飯田線で行く山深い湯谷温泉にどっぷり浸かる会(と言っても一人だけど)の1日目

2022/09/10 - 2022/09/11

前々から行きたかったお宿、愛知県の山深い温泉地、湯谷温泉のお宿、はづ別館。かの忌野清志郎様がこよなく愛し、闘病中も足繁く通ったという温泉宿です。JR飯田線でとことこと行ってきました。湯谷温泉てホンっと小さな小さな温泉地でね。温泉宿は数えるほどしかなく、温泉街と呼ぶにはほど遠い温泉です。そこがまたいいのだと思いますが。秘境…と呼ぶにはちょっと違うけど、十分「何もない感」「レトロ感」を体感できる、ステキな温泉でした。

今回、以下な行程です。

1日目
①名古屋市博物館で開催されている兵馬俑展へ
②名鉄百貨店で開催中だった岩手県物産展へ
③名鉄電車に乗って豊橋まで
④豊橋からJR飯田線に乗り換えて湯谷温泉駅まで
⑤お宿にチェックインして温泉三昧&晩御飯&だらだら過ごす

2日目
①未明に温泉入ってから、再度系列店のはづ本館へ湯めぐり
②朝ご飯の後、再び温泉
③チェックアウト後、豊橋まで戻りランチして帰路に

まずは1日目からです。

今回、所謂県民割の愛知旅eマネーキャンペーンを利用してみました。宿や飲食店などでスマホのQRコードも読んでもらうんです。
でね、この愛知旅…未だ違和感があるというか。泊まった宿(指定された宿でないといけない)の宿泊費の半額(上限5000円)とやはり県内の指定されたお土産屋さんや飲食店利用時の額のうち上限2000円を補助…なんですが、その場でキャッシュバック(割引)でなく、後からペイペイや楽天エディなどのポイントに還元されるってシステムなんですよ。
どう見てもお年寄りの方には分かりにくい、使いにくいし、それ以前に後から何にでも使えるポイント還元って「旅行がお得に行けた」感というか、どうも割引されている実感が湧きません。しかも2週間以上も経ってからですよ、ポイント還元のタイミングが。と、ぶつぶつ言っても始まりませんし、ないよりマシということですが。

エリア 鳳来峡・湯谷温泉(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

楽しみにしていた兵馬俑の展示。
初日だったので、混むと思って9時半開場のところ9時過ぎに名古屋市博物館に着きました。それでも10人以上は並んでいますね。

名古屋市博物館 美術館・博物館

と…前日までにネットで取った前売り券をいそいそとローソンで発券して。
当日、前売り券を持っている人の優先列に並んでみれば、「えっと、これ平日限定の前売り券ですよ」と言われ、超ショック(';')
聞いてないよ～。と言ってもしっかり確認してなかったのは自分なのですから。
差額支払いのため、当日券を買う人の列の最後尾に並びなおして、100円支払うのでした。道理で当日1800円のところ1500円とえらい安いなぁと思ったのです。土日祝1600円てのを選択すべきでした。そそっかしいなぁ。

自分の旅行記を探してみれば、今から12年前の2020年に西安に行き、兵馬俑に会って以来の再会です。モノホンが展示されてて、写真撮影OKって凄い。
感動しました。

紀元前に作られたものとは想像できません。

凛々しいです。

う～ん。ステキです。
どれひとつとっても迫力があります。

これは複製です。バックにして写真撮影どうぞ、のコーナーですね。
設置されたカメラで撮ってお金を出して印刷、とよくあるやつですね。

もっともっとたっぷりかと思ったら、思いのほかボリュームは少な目。
1時間ちょっとくらいで観終わりました。

さて、ランチだ～。名古屋駅構内驛麺通りへ。
このお店、前から気になっていたんですよね。
辛辛魚で有名な麺処井の庄さんです。

驛麺通り グルメ・レストラン

まずはビア。ぷはあ。

辛さは凄いらしいので「辛さ控えめ」バージョンにしてもらいました。
正解です、控えめ。
辛いのは決して苦手ではないんだけど、この先の旅のことを考えると大事を取った方がいいもんね。

続いて、名駅のタカシマヤ10階で開催されていた北海道展の見学です。
毎度凄い人、そして美味しそうなものたち。
試食も色々あったけど、我慢我慢。
見学だけにしました。

