2022/12/16 - 2022/12/16
22位(同エリア66件中)
ありま子さん
三重県にあるルーブル美術館(正式にはルーブル彫刻美術館)と33mの純金大観音が有名な大観音寺へ行ってきました。
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13時頃に榊原温泉口駅に到着。いつも特急で通りすぎるだけの駅に降りるのは不思議な感じです。この駅で降りるのは年配のお爺さんお婆さんばっかりのイメージだったのでまさか自分がこの温泉地に行くようになるとは…。
はっきり行って温泉以外何もない所です。女友達とキャッキャッしながら行くような所ではありません。温泉と料理と静けさを楽しみに行く所です。 -
駅に降り立った時からアレが見えます。
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少しずれると全容が見えます。特急や車で近くを通るたびにずっと気になっていたスポット。
期待半分、不安半分。
謎は謎のままにしておいたほうがいいのでは…
でも行きます。
もうここまで来たんで。 -
田舎の駅にしては大きいです。暖房の効いた待ち合い室もあります。
金曜日のお昼過ぎ。
ガラガラです。 -
改札の中にトイレがあります。便座も暖かくて綺麗な水洗でした。
改札を出ると大きな待ち合い室。ここで温泉宿の迎えを待つのかな。中には自販機もあります。何もない南青山駅(近鉄の秘境駅)みたいなのを想像していたから良い意味で裏切られました。 -
改札を出た所にコインロッカーもあります。大500円、小300円。すべて100円硬貨です。小銭がなければ自販機でつぶせます。
私は大にリュックを入れて身軽になってルーブルへ向かいます。 -
榊原温泉口駅です。田舎の駅あるあるで駐車場がやたら広いです。駅前にはタクシー?らしき黒い車がとまっていました。
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駅を出て右に曲がり緩い坂を降りていきます。
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坂を下って行くと右上に綺麗な花が。
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よく見る花ですが(名前は分からない)ここまでワイルドに咲いているのは初めて見ます。
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親切な看板が何個かあり、「すぐそこ」をやたら強調してます。
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近鉄の線路下にあるトンネルをくぐると
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本当に「すぐそこ」でした。
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来るまでは三重県のB級スポット、と侮っていましたが…実際に見てみるとなかなかどうして立派な建物です。
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建物の横を通って入口を目指します。
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敷地はめっちゃでかそうです。
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現在地を確認して進みます。
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ニケとビーナスの横を通り振り返った所。この後何回も思うんですが、普段正面しか知らない彫刻の後ろ姿を気軽に見ることができるのは結構新鮮です。
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建物の周りを歩いていても全然人にも車にも出会わず少し不安になってきます。本当にやってるのかな…
するとすぐ近くの茂みからガサガサ音がして猿が数匹出てきました。写真では小さく写っていますが実際は大きくて顔も真っ赤なザッ野生!って感じの猿でした。一人の時に会う猿は怖くて、目を合わさないように気を付けて通過しました。 -
やっと駐車場に到着。ツタンカーメンとスフィンクス、蛙の楽団が迎えてくれます。
ルーブル(三重)の旅行記を見ると必ず出てくる蛙の楽団はここにあるんですね。本物のを見れてちょっと感動。
ちなみに駐車場には車が3台停まってました。館内から一組の夫婦(?)が出てこられたので営業していることも分かり一安心。 -
確かにこれは写真に撮りたくなる規模の蛙です。向かって右側の蛙。陽射しが当たって楽しそうです。
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向かって左側。こちらは日陰で寒そう。それにしてもすごい数…
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一応意味はあるんですね。
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ルーブル(三重)では有名な蛙の楽団も見たことだし、館内へ向かいます。
ツタンカーメンとスフィンクスの後ろ姿。なんか正面に比べるとあっさりしてます。
自由の女神は…確か表にもいましたよね。実は館内にももう一体いるんです。どなたかの旅行記で「いかがわしい場所にはだいたい自由の女神像がある」と書いておられたのを思い出しました。自由の女神(=いかがわしい)×3体=ルーブル彫刻美術館ということですね。すごいな! -
受付は一瞬無人に見えましたが、よく見るとおじさんがいました。美術館と大観音寺の共通券を2000円で購入。このおじさんがとても親切な人で、私の後に来たお婆さん3人の大きな荷物を受付で預かってあげてました。空いてるからできることなんだろうけど。
受付時に館内での写真撮影は自由です、と言われます。こうゆう太っ腹な所が好きです。
館内に入ると一見普通の美術館です。 -
作品との距離がめちゃくちゃ近いし、後ろの大仏が凄く気になるけど。
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彫刻は圧倒的に男性が多い中、数少ない女性の彫刻です。健康美ですね。最近体型が緩みがちなのでしばらくこの像を見て反省していました。
