いわしのたたきと銀座米

2023/04/07 - 2023/04/08

海外旅から帰ってくると、しばらくは「旅してる気分」が続く。
いつも歩く街角も、旅人の目で見ている自分がいる。

映画に行きたいなあ。
旅気分のまま、東京駅から新橋まで歩くことにした。

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

東京駅　午前1０時2０分。銀座まで歩くのは、雨上がり、新緑、今日の気分はあちら側。
リーチさんに会おう。「リィー―――チーー
」また残響がよみがえる。


この通りこそ無国籍な感じがする。シックで華々しいビルの前を通りかかり、ピカピカ窓越しにフェアらしきものが見えた。
入って驚く。

どこかの物産展でもない。個人店名だったり、県名だったり。主催か判らない市。陳列の仕方もどこか丁寧。

紅はるかだもん。見逃せないなあ。
売り手女性は、セールストークしないし、素っ気ないわけでもない。洗練されてる人だなあ。東京を感じるとき。

足元にこれ。お・い・し・そ・う。

ゴメン、今日はだめなんです。置いてくね。

曲がれば、この棚。

うわ、日本ミツバチだよ、きっと。
信州かあ。それにしても安価。大丈夫？このビルで、東京で。

結局、急ぎ足になって到着、シネスイッチ銀座。
迷うラインナップだが、今日は、Pris気分。

あの日、この地下の部屋で東北の震災に遭遇したんだ。
当日のことをリアルに思い出す。
映画の題名、ワスレテル。

映画”ノートルダム　炎の大聖堂”
シナリオを読み直したい。

相方が選ぶ今日のランチ。
多分フレンチだろうと覚悟してきたのに、意外。
えっ、いいの？

私がもう長い間願っていた店。密かに温めていた店。一人ではとても抵抗があった。

壁のメニューの中から一瞬で座る前に決定。
オーダーの後、テーブルのメニューを拝読。
おこぜの唐揚げ　かわはぎの刺身！！！　青柳のぬた　うどの酢味噌和え・・・
一生通い詰めても征服できないよう。（同じものを頼むことも多いだろうから）

目に飛び込んだ名前は、これ。

ご飯のおいしさ、気になり、尋ねた。
「”銀座米”と袋には書いています。」と、フロアの女性。
一瞬、銀座のビル屋上の稲刈りニュースがよみがえったが、とてもとてもこのお店一軒だけでも賄えるはずはない。
銀座仕様の調達米なんですね。

これは、表現しようがない。
金沢の鰯組店主も喜ばれるに違いない。
もう二度と会えない気がする。このお店で、同じ時期に来ようとも。

まだ私は、厚岸以外で牡蠣を食べないことを守ってる。

向こうは、銀座通り。通りかかる度に、あそこから何度このお店を眺めたことだろう。一人では無理だろうなあ。落ち着かないのは楽しめない。勿体ないもの。・・・入りたいなあ。行こうか、・・やっぱりだめ。
と。

そうよ、看板にも
お一人様でもどうぞって。
それに実際、いい年代のキャリアウーマン風な人が、私好みのファッションで
お隣の席で、一人食。

「今度からシネスイッチとここはセットで来る！」と、私は宣言した。

さあ新橋まで歩こう。

銀座並木通りの花屋さん
聞いたこともない名前、見たこともないお花
みんな銀座している
彼ら（彼女）らの似合うお部屋はどこだろう、と立ち止まって
頭を巡らす。

雨はもう降っていない。

コリドー街に入る

台南してますねぇ。もう4年会えていない。随分変わっているだろう。

日本に帰ってきたあ～。
東京人は、とりわけまぐろがお好き？

豊洲の名前がこうして認知されていくんですね。

ここもいいなあ
イスタンブールの空港レストランでさえ、あんなに美味しかったんだから、
さぞかし。

ランチもしていますよ
インプット

はい、美しいです

腕のふるいがいのある食材なんだろうか。

これは、8番目って？
もしかしてここ？
ということは、世界は7大海が、あるってこと？

お向かいにThaiの看板文字が見えた。
渡ろう。柵を乗り越える。
メニュー拝見。

この文字デザインの方が、うんと魅かれる

「はい！わかりました！」と背筋を伸ばして、お返事しました。こんなに一直線のもの言いをするわけは何だろう。

新橋駅が見えてきた。気になる建物がガード下と向かい合ってる。
「あのビルに入ってみようよ。サラリーマンの聖地って聞いたことがあるよ。」
1階は、大阪駅前ビル風。
地下に続く階段を下りたら、ワンダーランドでした。

食べたばかりだのに、あのお味は絶対超えられないとわかっていても、
この文字を見つめる習性。

ネーミングも愛情感じるわ

うわ、「北浜」駅彷彿
必ずこなくっちゃ

玄米リゾットは、ぜひ味わってみたい。この場所だからこそ。なんか楽しい。

台湾そのもの

これを刺激的なネーミングと言わずしてどうする。

新大陸発見！

階上へ続く壁で、記録撮影。
あなたに、今、お会いできてよかったです。
充分大人になったから、わかります。

私は、サラリーマンでも男でもありませんが、
必ず一人で、それふうで参ります。
待っていてください。

翌日　今日本で2番目に会いたい人に会いに行く

新住友ビルってどこ？新宿？
ああ、私は改札口出るまでもまごまご時間がかかる最も苦手な「東京」

「都庁前」看板の前っていうけれど、そこまでもものすごく遠廻りしてしまった。人にも会わない車道。タバコを吸いにビルから出てきた人に会えて、ようやく。
駅から7分表示が、所要した時間24分。やはり。

守衛さんにエレベーターの前まで導いていただいて、生気を取り戻す。

お顔拝見するには、斜めがいいなあ。
本日満席。
この講座を知り得たのは、10日間不在中の新聞をむさぼり読んでいたから。二日前。
大声をあげた。幸運をアッラーと全神様と祖母に感謝。

コンサートは終わった。文章そのまんまの人だった。こんなにもむき出しで生きて行くロマンチストの知性が今、私が生きている世界にいる!　この日本に!！
全員退出。忘れ物点検の男性お一人。私のカメラに何も言わない。
黒板に礼をする。

このままでは帰れない。

ベルクベルクと唱えて、また新宿駅ぐるぐる。東口はどこだ。また変わってる。表示が見えない。改札口に人がいない！お掃除する若者が、道具を置いて、そこに続く通りの前まで案内してくださった。
東口改札口も移動していた。
東京は苦手。人間を、駒や数字にさせる。

今夜はヴイノ　ティント。
焼きにすべきか茹でるにすべきか、マイスターベーコンドッグか。
やはり焼き。

ペナンのバッグが見守ってくれてる。
彼と同じ空気の中にいたんだもの。

この旅行記へのコメント （2）

• 彦左衛門さん 2023/07/08 23:19:47

  お元気ですね！

  こんばんは、コロナの三年間は奪われた時でした。
  
  ベルクに行かれましたか。
  
  日本酒もありますよね。
  好みの玉川の「福袋」があった時に、何を思ったか「玉袋ください」と言ってしまった苦い思い出があります。
  
  また再起します、よろしくお願いします！
  

  mom Kさん からの返信 2023/07/09 13:56:11

  Re: お元気ですね！

  利尻富士を眺めながらの昼食を終えたところです。他のゲストは、全員登山派。よって、昼間は一人。　　　　　　　ベルクは、上京の際の定点観察。　　　彦左衛門の復活？健闘お祈りします。