鉄印の旅（28北条鉄道/31井原鉄道/32錦川鉄道）

2022/10/09 - 2022/10/10

中国地方の鉄印を収集するため、レンタカー、新幹線を使って1泊2日で周りました。

■日程
・10月09日 羽田⇒神戸⇒岩国
・10月10日 岩国⇒羽田

■移動
（フライト）
・羽田06:40⇒神戸07:50（NH411）
・岩国15:05⇒羽田16:35（NH636）

（列車・車）
●北条鉄道
・神戸空港⇒法華口（レンタカー）
・法華口10:16⇒北条町10:29/10:39⇒法華口10:52（★鉄印）
・法華口⇒姫路（レンタカー）

●井原鉄道
・姫路12:18⇒岡山12:42（こだま849）
・岡山13:20⇒清音13:47
・清音14:09⇒井原14:44（★鉄印）
・井原15:09⇒神辺15:25
・神辺15:32⇒福山15:45
・福山16:40⇒広島17:03（のぞみ35）
・広島17:12⇒岩国17:52

●錦川鉄道
・岩国駅06:25⇒北河内駅07:20（代行バス）
・北河内07:50⇒錦町08:22/09:54⇒北河内10:26（★鉄印）
・北河内駅10:55⇒新岩国駅11:22（代行バス）

■費用
・東京⇒神戸 9,070円（スーパーバリュー75K）
・岩国⇒羽田 7,500マイル（ANAマイレージ）
・グリーンリッチホテル岩国駅前 11,580円（ツイン朝食付15,480/クーポン▲2500/ポイント▲1400）
・トヨタレンタカー 7,250円（C2 基本6,600/免責1,650/クーポン▲1,000）神戸空港⇒姫路駅
・新幹線（姫路⇒岡山/福山⇒広島）・JR線 約10,000円

エリア 岩国(山口)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

■2022年10月9日（日）
兵庫から山口へ移動しつつ、3つの鉄印を収取します。
まずは、神戸空港から北条鉄道の法華口駅へ。
空港から鉄道を乗り継いで行くことも可能ですが、「一条寺」の三重塔が見たくてレンタカーを利用しました。

その「一条寺」には09:40頃、到着。
空港から陸地側に渡ったところの高速入口が分からず、何度かトライしていて時間がかかってしまいました。
法華口発10:16に乗るため、あまり時間がありません。

国宝の三重塔です。

本堂から見た三重塔。
紅葉の時期はさぞかし見栄えがすると思います。

天気が悪くて発色がよくありませんが、青紅葉が青々としていました。

平安末期（約850年前）の建物を気軽に眺められるのは、よく考えるとすごいことですね。

チケット売り場には人慣れした猫がいました。

一条寺は20分ほどで切り上げ、出発の5分前に法華口駅に到着。

北条鉄道の沿革が書いてあります。
国鉄が分割民営化するより前に廃止となり北条鉄道に変わったようです。

こちらのホームは、現在は使われていない様子。

法華口駅 駅

少し離れて、行き違い可能なホームが建てられていました。

設備の完成は2020年9月と、わりと最近の出来事です。

写真を撮っていると、ほどなく列車がやってきました。
（法華口10:16⇒北条町10:29）

車内には以前のものと思われる路線図が残っています。
秋田周辺を走っていたようですが、車両に詳しくないのでよく分かりません。

ほどなくして北条町に到着。

鉄印をいただきました（34社目/40社）。

鉄印を入手したら、折り返しの電車に乗車。
（北条町10:39⇒法華口10:52）

北条町駅 駅

法華口駅まで、田園地帯を走ります。

長（おさ）という変わった名前の駅を通過。

再び、法華口駅に戻ってきました。

ところで、法華口駅の元事務室は、パン屋となっています。

ドリンクも販売していて、電車を待ちながら待合室で食べることもできるようです。
明日の朝食用にいくつか購入しました。

法華口駅を出て姫路へ向かいます。

レンタカーを姫路駅前で返却し、西へ移動。
ところが途中の道が混んでいて、姫路11:52発の新幹線に間に合いませんでした。
やむなく次発のこだま号に乗車。
（姫路12:18⇒岡山12:42）

