田丸城、菅島、安乗崎を巡る伊勢・志摩日帰り旅

2022/07/23 - 2022/07/23

松阪からJR・近鉄、鳥羽市営定期船を使い、隠れた名所を巡る旅。田丸城跡と志摩地方で有名な灯台（菅島灯台、安乗崎灯台）を巡ります。

エリア 三重

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝の近鉄、伊勢に直通する急行に乗って松阪までやってきました。駅のパン屋で朝食。

松阪駅 駅

JR参宮線に乗って、田丸で途中下車しました。相当古い駅舎ですね。

田丸駅 駅

田丸駅のある玉置町は伊勢参りを終えた人たちが熊野へ向かう出立（旅立ち）の地だったそうです。

田丸駅 駅

駅から歩いて10分程で田丸城があります。大手門の前にバス停が。

田丸城跡 名所・史跡

さっそく、野面積みの石垣に出会えました。これは期待できそうです。

田丸城跡 名所・史跡

途中にあった富士見門は江戸時代中期のもので、田丸城で唯一現存する建造物です。

田丸城跡 名所・史跡

ふ～まだ早い時間なのに暑い。石垣がいい感じに残っています。天守跡まで頑張ろう。

田丸城跡 名所・史跡

立派な石垣が続きますね～いよいよ本丸が近くなってきました。

田丸城跡 名所・史跡

本丸跡には立派な天守台が！！沖縄のグスクを思い出させる石組みが素晴らしい。

田丸城跡 名所・史跡

天守跡。1575年には三層の天守を備えていたといわれています。

田丸城跡 名所・史跡

天守台の上から。1336年築城という田丸城は、伊勢神宮を抑える戦略的要衝でした。

田丸城跡 名所・史跡

天守跡からの眺め。ふもとの森の中をJRが走っています。当時の天守から見た景色と、今もそう変わらないと思う、伊勢平野の素晴らしい眺めでした。

田丸城跡 名所・史跡

田丸城は伊勢国司であった北畠氏により築城されました。織田信長の伊勢侵攻後、次男の織田信雄が入り、天守を築いたそうです。

田丸城跡 名所・史跡

櫓の跡でしょうか。傾斜が急でこちらも野面積みの石垣が立派なものです。

田丸城跡 名所・史跡

内堀には蓮がたくさん咲いていました。

田丸城跡 名所・史跡

朝早いのできれいな花を咲かせています。花が大きいな～

田丸城跡 名所・史跡

蕾から、これから開こうとする蓮もまた美しいですね。

田丸城跡 名所・史跡

田丸駅に戻り、鳥羽行きの列車で終点までいきます。

田丸駅 駅

二見浦駅では多くの乗客が下車し、鳥羽まで乗るのは数名になってしまいました。名古屋行きの快速みえ号と行き違いです。

二見浦駅 駅

JR鳥羽駅は無人化され、券売機が1台あるだけでした。。伊勢方面は圧倒的に近鉄が優勢ですね。これから、定期船に乗るため鳥羽マリンターミナルへ急ぎます。

鳥羽駅 駅

出航の5分くらい前に定期船のりばに到着。行き先は菅島です。

鳥羽マリンターミナル 名所・史跡

20分ほどなので、甲板でしおかぜを浴びることにしました。涼しい～

菅島に到着。菅島は人口1000人未満の小さな島ですが、海女さんが多いことで知られます。

菅島 自然・景勝地

海辺に出ると、美しい伊勢湾を眺めることができます。

菅島 自然・景勝地

菅島灯台に向けて、自然歩道を進んでいきます。明らかに山に入っていく感じですね。

菅島 自然・景勝地

自然歩道といっても歩きやすいように整備されています。これは嬉しいですね～

菅島 自然・景勝地

菅島の北にある、しろんご浜も見逃せない美しいスポットです。

菅島 自然・景勝地

浜にある鳥居から階段を登って、灯台を目指します。

菅島 自然・景勝地

やがて木々の中から鳥居が現れ、この先には島の守護神をお祀りする白髭神社があります。

菅島 自然・景勝地

島の祭り・しろんご祭では初取りのアワビが奉納されます。

菅島 自然・景勝地

歩道から灯台が見えてきました。

菅島灯台 名所・史跡

菅島灯台に着きました。ここまで来る観光客はほとんどいないだろうなぁ・・・

菅島灯台 名所・史跡

菅島灯台は小さなものですが、明治6年竣工の重要文化財で、現役最古のレンガ造り灯台です。

菅島灯台 名所・史跡

国の重要文化財に指定され、竣工式には、あの西郷隆盛も参列したのだとか。

菅島灯台 名所・史跡

灯台の下にはベンチが置いてありますが、日差しが強く、ゆっくりできる状況ではありません。。

菅島灯台 名所・史跡

来た道を歩いて、港まで戻ります。自然歩道の途中から見る景色がまたキレイなんですよ。

菅島 自然・景勝地

市営の定期船ではあるのですが、立派な船で運航されています。

鳥羽市営定期船 乗り物

のんびりとした離島の旅、こういう企画も悪くないですね。知多半島でもやってみたいです。

鳥羽市営定期船 乗り物

マリンターミナルから急いで、近鉄鳥羽駅に戻ってきました。乗り継ぎ時間が短い場面が多いなぁ。

鳥羽駅 駅

この先、鵜方からバスに乗るのですが、ここでも乗り継ぎを考えて特急に乗ります。

鳥羽駅 駅

20分ほどで鵜方駅に着くと、6分の接続で安乗行きのバスに乗ります。

鵜方駅 駅

灯台までのバスは少ないので、手前にある安乗口というバス停で下車して歩きます。

集落の細い道を歩き、灯台へ向かいます。

灯台まで20分ほどかかります。海を眺めながらで気持ち良いのですが、暑さがたまらない。

安乗崎に着くと、自家用車で訪れる観光客で賑わっていました。バスで来るのは大変。。

安乗岬園地 公園・植物園

安乗崎も菅島と同じく伊勢志摩国立公園に属しています。

安乗岬園地 公園・植物園

ここから眺める海も素晴らしいものでしたね～

安乗岬園地 公園・植物園

安乗崎灯台は日本の灯台50選に選ばれています。

安乗埼灯台 名所・史跡

灯台に向かう途中から海を眺めます。いや～美しい。来てよかった。

安乗埼灯台 名所・史跡

灯台といえば丸いイメージですが、こちらは珍しい四角形をしています。

安乗埼灯台 名所・史跡

安乗崎灯台は登れる灯台で、高さ16m、国の有形文化財に登録されています。

安乗埼灯台 名所・史跡

今回の旅を締めるにふさわしい、絶景が楽しめました。

安乗埼灯台 名所・史跡

大きなレンズで海の安全を見守っています。

安乗埼灯台 名所・史跡

帰りの道から１枚。伊勢志摩には他にも大王崎など、行ってみたい灯台があり、またの機会に巡りたいと思っています。

安乗埼灯台 名所・史跡

帰りは安乗崎灯台口のバス停から最終バスに乗って鵜方駅へ戻ります。いかにも終点、という感じがするバス停ですね。

鵜方駅に戻ると、帰りは大和八木まで特急・伊勢志摩ライナーに乗ります。

鵜方駅 駅

松阪を出てスピードを出し始めると、ほとんど眠ってしまい、もう到着・・・