シニアの２０２３年初旅　伊勢志摩＆多気町の旅［１］

2023/01/16 - 2023/01/18

２０２３年度の初旅です。昨年度末夫婦共々コロナに罹患してしまいました。連れ合いは自宅謹慎期間はそれほど大したこともなかったのに、自宅待機明け１週間後からコロナ後遺症に苦しみ、お正月に予約をしていたホテルもキャンセルせざるを得ませんでした。新年度になり何とか回復、全国旅行支援も再開するので伊勢志摩と多気町のホテルでゆっくりするプランを立て出かけました。
志摩では毎年必ず訪れる志摩観光ホテル（今回は夕食の席の関係でクラシックです）、多気町ではイオンGや住友林業とHISなどが中心となって「日本の食文化を継承する」というコンセプトを主要な一つとして、広大な敷地に開業したヴィソン内にあるホテルヴィソンに宿泊しました。いつもながら食い気ばかりで申し訳ありません。

エリア 志摩市・賢島・浜島(三重)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝少し早く起き、京滋バイパス→名神→新名神→伊勢道とたどり伊勢の神社にお参りです。
昔の旅人に倣い、まずは豊受大神宮（外宮）から参拝しました。豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る神だそうです。

古殿地で前回の遷宮まで御殿が立っていた場所。次回の遷宮ではまたここに御殿が移されます。

正宮です。

次に猿田彦神社にお参りです。万事物事をすべて最も良い方向へ“おみちびき”になる大神だそうです。

方位石と言い、昔の神殿跡を印し,方角を刻んだ八角の石柱です。
御利益があるのか、多くの人が自分の干支の場所に触れ、熱心にお参りしておられましたが僕は見るだけで素通りです。

境内には境内社として 佐瑠女(さるめ）神社も祀られています。俳優（芸能）の神様ということで、多くの芸能関係者の方がのぼりを奉納しておられます。

南海キャンディーズ（山里亮太さんとシズちゃん）のお二人や吉本の小藪千豊、たむらけんじさんの幟が並んでいました。

『君の名は。』『天気の子』、そして現在公開中の『すずめの戸締まり』などで、今を時めく脚本家でアニメーション監督の新海　誠さんの幟もありました。

次に内宮B1駐車場に車を止め、おはらい町通りから、おかげ横丁を横に見ながら

多くの人で混雑する「赤福」前を通り

宇治橋から内宮へ参拝します。流石1月ということで、参拝者の数も大変に多いですね。女性神職の話では、正月三が日はここから既に参拝者がずらーっと並ばれていたということです。

神苑の立派な松を見ながら

御手洗場で手を洗い

皇大神宮に参拝です。

参拝後、これまで何度も来ているので、おかげ横丁もスルーします。

本店は混雑するので、駐車場近くの「赤福」五十鈴川店で休憩です。

店前の「伊勢の赤太郎」です。

こちらはガラガラ、ゆっくりしたいなら本店よりこちらの方がお勧めです。

美味しいおぜんざいをいただきました。

どこにもよらず、志摩観光ホテルに直行です。

最近はベイスイートに宿泊することが多いのですが、今回はベイスイートの夕食の席が満席でとれず、久しぶりにクラシックに部屋を取りました。

フロント横ロビーラウンジです。

クラシックは全体として年月の重みが出て、落ち着いた素敵な雰囲気が漂います。

アサインされた410号室です。部屋は元の雰囲気をきっちりと残しながら綺麗にリニューアルされていました。ベイスイートの部屋は結構無機質な感じがしないでもありませんが、クラシックの部屋は穏やかで落ち着いた雰囲気が漂い、なかなか捨てがたいものがあります。

洗面所です。

浴室は入浴しながら美しい英虞湾を眺めることができるベイスイートに軍配が上がりますね。

410号室からの眺望です。クラシックに宿泊するなら絶対偶数番号の部屋の方が英虞湾の眺望が良いですよ。

ウエルカムスイーツのマカロンです。

夕食まで時間があるので少し敷地内をぶらぶらと散策しました。
ホテルの中では一番開業当時の雰囲気が残る建物「ザ・クラブ」で、中にはカフェ＆ワインバー「リアン」や7年前にこのホテルで開催された伊勢志摩サミットギャラリーが併設されています。

「ザ・クラブ」の外に広がる庭園です。

「ザ・クラブ」内の伊勢志摩サミットギャラリーに設置された、サミット時の机と椅子です。

参加者のサインが飾られています。

無念にもテロリストの凶弾に倒れた故安倍晋三元首相のサインです。

バラク・オバマ元大統領のサインです。見た目結構シンプルですね。

英虞湾が夕日に染まります。

夕食は、レストラン「ラ・メール　ザ　クラシック」です。

レストラン横の部屋には藤田嗣治の大作「野あそび」が掲げられています。非常に重たいもので、かなりの高額だそうです。

サミット時の食事テーブルの様子が常にレストラン横に展示されています。

このような重要な会議の舞台となれば、ホテル側も随分と気を遣うことになるんでしょうね。

Mシェフいうところの古臭い、伝統の海の幸フランス料理「トラディション」です。確かに昔ながらのフランス料理ですが、僕には最近の新しいフランス料理もいいんでしょうが、どっしりとして何か安心感があります。時にはほかのコースを食べようかなとも思うのですが、アラカルトの選択が少なくやっぱりこれになります。ただ値段が高く、懐が寒くなります！！

アミューズ　ブーシュ

うにボンファム　キャビア添え

鮑ステーキ　ブールノワゼットソース。大変シンプルな料理ですが、美味しいです。

伊勢海老クリームスープ、濃厚です。

伊勢海老ジュレ　車海老、鮑、キャビア

伊勢海老アメリカンソース、海老がぷりぷりです。

松阪牛フィレ肉ステーキ　ペリグーソース。エシャロットとマデイラ酒を煮詰め、フォンドボーとコンソメ、フランスのペリゴール地方の名産である黒トリュフなどを使った大変贅沢なソースです。とても柔らかい松阪牛と相性がぴったりです。

最近は赤ワインが重く感じるようになり白ワインばかりですが、今日のワインはブルゴーニュ唯一のアリゴテ種を使ったブーズロンワインです。

突然持ってこられてびっくりしましたが、あと数日で誕生日なので花のお祝いをいただきました。この年になると何か周りが気になり気恥ずかしい感じがします。

プレートにHappy birthdayと書かれた柑橘香るリンゴのムース　バニラアイスと共に

コーヒーと小菓子の締めです。
お腹いっぱいで大満足、あとは寝るだけです。