2022/10/07 - 2022/10/07
31位(同エリア243件中)
まりあさん
トゥールーズは、数年前のプロブァンス地方の旅の時に、ほんの2-3日滞在しましたけど、駅前のホテルから、中心街にはあまり行かずに、魅力にも触れずに過ごしました。
今回は、飛行機の出発地で再訪しましたが、3泊のみ。
もともとの7泊予定を、スペインに回したので、短くなったのです。
振り返れば、ボルドーより、トゥールーズが気に入ったので、もう少し長くいたいと思わせる町でした。
が、フランスの旅にも慣れて、治安面では、そう不安を感じることもなく来たので、気の緩み(← コロナで有名ななった表現です)があったのか、過去の旅歴でも、最低最悪の大失敗をやらかしました。
移動中は、貴重品の入ったポーチは終始肌身離さず、そして、スーツケースと、パソコンなどの貴重品を入れているリュック。あと、すぐに出し入れしやすいトートバッグには、寒い暑いの調整のための上着類、マフラー、買ったパンの残りなど入れてます。
今までの旅では、電車内でトイレに立つ時もリュックを持って行ってた気もするのですが、フランスの特急車内では、皆さん平気で、パソコンやスマホを席においたまま移動されるので、私にもその「気の緩み」が伝染してました。
で、車内の写真を撮ったりして遊んでいて、また、駅前のタクシーがいない確率が高いなと心配していたりして、私は、降りるときに、棚の上に置いたリュックを、すっかり忘れてしまったのでした。
駅前にはたくさんのタクシーが並んでいて、すぐホテルに向かいました。
そのタクシーの車内で、リュックがないことに気づき、最初はトランクに入れたんだっけ、なんて思うほど、完璧に忘れ去ってました。
やがて、「そうだ、棚から下ろした記憶がない。ということは、列車内に忘れた」
ヒェーーーーーっと、心の中で、悲鳴を上げて、真っ青に青ざめました。
貴重品入れのポーチも入っていたから、現金250ユーロ、その他の準貴重品も入っていたはず。
ただ、トゥールーズは、最終の駅なので、そこで見つけられて、届けられる確率は高いから、希望はある。
ホテルに到着すると、ラッキーにも、部屋はすでに用意ができているとのこと、この日は11時ごろに着いたにも関わらず、嬉しかったです。(もちろん、ホテルにはいつも到着時間を連絡して、リクエストはしてるのですが)
フロントの黒人青年のオリビエ君は、温厚な性格で、私は、忘れ物をしたことを告げて、部屋に荷物を置いている間に、駅の遺失物係がどこか、調べておいて、と頼みました。
そして、部屋では、貴重品をセーフに入れて、これ以上のなくしものをしないよう、慎重に貴重品を管理しました。
フロントに行くと、チェックアウトタイムゆえ、次々にお客がやってくるので、オリビエ君に、利用した電車のチケットを印字した紙を渡して、チップとして10ユーロを渡して、駅の遺失物係に電話して、私の列車、席番号など告げて、今から本人が取りに行く旨を伝えてほしいと頼みました。
彼は、調べた遺失物の事務所の情報を紙に書いて、説明してくれました。
さて、駅まで歩くとちょっと遠いけど、タクシーで行くこともないと判断して、地下鉄で行きました。
これ、火事場の馬鹿力って言うやつでしょうか。
かなり重症の方向音痴の私ですが、グーグルを駆使して、地下鉄の駅を見つけ、チケットを買い、乗り場に降りて、行き先方向を人に尋ねて、乗りました。
駅に着くと、駅の建物が大改修工事中でした。オリビエ君の情報では、バスターミナル側にあるというのですが、ちょっと離れ過ぎなので、まずは駅のインフォメを探しました。
ところが、半分以上の建物が工事で閉鎖されて、移転の場所の案内は、これまたフランス的で、アイコンが並んでいるんですが、そんなアーティスティックなアイコンは、外国人の私には、理解不明・・・・・
20-30個も並んだアイコンに視線を走らせて、探します。
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フランスの電車のこの、非実用的なことには、いつも驚かされます。
これ、入口のドアなんですが、入ってすぐのところに、段差がある(笑)。 -
春の部のフランスでは、座席を買うときに、二階建ての電車が多くて、けど、上と下と、どちらが階段利用になるのかの判断ができずに、買ったらみごとに階段だらけ、という目に遭いました。
私の感覚では、上へも下へも数段ずつ、というイメージだったんですが、フランスの私が乗った線では、上へと思いっきり階段があります。
だから、下の車両を買うのが賢明なのです。
それは学んでいたので、今回は、下の車両にしました。
それでも、入り口に段差はあるし、また、通路から席に入るにも段差があるのです。
だから、席から動くときに、その段差でこけそうになったこと、数回。
このフランス人の、合理性や、実用性に対する感覚って、どうなっているのか、謎です。
これ、二階に上がる階段の写真です。 -
ネットでチケットを購入する時の、座席選択画面です。
16の次が21、その次が31と、ふつうの数字通りの順番にしてくれないと、自分の席が見つけられません。
それゆえ、選択画面を写メするようになったのでした。
これを乗る直前に確認しないと、どこを目指して行けばいいのかわからない。
ちなみに、この写真を見せた人には、大ウケでした(笑)。
写真をクリックして、数字のフランス風な並び方に、着目してくださいませ(笑)。 -
さて、アイコンが20-30個並んだ、案内板の前で、アイコンの謎解きをして、なんとか見つけました。
傘とクエスチョン・マークが決め手となり、これが遺失物の事務所かと思い当たりました。
残りの絵が謎ですが、おそらく手袋と杖、なのかな。 -
矢印の方に歩くと、ありました。同じマークのついた、事務所。
フランス語では、Objets Trouves 見つかり物事務所、となってました(笑)。
