2022/11/26 - 2022/11/26
1位(同エリア28件中)
RAINDANCEさん
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アメリカ南部、サウスカロライナ州チャールストン郡の町であるマウント・プレザントを訪れました。川を挟んで隣接する港町チャールストンの都市圏として近年急速に人口が増え成長している町です。チャールストンとセットで語られることが多い町ですが、単独でも見応え抜群のエリアでした。
★第二次大戦からベトナム戦争にかけてのアメリカ海軍の軍事を知ることができる「パトリオッツ・ポイント」を訪問。
★サンクス・ギビングの祝日でも開いていた、「ブーン・ホール・プランテーション」へ。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎ポキ(アメリカ料理というよりハワイ料理ですが)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マウント・プレザントは、クーパー川を挟んでチャールストンの対岸にある自治体です。観光情報ではチャールストンとセットで扱われることが多いです。
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サンクスギビングの祝日に訪れました。チャールストンから「アーサー・ラベネルJr橋」を渡ってマウント・プレザントへ。
アーサー ラベネル ジュニア橋 建造物
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1929年に架けられたこの橋は、”西半球で3番目に長い吊橋(斜張橋)”という微妙なスペックの橋で、建設資金調達に貢献した議員の名が付けられました。
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マウント・プレザントに入り、まず向かったのはこちら「パトリオッツ・ポイント」。
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駐車場です。奥に見えるのがアーサー・ラベネルJr橋。
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パトリオッツ・ポイントには、「空母USSヨークタウン(CV-10)」「駆逐艦ラフィー」という2隻の博物館船があります。2021年までは潜水艦もありましたが、老朽化等によりなくなってしまったらしい。残念!
パトリオッツポイント海軍海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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空母ヨークタウンとアーサー・ラベネルJr橋。
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パトリオット=愛国者...つまりここは”愛国者の地点”。
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愛国=国を守る=軍…ということでしょうか。アメリカの愛国心教育は徹底しているらしい。
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ここでチケットを購入。
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まずは正面の「空母USSヨークタウン」へ。ちなみに右に停泊している白い船は、「サムター要塞」への遊覧船です。チャールストン港からも出ていますが、ここからも出ています。
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こちらは「駆逐艦ラフィー」。ヨークタウンのあとにこちらへも乗艦予定。
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空母ヨークタウンへ乗艦です!
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ここから乗艦。
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この艦橋へはのちほど。
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格納庫がインフォメーションとメインの展示エリアになってます。
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格納庫には往年の軍事航空機がずらり。順番に紹介します。こちらは爆撃機のB-25ミッチェル(B-25 "MITCHELL")、第二次大戦で発艦。
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F9Fクーガー(F9F "Couger")、朝鮮戦争で発艦。
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ADスカイレイダー(AD "SKYRAIDER")、朝鮮戦争とベトナム戦争で発艦。
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F6Fヘルキャット(F6F”HELLCAT”)、第2次大戦で発艦。
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F4Uコルセア(F4U"CORSAIR")、第2次大戦と朝鮮戦争で発艦。
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TBFアヴェンジャー(TBF/TBN"AVENGER")、第2次大戦で発艦。
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F4Fワイルドキャット(F4F"WIDLCAT")、第2次大戦で発艦。
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SBDドーントレス(SBD"DAUNTLESS")、第2次大戦で発艦。
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航空機以外にも、高射砲とか…
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…この空母が回収したアポロ8号とか…
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…被弾した空母の模型とか…。空母ヨークタウン(CV-1781)はミッドウエイ海戦で沈没し、今ここにある空母ヨークタウン(CV-10)がその名を受け継いだらしい。
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常設展示っぽい「フラジャイル・コレクション」。
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何がフラジャイル(壊れやすい)なのかは図り知れませんでした。
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米軍の関連展示以外にも、第2次大戦での日本軍の銃・特攻旗・白旗などが展示されていました。軍事力の強大さを誇っても、それを作り構成するヒトというのはもろいもの…というメッセージなのでしょうか。
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こちらのシアターでは...
