2022/10/25 - 2022/10/25
214位(同エリア1486件中)
まりあさん
グラナダと言えば、アルハンブラ宮殿が有名です。
私の周囲の旅好きの友人たちが、まだ、あまり海外に出ていない状況の中で、このグラナダでは、日本人観光客らしき人々をたくさん見かけました。
コロナ明けに、まずはアルハンブラ宮殿をめざす日本人がこんなに多いことに、感動を覚えました。
私個人は、1985年前後に、大手旅行社と契約を結んでガイドの仕事をしていた頃、15回だけ、海外添乗のツアコンに駆り出され、アンダルシアには2度行く機会があり、アルハンブラ宮殿も2度行きました。
当時は、アンダルシアに日本人ガイドがいなかったので、スペイン人ガイドさんの説明を、通訳して説明していたので、アルハンブラ宮殿は、みっちりと見学したわけです。
で、実はアラブ建築とか、トルコ絨毯とかのアラビアデザインには、なぜかあまりひかれないので、コルドバやセビーリャは、数年前に一人旅もしたのですが、なぜかグラナダは行かなかった。
だから、37年ぶりの訪問です。
1985年時には、アルハンブラ宮殿を歩く日本人グループは私たちだけで、他はパラパラと個人客がいる程度の静かなものでしたが、その後だんだんと、チケット売り場に行列になり、予約制になり、当日予約ができなくなり・・・・
もし、今回、そこまで混んでいるなら、アルハンブラをパスしてもいいな、と考えてました。
スペイン人の友人夫婦と一緒でもあったので、アルハンブラ宮殿の予約を試みたのは、直前でした。
と、なんと、私の10日間もの滞在の間のアルハンブラ宮殿の予約は、満杯でした。
あちゃー
で、天邪鬼な私は、行けないとなると、行きたくなってきて、ググってみたら、グラナダ・カードというツーリスト用のカードを買うと、アルハンブラ宮殿の予約が取りやすい、ということを知りました。
グラナダ・カードは、グラナダの観光施設の入場料と、市バスの料金、プチ・トレインの一回乗車などが含まれていたので、72時間カード(43ユーロ)を買うことにしました。
これを買うと、三日間の間に、集中的に観光施設を走りまわる羽目になるので、良し悪しなのですが、グラナダ・カードの料金的な評判はまずまずでした。
ネット購入で、グラナダ・カードを選択すると、「いつからいつまでか」と、「いつの何時にアルハンブラ宮殿に行くか」という選択肢を決めてから出ないと買えない仕組みで、なるほどアルハンブラ宮殿の予約は、購入時にセットでできました。
ところが、購入のあと、チケットのQRコードは送られてきたけど、市バスはどうやって乗るのかなと悩みました。
以前は、ネット購入した後で、観光案内所に行くと、リアルなカードがもらえたそうですが、コロナゆえか、それがなくなってました。
観光案内所に出向くと、市バスのカード発行のための説明の紙やら、地図やら、グラナダ・カードに含まれる施設のオーブン時間やらの資料はくれました。
はてさて、ここから、この市バスカードゲットのための闘いが始まりました(笑)。
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こんな説明の紙を読むと、どうやらバス停にある、チケット自販機に、グラナダ・カード購入時に送られてきたPDFファイルに書かれていた、パスコードを打ち込むと、三日間有効の市バスカードが出てくる、とのことでした。
そして、どこの自販機でもいいわけではなく、市内中心部の、6ヶ所の自販機の住所が書かれてました。 -
この機械、古いんですよね。
まず最初に出向いたバス停には、バス会社のアルサ社のスタッフがいたので、尋ねてみると、ここのバス停のは発券できないから、この先のバス停のを使ってください、と言う。
次のバス停では、機械の画面が完全にフリーズしていて、使えるはずもなく、その次のバス停では、パスコードを入れるところまでは行けたけど、その後、ぐるぐるまわって、「ネットワークエラー」と出ました。(スペイン鉄道のチケットを買うサイトで、めちゃお馴染みのセリフです(笑))
いよいよ、残り一つになりました。
