2023/08/09 - 2023/08/09
292位(同エリア319件中)
mtkさん
「ないものはない」は、島根県の隠岐諸島にある「海士町」が掲げるコンセプト。
古事記の国生みの物語にも登場する隠岐は、地質学にも特徴的な背景をもっています。紀元前の時代にユーラシア大陸から分離し、やがて本州からも分離して島になったのだそう。その歴史的価値を評価され、2013年にユネスコから「世界ジオパーク」に指定されています。
そんな隠岐諸島に、友人いわく「超おすすめ、今まで行った中で一番いい!」ホテルがあると教えてもらい、夏季休暇を使って訪問することにしました。
久しぶりの一人旅で、心も身体もデトックスしたい!そんな旅の記録です。
[1日目]
6:55 羽田発 ANAで米子空港へ
8:15 米子空港着
8:30 タクシーで七類港へ
9:30 フェリー「くにが」にて菱浦港へ
12:40 菱浦港着
「船渡来流亭」にて昼食
15:00 観光タクシーにて島内観光(2時間)
17:00 ホテル「Ento」へ
19:30 ホテル内にて夕食
[2日目]
8:00 ホテルにて朝食
10:30 ホテル周辺を散策
11:30 レンタカーでドライブ
14:30 レンタカー返却
18:30 居酒屋「味蔵」にて夕食
20:30 ホテルにてワイン&アイス
[3日目]
9:00 ホテルにて朝食
10:50 内航船で西ノ島へ
10:58 西ノ島(別府港)着
11:30 E-Bikeレンタル
14:00 カフェ「ながと」にて昼食
14:30 E-Bike返却
14:40 フェリー「どうせん」にて中ノ島(海士町)へ
14:50 中ノ島(菱浦港)着
17:30 港で開催されるビアガーデンへ
[4日目]
6:45 ホテルにて朝食
7:54 高速船「レインボー」にて隠岐島西郷港へ
8:25 西郷港着
10:00 隠岐ジオパーク空港からJALにて出雲空港へ
10:40 出雲空港着
11:10 バスにて出雲市駅へ
11:20 出雲市駅着
11:40 タクシーにて出雲大社へ
13:45 一畑電鉄特急にて出雲大社駅から出雲市駅へ
14:02 出雲市駅着
14:15 バスにて出雲空港へ
14:45 出雲空港着
14:50 出雲蕎麦「一福」にて昼食
16:30 JALにて羽田空港へ(20分遅延)
18:00 羽田空港着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 船 レンタカー 自転車 タクシー JALグループ ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6:55 羽田空港
台風6号の影響が心配されたけど、なんとか逸れてくれたらしい。
だけど、ほっとしたのも束の間。「起きる時間」と「家を出る時間」を勘違いしていたことに気づき、心臓バクバク。せめて気づいてよかった!メイク道具をリュックに詰めて、アプリで呼んだタクシーに飛び乗って羽田空港へ。 -
8:15 米子空港へ
目的地の「隠岐諸島」へは、伊丹、米子、出雲からアクセス可能。……といっても、どれもなかなかにアクセスが悪い。どれで行っても最後は船だから出航するかわからない。なかなかスリリングな旅程です。
米子経由しか空いていなかったから選択肢がなかったけど、この天気ならなんとかたどり着けそう! -
9:30 七類港出航
米子から七類港へは、タクシーを予約しておくほうが無難です。
バスは時間が合わないし、その場でタクシーが手配できるかはわからない。行き当たりばったりでも交通機関だけはキッチリ抑えておかないといけないことは、この後もたびたび実感しました。要注意。 -
台風の影響でそこそこ波がある。雲の流れも早いなあ。
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七類から菱浦まで2時間半の船旅。
けっこう揺れたので、部屋をとっておいて大正解。こちらは7,930円の特等のお部屋です。 -
七類から菱浦までは、来居、別府と二つの港を経由します。
-
12:40 菱浦港到着
ついた……!
家を出てから7時間。無事に、隠岐諸島 中ノ島、海士町へとたどり着きました! -
もうね、着いた瞬間に「ここはいい所だ」ってわかってしまった!
