秋の遠征登山は爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳！

2023/09/29 - 2023/09/30

2023年の秋の遠征登山は「爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳」へ

予定してた「朝日岳・雪倉岳・白馬岳」への遠征は「朝日小屋」の早期？小屋閉めのため急遽変更しての山行でしたが、前から歩いてみたい山だったので変更になっても全然ＯＫ♪
今回も絶景に癒された山旅となりました。

初日の柏原新道を歩いている時に後ろから「健脚の足音」が聞こえたので「お先にどうぞ～」と道を譲ったら、なんとっΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
大阪府山岳連盟のスクールで指導してくださったＴ先生の足音でした！
そりゃ～「健脚の足音」だわと納得(笑)

今年の１月に同期のHちゃんと霧氷を見に行った「三峰山」でも雪で人型を作って遊んでいると突然後ろから「顔までしっかり雪に埋める！」との指導の声が．．．
「そんなん無理やし！」と言いながら振り向くと、そこには生徒を引き連れた授業中のT先生でした(笑)

今年は先生とは一緒に山に行けてないけど偶然２回もお会いできてしまいました♪
で、その時は「草餅」を分けてもらい、今回は「パン２つ」を分けてもらいました(^-^)

今回は７/29・30に「五色ヶ原」、8/12に日帰りで「仙丈ケ岳」しか歩いておらず、体力面がかなり心配だったけど、無事に戻って来れて良かった！

感じの良い山小屋に綺麗な稜線と景色！
また一つ、心に残る思い出が増えました。

次に行くとしたら爺ヶ岳までのピストンで種池山荘でピザを食べて星空を見てのんびりしたいなぁ(*^_^*)

でも．．．
帰りの「種池山荘」から「扇沢駐車場」までの「柏原新道」怒涛の下り２時間３０分は暫く思い出したくないわ(涙)

ではそんな素敵な山の山行は下記の通り。

【１日目(9/29)】
・扇沢駐車場
・柏原新道
・種池山荘(休憩)
・爺ヶ岳
・冷池山荘(泊)

【2日目(9/30)】
・冷池山荘
・布引山
・鹿島槍ヶ岳(南峰・北峰)
・布引山
・冷池山荘(朝食)
・爺ヶ岳
・種池山荘(休憩)
・柏原新道
・扇沢駐車場

２日目は本当に疲れました(>_<)
でもそれ以上に楽しかった♪

「北アルプスの入門」と言われるだけあって、本当に歩きやすくて素晴らしい絶景に出会える山でした。

エリア 青木湖・大町温泉(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

6：00に駐車場を出発！

今回は往復とも「柏原新道」のこの黄色い看板？の写真はこれのみ！

帰りに写真を撮ろうと思って往路はあまり写真を撮ってなかったんだけど帰りはそんな余裕なし！
ひたすら黙々と下りるのみ．．．

下りは毎回必死なんだからそんな余裕はないといい加減に気づけ自分！？(呆)といま旅行記を書きながら思ってます．．．(-_-;)


てなわけで、１泊２日の「鹿島槍ヶ岳」の旅行記はここからスタートです(笑)

扇沢駐車場

今回は運良く登山口に近い無料の駐車場に停めることができたので、見えている駐車場には車はありません。

※残り1，2台でギリギリセーフでした♪

この辺りでＴ先生と遭遇♪

何と先生はこの日はこの柏原新道を２往復されてました(驚)

相変わらず体力が凄いなぁ。
こっちは必至こいて登ってるのに。

駐車場からひたすら登って種池山荘到着！

一昨年歩いた「ブナ立尾根」のように急登では無いので、いつの間にか種池山荘に到着してるって感じです。
最後の方だけちょこっとしんどいなって感じかな。

決して早くは無いんだけど、私は登りの方が好き。

ここでコーラタイム♪
本音はビールといきたいところですが、ここからが本番なのでグッと我慢。

到着した時は、まだピザの販売までは少し早かったけど休憩中に販売時間に。
ここでピザなんて食べたらもう歩きたくなくなっちゃうので、何回来たとしても往路では食べないだろうなぁ。

復路は10：30頃に種池山荘だったので販売してたけど食べずに下山。
本音を言えば復路はちょっぴり食べたかった(笑)

