「富士山河口湖音楽祭」のリハーサルとグルメ

2022/08/19 - 2022/08/19

夏恒例のイベント、「富士山河口湖音楽祭」
今回は、そのひとつのリハーサルチケットを、迷ったあげくにGET
本番の演奏は、それはそれで素敵なものなのだろうけれど
指揮者と奏者が曲をつくる過程を見聴きできるって、
めったにないチャンス
それも、14:30受付開始15:00開始予定のリハーサル
ってことは、ランチをゆっくりと楽しむこともできる！

確かに、COVID-19感染再拡大は気になり、迷いはしたのですが
久しく旅に出ていなかった気持ちを抑えきれず
行ってきました、河口湖

エリア 富士五湖(山梨)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「ステラシアター」15時開始のリハーサル
なので「PREMIER」で、クラシカルな本格フレンチのランチを
ゆっくりと楽しむことにしました。

「PREMIER」は、「富士レークホテル」さん東館の７階。
フランス人シェフ、ダニエル・パケさんを迎え、
2018年にオープンしました。　(この写真は以前のモノです)

河口湖畔に建つ「富士レークホテル」さんの創業は古く、1932年。
創業者は、ホスピタリティーを米国で身につけたお医者様
(日本橋で歯科医院を営んでいたとか・・・)だったそうです。

館内の ゆったりとした空気のながれ、ぬくもり、
心配りが とっても心地よく、
以前から 滞在を楽しんできたホテルなのです。
https://www.fujilake.co.jp/

河口湖温泉　富士レークホテル 宿・ホテル

シェフは、「マキシム・ド・パリ」、「ルコント」、
椿山荘「カメリア」で総料理長を歴任された方だとか。
挙げられたお店は知らないけれど、厳しい方なんだろうなぁ…

肩の凝るフレンチは嫌だな、なんて思いつつ、初めてのとき、
お姐さんにドレスコードを尋ねると、「私服でどうぞ！」と にっこり。
なんでも浴衣でなければよいのだそうで、ほっ！

とは言え、スマート(?)カジュアルちっくな恰好で以て出かけた７階は
知らぬ間に、とっても素敵なレストランに模様替えされていました。
そしてお料理は、ソースを余すことなく、舐めるように
いただきたくなってしまう、クラシカルな本格フレンチ。

地元の食材を用いて、やさしくまとめあげられたフレンチは
ホント、「おいしい！」それ以外に言葉がありませんでした。

しかも、デザートを終える頃、なんとパケ・シェフご自身が
ひとつひとつのテーブルを巡ってご挨拶に。
料理には厳しい方なのでしょうが、そんな素振りはみじんもありません。
おだやかな やさしい笑顔につつまれたご挨拶に
フレンチだけでなく、パケ・シェフ、素敵！
そして、河口湖近郊の方々が、
ちょっぴり、うらやましくも感じられたのでした。

河口湖温泉　富士レークホテル 宿・ホテル

「PREMIER」湖畔側の、開放感あふれるガラス窓。
青空に恵まれたこの日は、湖上を行き交うモーターボートや
遊覧船も忙しそうでした。

河口湖温泉　富士レークホテル 宿・ホテル

戦国時代、甲斐武田軍に属していた水軍の戦国船をモチーフに、
2020年12月に導入された遊覧船「天晴（あっぱれ）」です。
（それまで活躍していた、アンソレイユ号と交代しました。）