木がたくさん使われた港の建物はまだ新しく、観光案内所や売店、レストランなど必要な施設が集まっています。 -
フェリー、高速船、内航船、すべてがこの港に着岸、出航します。
見てください、この雰囲気。すごくいいの、本当にいい。ここでビールを飲んだら絶対美味しいよね、そうだよね。 -
が、めちゃくちゃ暑いので、テラスは断念して室内に退避。
二階にある「船渡来流亭」で昼食をとることにします。前情報ほぼなしの行き当たりばったり旅なので、観光案内所でパンフと地図をもらってきました。 -
名物「シマメの肝醤油漬け」、すっごく美味しいです。
イカを肝醤油で漬けたものに、卵黄と海苔、しょうが、葱を乗せてまぜながら食べる。ビールとの相性が最高すぎる……! -
15:00 観光タクシーに乗車
さて、午後の予定をどうしようか。
ホテルに荷物を預けてもう一度パンフレットを眺めた後、観光タクシーを予約することにしました。(ビール飲んじゃったからレンタカーできないし)
港に迎えに来てくれた運転手さんに、お勧めスポットを教えてもらって旅をスタート!
※タクシーは現金払いのみ。あまりキャッシュをもっていなくて心許なかったので、郵便局に寄ってもらってお金を下ろしました。汗 -
最初の立ち寄りは、「隠岐神社」。
祀られているのは、承久の乱で北条市に敗れて遠流になった後鳥羽上皇。歴代の天皇陛下は皇太子時代にみなお参りにきているのだとか。 -
神社の建立は昭和14年。
けっこう新しい!と思ったら、後鳥羽上皇の崩御700年の事業として島根県と海士町によって建てられたものらしい。都に戻ることなく隠岐で亡くなった後鳥羽上皇ですが、御陵は京都市にあり、海士町には火葬塚が遺されているのだと運転手さんが教えてくれました。
こういう説明が聞けるのが、観光タクシーの良いところですね。 -
宇受賀命神社。
田園風景の中にポツン、なんともフォトジェニックな神社です。 -
明屋海岸。
ハート形に見える岩があるこちらの名所も、タクシー運転手さんが一緒に歩いて案内してくださいました。風が強くて、海がシケ気味。明日がちょっと心配…… -
清水寺と名水百選「天川の水」。
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暑い暑い。
日本の夏はどうしてこうなってしまったのか……
タクシーをお願いして本当によかった。海士町の歴史、移住促進に力を入れている現代のこと、観光業が抱える問題、畜産業の可能性についてなど、いろいろ教えてもらえて充実した時間になりました。
観光タクシー:2時間で13,000円 -
17:00 ホテル「Ento」にチェックイン
旅好きの友だちにお勧めしてもらったホテルです。
第三セクターとして町が増設、運営しているホテルだそうですが、これがなんともオシャレ。本館と新館に分かれていて、私の宿泊先は木のぬくもりが素敵な新館「Nest」です。ホテルの正面は海、開放感バツグン。 -
廊下も木の香り。
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「Nest」は、スイートから一人旅用まで様々な部屋が用意されています。
デスクに置かれたハガキもおしゃれ~ -
一人旅用のお部屋があるのが嬉しい。
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山の向こうに沈む夕日。
普段ビルに囲まれた東京で生活しているせいか、こうやって太陽が沈む様子が見られるだけで本当にありがたく感じます。来てよかったな…… -
19:30 ホテルにて夕食
夕食も朝食も場所は同じです。
モダンなつくりのダイニング。島の食堂に出かける人も多いのか、空いていました。 -
前菜から美味しくて、期待が高まる!
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お食事、全部美味しかったです。
旅先だとだいたい魚のほうが美味しくて、肉については「まあレストランのほうが美味しいよね」ということが多い印象ですが、こちらのお肉は本当に美味しかった。隠岐牛、さすがです!デザートにかかってるグラノーラも大豆が香ばしくてすごく良かったです。 -
大浴場の温泉に入って早々就寝。
「カーテンを開けたまま寝るのがおすすめ」と口コミに書いてあったので、その通りにしてみました。波間に揺れる月を見ながら眠り、朝の光で目覚める。ベッドから太陽が昇る様を見られるって……贅沢だな。 -
8:00 朝食
食事が本当に美味しい。
夕食を1回、朝食は3回いただきましたが、どれも本当に美味しかったです。毎朝の魚料理が楽しみでした。 -
二日目の朝は残念なお知らせ。
フェリーを除くすべての船が欠航とのことでした。内航船で西ノ島へ行こうと思っていたので、ちょっと時間を持て余す感じ。部屋の窓から雲の流れを眺めつつ……まあ、仕方ないか…… -
気を取り直して!散歩に出かけます。
風は強いけど、日差しが強くて暑い、暑い……! -
水が本当に綺麗。
ホテルの窓から覗いて、海の底が見えるくらいの透明度です。 -
レンタカーを借りることにしました!