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...この空母の活躍と、関わった人々のインタビューなど。
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フライトシュミレータ。これは入場料とは別料金だったと思います。
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戦闘機の格納庫から、「START TOUR 1」の案内に沿って、動力や居住のエリアがある艦の内部へ。
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いきなり姿を現したのが礼拝堂。命の危険が身近な職業だけに、神に祈る場所の存在は切実だったと推察します。
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そして洗面台とトイレ。生活感が溢れます。
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寝室には折りたたみ式3段ベッドがギッシリ。毎日この環境で寝るのは大変そうですね。
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生活だけでなく、魚雷をメンテする場所も。
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ここは「MAAオフィス」。MAA=Master-at-Armsは、船の警察官でここはそのオフィス。クルーの間でも色んなトラブルがあったようです。
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一旦出航すれば長い軍事行動、歯が悪くなる人も多かったでしょうから歯医者もあります。治療台もたくさんありました。
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調理場。食事はクルーの数少ない楽しみの一つだったはずです。
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でも毎日このメニューでは...。もう少しバリエーションがあったのでしょうか。
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当時の風景。
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ランドリールーム。
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機械加工場。艦のメンテで色々と部品も必要となりますので、ここで加工するんですね。
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手術室。
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病室。
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機関室。
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艦の心臓部です。
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エンジンコントロールルーム。
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ツアー1を終えて格納庫に出てきました。展示されていた星型エンジンを見て...
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...次は、フライトデッキと艦橋(ブリッジ)に出てみましょう。
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作戦指令室(たぶん)や...
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...レーダー室を経て…
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...フライトデッキに出ました。向こうにアーサー・ラベネルJr橋。
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ブリッジとホーネット(F/A-18A HORNET)。
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哨戒ヘリのシー・キング(SH-3G Sea King)。
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トレーサー(E-1B TRACER)、レーダーを装備した早期警戒機。
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艦上攻撃機のスカイウォリアー(EA-3B SKYWARRIOR)。
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艦上対潜哨戒機のヴァイキング(S-3B VIKING)。
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艦上戦闘機のクルセイダー(F-8K CRUSADER)。
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艦上攻撃機のイントゥルーダー(A-6E INTRUDER)。
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艦上攻撃機のコルセア2(A-7E CORSAIRⅡ)。
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艦上対潜哨戒機のトラッカー(S-2 TRACKER)。
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艦上戦闘機のトムキャット(F-14A TOMCAT)。
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艦上攻撃機のスカイホーク(A-4C SKYHAWK)。
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ミリタリーには詳しくないですが、トムキャットやイントゥルーダーは聞いたことがあります。フライトデッキから、ずらりと並ぶ戦闘機と艦橋とアーサー・ラベネルJr橋を望む風景。
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次はブリッジ(艦橋)に上がってみましょう。
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ここに艦長がいたのでしょうか。宇宙戦艦ヤマトの第一艦橋を思い出します。
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隣に停泊する駆逐艦ラフィー。
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艦橋からフライトデッキとホーネットと橋。左端には、サムター要塞へ向かい戻ってきた遊覧船が見えます。
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続いて艦橋から降り、先ほどの「ツアー1」とは別のルート、「ツアー3」で艦の内部へ。ここは印刷室かな。
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理髪コーナー。
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売店と軽食スタンド。
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美味しそうな食品サンプル。
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こちらの調理場はステーキ?…ツアー1で見た調理場より豪華です。偉い人向けだったのかもしれません。
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映像スペース。作戦展開以外に、もしかしたら映画なんかも上映したのかな?