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私は彫刻も芸術も全然分かりませんが、説明文を読むと作品の背景が分かって理解が深まります。
本場(フランス)で見ても説明文も読めないだろうし、こんなにゆっくりも見れないだろうから、これはこれでいいんじゃないのかなと思い出します。 -
そうゆう風に考えたら美術館の不思議な雰囲気に飲まれずに作品を楽しむ余裕がでてきました。
これはピアスと鼻輪を着けたおしゃれな猫です。 -
漫画「聖☆おにいさん」を読んだ時にブッタの耳が長いのが気になってたんですがこの説明文を読んで納得。
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これは美術館のど真ん中に鎮座する巨大大仏の背中です。顔が怖い!
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巨大大仏の後ろ姿。正面の手は色々な形をしていますが後ろの手は量産型ですね。
こんな姿も隠さず見せてくれる美術館。
素敵です! -
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すごくリアルな彫刻でした。
1級作品か、なるほどなるほど。
この作品紹介の文章、誰が書いてるんだろう。親しみやすい文章だな。 -
この辺からはルーブル美術館が怪しくなってきます。お金持ちの応接室に飾ってそうな棚になってます。座布団に乗ってこっちを向いてる猫がシュール。
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こちらの棚では販売されてます。右側の像は私が最初に気に入った狩りをする女性です。なんか体型があっさりしすぎてない?
やっぱりあの彫刻は素晴らしかったんだと再認識。
あと紅葉をポンと置いて季節感を出す演出はやめてほしい。ここだけ和風で違和感がすごい。 -
これは…ただかわいいだけ、と思いきやメトロポリタン美術館にあるらしい。ルーブルだけじゃないんですね。
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ブリッジする男性。これもメトロポリタン美術館の作品らしい。メトロポリタン美術館ってこんなに面白いものばかり置いてるの?
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名前は聞いたことがあります。大英博物館所蔵。うんうん。もうなんでもいいです。世界中の凄いもの面白いものが一ヶ所で見られるんだもん。
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間近で見るとこの文字数と字体の揃い方は凄い。性格は几帳面かな。
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ここ(ルーブル三重)がただのB級スポットでないことの証明です。当時のルーブル美術館(本家)館長のサインです。
これを見るとここ(ルーブル三重)を作った人は本気で日本人にも本場の芸術を身近に感じて欲しい、という真面目な気持ちで作ったんだなと感じます。 -
そういう経緯を考えればこの杯にも価値があるのかも。
案内文が曲がってるのが気になるけど。
ロゼッタ・ストーンの几帳面さを見習ってほしい。 -
猫より自由の女神の方が安いんですね。
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ここはお土産コーナーです。もちろん店員さんはいません。
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温泉地のお土産屋さんってどうしてフクロウが多いんだろう。
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自由の女神です。階段の踊場にいい感じで収まってました。
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地下に降りていくと…
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地下はカオスです。一階はまだなんとかルーブル美術館の体を保とうとしてますが、地下はとりあえず彫刻を並べまくっている、っていう感じです。
作品の紹介文もほとんどありません。
西洋の彫刻に混じって阿修羅像が異彩を放っています。 -
この写真が一番地下の雰囲気を表しているかも。
仏像と西洋の彫刻が向かい合って、メインの巨大大仏は大きすぎて台座しか見えません。 -
何かがチグハグ。原因はこの木の台座かと。立派な彫刻に大理石の棚。でもその間にあるのが木の台座なんですよね。ここだけカジュアル。
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この台座なんて割れてるし。
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そうかと思えばこんな立派な彫刻があったりする。左の彫刻のポーズって何かの大会のシンボルで見たような…
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実際のお寺の中にあれば写真撮影不可なのでこの機会に撮影しておきます。
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地下の湿度管理はこの一台に任されているようです。
責任重大だな。 -
いたずらっ子。アヒル(ダチョウ?)の鳴き声が聞こえてきそうです。
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音楽教室を思い出します。
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彫刻は若い人が多い中、珍しいお爺さんの彫刻。動き出しそうなリアルさでした。
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艶かしい美女の像。
肉付きよくても色っぽくていいな、と思ってじーっと見てしまいました。 -
巨大大仏の姿をやっと全て写すことができました。
とにかく大きい!