富士五湖汽船 乗り物

これが今日のランチのメニューです。

今日もソースをすべていただくために
パンのお替りをくりかえしてしまいました
（自家製バゲットパンも、それ自体おいしいんですけれど！）

鴨コンフィとコンテチーズのサラダ

薄くスライスされたコンテチーズのさっぱり感が
あっさりとした鴨のコンフィや
みずみずしい野菜たちとあいまって、おいしい！

とうもろこしのクリームスープ　フレッシュミント香り

上品な甘さは、地元産とうもろこし、そのものの甘さだとか。
こんなに甘いの～？ってビックリ！
フレッシュミントの香りも爽やか。

最後の一滴まで味わいたくて、
バゲットのお代わりをいただいてしまいました・・・

ホウボウのポシェ、茄子のカネロニ添え

肉厚のホウボウの煮込み具合が最高！
メニューから想像もつかなかった茄子のカネロニは、
砕いたお米をカネロニ風茄子に包み込んだ逸品

幼鶏のグリエ　山梨産葡萄のソース

幼い鶏の皮側に施された、焼き網の香ばしさ
お肉はやわらかく、巨峰(かなぁ?)のソースが
なんとも言えないハーモニーを奏でます。

バゲット３個でソースをいただいてきましたが、
あまりのソースの美味しさに、バターには手を付けず仕舞いでした。

ブルーベリータルト　レモンのシャーベット

大粒のブルーベリーのタルトとレモンシャーベット
どっちからいただくか、大いに悩まされました。

これも昔のものですが、河口湖の夜景です。
レイクビューの部屋からの一枚ですので、
「PREMIER」からだと、視点は少々異なりますが
おいしいフレンチと、河口湖の夜景
ステキです！

先月、７月１日からオープンした、パン・ダニエル。
上品な、すてきなお店です。
（これまでは、ホテル内で販売していたのですが
　ホテルのお向かいで、様々なパンを提供しています。）
ホテル６階からの一枚です。

朝には富士山を望むことができますが
昼前には、雲に姿を隠してしまうことの多い富士山。
でも今日は、食後に、たなびく白い雲のうえに
雄大な頂を見せてくれました。　ラッキー！

ステラシアターは、可動式の屋根を備えた野外劇場です。
（今回は撮り損なったので、古い写真から・・・）

河口湖ステラシアター 名所・史跡

このときには、催モノのテントもあって
可動式の屋根と、壁の間から、
魅力的なにおいが漂ってきたりするのも楽しいんです。
今日は、リハーサルゆえでしょう、においはしてきませんでしたが、
夏を惜しむ「ミンミン蝉」の鳴き声が彩を添えてました。

ステージの奥の扉もひらきます。
撮った席が奥だったので、見えませんが
ご機嫌が麗しければ、富士山が姿を現してくれます。
（昔の写真です。）

リハーサルは、「パンダウィンドオーケストラ（吹奏楽）」と
指揮の「田中祐子」さん。
両者で曲を創り上げていく様が窺えました。

個人的には、まだ、ちょっと重く感じられ
２曲目の「オリエント急行」は、走っている力強さがいまひとつ…
なんて、勝手なことを思っていたら、
ふたコマ、２時間の予定だったリハーサルが、ひとコマ１時間で
残りは非公開になっちゃいました、残念！

（写真は昔のものです。）
そういえば、ブロードウェイのミュージカルでも、
本番前に「プレビュー」と称し、微調整をしながら
演目を流すことがあって、チャンスがあれば、楽しめると思います！

以前、萩・津和野に旅した際
至近距離で、SLやまぐち号「貴婦人」の生命力を実感したのです。
もくもくと吹き上げる黒い煙
白い蒸気
そして警笛の音
忘れていた感動を思い出したのでした。
（もちろん、オリエント急行とは異なるでしょうが・・・）

SLやまぐち号 乗り物

夕食に選んでおいたのが、お蕎麦屋さん。
地元の方々おすすめのお店で、17時30分開店

残念ながら、リハーサルが早くお開きとなってしまったので
余裕をもって、到着することができました。（二組目でした。）
一方通行の、少々細い道路を進むので、
遅くなると大変かもしれません。

而今庵 グルメ・レストラン

季節のお蕎麦と季節の天ぷらたち

限定の食数は、お昼と夜との合計とのことで
お昼で終わっちゃうこともあるそうです。

「すだちそば」、あっさり、少々甘みを感じるお出汁と
覆いつくす「すだち」の酸味とが、いい塩梅です。

舞茸の天ぷら、大好きなんです。
抹茶塩なしでも、しっかりおいしい！

網戸から網戸へと流れていく、夕暮れどきの風
そして、なぜか流れているハワイアンミュージック
（ハワイアン、奥さんが好きなんですって！）

渋滞発生中とのことで、流れがとりもどされるのを待つために
御殿場のアウトレットに立ち寄りました。
（特段、何かを購入するわけではないのですが・・・）
すてきな富士山のシルエットがお出迎え。

20時頃、出口に急ぎながら
漆黒の夜空に描かれた、灯りの稜線です。
（見えるとよいのですが・・・）