2021/06/30 - 2021/06/30
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Skunkyさん
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もともと2020年3月のスケジュールで申し込んでいて、コロナ感染拡大のため何度も先送りになっていた北ウェールズバスツアー。約1年後の2021年6月28日に遂に決行されることとなった4泊5日のバスツアー3日目です。
本日の訪問先はスランべリス(Llanberis)とカーナーヴォン(Caernarfon)。スランべリスは、ウェールズ最高峰スノードン山への登山口としても有名で、スノードン登山鉄道にもここから乗ることができます。一方、カーナーヴォンは海辺の街。メナイ海峡を挟んだアングルシー島の対岸にあります。
スランべリス一帯を含む北西ウェールズのスレート(粘板岩)景観は、私たちが訪れた直後の2021年7月28日、UNESCO世界遺産に認定されました。スレート景観には、かつての採石場、鉄道線、工場、壮大なマナーハウスなど、ウェールズのスレート産業の遺物が全て含まれています。
※表紙写真は「国立スレート博物館」
ウェールズでは、山の形を変えるほど大量のスレートが切り出されたとのこと。背後の山を見るとかつての採石場だった場所が階段状に削られているのがわかります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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大西洋からの偏西風の影響で雨が多いとされるウェールズ北西部ですが、今日も素晴らしい天気に恵まれました!
バスはスランディドノを出発、アイルランド海を右手に一路スランべリスを目指します。 -
踏切を渡って・・・。
-
スランべリスには1時間ほどで到着。ここでの訪問先は「国立スレート博物館」です。
ウェールズ北西部の山岳地帯にあるスランべリスは、薄く剥離できる天然の石材「スレート(粘板岩)」の産地として有名で、国立スレート博物館は、隣接する世界最大のスレート採石場の1つ「ディノルウィグ(Dinorwig)採石場」の作業場として、1870年に建てられた建物をそのまま使用しています。
当時、ここで採石に関連するあらゆる作業が行われ、最盛期には3,000人を超える労働者が働いていたそうです。
※入場料は無料! -
ディノルウィグ採石場は1969 年に閉鎖されましたが、その3年後には博物館として新たなスタートを切りました。閉鎖の段階で既に160年以上経っていた建物ですが、その重厚さは健在です。
スレート産業は19世紀後半に最盛期を迎え、ウェールズに莫大な富をもたらしました。 -
イチオシ
敷地内に入ると、最初に目を引くのが建物へと続く線路と積荷のための設備です。
施設内には、大小さまざまな道具、当時の様子を再現した休憩室や宿舎、労働者が生活していた家の様子などが展示されています。 -
こちらの写真は当時のもの。ハンスレット蒸気機関車が切り出した石材の輸送に使われていました。
100年を超える時を経て、今では博物館で最も注目を集める展示の一つとなっています。
※列車の写真撮ってませんでした(涙)・・・残念! -
18世紀にイギリスで始まった産業革命は、スレートの切り出しや輸送などに新たな技術を次々ともたらし、ウェールズのスレート生産は一大産業へと発展していきました。
スレートは薄く剥がれて加工がしやすいため、ヨーロッパでは古くから屋根材として広く使われてきました。特にウェールズ産のスレートは高品質とされ、世界の屋根の約3分の1にウェールズ産のスレートが使用されていると言われています。 -
これは木を切る機械のようですね。
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博物館では当時の様子を再現した展示がされており、当時の過酷な労働環境、ストライキ、巧みな職人技、そこで暮らす労働者とその家族の生活の推移を、スレート産業の歴史として紹介しています。
※こちらは休憩室かな? -
ダイレクターの部屋。
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こちらもダイレクターの部屋。
※イギリス人はみんな大好き、対になったチンのような犬の陶器の置物。 -
ダイレクターの奥さんの部屋。
※手回し式の古いミシンがありました。 -
イチオシ
博物館のハイライトの一つが、今も現役で稼働している英国最大の水車です。かつては作業場内のすべての機械に動力を供給していたそうです。
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大きすぎて全体像を写真に収めることができません!
