40年ぶりの八芳園と桜の庭園・洋館見学

2023/03/31 - 2023/03/31

二日前の3/28に小雨の中目黒川クルーズで桜見物したにもかかわらず、又今日は「桜咲く庭園3景と洋館見学バスツアー～八芳園のプロデュースのカフェでランチ付き～」という長ーい名前のポケカルのバスツアーに参加。
　実は去ること40年前、八芳園で結婚式を挙げており、このツアータイトルを見た途端、若き日の想い出ががフラッシュバック、即申し込んでしまったのでした。
　もう桜は散っているだろうと諦めムードでしたが、意外に六本木桜坂が満開の状態で、桜を堪能しました。旧前田家本邸の洋館は大変見応えがあり、こちらの広い芝庭の桜も今が盛りでした。
　全国旅行支援の最終日（延長が決まったようですが）クーポンもいただき孫へのお土産に使うことが出来ました。"花金"でどこも人手でごった返す中、バスでのんびり移動でき、各所の桜も見ることができ、日帰りバス旅行ならではの楽しいひとときでした。

エリア 目白(東京)

東京駅丸ビル前を出発、いつものポケカル出発場所です。
　現在丸ビルの中が一部工事中。この集合場所のトイレは丸ビルをお借りしていたので、トイレが工事中で地下2階まで行くことに…不便。

今日は薄曇りながら、雨の心配はなさそう。
　皇居乾通りの桜一般公開で、受付に長蛇の列。添乗員さんのお話だと、皇居ならでは入場チェックが厳しく、荷物チェック・ボディチェック・飲料ペットは不可など、飛行場の保安検査場並のチェックだそうです。

東京都庭園美術館に到着。アールデコ式旧朝香宮邸、残念ながら本日は美術館はやっておりません。4/8・9はプロジェクションマッピングもやるようですが、今日はひっそり。

本館の入口には狛犬が鎮座。

この庭を出れば、ごうごうと車の行き交う町中なのに、ひっそり静かなエリアです。　庭園入口からすぐの芝庭にやってきました。

安田佩のオブジェ。ちょうど保育園児や、親子連れがぼちぼちやってきています。大人￥200の入園料は安い。

樹齢を感じる大木とオシップ・ザッキンのオブジェ。

西洋庭園です。もう桜は最後の様相、風が吹く度、はらはらと散っていきます、桜の花びらの絨毯です。

散った桜が敷き詰められている。

樹によっては今満開なものも在りました、本当に今年は桜開花が早すぎ。

この東京都庭園美術館は公園のトイレが少なすぎ、レストランの裏手のトイレも男女兼用で1個しかなく、バスの駐車場と本館の間の小さなトイレを利用しました。結構小さな子連れが多かったので、もっとトイレが多く充実していれば良いのにと思いました。レストランとかにはあったのかな？
　本館を芝庭側から眺めるとこんな感じ。

日本庭園のエリア、茶室「香華」。

茶室入口から。

思ったより中は広かった。静か…閑か…

重要文化財、季節毎に呈茶が催されるようです。

茶室横の池。

もみじの若葉が春らしい。

ツツジもさいておりました。四季折々の花木があり、美術館のパンフレット裏は「Plants Calendar」。

まだしっかりしがみついてる桜花もありました、けなげ。

鯉が集まってきました、少しちいさめ。

美術館の中は見ることが出来ず、庭園だけの散策で、昼食会場へ向かいます。

八芳園がプロデュースしているカフェスペース「MuSuBu」にて昼食のお弁当を頂きました。春爛漫のお花見弁当、上品なお味でとっても美味しかったです。桜エビの入ったほんのり桜色の炊き込みご飯は、お弁当なのに温かく、味付けも気に入りました。ローストビーフや鮭の幽庵焼きetc.一つ一つが手が込んでいて、満開の桜の下で食べられたら良かったな。私は画面一番下の串に刺さっている、「モッツァレラチーズの粕麹漬け」が意外な旨味で、良かったです。中には別注文でおぜんざいを頼んでいる方もいましたが、このお弁当でお腹いっぱいでした。

お弁当と一緒に提供されたお椀もの、中の道明寺の饅頭の中に鶏そぼろが仕込んであり、春の一品でした。食後のコーヒーもたっぷりで45分間の昼食時間でしたが、ゆっくりいただけました。
　食事をした、カフェスペース「MuSuBu」はちょっとロフト的スペースで、清潔なスペースでした。