タクシーとはまた違った楽しみがありますね。ナビもついててらくらく。島のあちこちにある港や気になった景色で車をとめて、写真を撮りながらのんびりドライブしました。 -
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ナイスビュー!
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畜産が盛んだそうで(隠岐牛めっちゃ美味しい!)島のあちこちに牛が放牧されています。
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隠岐神社のお向かいにあるパン屋さん「つなかけ」。
島で唯一のパン屋さんとのことで、港でもこちらのパンを見かけました。ホテルの夕食に出たパンもこのお店のものだとか。 -
車中ランチ。
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さて、車を返却してホテルでひと休みした後は……散歩兼夕食の時間。
夕暮れの町も雰囲気ありますね~ -
18:30 「味蔵」にて夕食
島で唯一の居酒屋さん。
と聞けば、行くしかない!散歩途中で電話したら「一人なら大丈夫」とのことでカウンターにお邪魔しました。お刺身とタコのから揚げ。大将に島のことを色々教わりながら……ハイボール飲みすぎた! -
20:30でこの暗さ。
明かりと言えばイカ釣り漁船の光のみという、令和の日本ではなかなかお目にかかれないレベルの暗闇。海と道路の境目がわからない……! -
10:50 内航船で西ノ島へ
前の日は、ホテルについた後ワインとアイスを頼んでしまい……寝落ち。
朝日に起こされてお風呂に入り、なんとか予定をリカバリー! -
この日は曇り。
気温もさほど高くないと感じたので、西ノ島でE-Bikeを借りることにしました。 -
最初の坂道で早速後悔しかけましたが(電動とはいえ、それなりにキツい!)景色の近さは自転車ならでは。
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由良姫神社。
イカの伝説が残る神社だそうで、地域に伝わる「イカ拾い」の伝統についての看板が掲げられていました。 -
自転車を漕ぐこと1時間!!!
雨に降られ、汗にまみれ、道の牛糞を避けて(道路に牛が放牧されています)進みながら「もう引き返そうか」と何度思ったことか……!でも!来て良かったあーーー!見てください、この景色!! -
摩天崖
その名前に相応しい絶景です。
駐車場から展望台まで200メートル、その先にもトレッキングルートが続いています。良い季節ならトレッキングもありだと思います。(ただし、牛糞がそこここに……) -
頑張ったね、相棒!
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島のマンホールに描かれたイカくん。
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港に帰ってきた。
おおよそ2時間半の自転車旅。摩天崖へのラストスパートがずっと登りでキツいのですが、頑張った甲斐はありました!! -
昼食は喫茶店「ながと」でいただきます。
このレトロな店内がいいでしょう。「おすすめは何ですか」「あるものしかないから」と、お母さんの対応もそれらしくて味があります。笑 -
頼んだのは、焼きそば。疲れた身体に沁みました。海鮮入りのお味噌汁も焼きそばも、どちらも美味しかったです!
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夜はイタリアンレストランに行こうと思っていたのですが、昨日の居酒屋の大将に「移住者主催のビアガーデンがあるよ」と教えてもらったので、そちらに予定変更。
場所は、港の「キンニャモニャセンター」です。
あちこちに書いてあるキンニャモニャって何?!と思ったら、海士町に伝わる民謡のことだそうです。「キンニャモニャ祭」は町最大のイベントだそう。開催は。8月の第四土曜日。お祭り好きの方は要チェックですね。 -
海の前のビアガーデン、ロケーションが良すぎる……!
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賑やかになってきたので、喧騒をさけて二階席へ。夕暮れの風が気持ちいい。
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夕陽が沈む様子を眺めながらホテルへ。
ビアガーデンのジャンクフードは結局それほど食べられなくて、余ったチケットを隣席に譲って近くの軽食屋さんを覗いたのですが……「すみません、今日はちょっと」と断られてしまいました。笑
東京の飲食店に慣れていると旅先での対応は物足りなく感じてしまいがちですが、個人的にはこういう塩っぷりも田舎らしくていいと思うんですよね。食事をさせていただく、宿に泊めていただく、普段と違う視点に気づかされるのも旅の良さなのだと思います。 -
7:54 菱浦港から西郷港へ
旅はいよいよ終盤。
ホテルに帰って追加で飲んで、昨晩も無事寝落ちしました。でも、朝日が起こしてくれるから大丈夫。お風呂に入って、朝食もしっかり食べて、朝イチの船で隠岐空港へと向かいます。 -
10:00 隠岐空港から出雲空港へ
西郷港から隠岐空港へはタクシーで移動。
運転手さんのご機嫌をとりつつ(笑)無事に空港へたどり着き、こちらのプロペラ機で出雲空港へ出発です。 -
ありがとう、隠岐の島々!