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敷地内には、採石労働者の住宅がそれぞれの時代ごとに再現されており、当時の人々の生活の様子を垣間見ることができます。
※屋根はもちろんスレートが使用されています。 -
昔のキッチン。暖炉で煮炊きしていた時代の展示です。
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こちらはベッドルーム。家族全員が一つの部屋で寝ていました。子供用のマットは床に直接置いてあります。
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少し時代が進んだ暖炉兼キッチン。鉄でできたオーブンが付いてます。
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水回りは別の部屋になっていて、ベルファストシンクがありますが、蛇口はついてませんね。
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イギリス人はお皿を飾るのが好き。
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ベッドルームらしくなってきました。
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更に時代が進むと電気式のオーブンレンジが出てきました。電気ストーブもラジエーターもありますね。
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水回りには電気式の給湯器も登場しました。蛇口も水とお湯が2つ付いてます。
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博物館の奥にあるスレートの採石場を登ると、スノードニアの山々が広がり、眼下にはパダーン湖を見下ろす素晴らしい景観を臨むことができます。
※スランべリスからはパダーン湖畔を走る「スランべリス湖岸鉄道」が走っており、列車からの眺めもまた格別とのこと。 -
スランベリス湖岸鉄道は1842年に開通、当時は山から切り出したスレートを港へと運ぶために運行されていましたが、スレートの需要が減ったことで1961年に廃線となりました。その後1971年に一部再開した後、2003年には写真のスランべリス駅まで延伸。
※現在は観光列車として人気を集めています。 -
イチオシ
出発進行! この列車はパダーン湖畔を走って、折り返しでスランべリス駅に戻ってきます。
https://www.lake-railway.co.uk -
しかーし、スランべリスと言えば、なんと言っても「スノードン登山列車」が有名です。
スノードン登山列車はスランベリスからウェールズ最高峰のスノードン山山頂上までの7.5kmを結ぶ観光鉄道で、イギリスで唯一、一般乗客を乗せて走る狭軌のラック式鉄道です。開業は1896年、100年以上経った現在も観光客だけでなく、世界中の鉄道ファンの人気を集めています。
スノードン登山鉄道は人気が高くてチケットが取りにくいだけでなく、悪天候に左右されやすいため、運行の短縮やキャンセルは日常茶飯事。これもスノードン登山鉄道の人気を更に高める要因の一つとなっているはず(なかなか乗れないw)
今回のパッケージツアーはバスの時間が決まっているので、これら列車に乗ることはできませんでした。またいつか列車に乗るためだけに北ウェールズを訪れたいと思います!
https://snowdonrailway.co.uk
※写真はスランベリス湖岸鉄道の後ろ姿 -
イチオシ
さて、午後はカーナーヴォンへと向かいます。
カーナーヴォンはメナイ海峡を挟んだアングルシー島の対岸にある海沿いの街で、旧市街はコンウィ同様、頑強な市壁に囲まれており、かつては外敵からの襲撃の脅威に晒されていたことを物語っています。カーナーヴォンの市壁は上を歩くことができない構造となっており、全長743メートル、8つの塔と2つの門を持ち、建造時からの状態をほぼ完全な形で維持しているそうです。
カーナーヴォン城は、コンウィ城、ビューマリス城、ハーレフ城とともに「グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁」として1986年に世界遺産に登録されました。
※カーナーヴォン城は、「天空の城ラピュタ」でシータがムスカ大佐に幽閉されていたお城のモデルと言われている場所の一つだそうです。ジブリファン必見?カナーヴォン城 城・宮殿
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中世の城跡にちょっとお腹いっぱいになった私たちは、旋回橋を越えてメナイ海峡まで行く遊覧船で、カーナーヴォン城を中からではなく外から見ることにしました。
カーナーヴォン城の横を流れるセイオント川(Afon Seiont)にかかるアバー旋回橋(Pont yr Aber)は、歩行者専用(自転車も通ってました)の電気稼働式旋回橋です。
1970年にこの新しい旋回橋が架けられる前、1969年に取り壊された旧旋回橋は、1900年3月1日のセント・デイビッドデーに開通したガス稼働式で、自動車も通ることができる大きな橋だったそうです。 -
結構頻繁に閉じたり開いたり・・・。橋が開いている間を遊覧船が通って行きます。
※今年2023年には修理やメンテナンスのために長期間閉鎖されていたこともあるようです。2023年11月現在、旋回橋が稼働しているのかどうかは突き止められませんでした。 -
船に乗り込んで行きます。中は船縁と真ん中に木のベンチが設置されたタイプ。
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旋回橋の間を通って行きます。
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カーナーヴォン城をボートから見たところ。
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カーナーヴォンは、ウェルシュ・ハイランド鉄道(Ffestiniog & Welsh Highland Railway)の発着点としても有名です。
路線はカーナーヴォンからポースマドック(Porthmadog)を結ぶウェルシュ・ハイランド鉄道に、2011年にフェスティニオグ鉄道が接続されました。カーナーヴォン駅はカーナーヴォン城のすぐ隣にあり、列車が入線すれば駅の外からでも見ることができるようです。
https://www.festrail.co.uk/
※駅構内には誰でも入れるようになっていて、このような展示もありました。いつかはこの列車に乗るためにカーナーヴォンを再訪したいです! -
本日のエクスカーションを終えてホテルに戻ってきました。
今夜のメインは、シーザーサラダを選びました。チキンはチキンナゲット、アンチョビーも乗っていてニース風サラダの風合いもあるハイブリッド型です。
※やはり美味しくなさそう~w
実質最終日となる北ウェールズバスツアー4日目は、バンゴール(Bangor)と、旅程にはなかったスランヴァイプール駅(Llanfairpwll)に私のリクエストで寄ってもらいました!
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