行くと、すでに私のリュックは届いていて、その書類に私の名前も書かれていたので、おそらくオリビエ君が連絡してくれたからだと思います。
事務所で、両手を上げて、ばんざーいをして、喜びを表現しました。
手続き的には、10ユーロの税金を払い、書面にサインをして、受け取りました。
かなりテンパりましたけど、無事にリュックが戻り、一安心です。
これを教訓に、「気の緩み」がないよう、気をつけたいと思います。
さて、ホテルの部屋に入れない場合に備えて、この日のランチも予約してました。
ここから地下鉄で、ホテルに戻り、オリビエ君にリュックを見せたら、自分のことのように喜んでくれました。
彼を安心させてから、また部屋で、荷物を整理して、ランチに向かいます。
ぎりぎり予約時間にまに合って、よかったです。 -
ホテルから、歩いて15分ほどのところのレストラン。
レバノン人の創作料理のようで、常連さんが何人か来てました。
卵の入ったスープ
メインは、煮込み料理のようなイメージ -
デザートは、マカロンをあしらったもので、甘さも抑えてスッキリした美味しさでした
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地下のトイレに行くと、その近くに、スパイスの棚があり、こんなにたくさんものスパイスを使いこなしているのかとびっくりしました。
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手前の町で止まったヒルトンガーデンイン系の二つのホテルは、部屋が暗くて、苦手でした。
トゥールーズのこのホテルは、表は、賑やかな広場なのですが、私が選んだ部屋は、パティオ向きで、暗いかなと案じましたが、裏手に教会も見えて、静かで、日当たりもよく、また夜の照明も十分な明るさで、今回のフランスのホテルでは、もっとも気に入ったホテルでした。
クラウンプラザとの名前になってますが、元々は、中心地の古いホテルのようです。 -
一階のレストランやパブリックスペースは、アートもあっておしゃれ
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なぜか馬がいるし
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トゥールーズに日本庭園があるというので、出かけました。
なかなかの充実度でした。
日本風の建物、赤い橋、石庭、竹林、池、鯉、とアイテムはしっかり揃ってました -
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そこから、運河沿いに歩きます。
トゥールーズは、今回のフランスの三都市の中では、もっとも人口も多く、この道も延々と続いているので、そこそこのところで、地下鉄に乗りました。
トゥールーズでは、一日だけ、地下鉄の一日券を買って、少し遠いエリアを回ったのでした。
残念なことに、楽しみにしていた、美術館や、アート系の施設は、クローズしてました。 -
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教会がいくつかあるのですが、広い範囲に点在していて、地下鉄利用しないと、行きにくいスポットも含まれてました。
どこがどの教会か・・・・覚えてません(笑)。 -
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こちらは、貯水塔の施設を使った、展示です。
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この建物の、まあるいところで展示がありました。
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これが、政庁になっているキャピトルを中心にした広場で、ものすごい人が行き来してます。トゥールーズの滞在は週末に当たったので、そりゃあもう、ものすごい人で、マーケットも出ていたし、日曜になって、マーケットが撤退して、やっと広場らしい感覚がつかめました。
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この橋の空間のところに、赤いものが見えますが、これまた、オブジェです。
うさぎの形だったと思いますが、どうやって、ここに置いたんでしょうか。 -
川沿いには、部分的にですが遊歩道もあり、何度かここを散歩しました。
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これは、川に隣接したエリアなのですが、蚤の市をやっていました。
内容を見ていると、ガラクタ市、というイメージでしょうか。たくさんの人がいて、面白かったので、写真を撮りました。 -
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上からも見れました。
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最後に訪れた、ジャコバン修道院。ホテルの近くでした。
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回廊が素敵でした
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一部しか残ってませんでしたが、いくつかの柱に、ロマネスク風の柱頭彫刻がありました
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日曜日は入場無料になる、キャピトルも、内部の装飾の素晴らしさに圧倒されました。
