アマルフィとローマ

2023/08/15 - 2023/08/18

（8月11日から14日スイス旅行から続く）

8月15日「ミラノからアマルフィへの移動日」

朝ミラノのリナーテ空港からナポリの空港まで飛行機で移動しました。
ミラノ駅はリナーテ空港まで始発の6時45分のバス(7ユーロ)に乗車できる時間でしたが、バスの時間はちゃんと調べておいた方がよいです。
バスのない時間だとスーツケースをもって乗り換えを伴う移動か、タクシーを使って高くつくかのどちらかになってしまいます。
ナポリの空港からナポリ中央駅までは5ユーロでした。

ここからアマルフィに行くために、まずソレントにヴェスーヴィオ周遊鉄道（Campania express)向かい、そこからフェリーでアマルフィに入るルートとしました。
バスは満席で乗車できなかったり、渋滞にはまってしまうと、予定が大きく狂ってしまうリスクがあるためです。
フェリーでソレントやアマルフィに移動する手もあると思います。

ヴェスーヴィオ周遊鉄道は安いのですが、冷房がついてません。
旅行は8月だったので、冷房があるという理由で、1日数便あるCampania express（冬は運転されない）を予約しておき、乗車しました。
ナポリ中央駅に早く行き座席の割り当てはされました（それを写メで撮影して入場）が、直前までホームに入れず、
乗車券を購入する場所で50分くらい待ったような気がしました。

ソレント駅は高台にあり、フェリー乗り場までは急な坂や階段を下りる必要があり、バスかタクシー移動が望ましいと聞いてました。
しかしどのバスに乗ったらよいかもわからないし、タクシーも待っているわけではありません。
そこで10分ほど歩いて市民公園まで行き、風景のよい場所で写真撮影（オススメ）をした後で、エレベーターで下りたら1.1ユーロ（片道、往復2ユーロ）で済みました。
ソレントからアマルフィは、予約しておいたフェリーに乗りましたが、ソレント・ポジターノ・アマルフィの間は他会社でもたくさんフェリーが出ているので、あまり予約する必要性は感じません。
ただし朝の始発便、夕方の最終便が何時かくらいは確認しておいた方がよいです。
スーツケースを載せる場合は、3～3.5ユーロ必要でした。また会社毎で乗車口が違うので要確認、また複数の場所を経由するフェリーもあるので、何時何分に到着という予定であっても、途中経由地であってもどこに着いた等、確認した方がよいです。（要注意）

ソレントではフェリー乗船まで1.5時間あったので、フェリー乗り場そばのVela Biancaというレストランで、シーフードのリゾットを頼みました。
あまり米がアルデンテになってなかったですが、量に圧倒されたのと、魚介類の旨味をここまで凝縮できるのか、と思いました。

アマルフィに到着し、ジェラートやジュース（レモン、オレンジ）を販売しており、観光地価格でどれも8ユーロでしたが、飛ぶように売れてました。

8月16日「アマルフィハイキング」

この日は朝からCartotrekking社のPath of the God ルートのプライベートツアーに参加しました。
アマルフィのフェリー乗り場からバスに乗り、Bomeranoというバス停まで40分弱で到着し下車したところで、ガイドのMarcoさんと待ち合わせし、
歴史、風景、食べ物、動植物について解説を受けながらで、あっという間でした、最後はPositanoで解散でした。
（最後はフェリー乗り場まで10分くらい歩きました）
23,000円くらいで安くはないですが、丸1日観光して3分の1くらいの時間を買い物に費やし、数か所絶景の写真を撮影するよりも、よりたくさんの撮影スポットがあるので、英語がある程度できて、10キロくらいのトレッキングが可能なら、このトレッキングツアーの方が効率がよく圧倒的にオススメで、もしもう1回行く機会あったらもう1回参加してみたいと思うくらいです。
夏なら気温が30度なくても暑く感じたので、朝がオススメです。昼間では厳しい、とガイドのMarcoさんもいってました。

フェリーでアマルフィに戻り、TripAdvisorでレモンリゾットがやたら高評価だった、LAbside Amalfiに行きました。
レモンリゾットは2人前からで42ユーロだったのですが、ここでも交渉して1人で21ユーロにしてもらいました。
レモンリゾットといいつつ、実際にはエビリゾット、そこまでレモン味でもなく、逆に拍子抜けでした。
デザートのレモンケーキも、おそらく多くの日本人には甘すぎる、という印象だと思います。
両方ともおいしい、というのは確かですが。