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出雲空港のコインロッカーに荷物を預けていると、「出雲市駅行きのバスが出発しますー!」とアナウンス。よく調べていないけどなんとなく乗ったほうがいい気がしてバスに飛び乗ると、運転手さんが出雲市内の移動方法について色々教えてくれました。
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目的地は、出雲大社。
運転手さんの教え通り、出雲市駅からバスに乗ろうとしたら……えー、めっちゃ混んでる!! -
ということで、並ぶのがイヤでついタクシーを利用してしまいました。
運転手さんから出雲大社のパンフレットをもらえたし、出雲大社の歴史についても教えてもらえたので、結果オーライです! -
出雲大社の参拝は、「二礼”四拍手”一礼」なんだそうです。後ろに並んでいたおじいさんが同行者に解説していたのを聞いて、Googleで調べました。笑
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これが、有名な神楽殿!!巨大なしめ縄の迫力たるや……予想以上!
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おみくじも引きました!
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素戔嗚尊のお社。
こちらの社の床下にある砂と「稲佐の浜」の砂を交換することが流行っていると、タクシーの運転手さんから聞きました。 -
なるほど、砂がおいてあります。
「稲佐の浜」は、年に一度出雲大社に日本中の神々が集まる時に上陸する砂浜ですね。出雲大社から徒歩15分くらいらしいので、いつか行ってみたいです。 -
出雲大社の中には、兎の像がたくさん置かれています。
Googleで調べたところ、現在は約70羽ほどでまだまだ増加中とか。お酒を仕込んでいる杜氏風の兎など色々なスタイルの兎がいるそうなので、散歩がてら探すのも楽しそうです。 -
さて、出雲大社にお参りした後は、かの有名な出雲蕎麦を……と思ったのですが、「本日は終了しました」「ただいま1時間待ちです」と厳しすぎる状況。飛行機の時間も決まっているし……どうしよう。
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13:45 出雲大社から出雲市駅へ
蕎麦はいったん諦めて、撤退作戦です。
電車で市内に戻ることにしました。レトロな駅舎で可愛いですね。 -
駅舎のお隣はビームス。
出雲限定グッズも売っていますよ! -
こちらの可愛い電車で、出雲市内へ。乗車時間は特急で20分弱。
-
16:30 出雲空港から羽田空港へ
無事に出雲蕎麦にありつきました!
出雲大社前のお蕎麦屋さんの混雑ぶりに一度は諦めかけたのですが、電車、バスと乗り継いで出雲空港に戻り、空港内のお蕎麦屋さんで無事にいただくことができました。電車もバスも空いていたし、ラッキーでした。出雲大社発出雲空港行きのバスはかなり混雑するそうなので、結果的に良かったかもしれません。 -
★★★★★★旅のおみやげ★★★★★★
・海士町で買った塩
・「ないものはない」海士町ステッカー
・日本酒「隠岐誉」
・出雲大社のお守り
・出雲大社前「えすこ」のだるまバッヂ
・出雲大社の石(スニーカーの裏に挟まっていたので、家の水道で洗いました)
隠岐諸島に行くと決めたのは、友だちに「いいホテルがあるよ!」と教えてもらったからでした。その通り海士町にある「Ento」は本当に素晴らしいホテルです。至れり尽くせりのサービスというわけではありません。アメニティの交換も頼まなければしてもらえません。でも、その距離がちょうどいい。有り余る選択肢と過剰なサービスに囲まれた都会暮らしから離れて、「ない」ことを知る。それで十分なのだと「ある」ことを知る。「余計なものはない、必要なものは全部ある」それが「ないものはない」ということなのだと感じました。
まさに、心と身体のデトックス。頭の中に詰まった何もかもをいったん忘れて、自然を感じ、自分を知る。そんな旅になりました。
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