西双版納画像回顧録 「打洛（ダーロウ）中心部雑感」（徹底画像編・APR., 2007）

2007/04/01 - 2007/04/30

「打洛（ダーロウ）」は西双版納西南のミャンマーと国境を接する「国境街」の町。

しかしながら長年この両国国境は閉ざされたままで、往時の中央への「宝石貿易」の中継地点だった名残だけがある町。


この当時（今から12年前）は閉ざされた国境ながらローカルの両国民が山道を掻き分けて行き来する「密出入国」は暗黙の了解で、それを利用した麻薬の中国の輸入拠点と化していた。


しかしながら中国国内でも見つかれば極刑になる行為なので、一介の三国人辺境カメラマンが街中をうろついた程度では第2の輸入品である宝石さえも街中で見かけない。

ゆえに日中はただただ平和な辺境の田舎町なだけ。


そんな打洛の日中の中心部の日常あれこれ。

エリア 西双版納(中国)

ミャンマー側からの打洛中心部への入り口あたり。

この当時はここから訪れる人は皆無で違法ｗ

市場で喰らう「米線」や「米干」は麺やトッピング、出汁の選択肢が多く激旨で激安！

中心部の市場脇でこの眺め。

すこぶる「辺境感」ｗ

ただの片田舎。

中心部の街中を朝に昼に家畜の牛が放牧から帰路につくのは西双版納辺境のデフォ。

その脇の病院らしきの入り口に設えられたテレビに見入るローカルの子供たち。

街中心部にある「農貿市場」にはデフォで少数民族の家族たちが闊歩し、売り子となる。

成龍の昔の映画に出てきそうな佇まい。

国境街としての名残から人口だけは多いけれど、たいした産業も無く観光客が来るわけでもないただの田舎町。

観光資源はたくさんありながらも、国境が開いていないために客足が遠いために訪れられない「離島」のような街。


少数民族度の高い物理的に「煤けた」街。


リアルに皆貧しい。



僕はこの町で貧しさを見る事に嫌気がさした。


僕もまだ若かったｗ