2023/07/28 - 2023/07/28
91位(同エリア143件中)
モーさんさん
東日本大震災後発刊された「里山資本主義」を読書して一部本の主題の舞台となったエネルギー革命の一つとなった「バイオマス」の舞台「真庭市」兼ねてより見学ツアーに行きたかったのですが、個人ツアーの申し込みが限られており、仕事の関係・コロナ過も重なりなかなか参加することができませんでしたが、長い年月を得てようやく参加することができました。現在、話題となっているSDGsに照らし合わせて今後の再生エネルギーの課題が見えてきたような気がします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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このたび一般社団法人真庭観光局主催のバイオマスツアーに個人参加
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平成17年に9町村合併のより現在の真庭市が誕生、市役所正面の真庭回廊の説明、CLT建築となっている
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市役所反対側(南側)
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市役所広域図、岡山県の県北に位置する岡山県の11.6%を占める県下で最もおおきな自治体
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この本庁舎は、再生可能エネルギー100%利用しており、照明はもちろん冷暖房までまかなっている
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庁舎内1階の様子
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各施設をまわっていただく専用バス
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その前に庁舎内のエネルギー施設および市の取り組みを紹介してもらう
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さきほどあった庁舎内のエネルギーを賄う施設の案内
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この2つの原材料を元に発電しエネルギーを供給
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木質チップ
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ペレット
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発電施設
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供給状況
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木質チップとペレットの2本立てにて材料の供給具合により調整しているとのこと
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災害時用貯留用タンク、雨水利用
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真庭観光局の方の説明を聞きながら各施設を順次まわっていきます
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家庭ごみ削減用としてのバイオ堆肥スタンド、現在試行中、順次各区域への設置を行っていくとのこと
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堆肥によるバイオ堆肥、さらに濃縮率を高めて利用価値を高めたいとのこと
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市 第1号となるCLT建築バス停
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真庭森林組合の一つである月田総合集積場へ
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森林より伐採した木をここで集積
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機械にてチップに変えて集積
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森林の条件および運搬距離等など様々な条件により、作業効率が変わるとのこと。これまで木材出荷数は岡山県が1位だったが、現在は高知県が一位となり、岡山県は2位とのこと
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県からの補助金も出てはいるが、それで何とか採算が取れている状態とのこと。他社および他県との競争も厳しいらしい
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その後、勝山地区の真庭中央図書館へ移動
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勝山歴史保存地区内の西蔵にて昼食
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料理の説明もありました。雰囲気のある酒蔵を改装した店内にて食事
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ここ西蔵は女性にて醸造しているとのこと
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その後、勝山を散策後、バスに戻って次の視察先へ
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次に銘建工業を見学
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住宅などの建築材を作るメーカー
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隣接して集成材などを主に作る工場あり
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CLTは、別の場所に工場あり
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会議室にて説明を受けた後、新しい本社内を見学
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鉄骨とCLTを組み合わせたハイブリッド構造
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骨組みはクロスすることで通常のラーメン構造よりは強度を増していると説明を受ける
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斬新なデザインがかっこいい
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空調吹き出し・換気口
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キッチン周り
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里山資本主義の本によるとここ銘建工業の代表取締役社長が、民間企業にて地元有志を集めて地域活性のためのバイオマス事業、CLT建築を始めるきっかけを作った人物と紹介されている
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ここ新社屋は、2020年竣工
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次に真庭バイオマス集積地へ
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許可を受けた森林材を集積、バイオマス発電の資源となるチップを製造
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受け入れのための事前審査(違法伐採がないかなど)を行ったうえでの受け入れとなっているとのこと
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ここは製材所などから材料を受け入れ集積場
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木材の乾燥率の具合により、バイオマス発電施設への受け入れ単価が変わってくるとのことより、受け入れ木材の乾燥をいかに行っていくかが課題とのこと
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チップにするための機械 この機械は何回も手入れしながら使っていたが、どうもダメらいしい(稼働していない)
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新しいオーストリア製破砕機械 購入資金1億2千万円とのこと
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定期メンテナンスおよび破砕刃の消耗による替え刃金額が大きく利益を圧迫しているとの説明を受ける
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バイオマス燃料集積場
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露天にて集積した木材を先ほどの機械にて破砕(破砕機が動いてその場にて破砕)、それをこの重機にて先ほどの屋稔のかかった集積場へ運搬
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枝葉もバイオマス燃料として活用とのこと、ただ燃焼効率が悪くなるので、先ほどのチップとの混合具合が重要とのこと
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同上集積場
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課題も多々有りとのこと、一番印象に残っているのは、このバイオマス燃料を作るのに(機械などを稼働させるのに)結局は化石燃料を使っていること、国政策の再生エネルギー政策が全国に広がってきていることによる競争激化
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(備考)隣接する銘建工業CLT第2工場
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同上
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ここ一体は、バイオマス産業およびCLT製造の集積地となっている
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次に近くにあるバイオマス発電施設へ
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巨大なプラント資設
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先ほどの写真の右側の倉庫に原材料の燃料となるチップを集積する倉庫、最大7日分ほどのストック、作業効率を考えると最適は4~5日分ほどらしい
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各プラント施設を見学させてもらう
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ボイラーの能力表
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燃焼するところを見せてもらう
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チップが踊るように燃焼していました 450度ほどらしい
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蒸気タービン
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発電能力は約10000kwほどとのこと、原料のチップの材質の具合、および機械の加減により微妙に発電能力を変えているらしい
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燃料の原料となるチップの買取価格は、チップの乾燥率により価格が変わるとのこと
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元にに戻って総括、ここ発電施設も機械の定期メンテナンス、チップとなる材料が均一でない(大きさ・乾燥率など)ことなどにより採算はトントンとのこと
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道路向かいの銘建工業CLT第一工場、隣接してジョイント工場・流通センターなどあり、これにて見学ツアー終了・解散
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せっかくなので近くの真庭シティーホテルサンライズCLT棟に宿泊
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最近できたばかり
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玄関風除室にて紹介展示
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ポスター拡大
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玄関入ってすぐ
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1階廊下
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2階への階段
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内装は、CLT素地またはクロス、床はタイルカーペット
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2階の小さなロビースペース
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自動販売機反対側の壁に掲示してあるCLT建材試験実験の説明書
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いろいろと県内にて産学協力してこれまでのCLT建築が出来、社会的に認知され、現在全国へ展開していったものと思われる
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だた、今回の見学について、大きな収穫にはなったが、また同時に課題もあると聞かされ、費用対効果および地理的な条件、世界的な政変およびエネルギー事情など最終的には世界的な規模の問題であると実感しました。
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