これを飲んだらまずは目の前の「爺ヶ岳・南峰」へ！

青空と少し紅葉も始まっててとても綺麗

綺麗すぎて疲れを感じません(笑)
※嘘です。

振り返って「種池山荘」と「立山」と「劔岳」

爺ヶ岳の南峰までもう少し！
南峰頂上の標識？を撮り忘れる．．．
帰りは巻道を通ったのでチャンスは往路のみ。
痛恨のミスであります(ノД`)・゜・。

実は今回はあまり写真を撮れてないのよね．．．とほほほ。

ま、気を取り直して次は「爺ヶ岳・中峰」へ！

爺ヶ岳・中峰到着！

いい加減に撮ったのが丸わかりの「爺ヶ岳・中峰」の標識。
いえ、違います。これだけじゃなくいつも適当です。はい。

奥にちーーーさく「冷池山荘」の屋根が見える。

ほんとーーーーに遠かった(笑)


帰りはもちろんここも巻道を通りました。

爺ヶ岳・北峰は頂上？には行けないので頂上より少し下にある登山道を進みます。

今夜のお宿「冷池山荘」がハッキリと見えてきました♪

「冷乗越」到着！！

あともう少し♪
もう少しなんだけど、なかなか辿り着かないねぇ山荘に。

そう言えば五色ヶ原も見えてるのに着かんっっ！！！って思って歩いたな(笑)

ってか、ここから山荘を見た時に「どーやって行くんだ？！」と思ってしまいました。
だってここから見ると登山道が見えないんだもの。

とりあえず、下って登れと言うことね．．．
この山荘前の最後の登りは結構堪えました(笑)

12：55「冷池山荘」到着！

疲れた(^▽^;)

天気予報は明日は曇りで景色は期待できない予想。
天気が良い今日のうちに「鹿島槍ヶ岳」へ行くのがいいんだけど、疲れてとてもじゃないけど無理無理！

さっさと諦めて山荘でまったりすることに♪

お待ちかねの「命の水」を補給します！
２階にあるサンテラスでプチ宴会♪外はガスガスだけどいい気分♪
手前の大きいのがもちろんあたしの(笑)
ここにピザがあればなぁと、しみじみ思うのでありました(￣▽￣)

暫く山荘でのんびりしてると、ガスが晴れてきたので外にあるテラスへ移動。

綺麗な雲海♪

わたくし結構前からFacebookで「日本雲海ハンター協会」に登録しているのですが、UPの仕方が分からずいまだUPしたことがなかったのです。
今回無事に？冷池山荘のテラスから初UPすることが出来ました(笑)

こんなに簡単ならジャワの雲海とかもUPしとけばよかったわ～。

さっきまで隠れていた双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えた！

明日は天気が悪いみたいだし、もしかしたら綺麗に見えるのは今だけかも？！と思うと、なかなかテラスを離れることが出来なかった(笑)

「冷池山荘」の夕暮れ。

山小屋とは思えない綺麗なトイレでふと外を見ると綺麗な夕暮れが！

慌てて小屋の2階にある先ほどプチ宴会したサンテラスで撮ってきました♪

どうか明日もせめて荒れる天気ではありませんように。と祈ってみました。
※無宗教ですけども．．．

3：23amに山荘を出発して4：23に布引山到着！

一昨年の「野口五郎岳」と同じく「お分かりになるだろうか？」との低くて渋い声のナレーションが聞こえてきそうなそんな写真(笑)を１枚撮って、まずは本命の鹿島槍ヶ岳・南峰へ。

5：00頃に鹿島槍ヶ岳・南峰到着！はしたけれど、まだ暗いので写真は後にして北峰へと進みます。

ここは南峰と北峰の間にある「吊尾根」です。
少し広いところがあったのでここでご来光を待つことに。

北峰の横から朝日がだんだん昇ってきました。
雲は多めだけど思ってたほど天気も悪くなくて本当に良かった！

これはこれで幻想的なご来光。

北峰の頂上に１名いらっしゃいました。
たぶん布引山くらいで、ものすごい勢いで追い抜いて行った人だろうなぁ。
健脚ってほんと羨ましいわ。

きっと八峰キレットを超えて五竜岳まで行くんだろうな。
良い山旅を！どうか気を付けてね！と呟いてしまいました。

この雲多めのご来光は富士山に登った時もこんな感じだったのを思い出しました。
全く登山に興味が無かった頃なので、ご来光の感動とか全然なくて、早く下りたいとしか思ってなかった(笑)
富士山はもう一度チャレンジしたいんだけど、ああも人が多いと気持ちが萎えてしまってなかなか行けないのよねぇ(-_-;)

