランチタイムではないか。いそいそと向かう。
到着したら11時ちょっと前。ちょうど始まった受付で3番目となり開店まで15分ほど待つ。素敵な古民家利用の建物は入口の頭上が低いので要注意。
山仲間は派手な音をたてて思い切り強打し、前頭葉脳細胞を破壊していた。 -
美しい眺めの縁側の席に案内され、てきぱきしたお姉さまの接客を受けて、きたきた。
見目麗しい蕎麦は角が立ち、タレは濃いめの江戸前と出汁の風味も豊かな薄めの田舎風の2種が供される。天ぷらは揚げたてはもちろん、カリッとサクッと軽く、サイドメニューで追加注文した新米魚沼コシヒカリのおにぎりとふわふわな卵焼きもおいしい。卵好きにはたまらん・・。 -
ほんとにふわふわである。どうしたらこんな風にできるんだろう。
おにぎりもつやつやの新米がほろっと口の中で崩れて素晴らしい。
普段米(主食)を食べないのでいっそう感激した。 -
広大な大人のテーマパークは、日本酒のみならず、ビール・パン・お菓子・雑貨と展開も多様で全部回ったら1日かかりそう。
雑貨もお酒や雪国や食に関する、送る・祝う文化にも触れていたりして、なかなか購買意欲をそそられるプロデュースだ。
ここは雪室のある施設で、試飲スペースに吸い込まれたところ。
1000トンの雪を蓄えているというのはすごい。豪雪地帯でないとできないことだ。
白い悪魔を逆手にとって素晴らしいものを生み出す、雪と暮らす人の知恵ですね。
樽は酒粕から蒸留した焼酎が眠っているというオーク樽で、ウイスキー製造所かと思う光景だ。右の棚には購入者が寝かせているものが並んでいる。
ここは運転手をしりめに試飲三昧。 -
そのあとは秋山郷に入境。時間が迫っていたので小赤沢温泉の赤湯に浸かったら、お姉さま方が明日の天気は予報が変わって晴れるらしいといっている。ほんとかしら。
道中のきのこ屋さんで買い込んだきのこで、季節の鍋パーティの予定だったが、雨ではそれも無理なのであきらめた。
くやしいので切明温泉の河原の手掘り温泉に10年以上ぶりに行ってみたが、雨の中ぬるくて暗くて全然よくなかったので早々に退散して、買い込んだお酒で酒盛り。
晴れとまではいわないが、翌日とりあえず雨はあがった。
10時頃登山口にいってみるとすでにほぼ満車。他の人が敬遠したらしいぬかるみに何とか停めてスタートする。
苗場はもう3年ほど、毎年行こうとしていきそびれていたのだ。
10年以上も前に来た時の記憶はほぼないが、この山頂部の素晴らしい池塘は印象深く、これを見にまた行きたいと長らく思っていた。 -
花はないけど秋色の池塘
-
2000mそこそこなのに、昨日の雨がここでは雪。
既に消えかかった淡雪だけど今年初めて見る雪だ。
土地の人は閉ざされた季節の到来を思うのだろう。 -
山頂手前の小屋に到着。
ずらりと行列があったから何かと思ったらトイレ待ち・・・
紅葉時期の百名山は人も多くて渋滞も激しい。混んだ山では、岩場鎖場やこういう木道のすれ違い・追い越しが苦労する。外れると植生を痛めるので気を遣う。 -
山頂で休憩のあとに苗場神社まで少し寄り道すると、その奥にも素晴らしい池塘が広がっていた。
-
紅葉はいまひとつ。赤が冴えなくて全体に茶色っぽい。
ヤマブドウもムカゴも、全然みつからなかった。 -
かろうじて赤を見つけた。
今シーズンの夏山もそろそろ終わり。
今年はいい靴を買ってしまったから雪山にはげまなければ・・。 -
空を映した池塘。青空じゃなくて残念だけど、快適に歩けるだけで感謝しなくてはいけない。
しかし実は、快適なのは木道だけで、ここまで至る間はどろどろの泥濘と水たまりの連続で、岩も木も滑るので緊張をもって足を置かねばならなかった。
水たまりには木片が浮かべてあってそれを渡れという、まるで風雲たけし城状態もあって笑った。
下山したら服も靴もどろんこだった。 -
あと15分もすれば下山というとき、頭上でバリバリとヘリの音。
ぐるぐるしてなかなか去らない。事故ったかな、とみていると、樹林帯に頭を下にしてホバリングしている。
見つけたかな?といいながら降りていたら、救助隊の方お二人とすれ違う。
どうやら大人らしい。子供ともすれ違ったから心配だったけど。
駐車場には救急車がいて、きけば無事救護されたそうだ。
翌日のニュースでは岩で滑って捻挫の軽傷とのことだった。
そりゃ滑りますよ、あれでは。
疲労でうごけなくて救助要請というのも今年は多かった。これまではあんまり聞いたことない。 -
2時前には下山したので、平家の隠し湯「屋敷温泉」にも間に合った。
薄青色の白濁硫黄泉をたっぷり楽しんだあと、やっと延期の野外鍋パーティを催す。またまた酒盛り。
きのこ屋さんでは店内いっぱいに、ナラタケとブナハリタケが広げられていた。それぞれ一袋(1キロくらいありそう)ずつ購入。両方とも全量投入。 -
ブナハリタケは初めて食べたけど、油で調理するのに適しているそうだ。
わりと固めのコリコリした触感。炊き込みご飯にするとマツタケのような風味になるそうだ。
これまた酷暑の影響で、きのこもシーズンがずれて、食中毒のニュースも多い今年。
調べるとブナハリタケも猛毒のツキヨタケと同じ場所に同じように出るらしい。
通常は季節が違うから間違えないそうだが、キノコはわからない。図鑑でみても湿度・濡れ・成長程度で見た目が全然ちがう。 -
最終日も雨だったので、切明温泉の雄川閣で温泉をいただき、渋滞回避のために松之山温泉にも足を延ばした。
去年もお休みで行けなかった津南醸造が開いていたので寄ってみた。
が、昔美味いと思った霧の塔というお酒は今はもうメジャーではなくなっていた。
