アデレードにクイーンエリザベス号がやってきた

2022/12/07 - 2022/12/07

私たちが住むオーストラリアは、英連邦王国の一員であり、英国（女）王がオーストラリア国王を兼ねて元首となっています。それだけに、2022年9月のエリザベス二世逝去はこの国ではとても大きな話題となりました。

そんな2022年も終わりに近づいたころ、女王の名を冠した豪華客船がアデレードにやってきました。オーストラリア人が大好きなクルーズもCOVID-19のせいで大打撃を受けましたが、やっと本格的に再稼働しはじめた、ということですね。

エリア アデレード(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日、夕方の出航ということで、kirinの仕事が終わってから出かけました。途中ちょっと渋滞もあったりして間に合うか心配しましたが、大丈夫でした。

このあたりは、アウターハーバーと呼ばれる工業地帯で、海外旅客ターミナルのほか、貨物船が停泊するバースなどがあります。

また、ペリカンやイルカを見ることができるスポットも近くにあります。

ペリカンポイントの標識です。

日本でもそうですが、豪華客船の寄港はちょっとしたイベント、アウターハーバーには年間30隻前後のクルーズ船を見ることができていました。もちろん、COVID-19が猛威を振るう前のお話です。

なので近くには家族連れが楽しめるような広場も整備されています。

日差しはきついのですが、風は冷たい。青い空に緑の芝生が映えます。

少しずつクルーズ業界が回復をしている、その象徴のようなクイーンエリザベス号の寄港です。

洋上のヨットから見物する人たちもいました。

こちらはパイロット船です。

クイーンエリザベス、客船としては三代目になります。イタリアの造船所で建造された旅客定員2092名、総トン数9万トンを超える大きなクルーズ船です。この名前は当然ながら女王陛下の許可を得てつけられました。

私たちが港に到着してから30分近くたったころ、ゆっくりと出航していきました。

後部デッキにはこちらにむかって手を振っている乗客もいました。

クイーン・エリザベスは2023年、四年ぶりに日本に寄港し、2024年には初めての東京発着クルーズもあるようです。後10年くらいたって、自分で移動するのが面倒になりはじめたら、こういう豪華客船でのワールドクルーズを楽しみたいなぁ、などと考えつつ、見送りました。