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琵琶湖の北の果て、大浦で見仏。山門公民館で馬頭観音さま、大浦腹帯観音堂で十一面観音さまを拝観。菅浦で鯰料理。天然うなぎも。

アイラブ仏像めぐり 琵琶湖のさいはて菅浦、大浦

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2023/07/01 - 2023/07/01

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ゆうこママ

ゆうこママさん

琵琶湖の北の果て、大浦で見仏。山門公民館で馬頭観音さま、大浦腹帯観音堂で十一面観音さまを拝観。菅浦で鯰料理。天然うなぎも。

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  • 日帰り見仏ツアーで、またしても滋賀県。<br />バスは大津からスタートし、湖西道路で琵琶湖の北の果てを目指す。<br />道の駅マキノ追坂峠で小休憩して、大浦へ。<br />大浦は現代では北の果てだが、昔は琵琶湖物流で栄えた集落。そこに運輸の守り神である馬頭観音がまつられている。

    日帰り見仏ツアーで、またしても滋賀県。
    バスは大津からスタートし、湖西道路で琵琶湖の北の果てを目指す。
    道の駅マキノ追坂峠で小休憩して、大浦へ。
    大浦は現代では北の果てだが、昔は琵琶湖物流で栄えた集落。そこに運輸の守り神である馬頭観音がまつられている。

  • 馬頭観音はお寺を移り移って、今は山門ヤマカド公民館にいらっしゃる。わずか67戸の山門集落で守られているほとけさまだ。<br />11世紀前半の一木造り。目を引く赤い衣は後世の補彩色。馬頭観音は普通、三面八臂だそうだが、この像は腕が二本少ない。平成26年の解体修理により釘痕が発見され、元々は八本あった可能性が出てきたそうだ。<br />頭上の馬は頭だけでなく、チェスの駒のように上半身姿で菩薩頭上に立ちカッコいい。<br />

    馬頭観音はお寺を移り移って、今は山門ヤマカド公民館にいらっしゃる。わずか67戸の山門集落で守られているほとけさまだ。
    11世紀前半の一木造り。目を引く赤い衣は後世の補彩色。馬頭観音は普通、三面八臂だそうだが、この像は腕が二本少ない。平成26年の解体修理により釘痕が発見され、元々は八本あった可能性が出てきたそうだ。
    頭上の馬は頭だけでなく、チェスの駒のように上半身姿で菩薩頭上に立ちカッコいい。

  • バトーさんは、座敷の床の間に、他の2人のほとけさまと共に並ぶ。<br />左に馬頭観音(県指定文化財)。中央には厨子入りの江戸期の阿弥陀立像。右側は鎌倉期の阿弥陀座像。若々しく端整な美形だ。<br />中央の阿弥陀は美術的価値は低いかもしれないが、すごく気になる像。童顔スマイルあみだちゃんは、夢見るラブリー系。隣のバトーさんの怖さを和らげる作戦とみた。<br />

    バトーさんは、座敷の床の間に、他の2人のほとけさまと共に並ぶ。
    左に馬頭観音(県指定文化財)。中央には厨子入りの江戸期の阿弥陀立像。右側は鎌倉期の阿弥陀座像。若々しく端整な美形だ。
    中央の阿弥陀は美術的価値は低いかもしれないが、すごく気になる像。童顔スマイルあみだちゃんは、夢見るラブリー系。隣のバトーさんの怖さを和らげる作戦とみた。

  • 次に訪れたのは、大浦十一面腹帯観音堂。<br />集落の男女各15人で観音堂の管理をしてきたが、人口減少で5年前に解散。今は有志の11人で管理されている。<br />

    次に訪れたのは、大浦十一面腹帯観音堂。
    集落の男女各15人で観音堂の管理をしてきたが、人口減少で5年前に解散。今は有志の11人で管理されている。

  • 腹帯を巻く観音様の姿には見覚えがあった。東京芸大で開催された、観音の里の祈りとくらし展で、お会いした方だ。<br />地元では最澄が彫ったと伝わるカヤの一木造り。姉川の合戦時に池に沈めて守られたが、そのまま行方不明に。80年後に池から見つかったそうな。平成15年にも盗難にあったが、無事戻ってきたという歴史を持つ。

    腹帯を巻く観音様の姿には見覚えがあった。東京芸大で開催された、観音の里の祈りとくらし展で、お会いした方だ。
    地元では最澄が彫ったと伝わるカヤの一木造り。姉川の合戦時に池に沈めて守られたが、そのまま行方不明に。80年後に池から見つかったそうな。平成15年にも盗難にあったが、無事戻ってきたという歴史を持つ。

  • 眉から鼻にかけてのラインは完璧。小さく結んだ唇にはまだ幼さが残る。ゴージャスな冠もネックレスも、大人っぽく見せようと背伸びしてるみたい。

    眉から鼻にかけてのラインは完璧。小さく結んだ唇にはまだ幼さが残る。ゴージャスな冠もネックレスも、大人っぽく見せようと背伸びしてるみたい。

  • お堂には他に阿弥陀如来座像、毘沙門天、地蔵菩薩が並ぶ。<br />雨のなかわざわざお堂を開けて下さった地元の方に感謝。お堂でいただいた大浦自慢のお米は、さっそく家族で食した。もちもちツヤツヤおいしい。

    お堂には他に阿弥陀如来座像、毘沙門天、地蔵菩薩が並ぶ。
    雨のなかわざわざお堂を開けて下さった地元の方に感謝。お堂でいただいた大浦自慢のお米は、さっそく家族で食した。もちもちツヤツヤおいしい。

  • 昼食は菅浦の佐吉にて。

    昼食は菅浦の佐吉にて。

  • お造り。白いのは、貴重なイワトコナマズ。<br />味の良さに驚いた。

    お造り。白いのは、貴重なイワトコナマズ。
    味の良さに驚いた。

  • このイワトコナマズも美味しい

    このイワトコナマズも美味しい

  • 琵琶湖産の天然ウナギ。<br />琵琶湖の恵みを堪能し、おなかいっぱいになって帰路へ。<br />おしまい

    琵琶湖産の天然ウナギ。
    琵琶湖の恵みを堪能し、おなかいっぱいになって帰路へ。
    おしまい

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