滋賀県のほぼ中央に位置する近江八幡市<br />この旅行記では、日帰りで街歩きを楽しんだ様子をお届けします<br />よろしければご覧ください。

２０２２年　近江八幡を日帰り観光

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2022/04/13 - 2022/04/13

303位(同エリア1298件中)

エリア

近江八幡・安土(滋賀)

同行者: 一人旅

旅行の手配内容: 個別手配

観光に出かけるのは本当に久しぶり
風光明媚なスポットにあふれる滋賀県に出かけてみようと思いました

降り立ちましたのはＪＲ琵琶湖線の安土駅

駅を見上げると朱色の縁取りが美しい
案内によりますと、２０１７年に作られた新しい駅だそうです
塔のように見える八角形の建物は、安土城の天守閣をイメージしているとのことでした

駅舎内はお城の石垣を模したデザインが見られ、はやくも戦国ロマンを感じます
安土といえば天下統一の拠点として織田信長が城を築いた地
駅前には織田信長像が設置されていました
観光案内所に寄りました
これから行きたい場所をとても親切に案内して頂き感謝
美味しそうな土産物も販売されています
最初に訪れたのは「安土城郭資料館」
入館料２００円
２０分の１スケールで再現された安土城の模型が圧巻です

この模型は開閉式
まず、城の外観をぐるりと見学
それから城が半分に開かれていく様子を見守り、
最後に近くまで行って城の内部を見学出来るという面白さ

館内動画撮影は出来ないそうです

安土城屏風絵陶板壁画も見応えありました
詳しい説明をご覧ください
訪問の記念になるお土産を一部紹介
休憩出来るカフェもありました
丁寧に応対して下さるスタッフさんに挨拶してお別れ
次の場所に向かいます
静かな住宅地をしばらく歩きました
森が見えてきて到着
安土駅から１０分くらいです

沙沙貴神社です
鳥居で一礼

境内を歩くとひときわ大きな木がありました
説明によりますと、なんじゃもんじゃと呼ばれ
初夏には白い花が咲くそうです
境内では美しい花が四季折々と咲き
近江百華苑として知られるとか
今日はどんな花が咲いているかな
え、と思うほど立派な建物
わぁびっくり

荘厳な楼門であります
神社の名前というか御神号が書かれる扁額
有栖川熾仁親王によるそうです

参拝記念に頂いた御朱印もこちらの文字でした

沙沙貴神社は、全国の佐々木さんやその流れを汲む姓を持つ方々から信仰を集めていることでも知られています

私はその流れとは関係なく
愛読する小説の舞台と思われるため訪れました

観光案内所に掲示されていたものを許可を頂き撮影した写真です
楼門の手前に「男石」なるものが
少し離れたところに　「女石」がありました

説明によりますと、男性は男石から女石まで、
そして女性は女石から男石まで目を閉じて歩く
無事に目指す石まで行けたら良いご縁に恵まれるそうです

案内板の右手には椙（すぎ）と檜（ひのき）の寄り添う姿
椙は栄えて伸び、檜は息吹を与えると紹介されていました
手と口を洗い清めます
整えられた庭に咲く八重桜がとっても綺麗ー
頂いた御朱印にも八重桜が描かれ
良き参拝記念となりました

他に参拝する方がおられず、静かな境内独り占め
本殿にてお参り出来た感謝をお伝えしました
本殿のすぐ左にある社殿には今回最もお参りしたかった
少彦名神がお祀りされています

拝所手前には願掛け石
そして写真では見えにくいですが奥に大きな石と勾玉型の石が
丁寧にお参りさせて頂きました

少彦名神は古事記に記されている神
愛読書「神様の御用人」では愛すべきキャラクターとして登場します
少彦名神は醸造の神

１９９７年、伊勢神宮ゆかりの米「イセヒカリ」の種もみを沙沙貴神社が譲り受け、氏子の方々により神社近くで米作りをされたそうです
そして収穫された米で仕込んだのが純米酒「神の滴」
秋には収穫米と共に伊勢神宮へ奉納するという記事を読みました

