2022/11/05 - 2022/11/07
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ゆうこママさん
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東近江市観光協会の歴史ツアー2日目。
白山山麓をめぐり、謎の越前僧、泰澄の足跡をたどります。
写真は、泰澄が没したとされる大谷寺の地蔵石仏。
泰澄は白山の厳しい環境下で修行した僧のようですが、最後はこんな穏やかなおじいさんだったりして。
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ツアー2日目、最初の訪問先は石川県小松市の那谷寺なたでら。
寺名は、西国一番の那智山の「那」と最後の谷汲山の「谷」をとったもので、三十三所全部をまいるよりご利益ありだとか。 -
本尊十一面観音におまいりのあと、庭園をみて、琉美園、戒壇めぐり、三重塔と、広い境内を巡った。
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那谷寺は、泰澄開基を伝える北陸を代表する寺院。屹立する岸壁とここから生まれる水に対する信仰を基とする。自然に対する信仰と十一面観音との関係を実感。(ツアーパンフより)
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と、講師は解説するが、紅葉狩りの人々は皆、紅葉に目を奪われている。仏も岩も水も、あでやかな景色には敵わない。
紅葉のピークのこの日は大変な人出。ひっそりした寺ばかり巡るこのツアーでは、混雑は珍しいこと。紅葉と人波に気分が高揚する。 -
それはそれとして、泰澄和尚(たいちょうかしょう)とは何者か?
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泰澄は56歳のとき僧玄昉から学んだ経典で十一面観音に出会ったという。ところが泰澄は36歳のとき十一面観音を感得したともされる。
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えっ、いつなの?となるが、これは、36歳のときに感得した相手は、「しらやまひめ」であることを示しているのでは、とのこと。
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講師いわく。
ホンマの仏教を信じ理解している人は少ない。仏教は日本の神様概念に吸収されて日本人の心に入っていった。その典型が白山信仰と十一面信仰である。
なるほど、そういうことか。 -
さらに、解説は続く。
泰澄は実在か。
何故か泰澄は正史には出てこない。泰澄の伝記には様々な縁起が組み込まれている。白山に偉い坊さんがいて、それに様々付与されて泰澄という人物が生み出されたのでは。名前も最澄と日泰上人が合体して生まれたような。
なるほど、あるかも。 -
白山信仰の水の女神しらやまひめは白山から近江に広がり、天台宗と融合して十一面観音信仰として広がってゆくそうだ。
ウーン、そういうことね。 -
昼食は福井県鯖江市の聴琴亭にて
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越前そばをいただく。
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昼食後、近隣を散策し見つけた医王山薬師堂。
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泰澄が彫ったという薬師如来座像が大切にまつられていた。
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午後は福井県越前町の越知山大谷寺おおたんじ。
泰澄が生まれ、晩年を過ごしたとされる。 -
白山ひめを十一面観音として感得した泰澄が修行をし、そして眠る白山信仰の聖地。(ツアーパンフより)
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本堂内は、元庫裏の部屋を改修した部分にご本尊さま。
左側のしめ縄の下がる間には鎌倉時代の金銅仏などが並ぶ。不動明王、阿弥陀如来、十一面観音がお二人、薬師如来と日光月光。 -
秘仏が安置されるお堂も特別に拝観させていただいた。
左側から、鉈彫りの不動明王、阿弥陀如来、十一面観音、聖観音、かなり古いらしい蔵王権現、北陸っぽいという真っ直ぐな不動明王、狛犬たくさん。 -
十一面さまは、とりわけ美形。泰澄が虜になるのも分かる。
写真は境内の石像不動明王。 -
こちらは地蔵菩薩。こんな笑顔の石仏見たことない。
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泰澄大師堂。
最澄、空海のように歴史の教科書には出てはこないが、確かに存在し、大切にされているのだ。 -
帰路のバスからは、琵琶湖の夕景を堪能。
ここにもカミかホトケか何かしら私たちの心を掴む存在がいる。 -
宿泊は、クレフィール湖東。
県外の者のくせに、ああ湖東に帰ってきたと思ってしまった私。近江の海の幸山の幸をたくさんいただいて快眠。
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