でもそれだけ。
右端に写る自由の女神が可哀想なくらいインパクト負けしています。 -
最後に大仏の横顔を拝んでルーブル彫刻美術館を後にします。
思っていたより面白い美術館でした。
気になってるならぜひ行ってみることをオススメします。 -
大観音寺へは美術館から一旦外に出て
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駐車場脇にある歩道を通って行きます。
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こんなアーケードの中に入って行きます。
ここはですね。
何て言ったらいいのか…
言いたいことは沢山あるんですがあくまでも宗教や信仰に関する施設なので…
建物事態は古いんですが建物の中や周辺はとても綺麗に手入れされていて真剣さを感じてしまうんです。
美術館みたいに気軽に突っ込みを入れずらい雰囲気です。感じ方は人それぞれだとは思いますが。 -
アーケードに入るとまず左手に休憩所。お寺に来るのはお年寄りが多いですからね。
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右手には謎の石。でも別に販売している訳ではないんです。あくまでも美術品としての鑑賞用なんです。
この時点で私はここには来ちゃいけなかったんじゃないかなー、と思い始めます。
ここはこんな雰囲気を軽く笑い飛ばせるくらいの軽いノリの人か真面目に石を鑑賞できるような人が来る所なんじゃないかと。 -
木製の千手観音像です。
暗いお寺の中で見たら有りがたさを感じるんだろうけど、蛍光灯の下で見る像には複雑な気持ちになります。 -
これを見たときの最初の感想は怖い…
何かの呪いかと思いました。 -
よく見ると木の根が石を抱き込んでいるだけなんですが…
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こちらの受付はお姉さんが対応してくれました。
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共通券を見せると護摩焚き用の木簡と自分の干支の観音様が描かれたコインをいただけます。
木簡では家族の健康をお願いしました。最近家族の健康について考える機会があり、この護摩焚きの木簡には真剣に書き込みをしました。
B級スポットと軽い気持ちで訪れたのに真剣に願い事をしたことによって余計この施設に対して複雑な気持ちを持ちました。 -
コインは精巧な作りです。
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裏には文字が書かれているようです。お姉さんが虫眼鏡を貸してくれましたが私には読めませんでした。
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木簡を書いた後は順路に従いこの部屋に通されます。自分の干支の明王を見ることができます。
さっきから干支が好きですね。
自分の干支繋がりの観音様や明王を知ることによって興味をもってもらうためかな。 -
ここからやっと外に出ます。
なぜお寺に猫の楽団なのか?
お寺の関係者いわく「子供にとってお寺は怖い所というイメージがある。猫の楽団でそのイメージを少しでも払拭できれば」との思いがあるらしいです。 -
親しみやすくて可愛い猫の楽団のすぐ隣にはリアルなお遍路像が。
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順路に従ってこの階段を上がると
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この建物の中には全国の霊場の砂と仏像を納めたお参り所が100あります(数えてないけど)。
薄暗くシーンとした中を少しだけ見学しましたが、笑い飛ばす雰囲気でもないし、かといって真剣に行う気にもなれない。
写真も撮れないので早々に出てきました。 -
このお寺の象徴。大観音像に向かいます。
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この部分の木だけご機嫌に南国です。
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観音様の前には小さな不動明王が。
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足もとから見上げるとさらに大きい!
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後ろ姿です。
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そろそろ帰ります。
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白澤は綺麗に塗り直しされていました。
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ほら、つやつや。
ちゃんと手入れをされてるんですね。 -
榊原温泉口駅に帰ります。
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