やって来ました、40年ぶりの八芳園、昔のままの美しい庭園。

八芳園の鯉は丸々と大きく、何匹も群れ集まってきて見事。
　よくよく見ると外人の方が、和装で前撮り。

今も昔も風情ある庭園です。池の周りをぐるっと歩きます。

お庭から上の方には、立派な満開の桜が。

池の縁の桜も残り少な。

お庭の桜はもう散り加減。

盆栽がいくつも展示してあって、その立派さと樹齢に驚き！

ギョリュウ、この形で110年とは！

この蝦夷松330年！

この真柏に至っては樹齢530年とある！樹皮のすべすべ感といい割れた幹の形といい、風格を通り越してなにか魂が宿っている感じすらする。

まるで林を思わせるようなブナ。

40年前の結婚式の私達。

ここまでくたびれたか、(笑)。40年前にここ八芳園で結婚式挙げた記念にと添乗員さんに写真を撮っていただいていたら、なんとツアー同行の中に"八芳園で結婚式あげて61年"！という大先輩ご夫妻がいらっしゃいました。「もう戦友よ」とおっしゃってましたが、私達もこうありたいものだと思うことしきり。

40年前このお庭で一族の写真を撮ったのでした…

名残惜しくも、八芳園をあとにしました。

30分ほどバスに揺られ、閑静な文京区の旧前田本邸にやって来ました。コロナ禍以来入館停止されていたそうで、再開してもまだ団体は受け入れていないため、バラバラと個人で入場しました。無料です。

往時100人以上の使用人が居たという大邸宅。加賀百万石前田のお殿様の東京本邸です。

東京都管理でトイレが綺麗で近代的。

始めに和館を見学、シャガが綺麗に咲いています。

木造住宅ながら、関東大震災後に建てられた為、内部に頑丈なボルトで留められたり、耐震の工夫がさるているそうです。

根張りが凄い、このお屋敷の歴史を感じますね。

和館の中の広いこと。釣りさがつている灯りも素敵。

欄間模様が美しい。

こんな庭なら１日眺めていられそう。

書院造も、奥行きが深い。

洋館にやって来ました、何だか見たことが有るような…やはりTVドラマや映画でしばしば使われていたようです。

靴を脱ぎ、ふかふかの赤絨毯の敷き詰められた館内を見学。

一階は、客間やホールや食堂。二階は家族のプライベートなお部屋があり、回廊式に造られておりました。建物奥に見学者用エレベーターがあり、戻りは利用させて貰いました。

ホールに面した芝庭は、今が桜満開。お花見客が桜を楽しんでおります、花見の穴場ですね、落ち着けて良い。

シャンデリアが美しい。

シャンデリア等の凝った意匠｡家紋のアレンジらしい。　

ホールの華麗さ、お客様をもてなす心、前田利為侯爵が民間外交に心を注いだ事が解ります。

大理石のマントルピースが重厚。

食堂のマントルピースです。これは大きい。

食堂の反対側はボウウインドウになっています。

2階に上がる階段横は、ステンドグラスが埋め込まれ暖かい光が差し込んでおりました。

カーテン、というよりは緞帳が華麗。

見処たっぷりの旧前田本邸、洋館が思った以上に興味深かったです。

バスツアー最後の六本木ヒルズへ向かいます。

まだまだ桜は散る前のよう。ツアー途中目黒川付近や原宿など、人人人でごった返していて、こんな人出に戻ったんだなぁと、コロナの終息を実感。

六本木、路肩にこんな椅子のオブジェ。

時間も押していたのに、添乗員さんが上手に参加者をまとめてくださいました。皆さんツアー最後で少し疲れぎみ。でも、桜桜と歩くこと。

オオシマザクラもありました。

思いの外散っておらず、今日から桜のイベントとライトアップ開始ということで、グッドタイミング。

満開。

六本木桜坂は、こんなに綺麗なんですね。

道路がさして広くないから、かえって桜で空が覆われているように見えて美しい。

数日後には、散ってしまうのでしょうね、ずっと咲いていて欲しい。

最後にテレビ朝日のところから、毛利庭園へ。

なんだか収録中。

毛利庭園の池のハートをバックに撮ってもらったつもりでしたが…

ハートこんな感じです。

池にはカモが、数羽。

毛利庭園の桜もこんなに綺麗に咲き誇っていました。

ドアップでパチリ。

ドウダンツツジも地味ながら満開。

池の周りは絶好のお花見スポット。

4月前に、今年最後の桜見物になりそうです。

名残惜しい。

毛利庭園を最後に東京駅までバスは進み。ツアーは17:40終了。春を満喫した１日でした。