余談ですがここアマルフィでチョコレートとクッキーをお土産にしましたが、両方甘すぎて自分にはイマイチでした。

夕食はLa Rua Pizze E Delizieというテイクアウトのピザ屋で11ユーロくらいでピザを購入し、ホテルの部屋で食べました。
ポテトフライとミートボールがのったピザで、組み合わせも斬新でしたし生地もおいしく、ここもコスパがよくオススメです。
メイン通りから少し入っていきますが、Tripadvisorで検索すれば見つけられる範囲内かと思います。

なおホテルですが、少し歩けば海は見えるので、部屋から海が見えるのが絶対でないなら、海の見える部屋でなくてもよいように個人的には思います。
また通りから外れたホテルは、仮にフェリー乗り場に近くて便利に見えても、重いスーツケースをもって階段を上って右往左往する可能性あるので、ロケーションには注意した方がよいと思います。

8月17日「アマルフィからローマへの移動とボルゲーゼ美術館」

9時25分にアマルフィからサレルノにフェリーで移動し、フェリーターミナルから10分弱でサレルノ駅に移動し、ローマテルミニ駅に3時間くらいかけて到着しました。
イタリア国鉄は、10年くらい前は早く購入したら安くてお買い得だったのですが、最近はWeb上にTimetableが出るのが遅いため、1～2か月前でよいように思います。

午後はまずローマ博物館に行きましたが、気温は35度以上なのに冷房が効いていなかったことが衝撃でした。
さらに悪いことに地下鉄A線が全線運休で、バスで移動するしかなかったです。

17時からはボルゲーゼ美術館を、長谷川淳子さんという方に日本語ガイドを150ユーロ(予約含む）お願いしました。
高かったのは事実ですが、日本語のオーディオガイドはなかったので、美術品に詳しくない人にはベストのように思いました。
今回は予約をガイドの方にお願いしましたが、ガイドやツアーでないなら、入場のためにある程度前の予約は必須です。
荷物は貴重品とカメラくらいしか持ち込むことはできないので、受付で預かってもらうこととなります。
もしガイドやツアーでないなら、1回2時間と決まっているので事前にこれだけはという作品を決めておかないと、
時間が足りなくなるくらい展示物が多いです。

夕食はカルボナーラ発祥のラカルボナーラという店に行ったが、あいにく8月28日まで夏休みで開いていなかった。
このためTripadvisorで探した、アメデオリストランテというテルミニ駅そばの店にふらっと入りました。
ここでカルボナーラを15ユーロで注文しましたが、濃厚すぎず結構おいしかったように思います。

8月18日「自転車で市内観光と帰国」

この日はLandimension Travel社の電動自転車(E-bicycle)でローマを回る、という3時間のツアーが9時半からあったため、8時すぎにトレビの泉に行き、コインを投げるという儀式めいたことを行うつもりだったが、なんとこの日は8時すぎから10時くらいまで清掃中でコインの投げ入れはできませんでした。
今回でトレビの泉訪問は4回目ですが、このようなことは初めてでした。

Landimension Travel社の電動自転車(E-bicycle)のツアーについては、非常にユニークですが面白いツアーだと思います。
ガイドの方も知識豊富で、他のツアー参加者がいればその参加者との兼ね合いもありますが、行きたい場所に行くことは
ある程度可能です。自分は初参加で、かつよくある有名観光地を回るツアーに参加したことが1回もないため、トレビの泉以外はお任せでした。街中を地下鉄で移動することが多かったですが、地上を自転車で回る、ということ自体新鮮でした。
次回イタリア訪問時には、別のツアーにも参加したいと思いました。

ツアー終了後、空港に行き帰国した。
ローマ・フィウミチーノ空港における食事は4年前にはあまりなかったですが、EATALYというレストランでラグーのタリアテッレを注文しました。
15ユーロで極上というほどではなかったですが、まずまずでした。

帰国便は評判のよかったカタール航空で、値段も結構安かった割には、特段悪いところはありませんでした。
（という時点でよい航空会社に見えました）

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船 徒歩
• 航空会社: ITAエアウェイズ キャセイパシフィック航空 カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ソレントの公園より撮影

旨味を閉じ込めたペスカトーレリゾット（Vela Bianca）

Cartotrekking社のPath of the God ルートのアマルフィのトレッキングツアー（今回のイタリアの旅行でも、その前のスイス4日間と合わせても、最大のハイライト）

LAbside Amalfiでのレモンリゾット

LAbside Amalfiでのレモンケーキ

La Rua Pizze E Delizie（テイクアウトのピザ屋）の店の看板

La Rua Pizze E Delizie（テイクアウトのピザ）

ボルゲーゼ美術館（外観）

カルボナーラ（アメデオリストランテ）

Landimension Travel社の電動自転車(E-bicycle)でローマを回る、
というツアー

ラグーのタリアテッレ(EATALY)