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私のホテル、かなり歴史のあるホテルのようですが、このチェーン、初めて見た形でした。
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フランス滞在をふり返って、私の滞在した町では、Monoprixのスーパーが、もっとも大きいことが多く、だんだん、その商品に慣れていきました。
このトースト、薄くてパリパリで、日持ちするので、これを買って、グアカモレとか、山羊のクリームチーズに赤ピーマンを刻んだペーストとかをつけて食べると、軽い目の夕食には、ばっちりでした。タラコのピンク色のペーストも美味しかった。
ランチをしっかり食べたら、夕方は、トーストとペーストで、十分です。 -
家では、毎朝、たっぷりの小松菜ジュースを飲んで、野菜を摂取するのですが、そしてスペインでは、ガスパチョがあるのですが、フランスでは、野菜のスムージーを探します。
これ、もっとも気に入ったモノプリのブランドのスムージーです。
一番好きなのが、左のほうれん草とマンゴとチアシード。
右端も大好きで、オレンジと生姜の割合がすごくいい。
真ん中も、アボカドとココナッツと、組み合わせが独創的です。 -
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トリップアドバイザーのダントツ人気のランキングに、なぜかインド料理が入っているので、気になって、訪れました。
今回、何度かインド料理に入ったのですが、人気の高い店の場合、必ず、素敵な人物がいるなあと思いました。
ここのマダムも、素敵な優しいインド人で、私が入ってきて、暑そうにしていると、すぐに冷房をかけてくれました。 -
エビの天ぷらのようですが、インド式の唐揚げで、衣に少しスパイスがあり、美味しかったです。
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ナバラッタンコーマという野菜とフルーツのカレー。
ライスは、日本とは違う、細長いお米で、それを蒸しているここのライス、気に入ってます。
ナンは日本で食べるほどに美味しくないので、だんだんライス派になりました。
ここは、前菜として、チキンとナンを食べて、カレーは、必ずライスと食べる、という様式です。
日本食店でも、前菜とメインという出し方をするのが、フランス風。 -
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トイレにある自販機。
マスクや消毒ジェルが商品になっていて、まさにコロナを思わせました。
とはいえ、フランスは、5月にきた時から、ダイソンのエアータオルがバンバン作動していて、いまだに、「コロナ感染予防のために、エアータオルは止めてます」という日本とは大違いです。
同じ感染症に対して、ここまで国による対応が違うって、なんなんでしょうか。
科学はどこに行った。医学は何をしてる。
こんなにも長く時間が経っても、「マスクの有効性」一つ、誰も、どこの国の科学者も医師も、結論は出せていないんですよね。
結果的に、宗教団体のような、個々人の感覚で、ものごとがまわっている。
不思議な世の中です。
完全にマスクを排除したフランス、5%ほどの人はマスクして歩き、電車やバスでは、いまだに着用義務があるスペイン、そして、誰もいない戸外でも99%の人が、ガッツリマスクをしている日本。
もう、スペインもフランスも感染者はあまり増えてませんが、もっともマスクを手放さない日本で、世界一の感染者数って、何がどうなっているのやら・・・
もう、この世の中には、科学も平和も消え去ったのでしょうかね。 -
川沿いの景色に惚れ込んで、朝型の私、しかも、トゥールーズ出発の飛行機は、朝6時発。
それゆえ早寝早起きをキープする必要があるのですが、なんとか夕暮れまで待って、出かけて、夕暮れ撮影に頑張りました。 -
イチオシ
夕焼けが素晴らしかったです。
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イチオシ
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イチオシ
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イチオシ
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キャピトルです
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さて、フランクフルト経由で、スペインのマラガに向かいます。
6時発の飛行機って、国際線ゆえ、2時間前に空港に行くとしたら、3時半にホテルを出ることになる。ウェイクアップコールは、2時半は辛い。
オンラインチェックインも済ませたので、3時半に起こしてもらい、4時過ぎにホテルを出ました。
もう、世界では、こんなにも飛行機が稼働してますが、日本のヨーロッパ線は、ANAのサイトで見ると、まだまだ半分飛んでない気がします。いつになったら、正常化するのでしょうか。
日本人がマスクを外せるまでに、あとどれぐらいの年月がかかるのでしょうか。 -
バスで飛行機まで行き、バスの中で、待機。
これ給油してるんですね。羽根のところに給油口があるのね。 -
ビジネスクラスの軽食。
ただの、ハムとチーズなんですけど、時にすごく美味しいのに出くわします。
今回、フランクフルトからマラガの便のが、めちゃ美味しかったです。
2回も食べたので、お腹いっぱい。
ワインを飲めない体質が悔しいです。
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