
2022/07/31 - 2022/07/31
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SamShinobuさん
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台湾フェスタin代々木公園は2016年から始まり2019年まで4回開催された。2020年、2021年はコロナによって見送られたが、ようやく今年は5回目の開催にこぎつけることが出来た。
僕は第2回の2017年7月29日と第4回の2019年7月27日にお邪魔したので、今回は3回目の参加となる。毎年酷暑の中でのイベントだった記憶があるが、今年も灼熱の代々木公園は35度を超えていた。
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明治神宮前駅で降りて代々木公園に向かう。途中、原宿駅を右手に見つつ神宮橋を渡る。
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すると明治神宮の第一鳥居が見えてくる。ここまで来て、明治天皇に挨拶しないのも気が引けるのでお参りしていこう。
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明治神宮をお参りするときは、だいたいこの「杜のテラス」でコーヒーを飲むが、今日は台湾珈琲を楽しみにしているので、ここは素通りしよう。
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第一鳥居をよく見ると、あれ?何だか新しくなっているぞ。調べてみると、なんと今月の4日に建て替えられたばかりだそうだ。ここが創建された1920年以来初めての建て替えで、明治神宮鎮座百年祭の一環とのこと。それでは新たな気持ちで参拝させてもらおうとばかりに、一人でくぐり初めを行った。
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明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とする神社だ。天照大御神やスサノオノミコトのような神話の英雄を祀っている神社は多いが、僕にはファンタジー過ぎてもどうもピンとこない。そんな不敬な僕でも明治神宮は別だ。なにしろ今の美しい日本の礎を築いた明治天皇をおまつりしているのだから、ここに来ると背筋がスッと伸びる思いがする。
そしてこの深く広大な森は、100年前に造られた人工の森というのが凄い。かつては不毛の土地だった原宿周辺に、全国から寄付された約10万本の木を植えて造った世界でも例のない手作りの森なのだ。 -
南参道沿いに並べられている奉納酒樽は、200個以上ある。明治天皇は大酒飲みで、特に日本酒党だったそうだ。
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その対面にはフランスのブルゴーニュ地方から届いたワイン樽も積まれている。明治天皇はワインもお好きだった。それにしても神社にワイン樽ってなかなか珍しいんじゃない?
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第二鳥居。
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大鳥居といって、木造の鳥居としては我が国最大を誇る。
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南手水舎。相変わらずコロナ対策でひしゃくは仕舞われていた。
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第三鳥居をくぐる。
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南神門(みなみしんもん)。
1920年(大正9年)創建。空襲による焼失を奇跡的に免れた。実に見事な楼門だ。 -
南神門をくぐると、回廊献花があった。涼しげな生け花が美しく飾られており、さまざまな華道流派がしのぎを削っていたが、草月流くらいしか知らなかった笑。
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南神門から外拝殿の前までを外院(げいん)と呼ぶ。
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外拝殿。
この奥に内拝殿、本殿と続くが、お参りはここで。
拝殿、本殿ともに1920年(大正9年)に造営されたが、1945年(昭和20年)4月の空襲で焼失してしまう。現在の建物は1958年(昭和33年)に再建されたものだ。 -
夫婦楠(めおとくす)
仲の良かった明治天皇と昭憲皇太后にあやかって、縁結び、夫婦円満の象徴として人気のパワースポットになっているらしい。2本の楠は手を繋いでいるようだというが、連理の枝とまではいかなくても細い枝が絡み合う姿は仲睦まじく見える。 -
東京は朝から焼け付くような暑さだが、緑深い鎮守の森には爽やかな風が吹いていた。
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代々木公園、通称「よよこう」では一年を通して様々な国際イベントが行われている。台湾フェスタは2019年以来3年ぶりだ。
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「おかえりなさい、台湾の日常へ」というコピーが泣かせる。
今回はアンナ・リーがアンバサダーを務めているが、コロナの影響なのか来日は叶わなかったようだ。アンナ・リーといえばNHKの日台共同制作ドラマ「路(ルウ)〜台湾エクスプレス〜」でも主役の波瑠の同僚の役で出ていた。台湾新幹線プロジェクトを推し進める日本人と台湾人の絆を描いた良質なドラマだった。 -
総合案内で、パンフレットをもらおう。
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なんとここで日本と台湾の国旗があしらわれたピンバッチをくれた。
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総合案内の横では、台湾が世界に誇るカバランウイスキーを販売しているではないか。日本ではなかなか手に入らないので貴重だ。
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飲食店27ブース、物販20ブースなど台湾を感じられるブースが一堂に集結している。
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まずはぐるっと屋台を見て廻ろう。
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直射日光がキツイので日傘を差している人が多い。
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喉がカラカラだったので、まずは台湾珈琲のブースへ。
台湾がかつて日本だった頃、天皇陛下に国産の珈琲を飲んでいただくために豆の栽培が始まったという何とも誉高い珈琲だ。
僕は普段はあまりアイスコーヒーは飲まないが、さすがに今日だけはアイスしか目に入らなかった。
本日の珈琲は阿里山山脈に属する卓武山で採れた卓武珈琲だという。なんでも茶畑の隣にこの珈琲農園はあるそうだ。 -
お隣りのブースはパイナップルケーキで有名な台湾竹葉堂。試食のヌガークッキーをもらう。牛軋餅といって、今一押しの新商品と言っていた。
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台湾珈琲の独特の甘味と深い味わいを堪能しつつ、一気に飲み干した。美味い!