JR名古屋タカシマヤ 百貨店・デパート

さて、名鉄に乗って豊橋に向かいます。
贅沢に特別車360円で。

豊橋発13:42に乗るつもりが…
大雨の影響とかで運休になってました(泣)
駅員さんに一時間後の14:42発は動くと聞き、駅横の一時間時間つぶしでタリーズさんへ。
15時チェックイン予定を16時チェックインに変更です。

豊橋駅 駅

オーガニックデカフェコーヒー465円をオーダーです。
窓際の席でまったり。
一時間はあっという間に過ぎました。

1時間20分ほどで湯谷温泉に到着～。

湯谷温泉駅 駅

無人駅の湯谷温泉駅です。

駅を降り立つと大きな看板がお出迎え。
こんな感じで温泉宿は数軒のみ。
ひなびた感じがすてき。

ちょっと歩くと以前日帰りで来たことのある「ゆ～ゆ～ありいな」(日帰り利用複合温泉施設)です。

駅を降りてホンと目の前。
はづ別館は見た目にもレトロな外観です。

はづ別館 宿・ホテル

玄関入ったところでチェックイン手続き。
窓の向こうの川(宇連川)の音が涼しげです。
同じ電車に乗って来たもう一人の男性と同じタイミングでチェックインでした。

おしぼり、お抹茶とお菓子でおもてなし。
お菓子を頂きつつ、座りながらチェックインです。
今回、所謂県民割の愛知旅eマネーキャンペーンを使うので、チェックインの際、スマホのQRコードも読んでもらいます。

部屋はこんな感じ。一人では広過ぎです。
眺望付きとそうでない部屋では料金が違いましたが、明らかに眺望ありの方が快適です。目の前に豪快に宇連川が流れ、この川の音がまたいいBGMで。ずっと眺めてても飽きません。
窓を開けたいけど…虫ちゃんが入るのが玉に瑕。

それと、部屋までの道のりが長いこと。フロントから一階下がって、更に一階上がって、更にもう一階上がって503号室へ。エレベーターがないので、泊まる階によってはお年寄りにはきついですね。お風呂に行くにもかなりアップダウンがあるので…。まるで迷路のようで方向音痴の方にはいい冒険に。まぁでも、その不便さも個人的には何だか良かったりします。

こんな感じですね。

部屋の電話です。
今時見ませんよね、この手の電話って。

さて。お風呂に行ってこよーっと。

宿のお土産物スペース。

誰もいなかったので写真撮っちゃいます。
お風呂は21時で男女入れ替わりますよ。
21時まで内風呂と露天風呂のある方が男性、内風呂だけの方が女性。
ぬめりは強くないけど、源泉かけ流しで濁ったお湯がいかにも身体に良さそうな感じ。

21時までの男性のお風呂の露天風呂。
すぐ横を流れる宇連(うれ)川を見ながらまったりします。
聴こえるのは川の音だけ。
何だか生き返ります。

脱衣場から展望スペースに降りていって。
目の前の川に手が届きそうな距離です。

湯上り処に飾られていました。
このお宿、お客んが料金を決めるユニークなシステムを取っていたことでも全国的に有名でした。今は他の系列店に移行して、こちらではやっていませんが。

さて。17時半からご飯だ～。

お品書きです。

まずはビア。ぷはぁ。

わくわくしちゃいます。
丁寧に一品ずつ料理の説明もしてくれます。

冷やし蕎麦　茄子槢流し出汁　紫玉葱

鮎塩焼き　はじかみ

鳳来牛しゃぶしゃぶ　もろこし鍋　野菜添え

鳳来牛しゃぶしゃぶ　もろこし鍋　野菜添え
とうもろこしがたっぷり入ったお鍋です。

見つけちゃいましたよ、関谷酒造の「和」というお酒。
微発砲ですっきり飲みやすくて大好きなお酒です。
300ccボトル、1,500円とお高いけど、そんなの関係ね～。

しゃぶしゃぶしやぶしゃぶ。

枝豆ご飯
お吸い物
蓮根味噌漬け
大根うこん漬け

甘熟メロン。
激甘です。

いやぁ…食べた食べた。
ごちそう様です。

分かんなかったけど、結構お客さんいたんだね。

21時を過ぎたところで入れ替わった内湯の方へ。

よくある「夜は1時まで、朝は5時から」じゃなく、夜中も含め朝9時半までいつでも入れるのが嬉しいです。

真夜中の湯上り処です。
初日に2回、夜明け前に1回入りました。

というわけで、1日目はここまでです。

拙い旅行記を見て頂き感謝感謝です。