青春18きっぷで飯田線　2日目　中部天竜、豊川稲荷、掛川、焼津

2022/09/03 - 2022/09/03

22年9月の旅行記です。

青春18きっぷが2日分余りました。
金券ショップに売っちゃおうかな、とも思いましたが、せっかくなので出かけることにしました。

目的は飯田線。
東京からなら日帰りも可能ですが、おじさんの自分には慌ただしいので、1泊2日の旅にしました。
ゆるい「18旅」をされる方の参考になれば幸いです。

　1日目　中央線→塩尻→飯田線→田切→飯田
☆2日目　飯田→飯田線→豊川稲荷→豊橋→掛川→焼津→東海道→帰宅

エリア 掛川(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。
宿の場所も飯田城址ということでいいのでしょうか。
写真は城址にある長姫神社。

長姫神社 寺・神社・教会

■飯田843→飯田線→天竜峡911
■天竜峡914→飯田線→中部天竜1041
天竜峡を過ぎたあたりから険しい山の中に入って行きます。
wikipediaで調べると、1日の乗車人数が一桁の駅が連続します。
秘境駅などと呼ばれる駅です。

これも駅です。
田本駅。

田本駅 駅

飯田線はくねくねと地形に沿って走ります。
どうしてもやむを得ないところだけトンネルを掘りますって感じ。

これは為栗駅。
「してぐり」と読みます。
おお、iPhoneはちゃんと変換した！

為栗駅 駅

中井侍駅近く。
読みは「なかいさむらい」。

川は天竜川。
このあたりまでが長野県。
少し進むと静岡県。ちなみに浜松市。浜松市ってそんなに広いんですね。
川の対岸は愛知県となる場所もあります。

線路と駅はあっても車道がない場所もあります。
少し先では国道152号と並走する区間がありますが、その国道も酷道と呼ばれる道です。
※国道152号は上田市と浜松市を結ぶ道路。険しい山の中を通る区間も多く、途中、車両通行不能の（林道を迂回する必要がある）区間があります。

中井侍駅 駅

中部天竜着。
次の列車まで少し時間があります。
散歩しましょう。

中部天竜駅 駅

駅前はいきなり天竜川。
橋を渡ります。

青い看板に国道473号の字が見えます。
※国道473号は蒲郡市と牧之原市を結ぶ国道…と書くと幹線道路に聞こえるかもしれませんが、区間によっては酷道になるそうです。

人のいない瞬間を撮ってますが、病院や食堂もあります。

駅名は中部天竜で「ちゅうぶてんりゅう」。
街の名は中部で「なかべ」。

違うルートで駅に戻ります。
天竜川を渡る必要がありますが、こんな橋でした。
橋の名は中部橋。

パノラマ

ちょうど特急「伊那路」がやって来ました。
飯田線にも特急があります。
でも、中部天竜－天竜峡あたりの区間は、普通列車で秘境駅を見ながら進んだ方が楽しいですよ～

■中部天竜1136→飯田線→豊川1307
車掌さんが検札にきました。
「どちらまで」と尋ねるので「豊川…の予定ですが途中で降りるかも」と答えたら、車掌さんニヤリ。
18きっぷシーズンはそんなお客が多いのでしょう。

今日中に東京に帰ればいいので、どこで時間を分散させるかの選択になります。
途中、飯田線内では湯谷温泉か長篠に寄ることも考えていたのです。
また、単線区間の上り列車・下り列車をうまく組み合わせて、秘境駅で下車することも考えていました。

駅名に三河を冠した駅が現れ、愛知県に入ったことを知ります。

結局、予定どおり豊川で下車。
駅前から狐さん。

駅隣接の壺屋でそばをいただきます。
お稲荷さんが名物だそうですが、残念ながら売り切れ。

商店街

豊川稲荷に着きました。

これも狐。

豊川稲荷 寺・神社・教会

奥に進んでみます。

■豊川1404→飯田線→豊橋1416
■豊橋1424→東海道本線→浜松1459
■浜松1510→東海道本線→掛川1536
静岡県に戻って掛川で下車。

掛川と言えば、掛川城が名所の一つです。
が、天守閣は修復工事中で、休館中。
自分はかつて見物したことがあります。
駅から徒歩圏で見晴らしもいいので、工事完了後は是非どうぞ。
http://kakegawajo.com/

ちょっと気になっていたお店があるので訪問します。
写真のお店「遠州掛川鎧屋」さんです。

お店のサイト（https://yoroiya.hamazo.tv/）にはこうあります。
現代甲冑･武具･模擬刀・居合刀・時代小道具・戦国グッズ・幕末グッズ・忍者グッズ・日本のお土産など３,０００以上の品ぞろえ！ オリジナルの甲冑・居合刀・舞台用竹光・拵の製作も常時承っております。

掛川城天守閣 名所・史跡

お店の前にはポップが。

「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」（略称「勇しぶ。」）の舞台（聖地）がここ掛川です。
小説は2012年から2014年まで刊行され、2013年にTVアニメが放送されました。
勇者と魔王が対立する世界で、青年が勇者を目指すものの、いざ勇者試験を受ける直前に魔王が倒され勇者制度は廃止。青年は失意のうちに家電量販店で働いていると、その店に倒された魔王の娘がやってきて……というお話。
ポップになっているのは、メインヒロインのフィノ・ブラッドストーン。

さて、鎧屋では、お土産のお菓子も買えます。
小判型のお菓子を購入。
「おぬしも悪よのう～」なんてシチュエーションを想定したお菓子です。人に見せれば、きっと笑いが取れます。

もう1か所、気になっていたお店「すいのや」に寄ります。
駄菓子屋さんということになるのでしょうが、中に入ると……おでんが作られています。
小さなお店ですが、テーブルと椅子があり、店内でおでんを食べることも出来ます。
ちょっと面白い空間ですので、どうぞ。

すいのや グルメ・レストラン

■掛川1637→東海道本線→焼津1708
次は焼津で下車。
海の方へ歩きます。
「地魚定」（じざかなてい）で、お寿司を。

金寿司 地魚定 グルメ・レストラン

写真は夕暮れの焼津港。
そろそろゆっくり東京へ戻りましょう。

■焼津1809→東海道本線→静岡1821
■新静岡→静岡鉄道→草薙
ちょっと静岡の街を歩いて、静岡鉄道に寄り道。

■草薙→東海道本線→沼津
18きっぷシーズンですが、ここまでそれらしきお客をあまり見かけませんでした。
が、沼津駅では、さすがは乗り継ぎポイントと言うべきか、旅を終え、東京方面に帰るであろう若者を見かけました。

■沼津2038→東海道本線→小田原2118
小田原からはロマンスカーで帰宅。

寄り道した分をどう捉えるかにもよりますが、普通に切符を買ったら1万円強の距離を18きっぷを利用して2日間で乗りました。
ご覧のとおりのゆるい旅でした。もう少しきびきびしたスケジュールならあと何か所か観光できたでしょう。
ご参考になれば幸いです。