ついでに言うと、これも昔立ち寄って印象深かった茶屋も見つからなくて不思議だったが、これまた廃業してすっかり姿かたちもなくなっていた。時は移る。
本当は石川雲蝶の作品をみに寄る予定だったが時間切れとなり、峠から雲海だけみて帰った。
温泉と飲食三昧になってしまった10月の連休。空模様には勝てないが、3年越しの苗場にいけたことと、古ぼけた記憶を手繰ることができたのは面白かった。
つまらない写真でおしまい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- mistralさん 2023/10/19 08:50:23
- 素晴らしい鍋パーティー。
- willy さん
おはようございます。
同じような時期のニアミス旅行記、拝見しました。
近場のようだけれど、距離感が私にはなくて。
冬のスキーにはさんざん通ったのに、雪がない時期にはあまり来ていなかったことに
今回気づきました。
夫は、現在、山行中ですが
秋山郷界隈はさんざん通ったようでした。
ちょうど私たちが帰ってくる頃に低気圧が近づいて来ていたようで
その後の日程ですと、天候がすぐれなかったでしょうから残念なことでしたね。
お天気ですと、池塘には青空が映りこんで綺麗だったことでしょう。
それでも旅行記によれば盛りだくさんなご予定。
お酒の試飲、野外鍋パーティーなどなど、、、
中のキノコが美味しそうでした。
こころもからだもリラックスされたのでは?
そんな時、ドライバーのお役目の方は、最初から覚悟されるのでしょうか。
mistral
- willyさん からの返信 2023/10/19 09:17:52
- Re: 素晴らしい鍋パーティー。
- mistralさん
コメントありがとうございます。ぱっとしない内容でどうしようかと思ったのですが、ぱっとする旅もできていないので仕方なしに?・・(;^_^A
先日mistralさんにお送りしたメッセージの内容が実感としてお判りいただけましたでしょうか。同じような時期同じような場所でありながら、当方はあまりに野趣にあふれた旅で、その違いに思わず笑いが。
mistralさんが河原に掘ったあなぼこ温泉に浸かられるところを想像・・できませんが、でも最新作のスポーティなデニムスタイルとだぶだぶのジャケットがかわいらしく感じました(失礼を承知の上ですが)。
ご主人様、この時期どのあたりに入っておられるのでしょうか。ちょうど難しい時期なので興味があります。
運転手は体質的にお酒がだめで、山屋さんはノンベエのほうが多いのですが、こういう人がいると重宝します。
willy
- mistralさん からの返信 2023/10/19 12:00:04
- RE: Re: 素晴らしい鍋パーティー。
- willyさん
ご質問がありましたので、
以前、夫の穂高の旅行記↓
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11648343/
にもコメントをいただきましたが、
その折には後になって結構夫の体のあちこちに支障が出てきて
(転倒じ、くちびるなどに怪我がなかったのに、前歯が欠けてしまっていた、頭を打ったための脳外科受診、首をしばらく固定、その後眩暈が出現・・・)などなどで
昔はあちこちの山を制覇したからといって、今はもうそれが通用しない年齢になったのだから、もう山行は禁止と言い渡されました(妻からです。)
そのせいもあり、また少しは自覚したのかもしれませんが、自分でも我慢していたようです。
ところが二上山への登山(このあたりは許されたので、、、)あたりから段々、山登りに行きたい病が出現。
この秋の紅葉情報などを聞くたびに、上高地近辺はどうなのか気になってきたようでした。
> ご主人様、この時期どのあたりに入っておられるのでしょうか。ちょうど難しい時期なので興味があります。
そしてとうとう上高地近辺をぶらぶらしてくる、と出かけました。
現地に行ったらお天気に恵まれたようで、「横尾から涸沢ヒュッテまで上がることにした」とのライン。本人は想定内だった?
ところが登り始めたら、ふくらはぎがつりそうになった、と。
大事をとって引き返したようでした。
「それでよし!」と返信しました(笑)
> 運転手は体質的にお酒がだめで、山屋さんはノンベエのほうが多いのですが、こういう人がいると重宝します。
>
そういう方がいらっしゃったんですね。
それですと、悪いなあ、と思うこともなく、皆さん、たっぷりとお酒もいただけますね。
良かったです。
mistral
- willyさん からの返信 2023/10/19 12:52:11
- RE: RE: Re: 素晴らしい鍋パーティー。
- mistralさん
そうでしたか。そろそろ雪が付き、不安点な状態になりますがいいところに行かれましたね。今はもう岩登りも遠ざかり、あのあたりはもう何年もご無沙汰ですが、秋の美しさは息をのむばかり。さぞ堪能されたことでしょう。7〜9日、私たちは雲の平から高天原の予定でしたがあきらめました。この後は静かな山になるので、また様子をみて私も行きたいと思います。冬靴も買ったし!
あらためてご主人様の旅行記を拝見しましたが、ミニヤコンカのくだりがまた気になりました。
willy
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
十日町・津南(新潟) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
16