山陽姫路駅 駅

岡山駅に到着。
岡山なので、駅前には桃太郎の像が置かれ、

岡山駅東口前広場 公園・植物園

アーケードの入口には、桃が存在感を放っています。

岡山から伯備線で清音に移動します。
（岡山13:20⇒清音13:47）

清音に到着。
こちらはJRの清音駅。
外国人の方が多かったです。

隣には井原鉄道の清音駅。

清音駅 駅

新幹線に乗り遅れたので予定が変わり、30分程度の待ち合わせとなりました。

到着10分前に事務室が開き、フリー切符を購入。
井原⇒神辺までの料金に比べ、30円お得です。
新幹線に乗り遅れなければ、途中の「矢掛」で下車するつもりでした。

清音駅から井原鉄道に乗車。
（清音14:09⇒井原14:44）

清音駅を出てすぐに、高梁川に架かる橋梁が見えてきました。

この川を遡って行くと、備中松山城のある高梁に着くはずです。

30分程度で鉄印が貰える井原駅に到着。

井原駅 駅

鉄印をいただきました（35社目/40社）。

デニムが有名な場所なので、駅構内にもショップがありました。
今回は鉄印が目的なので、眺めるだけです。

井原駅での停車時間が長いので（25分）、乗ってきた車両に再び乗車し神辺へ移動します。
（井原15:09⇒神辺15:25）

神辺駅からJR福塩線で、福山へ。
（神辺15:32⇒福山15:45）

神辺駅 駅

福山駅のホームから、目と鼻の先に城が見えます。
知ってはいましたが見るのは初めてで、本当に近いですね。

乗り継ぎ時間が1時間ほどあるので、寄ってみます。

在りし日の福山城の写真です。
北側の壁が鉄板で補強されている様子が分かります。

その復元のための工事が2022年8月に終わり、見てみたいと思っていたところでした。
鉄板を張った城は、ここだけだそうです。

福山城公園 公園・植物園

なかなか良いものが見られて満足です。

築城400年記念ということで、駅構内でもスペースを設けてアピールしていました。

当初、福山に泊まるつもりでしたが、諸事情により岩国を目指して更に西へ移動します。
（福山16:40⇒広島17:03（のぞみ35）/17:12⇒岩国17:52）

岩国到着後、駅から数分の「づぼら寿司」で夕食。
朝も昼も食事を抜いていたので、腹が空きまくりでした。

づぼら寿司 グルメ・レストラン

ふぐ刺、あら煮、手前は「ジェイドオイスター」というオイスターペーストで店のオリジナルだそうです。

刺身も美味しく、この店は当たりでした。

ホテルにチェックインしたところ、岩国市のクーポンを頂きました。
先程の店でも使えたようで、先にチェックインしておくべきでした。

今日は朝から移動し続けたせいか、大して歩いていないのに妙にくたびれました。
早々に就寝。

グリーンリッチホテル岩国駅前 宿・ホテル

■2日目 10月10日（月）
早朝にチェックアウトし岩国駅にやってきました。
日の出直前です。

岩国駅 駅

9月下旬の台風14号により鉄道と並行する道が崩落したため、一部区間が代行バスになっています（11月14日に運転再開）。
昨晩、福山に泊まらず岩国に移動したのは、このためです。
06:25分発のバスを逃すと予定の飛行機に間に合わないため、今日も朝食抜きで移動開始となります。

岩国駅から北河内駅までバスにて移動。
（岩国駅06:25⇒北河内駅07:20（代行バス））

北河内駅に到着。
30分ほど待ち時間がありますが、周辺には何もありません。

北河内駅 駅

乗客は、鉄道関係者と思われる人が数人、観光客が数人、地元の方が数人といった感じです。

錦町駅へ向けて出発。
（北河内07:50⇒錦町08:22）

山に分け入るにつれて天気が悪くなり、雲が垂れ込めてきました。

イベント列車のみが停車する「清流みはらし駅」を通過。
停車はしませんが、徐行してくれました。

錦川駅へ向かって左側には、いくつか滝が見られます。
そうした場所でも徐行してくれます。

台風によるものでしょうか。
ふと右側を見ると橋が流されていました。

錦町駅に到着。

切符を買うタイミングがなかったので、錦町に到着後にフリー切符を購入。

同時に鉄印もいただきました（36社目/40社）。

錦町駅の外観。

錦町駅 駅

折り返しの列車は1時間半後なので、昨日買ったパンを食べた後、周辺をぶらぶらしてみます。

錦川に架かる橋を渡って、街を一巡り。

川に沿って町が広がり、その外側には水田が広がっています。
稲刈りの時期ですね。

別の橋を渡っていると、鯉のえさが置いてありました。
橋の袂に錦鯉が集まっていたので、橋の上からポトリポトリと落とすのかもしれません。
時間に余裕がなく素通りしましたが、試してみるべきでした。

大きな橋と橋の間には、つり橋がありました。

1953年に建設されたものなので、半世紀以上前です。

駅に戻ってきました。
北河内へ戻ります。
（錦町09:54⇒北河内10:26）

天気が良ければ、見どころが結構あったように思いますが、残念。

約3時間で、北河内に戻ってきました。

線路の脇に記念碑があったので確認したところ、平成24年に25周年となっています。
平成に入る直前に開業したことになります。

その隣には岩日線50周年記念の碑も。
帰宅後にホームページを確認すると、
昭和62年4月 錦川鉄道株式会社設立
昭和62年7月 開業（岩日線を引継ぐ）
となっていました。
元々は岩国と山口線日原駅をつなぐ予定の路線だったようです。

代行バスがなければ北河内駅で降りることもなかったので、不便ではあったものの堪能できました。

30分後に代行バスが到着。
帰りは新岩国で下車します。
（北河内駅10:55⇒新岩国駅11:22（代行バス））

新岩国駅から徒歩5分くらいの場所にある「村重酒造」です。
大きな杉玉が目印。

こちらの酒蔵では、有料で試飲ができます。

試飲メニューです。
単に試飲するだけだと買わなくてはいけない気がしてくるので、有料にしてもらった方が、落ち着いて試飲ができます。

左側の「黒松」が代表銘柄だそうです。
右側の「村重」は食事に合うようなスッキリとした味わいでした。
美味しくいただきました。

こちらは「eight knot」という銘柄で、昔の酵母を復活させて作ったお酒だそうです。
市販されたものは既に完売のため、ここの試飲でしか飲めないお酒だそうです。

濁りもあったので、試飲に追加。

結局、試飲とは言えない量を飲んでしましました。
（つまみが欲しいとは言えませんでした）

更に勧められるまま、普段あまり飲まない純米大吟醸も試飲。
個人的には、バランスの良い純米酒が良かったです。

新岩国駅に戻って、タクシーで錦帯橋へ。
橋は渡ったことがあるので、今回は写真を撮るだけにします。

錦帯橋 名所・史跡

タクシーの運転手さんによれば、台風14号の影響で、観光できるようになったのはつい最近だそうです。

錦帯橋から岩国空港へ移動し、帰りは飛行機でさっと帰りました。

岩国錦帯橋空港 空港