2023/09/11 - 2023/09/11
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アンコール二大遺跡探訪
神々の世界から菩薩の居城へ。
外観もコンプセプトも異なる
ふたつの遺跡に花開いたアンコール文明。
壮大なドラマの扉を今開く
世界文化遺産のひとつとして知られるアンコールワットは今から約160年前にはその存在を知る人すらいいませんで
した。フランス人博物学者アンリ・ムオが再発見するまで、密林の奥深くに眠り続けていたのであります。実はこの
巨大寺院群を有したクメール王国はインドシナ半島の大部分とマレー半島の一部まで領土としたこともある大帝国で
ありました。その規模と完成された美しさで知られるアンコール・ワット以外にも、数百を超える宗教施設が王国全
土に造られていました。
現在のシェムリアップ地域にその跡を残す王都は大農業王国内で最も豊かな水の都でもありました。日本にたとえて
みると、平城京の造営された大和盆地にあたるのがシェムリアップ地域で、現在の東京23区にも匹敵する広大な規模
でありました。シェムリアップ地域地域には数百を超える大小さまざまな寺院が建立されていましたが、その中で創
建時の東大寺に相当するのがアンコールワットといえます。アンコールワットは宗教施設であると同時に都のシンボ
ルでもありました。
アンコールワットの造営から遅れて半世紀後、今度は一辺約3kmの城壁で囲まれた王都が造られました。その王都は
アンコールトム(大きな町)と呼ばれ、その中心に位置するのがバイヨン寺院であります。この四面仏塔の乱立するバ
イヨン寺院は仏教寺院として、クメール人独自のの宇宙観の中心に燦然と輝いたのであります。アンコールワットと
バイヨン寺院、クメール建築美術を語るうえで欠くことのできない二大遺跡を中心に、永い眠り
から覚めつつあるアジアの至宝を訪ねてみたいです。
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