おしどり夫婦の宮津　茶六別館

2022/06/16 - 2022/06/17

天橋立を観光し数寄屋造りの京懐石の料理旅館　茶六別館に行ってきました。
昭和六年に当主茶谷六治が大工衆を連れて全国の和風建築を訪れ、感じた粋を凝縮させた旅館です。部屋に入ると最近のゴージャスなお部屋ではありませんが何故か落ち着きます。旅館の案内にあった”侘び　寂び”のお部屋の良さに気付くのは夕食を頂いてからでした。茶六別館のこだわり、三風（風土、風味、風景）を重んじるお料理をいただき、茶六別館が提供したいおもてなしが
少し分かって数寄屋造りの佇まいやお庭など醸し出す空気が侘び、寂びだと気づかされました。何か知らん居こごちが良いのです。
次回は秋に訪問したいと思っています。

エリア 天橋立・宮津(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

駐車場から数分歩いて到着です。

丹精込められた見事なお庭です。懐かしい母の実家をおもいだします。

昔から馴染んでる木々です。

露地の坪庭です。さりげなく手入れされています。。

島村佳氏の陶芸、丹後七姫です。
京都北部、丹後地方の伝承に登場する代表的な7人の姫君の総称です。京丹後市は羽衣天女、静御前、細川ガラシャ、小野小町、間人皇后です。安寿姫は舞鶴宮津で乙姫は伊根町で史蹟が伝えられています。

一番右が間人皇后（はしうどこうごう）聖徳太子のお母さん。
京丹後市丹後町には「間人」という地名が残されていますが、読み方が難しいですね。「たいざ」と読みます。どうして「間人」と書いて「たいざ」と読むのでしょうか？その理由は、聖徳太子の母・間人皇后(はしうどこうごう)と深いつながりがあると言われています。
間人皇后(穴穂部間人皇女・あなほべのはしうどのひめみこ)は、６世紀末、大和政権の蘇我氏と物部氏との争乱を避け、今の丹後町間人(たいざ)に身を寄せたと伝えられています。村人たちの手厚いもてなしへのお礼にと、この地を去る際、皇后は自らの名「間人」(はしうど)をこの地に贈りました。しかし村人たちは畏れ多いことから、皇后が退座したことにちなみ読み方を「たいざ」としたと言われています。

真中が絶世の美女と言い伝えられている小野小町、左端が源義経の愛妾の静御前です。

左の四人ですが、右から順番に安寿と厨子王丸の安寿姫、乙姫、羽衣天女、ガラシャ夫人です。
乙姫はあの浦島太郎の乙姫様です。
全員女性の陶器人形です。

館内。」コーヒーメーカーがあります。

館内

床の間
季節の花です。

夕食はお食事何処の”四季膳　花の”です。

今日の献立
令和四年水無月の旬の味覚懐石です。

先付けです。赤、白、黄、緑と涼やかで綺麗です。
いよいよ食事に期待がふくらみます。

養老羹に梅肉、花穂紫蘇添え、蛸は柔らかいです。

水雲(もずく)酢、口の中がさっぱりします。

南瓜金団、青梅甘露煮です。

向付

丹後のとり貝。季節の逸品。

大きく肉厚ですが甘みもあります。辛子酢味噌でいただきます。

ホウボウと剣先烏賊のお造り

綺麗な器ですね。いったい何でしょう。

炊き合わせです。
胡麻クリームのなかに冬瓜、白芋茎、陸蓮根、水玉人参が入っています。
振り柚子でさっぱりしたお味です。

今度は強肴です。
れんこだいのしゃぶしゃぶです。

地元産の野菜。
生なめたけ、ネギ、水菜、エノキ

脂物。抹茶塩でいただきます
万願寺唐辛子　茄子　蓮根　玉ねぎ　さつま芋

丹後産岩牡蠣　蒸しています。

土佐酢とレモンでサッパリいただきました。

おひつに入ったご飯です。

新生姜ごはん　枝豆を散らしています。
生姜の香りと彩りのコラボ
です。

留椀。
油揚げ　なめこ　上品な赤出しです
香の物。

白菜浅漬け　胡瓜　昆布　奈良漬け

新生姜ご飯

水物
白桃ゼリー　和菓子水無月

白桃ゼリー

水無月　桑の実

朝食
いろいろ丁寧に作られています。
年をとるとバイキングより断然こちらがよいです。

サラダ　温泉卵　香の物
どれもみな美味です。

湯豆腐の薬味

湯豆腐

湯豆腐　ほうれん草

おかゆ。
胃にとても優しいです。

こころくばりです。

カマス干物

白味噌汁
豆腐　あおさ

ゴールデンキウイ

ブルーガラスにホタルブクロ
涼やかなしつらえです