この発券機でダメなら、市バスチケットは諦めるしかない。それって、まるで詐欺じゃん。
まず、機械の前で、胸で十字を切って、マリア様に祈ります。
「マリア様、この機械がちゃんと作動しますように。アーメン」
って、これ、メキシコ留学時に、よくやったなぁと懐かしくなりました。
1982年当時のメキシコって、公衆電話が5台あったら、3台4台は壊れてる。残るコインは一枚、機械は2台あっても、半数は壊れている。どっちの機械を選べばいいのか、神のみぞ知る。
だから、最後のコインを手に、公衆電話の前で、十字を切って、どうかつながりますように、って、祈ってたっけ。
さて、市バス発券機の前で、パスコードを入れて、決定ボタンを押す。
ドキドキドキ・・・
と、神は私を見捨てず、市バスカードが出てきました。
ばんざーい。ばんざーい。
こうして苦労させられると、うまく行った時に、受験合格時のような喜びが味わえるわ(笑)。 -
グラナダカードの初日は、町に慣れて下見ができるように、アルハンブラ宮殿以外のスポットをめぐり、アルハンブラ宮殿の訪問日は、72時間カードの二日目にしました。
アルハンブラ宮殿は、三つのパートに分かれています。
予約が厳しいのは、ナスル宮殿で、ここの入場予約時間は、10分単位で厳守。そしてまた、パスポートを提示する必要があります。コピーは不可です。
これが腹立ちました。だって、こんな人混み、スリも跋扈しそうなのに、たかが観光施設のために、なんで、パスポートを持って来させるねん。
また、地図を睨んでいると、総合入り口は、このナスル宮殿から20分ぐらい離れたところで、ナスル宮殿の後は、庭を通って、ヘネラリーフェ庭園まで、外に出られずに、この総合入り口の方へ歩かされる。
けど、もう一ヶ所のアルカサバは、ナスル宮殿のすぐ近く。
と、まことに動線が不合理にできているのです。
プチトレインで相席した、アイルランドの老夫婦は、「昨日は、アルハンブラで、3時間も歩いたよ」と言われてました。
しかも、私のナスル宮殿の予約は14時半で、この日のその時間帯の気温は、32度まで上がるという予測でした。
いろいろ考えて、ナスル宮殿の周りかたのブログも読んで、決めました。
「人混みのナスル宮殿はパスする」「朝イチの空いた時の、アルカサバと、庭園をゆっくり回る」
この写真、朝8時半の、ナスル宮殿の入り口の行列です。
予約していても、30分ぐらいは並ぶそうです。そして、こんな人混みと動いたら、せっかくの宮殿の写真は、人を入れずに撮れません。 -
画質の悪い写真ですが、このアルハンブラの地図の、右が、チケット売り場であり、総合入り口です。
もっとも、グラナダカードとか、ネット購入のチケットがあれば、ここのチケット売り場に行く必要はありません。
なので私は、タクシーで、左端にある、アルカサバの入り口まで、乗り付けることで、無駄に歩くことを避けたのでした。
バスを利用していく場合は、総合入口のバス停は、Generalife2のバス停。
そして、アルカサバやナスル宮殿へいくには、Puerta de la Justiciaのバス停から、門のところから上に行くと、行けると思います。
私がオススメの順序としては、まずアルカサバに入り、その後で、カルロス5世の建物にある、グラナダ美術館にいき、その次にナスル宮殿に行くと、順序よくまわれます。
だから、ナスル宮殿の予約時間の1-2時間前にアルカサバに入り、美術館をみてから、予約時間にナスル宮殿へ行く。
私は、ナスル宮殿をバスしたので、美術館のあと、その裏手にある、庭の入り口でチケットを提示して、入りました。
アルカサバのすぐ近くにある右への矢印が、予約の難しいナスル宮殿の入り口です。
ナスル宮殿から出ると、必然的に庭の中に入り、右上へと伸びている矢印の方へ、広い広い庭を歩いていきます。
と、総合入口の近くまで戻りますが、庭の中で左の方へ進むと、ヘネラリーフェ庭園に入り、奥まで行ったら、そのまま順路に沿うと、元の入口へと戻っていきます。
私が出会った日本人の方は、まず、ナスル宮殿の入り口まで、総合入口から20分歩いてたどり着き、宮殿の後は、また総合入口の方へと庭の中を歩き、ヘネラリーフェ庭園を歩くのですが、アルカサバに行きそびれてしまうことになります。