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戦時に軍で活躍した女性たち。
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ここはアメリカの戦艦の模型がズラリ。
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クリーブランド級軽巡洋艦。
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アトランタ級軽巡洋艦。
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アイオワ級戦艦。
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そして、ひときわ大きな戦艦大和が飾られていました。
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ヨークタウンで最後に向かったのは「名誉勲章(MEDAL OF HONOR)」のブース。
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責務をはるかに超える際立った働きををした軍人に、米国大統領から授与される勲章。
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議会名誉勲章協会(Congressional Medal of Honor Society)によると、名誉勲章を受けた方は総勢3516名、そのうちご存命の方は65名なのだそうです。
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勲章にまつわる厳かな展示かと思いきや、こちらのトンネルを通るとけっこう激しい音と映像で攻めてきます。勲章受信者が立ち向かった困難を現すかの如く。
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以上で空母ヨークタウンの見学は終了です。見どころが多いのでかなり時間がかかりました。3時間ほどいたでしょうか。次に、隣の駆逐艦ラフィーへ。
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駆逐艦ラフィーにも、規模は小さいながらもヨークタウンのような生活インフラが備わっていますが、それらの紹介は割愛。映像ホールでは真珠湾攻撃の映像が流れていました。
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ラフィーから空母ヨークタウンを見上げたところ。
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ラフィーの高射砲。
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ラフィーの艦橋。
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レーダー室ではちょっとした戦闘シーンの再現アトラクション。
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艦の心臓部、機関室です。
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エンジンコントロールルーム。
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遠隔操縦のヘリコプターですね。
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駆逐艦ラフィーはそれほど大きくないためサックリと見学終了。小腹が減りました。ちょうどいいところにフード売店が。
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チリドッグとザワークラウトドッグをいただきました。
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そろそろパトリオッツ・ポイントを後にします。古い艦や機体とはいえ、アメリカの軍事力をしみじみと感じられる場所でした。あと愛国心も。
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続いては、マウント・プレザントのほぼ真ん中、ホルベック川沿いに広がる「ブーン・ホール・プランテーション」へ向かいます。
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チャールストンの近郊にも、「マグノリア」や「ミドルトン・プレイス」といった有名なプランテーションがあるのですが、サンクス・ギビングの祝日でも開いているということでここを選びました。
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ブーン・ホール・プランテーションは1681年に設立されたそうです。ここが敷地への入口。
ブーン ホール プランテーション 広場・公園
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ここでチケットを購入、大人ひとり28ドル。
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スパニッシュモスが垂れ下がったオークのトンネル。う~ん、アメリカ南部の海沿いの風景。
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ここがビジターセンターのようなところ。ガーデン内の周り方などを教えてくれます。
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向こうに並ぶのは、かつてのスレイブ・キャビン。1790年から1810年の間に建てられたという奴隷小屋が現在も遺っています。
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小屋の中を見ることができます。
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切妻屋根に板張りの床、レンガの囲炉裏がありました。
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こちらがブーン・ホールのメインハウス。内部は撮影禁止でした。
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1681年に、この土地の所有者が娘と夫のジョンブーン少佐に結婚式のプレゼントとしてこの場所を贈り、ブーン・ホール・プランテーションとして知られるようになったのだとか。
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ガーデンを巡るトラクターがやって来ました。
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ガーデンを案内してくれるのは、農場&ガーデンのご主人とその娘さん(...と紹介したと思います)。
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大きな池。
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こっちは出口ではありません。(農園と森です)
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大きな畑。
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こっちにも。かつてのプランテーションの広大な規模を感じることができました。
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でも、プランテーション(今はガーデンになってるところが多い)を訪れるなら、多くの花が咲き乱れる春が良いかもしれませんね。
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夕暮れと共にブーン・ホール・プランテーションをあとにします。
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一日中、空母と農園を歩き回ったら腹が減りました。帰途につく前に軽くディナーです。ブーン・ホール・プランテーションから3マイル、車で10分ほどのモールにある「ポキ・ブロス(POKE BROS.)」にて。
ポキ ブロス (マウントプレザント店) シーフード
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ポキ(POKE)とはハワイ料理の一種で、シーフードや野菜や海藻類を醤油などの調味料と混ぜたもので、近年アメリカで人気が出ていてこういったファーストフードスタイルの専門店をちらほら見かけます。
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この日は旅先でのイートインでしたが、自宅でもよく近所の店でテイクアウトしていただきます。ポキ丼。私はいつもサーモンにワサビソース、妻はいつもスパイシーなアヒ(まぐろ)です。
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食後は向かいのスターバックスでカフェ。
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長い帰途のドライブを考慮し、大きめのラテをテイクアウトしました。ちなみにアメリカでは、”テイクアウト”ではなく”To go”です。
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何気に、マウント・プレザントそしてチャールストン郊外が工業地帯でもあったことに気づき、チャールストン都市圏をあとにします。
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マウント・プレザント…近代アメリカの軍事力と愛国心、そして奴隷制時代のプランテーション...チャールストンと一緒くたにされちゃってますが一緒にするにはもったいないほど、アメリカを知るには単独で見応え抜群のエリアでした。
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