平泉～世界遺産を訪ねる～

2021/09/14 - 2021/09/14

東北地方をしっかりと旅行したことがなかったので、｢今回こそは！｣と思い、えきねっとのお先にトクだ値スペシャルで新幹線のチケットを予約。
東北新幹線グランクラス（軽食なし）に半額で乗りこみ、岩手県一ノ関駅で降り立ちました。お目当ては世界遺産の平泉。

ちなみに世界遺産としての正式名称は｢平泉ー仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー｣となっており、5つの資産で構成されています。あの有名な中尊寺は構成資産の1つとして知られています。裏を返せば平泉の世界遺産は中尊寺だけでは無いと言うことも出来ます。今回は中尊寺はもちろん、その他の構成資産も紹介します。

エリア 平泉(岩手)

大宮駅からスタートです。乗る列車は9:13発やまびこ53号。やまびこなので停車駅が多く、かなりゆっくりした旅になりそうです。まあそれでも新幹線なので速いですが…笑

これがグランクラスの座席です。近鉄特急｢ひのとり｣の座席に似てますよね。ちなみに平日ということもあり、貸切状態でした。値段は乗車券込みで9450円（えきねっとお先にトクだ値スペシャルで半額）。

ここで駅弁を頂きます。崎陽軒のシウマイ弁当です。正直冷たかったですが、それでも美味しかったです。

大宮から2時間ちょっとで一ノ関に到着です。グランクラスが快適すぎて終始感動していました。結局大宮から貸切でした。

一ノ関駅です。やっぱり平泉を推していますね。ここからバスで平泉に向かいます。20分ちょっとぐらいの乗車になります。もちろん電車で向かうことも出来ます。

一ノ関駅 駅

最初の目的地は中尊寺です。写真は中尊寺境内ですが、笑えないぐらい坂がきついです。しかしその分緑が豊かで心が洗われている気がしました。

中尊寺 寺・神社・教会

中尊寺の説明がされていますね。
平泉は奥州藤原氏の政治の拠点として発展した場所で、この場所に初代清衡公は浄土思想に基づいた中尊寺の造営を始めました。そして、中尊寺やそれ以外の寺院や庭園が一群として良く残っていることから2011年に世界文化遺産に登録されました。

参道にあった郵便ポストです。カッコよすぎません？

中尊寺本堂です。この後登場する金色堂も良いですが、本堂を参拝せずに帰るのは勿体ないですよね。

正面はこんな感じ。この風格は言葉では表せないです。坂を登って疲れていたからでしょうか？

これが金色堂の外観です。教科書の写真で見たままの光景でテンションが上がりました笑
中は写真撮影が出来ません。しっかりと目に焼き付けて帰りました。

2か所目の構成資産は金鶏山です。標高は98.6mで、古くから方位を示す目印とされていました。

金鶏山 名所・史跡

金鶏山の入口はこんな感じです。入っていいのかダメなのか分からないような雰囲気がありました。

入口からほんの少しだけ歩くと義経の妻である郷御前とその子供のお墓がありました。時間の関係でここしか見なかったのを非常に後悔しています…

3か所目は観自在王院跡です。奥州藤原氏2代目の基衡の妻が建てた寺院で、1573年に焼失したそうです。その後は境内の大半が水田として使われていました。

観自在王院跡 名所・史跡

写真ではあまり伝わりませんがかなり広いです。

4か所目の構成資産は毛越寺です。基衡が建てた寺院で、当時の建物は全て失われていますが、礎石はしっかりと残っています。また、庭園は浄土庭園として名高いです。

毛越寺 寺・神社・教会

これが毛越寺庭園です。天気はイマイチですが、非常に美しかったです。写真右側の立石は東日本大震災で約8度傾いたそうです（現在は修復されて元に戻っています）。

5か所目は無量光院跡です。3代目の秀衡が建てた寺院の跡地になります。平等院鳳凰堂をモデルとしていて、平等院を更に発展させた伽藍配置をもつ寺院だったそうです。

無量光院跡 名所・史跡

現在はこんな様子で、普通のアスファルト舗装された道路の横にありました。

5つの資産を回り終わり、平泉駅にやって来ました。帰りは電車で一ノ関駅まで戻ります。

平泉駅 駅