5：50　鹿島槍ヶ岳・北峰到着！
やったー！とりあえず無事に来れた！

下りは苦手＆薄暗くて足元が不安。
山とものスピードについて行けず、しばし姿が見えなくなることもあり、先日の事故が頭を過ぎったりして、北峰を目指したことを後悔したりもしたけれど、不安に感じる心を叱咤して「三点支持」を確実に実行し、自分を信じて歩きました。

なので心底ホッとしました。

北峰からみた南峰。

カッコイイ！

いつまでも見ていたい景色。
名残惜しいけど南峰へ戻ります。
復路は往路のように暗くないので「怖さや不安」は感じず。
見えるってこんなに安心するんだなってものすごく思ってしまった。
ただ安心はするけど浮石も多いし、ワンミスアウトな場所なので油断は禁物。

明るいと道がハッキリと見えてるので、心の余裕もできますし、ある程度の登山経験と高所恐怖症でなければそれほど恐れを感じることはないのかな？と。
なので明るくなってから北峰へ行くのをお勧めします。

ただ「慎重に、そして三点支持」は絶対です。

南峰から北峰までの道のりは、南峰頂上直下からの下りが１番の難所かなって感じました。

鹿島槍ヶ岳・南峰に戻ってきました♪

目の前に「立山」と「劔岳」がどどーーーーんといらっしゃる(笑)
何という絶景！

頑張って歩いた人だけ見れるご褒美景色です♪
こんな景色が見れちゃうから、用が無ければ一歩も家から出たくない！派？なのにまた山に登ってしまうのよね(笑)

鹿島槍ヶ岳・南峰からみた爺ヶ岳もカッコイイ！

この稜線たまらん！！

まずはあれに見える「冷池山荘」を目指し、爺ヶ岳、種池山荘まで頑張って歩きましょう♪

と、登頂したテンション高めで「いざ出発！」と意気揚々と思ったりしたけども、現実はやっぱり遠くてしんどかったわ(笑)

往路は真っ暗だった「布引山」
こちらはなかなか登りごたえがあるというか、まっしんどかったです(笑)

ここから鹿島槍ヶ岳・南峰までの方がサクサクっと感じたくらい私的にはこちらの布引山は「ラスボス級」でありました。

テン場付近からみた冷池山荘。

前も後も？なかなかのえぐれっぷり(^▽^;)


よくもまぁあんなところに小屋を建ててくれました。
山小屋全般にそうなんだけど、私のように体力に自信が無く、テント担いでなんて絶対に無理なヘタレにとっては本当に有難い存在です。


昔、小屋が取れなくて急遽テントを購入したことがあるんだけど、結局天気悪くて中止になり、使わないまま２年が経った頃、劣化する前に売ってしまってからテントの購入は考えておりませ～ん。
小屋が取れなかったら諦める潔さだけはあります！(笑)

8：00　冷池山荘に到着！

お弁当にしてもらった朝食の「ちらし寿司」を今しがた登ってきた鹿島槍ヶ岳の双耳峰を見ながらいただきます。

程よい大きさで、大変美味しゅうございました♪

これを食べたら本格的に下山開始！

さよなら「冷池山荘」。お世話になりました！

居心地の良い山荘でした。

ピストンなので帰りも同じ道のりです。
なんとな～く前日よりも紅葉が進んでいるような気がしました♪

ここまで横を見れば「立山・剱岳」。
後ろを振り返れば「鹿島槍ヶ岳」。
なんとも贅沢な稜線歩き。

爺ヶ岳の「中峰」と「南峰」は巻道を利用して通過。
やっぱり往路に登頂しといてよかった～。

２日目は長丁場なのが分かっているので絶対に気持ちが萎える。
「もう行かんでもいいや巻いとこ～」って絶対に諦める自分が見えてる。
100％間違いなし。

なのでよっぽど天気が悪くなければ、とりあえず往路で登っておきます。

景色に見とれていたら種池山荘が斜め前ではなく、前方に見える場所まで戻ってきてた。

さっきまで横にあった「立山・剱岳」が目の前に。
どこを見渡しても絶景で、疲れては居るんだけど、いつものようにどどーーーんと脳内ミュージックでピアノソナタ１番「月光・第一楽章」やソナタ８番「悲愴・第一楽章」がエンドレスで流れることはありませんでした(笑)

ただし！種池山荘まで！！はね！！！(涙)

最後の目の保養を楽しみます♪

ここまではほんと！天国！
で、あのオレンジの屋根を過ぎたら「怒涛の下り」が待っております(涙)
種池山荘からひたすら黙々と約２時間30分を下って駐車場へと歩きました。