きっとその薬効で人々をお救いになったのでしょうね
写真に少彦名神のお姿があるのが分かりますか？

ササゲの豆の鞘に乗って海を渡ってこられたことから
ササキ神社と言われるようになったとの伝承があるとか
一寸法師の元にもなったそうです
小さなお姿で少彦名神は様々なお力があると知りました
境内に「乃木将軍手植えの松」とありました

乃木将軍って日露戦争で活躍した軍人
東京の乃木神社で軍神として祀られているお方

後で調べてあらびっくり
源義経に従い宇治川の戦いで梶原景季と先陣争いをした
佐々木高綱の後裔、
つまりご子孫と分かりました

それで乃木希典将軍と静子夫人は沙沙貴神社を崇拝され
１９０６年に参拝された時にご本人が松を植えられたそうです
長い年月が経ち立派に成長したのですね
本殿の裏手には花が咲き誇って素晴らしい景色
花の香りに癒されます
境内はとても広いです

写真は干支の庭についての案内
一つ一つの干支像が可愛かったですね

一言で書く願い事を一心に念じれば叶えてくれる歳徳神には
旅実現と唱えさせて頂きました

お願い優先で写真を忘れました
滋賀県指定重要文化財の建築物も見事でした

２０１８年の台風で境内の建物や樹木に大きな被害を受けたそうです
復旧を支えたのは全国の氏子や宮司の方々など
沙沙貴神社は様々なご縁の力によって守られた事を知りました

参拝の記念に用意されていた勾玉守
それではそろそろ失礼しましょうか
あら
今頃になって楼門の前に続く参道に気が付く私、、
大きな鳥居がありました
こちらか入るのが正式だったのですねー
次回は気をつけます

それでも偶然、地元の方とお話する機会を得ました
四季折々の花を楽しみに神社を訪れるそうです
幾つもの花の名前を教えて頂き嬉しかったです
皆さんは「うらしま草」をご存じでしょうか
浦島太郎が釣り糸を垂れている様子に似ていることから
名付けられたそうです

紹介されなければ見過ごしていた植物
早くも出逢いのご利益頂きました！
あかこんバスという近江八幡市のコミュニティバス
沙沙貴神社の前にバス停がありました
まもなく近江八幡駅までのバスが到着すると知り乗車
運賃２００円
近江八幡駅からバス
小幡町資料館前で下車
ここでも美しい桜が見られて感激
歴史ある街並み歩きを始めました
新町通りに入るとしっとりした素敵な雰囲気
重要文化財でもある近江商人屋敷が立ち並んでいます

写真左手に見えるのが見越しの松というそうです

奥に見えるのが八幡山
その山上に豊臣秀次が建てた八幡山城がありました
城下町は碁盤の目のように作られ
職人や商人を集めて町を発展させていったそうです
うだつが上がっている家は豊かさの象徴だそうです

こちらの蔵も立派ですね
近江八幡市第一号名誉市民
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ

およそ１００年前に近江八幡市に来られ
英語教師、建築家、宣教活動、医療に福祉に大活躍

その建築物を巡るのを楽しみにしていました
ところがどういう事か頭が痛くなってきました
我慢出来るかなと歩きます
日牟禮八幡宮の鳥居にて一礼
白雲橋から見る八幡堀の眺め
近江八幡観光と言えばの絶景ー
時代劇のロケ地としても有名です

ああそれなのに、頭痛はガンガン
どこかでクールダウンしないとマズイわ、、
駆け込んだのはバームクーヘンで有名なクラブハリエ
平日のためか空いていてラッキーでした
鎮痛薬を飲みしばらく休ませていただきます

当初の予定では八幡山ロープウェイからの八幡山城
豊臣秀次公像まで見学と考えていました

でももう無理無理
無事に帰宅をゴールとして予定を大幅に変更しなきゃ
痛みが落ち着き観光スタート

日牟禮神社の楼門
平安時代に創建され
近江商人が深く信仰し商売繁盛のご利益もあるそうです
楽しみにしていた参拝です
手水舎で清めます

祭りで使われたのでしょうか
３月の左義長
４月の八幡祭りが有名です

左義長の準備の様子をテレビ番組で観ました
地元の方々の祭りにかける熱い思いが神社を
そして信仰を支えている事を知りました
赤紙とその年の干支を飾っただしが街を練り歩く様子を見てみたいです