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ヌガークッキーもクッキーの程よい塩味とヌガーの甘さが絶妙だった。
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まだまだ喉の渇きは癒えないので、早速台湾ビールといこうか。
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ビール片手に、ステージを見に行こう。
台湾政府団体の日本分会である「全日本柔拳連盟」による太極拳の演武が行われていた。誰でも参加できるプログラムで客席で一緒に太極拳を体験できるが、あまりの暑さでトライしている人は数名しかいなかった。
僕も太極拳は昔から興味があって、やってみたいと思ってはいるが未だ実現出来ていない。 -
赤いランタンが青空に映える。夜になると一変して幻想的な雰囲気を醸し出すんだろうなあ。さて、何か食べよう。
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大鶏排(ダージーパイ)。近頃の台湾夜市の代表選手、顔の大きさくらいある鳥の唐揚げだ。
むね肉一枚をまるごと揚げているので、これだけでお腹いっぱいになってしまう。美味しそうだが、胸やけしそう。 -
きれいに並べられた焼小籠包が食欲をそそる。
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ここで焼小籠包と葱抓餅(ツォンジュアビン)を買った。葱抓餅は、パイ生地にネギの香ばしさが堪らない台湾屋台の定番だ。
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テントの下のテーブルを確保して、実食!
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葱抓餅、旨い!こういう屋台のお好み焼きは万国共通で間違いなし。そして、意外と腹にたまる。
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台湾茶もいいが・・・。
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ここはカバランウイスキーでしょう。
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カバランウイスキーソーダ!
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いただきます!旨い〜。ウイスキーソーダが五臓六腑に染みわたるが、すぐに汗になって全身から吹き出ていく。
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台北市観光伝播局のブース。ランタンの手描き体験をやっていた。
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見事な手描きランタン。
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台北市観光伝播局の隣の文化ブース。この三太子が目印だ。三太子とは毘沙門天の三男で、台湾では人気の神様。ここでは台湾中国語教室など無料で参加できる講座が開催されていた。
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次の講座まで時間があり、ご自由にどうぞと言ってくれたので大型扇風機の前で休ませてもらった。
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Pinkoiは台湾発のアジア最大級のデザインプロダクト通販サイト。会員数は全世界で500万人以上もいるらしい。「台湾雑貨が当たるゲームやりませんか〜」と声をかけられたが、アプリをダウンロードして会員登録しないとダメらしく、そこまでする気力はなかった。
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Mitagriでは台湾パイナップルや台湾バナナを販売中。2013年に台湾で生まれたゆるキャラ「タイワンダー」もいて、一緒に写真を撮ってくれる。
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台湾マンゴーかき氷が売っている。迷ったが、ここでもビールの誘惑に負けてしまった。
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ということで、SANMAI(三麦)の台湾クラフトビールを買う。台湾ビールは中国のビール同様薄くアルコール度数も低いが、SANMAIビールはどっしりしていてアルコール度数も5%ある。
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4種類あったが、一番オーソドックスなハニーラガーをもらう。なんでも1年に28日間しかとれない「龍眼蜂蜜」を発酵の過程で加えており、花の蜜の香りがほのかに感じられるビールに仕上がっている。
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この暑さがビールの旨味を何倍も引き上げてくれる。
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飲みながら、チャイナエアラインのブースを見る。チャイナエアライン(中華航空)は台湾のフラッグ・キャリアだ。
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ミニチュアがあったので「飛行機の写真撮らせて」というと、「どうぞ、お好きなように並べてもらって構わないので、どんどん撮って下さい」と言われる。飛行機オタクに思われたかな?
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ゲームコーナーは台湾夜市の雰囲気を醸し出している。
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キーホルダーも売っていたが1個500円はチトお高い。
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「阿原YUAN」
阿原は天然ハーブの石鹸など扱っている有名店だ。僕は台北の永康街にある店に行ったことがある。 -
強烈な暑さの中、人格を崩壊させるような臭いが鼻をつんざいた。あたりを見回すと、やはりあった。臭豆腐だ。それにしても炎天下の臭豆腐は予想以上にキツイ。かつて紹興で臭豆腐は克服したはずなのに、不意をつかれ頭がくらくらした。さすがに日本では食べる気にはならず、そそくさと退散した。
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占いコーナー。どうも占いだけは、お金を払ってまでやる気が起きないので素通りしてしまう。
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台湾蟹おこわ。
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魯肉飯(ルーローハン)も食べたかったが、葱抓餅とビールでお腹いっぱいになってしまった。
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お昼近くになり人がかなり出てきたので、そろそろ帰ろうか。
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国立代々木競技場の横を通って駅に向かう。
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短い時間だったが、旅行気分で台湾を実感できて楽しかった。
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