でも今回は登山の3日前、６年ぶりに来日した「Extreme」のLIVEの余韻が残ってたのか、脳内ミュージックはずっとExtremeの曲♪
１人で熱唱しながら長～～い「柏原新道」を歩いてました(笑)
あ、熱唱してるから「黙々と」ではないのか(^▽^;)
ま、どうでもいっか。

そんでもってやっぱり長いわ！柏原新道www
針ノ木サーキットも歩いてみたいけど、暫くいいわ柏原新道(笑)
ほとぼり冷めたらまた行くね♪

おまけ①

今回の山行の記録。
YAMAPさんのおかげで不安も和らいでます。
もちろん地図もコンパスもありますけど、読図が大の苦手なので本当に助かってます。感謝！

おまけ②

初日に遭遇したT先生との２回目の遭遇時に「渡したいものが有ったかったからよかった」と突然の言葉とともにザックを降ろして中から「これこれ、引き取って」と私のザックの雨蓋に放り込んだ２個のパン．．．

前泊のホテルで朝食として渡されたらしい。
１個250円もする(私的には)お高く大きく重いパン２個．．．

T先生は甘いものが嫌い。
よりにもよって「メロンパンとあんぱん」のセットだなんて(￣▽￣)
嫌がらせなら完璧なセットだけど100％たまたまだもんね(笑)
今思えば１月の草餅も自分の分を渡したな・・・と思い至ったのであります。
まぁどちらかと言うと私も「辛い・しょっぱい」方が好きだけど、甘いのも大丈夫なので有難くいただきました．．．

有難い、有難いのよ、本当に．．．
有難いんだけども、でも、でもね先生！
登山では1ｇでも軽くしたいのよぉぉぉぉ(涙)
あなたの生徒(私)がヘタレなの知ってるくせに(ノД`)・゜・
本音を言うと下界で頂きたかったでぇ～す(笑)

この旅行記へのコメント （2）

• ほいみさん 2023/10/10 16:33:43

  山シーズン真っ最中！

  爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳・・・どちらもに登りたい候補に入っていたのに、北アルプスは伊豆からだと遠いです。って、九州や北海道より近いから言い訳にはならないんだけどね。
  
  表紙の写真、いいですね～・・・微妙な光の感じと、ほどほどの雲が山心？写真心？を刺激します。え～・・コーラかよ！　ってツッコミ入れたかったら、安心なところでしっかり飲んでる！　しかも紅葉まで楽しんでるし。流石は現役社会人。
  
  僕もこの秋は最低でも5山登るぞ・・・って張り切っていたのに、夏に腰を痛めてしまって、涼しくなったのに引きこもってます。まぁ、好きな旅行でやっちゃったんで、しょうがないですね。
  
  ほいみ

  水無月さん からの返信 2023/10/11 21:52:01

  Re: 山シーズン真っ最中！

  こんばんは～♪
  やっぱり「爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」は登ってみたい山に入ってますよね♪
  あの稜線はたまらんとです！
  
  ＞北アルプスは伊豆からだと遠いです。
  奈良より伊豆からの方が近いので「ぜひ！」行ってください(笑)
  北アルプス通り越して奈良の秘境まで来てるくせに～とプッと笑ってしまいました(*^▽^*)
  
  ＞表紙の写真、いいですね～
  写真いいですか！？
  ほいみさんの写真を「頼む！写真集(特にパキスタンのを)にしてくだされ！！」と思ってるくらい大好きなので、めっちゃ嬉しいです(´艸｀*)
  私のiPhone8プラスもまだまだいけますね！(笑)
  ですが．．．
  本当に何も拘らず「ここいいっ！」と思ったとこでボタンをポチッと押してるだけなんでなんか恐縮です(^▽^;)
  
  ＞え～・・コーラかよ！
  ってやっぱり思いました？
  うふっ。ほいみさんなら、そう思ってくれると信じてました(笑)
  たまには「爽やかな山人」的な写真も撮ってみようかと思って、あまり好きでもないコーラを「そのためだけに」買いました♪
  
  ＞しかも紅葉まで楽しんでるし。
  昨年の「槍ヶ岳」に続き今回も少しですが紅葉も楽しめました～。
  満足、満足♪
  
  ＞流石は現役社会人。
  ええ。まぁ一応まだ「辛うじて現役社会人」です(笑)
  
  ＞山シーズン真っ最中！
  世間は「真っ最中」ですが、私は登り納めで～す。※たぶん
  これからの季節はゆっくりと、ほいみさんや他の方の「旅行記」を肴に１人宴会を楽しみます♪