なので、地図をにらんで、じっくり計画を立てないと、無駄に歩いて疲れことになります。
それから、トイレは、アルカサバとナスル宮殿の入り口のある広場にありました。
Aseoの表示と、入り口にはセキュリティーチェックが見えたので、最初はトイレではないと思ったのですが、トイレに行く通路ではセキュリティは必要ありません。
もう一つのトイレは、総合入口の近く、ヘネラリーフェ庭園への左折したところにありました。 -
快晴の朝のアルカサバは、最高でした。
おそらくツアーで来た時は、ナスル宮殿中心で、ここはささっと見たのかなと思いますが、砦の上にはたくさん展望スポットがあり、アルバイシン(ここに隣接したアラブ地区)の景色が見下ろせます。
アルハンブラ宮殿までは、タクシーにして正解です。
バスは、総合入り口をめざすようで、その後に無駄に歩かされるので、アルカサバの入り口まで、ホテルからタクシーを乗り付けました。7ユーロかな。
グラナダは、町のあちこちに、タクシースタンドがあるので、そして流しのタクシーもうろうろしているので、タクシーが利用しやすいです。
炎天下を3時間も歩いたら、倒れそうなので、朝はタクシーで乗り付けたのでした。 -
城壁の上を歩くところもそこそこあって、楽しかったです。
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朝の涼しい爽やかな空気の中で、この絶景を独り占めできる幸せ・・・・
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アルカサバの入り口近くには、セキュリティゲートが見える建物があるのですが、その横から、広いトイレに行けました。
Aseoというスペイン語が、「トイレ」と言う意味です。servicioとかbanoもトイレの意味ですが、表示の時は、Aseoがよく使われるようなので、覚えておきましょう。
ナスル宮殿に直行した人たちは、中にトイレがなくて(あるけど見つけられなかったのか)、困っておられたようです。
ここは、カルロス5世宮殿です。外は四角い建物で、内庭は、まあるい設計です。 -
そして、2階の一角は、美術館になってます。
アルカサバの次は、この美術館に、グラナダ・カードで入場しました。
あまり大きくはないけど、いい絵がたくさんありました。
ナスル宮殿の予約より、1から2時間ぐらい前に来て、先にアルカサバと、美術館を見てから、ナスル宮殿に入り、その後、ヘネラリーフェ庭園へと歩くと、ロスが少ないかもしれません。 -
美術館のあと、ヘネラリーフェ庭園の入り口を聞くと、ナスル宮殿に隣接した庭園の入り口を教えてくれて、それはカルロス五世宮殿のすぐ裏手にありました。
ナスル宮殿を見学した人たちは、宮殿の出口が、この庭へと通じているので、自動的に庭に入ることになります。
そこから、徒歩20分ぐらい、総合入り口の方向へと歩くと、そこから左に折れて、ヘネラリーフェ庭園に行けます。
その折れるあたりに、またトイレがありました。 -
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ヘネラリーフェ庭園には、10時ごろに着いたでしょうか。
もう、その時間になると、ガイドツアーの団体さんがウヨウヨいて、もう、人を入れずに写真を撮るのが不可能になりつつありました。
と、言いながら、この写真は、人がいないですね。 -
こちらは、もう横っちょにツーリストがたくさん見えます。
こんなんですわ。 -
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一回の写真スポットは、ひっきりなしに団体さんが押し寄せます。
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私、思うんだけど、アルハンブラ宮殿って、外から見る方がきれい。
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