「せっかく行くなら」とあれこれ盛り込みすぎた北陸旅行　一日目

2022/09/27 - 2022/09/29

たまたま能登・和倉温泉の旅館「あえの風」の宿泊券を手に入れる機会があり、以前から行きたいと思っていた北陸旅行が実現することになりました。
観光の中心を金沢に定め、広島からJR西日本の「西日本グリーンきっぷ」を利用して１日目は富山まで足を延ばして和倉温泉まで戻り１泊、２日目は金沢を自転車で観光してその日は福井に宿泊、３日目はレンタカーで福井を観光した後広島まで帰りました。

「西日本グリーンきっぷ」はJR西日本のおとなび会員限定の新幹線・特急列車が乗り放題となるきっぷで、グリーン車の指定も６回利用できる他、レンタカーを割安に利用できます。
せっかく広島から北陸まで行くのだから５日間用を利用してゆったり観光して回ればよかったのですが、旅慣れていない私はあれこれ盛り過ぎる（元を取ることに固執）ため５日もあったらどこまで行くか自分でも怖くなって３日間用にしました。

それでも各観光地ではネットに情報が溢れているため、あれも見たいこれも食べたい衝動に駆られ大変忙しい観光旅行となりましたが、さすがに列車での移動はグリーン車ということもあり非常に快適でした。

エリア 和倉温泉(石川)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 2.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

広島から７時46分発、東京行き「のぞみ４号」で新大阪まで向かいます。乗車時間は約1時間20分です。車内で広島駅で買った鳥めしにぎり弁当で朝食。

広島駅 (JR) 駅

新大阪で9時7分発「北陸サンダーバード11号」へ乗り換えます。乗車時間は約2時間40分。京都から湖西線を通り敦賀から北陸本線へ入ります。

新大阪駅 駅

京都駅に停車後、大津京駅を通過してしばらくすると右手に琵琶湖が現れます。琵琶湖を過ぎると山に入りトンネルが続きます。京都の次は敦賀です。
敦賀駅は北陸新幹線延伸に伴う駅舎の新築工事が行われており、大きな駅ビルがほぼ完成している状況でした。

敦賀駅からは山と広大な平野が交互に現れ、平野では田んぼや田んぼから転作したと思しき蕎麦畑や大豆畑が続きます。

ちょうどお昼に金沢駅に到着。1時間後に富山行きの列車に乗る予定のため、ここで昼食を摂ります。

鼓門 名所・史跡

混雑するお昼時でもあり、あまり時間も無いため駅ビル「あんと」にあった北陸の有名チェーン「8番ラーメン」に入りました。2番目の入店待ちでしたが、呼ばれる頃には15組待ちの状態でした。

8番らーめん 金沢駅店 グルメ・レストラン

ギョーザの付いた８番セットを注文。ラーメンは味を選択できますが、みそ味を選びました。野菜たっぷりでボリュームがあり満足の一杯でした。

金沢駅から12時57分発「はくたか564号」で富山に向かいます。

金沢駅 駅

金沢から富山まで北陸新幹線で約20分です。富山では1時間後の14時17分発の「つるぎ719号」で金沢に戻れば、15時発の特急「能登かがり火5号」で和倉温泉に16時に着くことができます。

富山に到着。ここでは徒歩10分で富岩運河環水公園で世界一美しいと言われるスターバックスコーヒーで30分ほど休み、また10分で富山駅に帰る計画です。

富山駅 駅

しかし道に迷い環水公園まで25分かかり、スターバックスでの休憩は諦めました。さらに世界一と言われるバックの立山連峰が天候のせいで見えず、残念な結果となりました。

富岩運河環水公園 公園・植物園

急いで富山駅に戻ったものの、途中でタクシーを拾うため富山赤十字病院タクシー乗り場に寄った（結局拾えなかった）のが仇となり「つるぎ719号」の発車時刻に2分遅れ、間に合いませんでした。やむなく次の「はくたか563号」で金沢に向かい、金沢からはIRいしかわ鉄道経由の各駅停車の電車となりました。

富山駅 駅

特急「能登かがり火」に乗れば和倉温泉まで行きますが、乗った普通電車は一つ手前の七尾駅が終点となり、雨も降って気温も下がってきたことから宿までタクシーを利用しました。

七尾駅 駅

これは翌朝撮ったホテルの全景ですが、この「あえの風」は有名旅館の「加賀屋」の系列であり、施設、料理やサービスが「加賀屋」に準じるようです。

加賀屋姉妹館 あえの風 宿・ホテル

さらに「加賀屋」の温泉にも入ることができ、送迎バスも出ているとのことでしたが、コロナの影響で入浴時間が制限されていたため諦めました。写真は翌朝散歩で玄関まで行った時のものです。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

大型ホテルが林立する和倉温泉の中でも特に威容を誇る「加賀屋」の存在感は圧倒的です。

宿である「あえの風」は豪華なロビーを持つ大型旅館で海の傍に建っているため部屋からはすぐ下が海。部屋からは七尾湾と能登島が見渡せ、大浴場に続く露天風呂もまるで海に入っているような感覚です。

部屋からの眺め。奥に見えるのが能登島です。すぐ下まで海がきています。

館内の至る所に美術品が置かれ、九谷焼の美しい皿などが展示されています。

いよいよ食事の時間。我々は舞台付きの食堂で伝統芸能のショーを見ながらのフルコース料理を頂きます。前菜からお造り、魚料理、肉料理、デザートに至るまで手の込んだ料理で十分満足しました。

ショーは能登の伝統芸能である御陣乗太鼓がメインで、和太鼓の演奏は思っていた以上の迫力でした。食事後は「加賀屋」の温泉に行くことも考えましたが、もう面倒で館内の大浴場で２回目のお風呂にしました。
今日はここまで。二日目に続きます。

加賀屋姉妹館 あえの風 宿・ホテル