1987/09/10 - 1987/09/10
23位(同エリア200件中)
とーりさん
コロナ禍もようやく落ち着きを見せ、トラベラーさんたちは続々と海外へと飛び立っておられて羨ましいですが、私は当面国内旅行に勤しむことになりそうです。ということで暫くは国内旅行記や過去の旅行を振り返ります。まず今回は私が海外旅行に目覚める前の国内旅行について旅行記を認めたいと思います。私の国内旅行は鉄道旅行から始まりました。つまりこれが表題にある「鉄」の時代です。当時の私は乗ることが目的といういわゆる「鉄ちゃん」に該当する存在でした。今でこそ鉄ちゃんは世間に認知され、女性アイドル(?)などもいらっしゃいますが、当時世はスーパーカーブーム、圧倒的少数派の鉄道ファンを名乗ることが恥ずかしく「隠れ鉄ちゃん」として細々と楽しんでいました。
ご存知のとおり鉄道趣味にはジャンルがあって、鉄道車両のメカニズムを追求する「車両鉄」、鉄道写真を撮るのが目的の「撮り鉄」、乗り潰し等乗ることが目的の「乗り鉄」などがあり、最近ではさらに多様なジャンルがあるようです。私は時刻表を見て列車の乗継を計画、それを実践し、うまくいけば悦に入るという鉄道旅行作家の大家、宮脇俊三さんに近く、今で言ういわゆる「乗り鉄」ですが、そこまでストイックではなく、観光地では乗車を休み観光を楽しむといスタイルでした。また、車両よりも駅に興味があり、下車駅で入場券を買い集めたり、駅を起点に観光など街歩きを楽しみ、温泉旅館に泊まるなど、今の自分の旅行形態の原型が造られたと思っています。
一方、「道」というのは「北海道旅行」です。海外旅行が流行り始めた頃、まだひとりで行く勇気がなかった時代に嵌ったのがこれでした。最初は鉄道で回ったのですが、大自然や美味しい食べ物、ユースホステルの楽しさなど鉄道以外の面白さに感化され、次第に鉄道は手段としての乗物となっていきました。
それでも北海道以外では暫く「鉄ちゃん」ぶりを発揮し、乗りながら観光するということが主だったのですが、海外旅行にシフトした現在では国内の鉄道趣味は自分の中では廃れ、最近ではほとんど鉄道には乗っていません。
そんな中、整理していたところ過去に旅行した内容の一部ですが記録や感想が残っていました。スマホどころかデジカメもない時代、撮影は選びながら行っていたので写真はそれほど残っていませんが、形になるものだけ掲載させていただきます。という訳で今までの旅行記とはちょっと違って「鉄分」濃い目になりますのでご了承ください。
1987(昭和62)年9月1日~9月17日の17日間、北海道ワイド周遊券(有効期間20日)を利用し、当時あった北海道の鉄道路線を完乗しました。当時の予定表のノートを基に、少ないながらの写真、それと購入した入場券や駅弁の包紙などで辿ろうかと思います。今の旅行記のように時刻は厳密に記録しておらず、ノートは予定表なので多少ずれていることはあるかと思いますが、概ね予定通り回っています。幸い、当時に近い1987年3月号の復刻版時刻表が発行されており、確認したところ、旅行時とそれほど時刻の変更は無さそうです。当時乗った北海道の路線は以下のとおりです。函館本線、函館本線支線(通称:藤城線、砂原線、上砂川線)、江差線、松前線、札沼線、歌志内線、深名線、室蘭本線、室蘭本線支線、千歳線、石勝線、石勝線支線、日高本線、根室本線、富良野線、池北線、留萌本線、宗谷本線、天北線、石北本線、名寄本線、名寄本線支線、釧網本線、標津線、標津線支線、札幌市営地下鉄東西線、南北線、札幌市電、函館市電。
なお、写真は私の撮影技術の稚拙さに加え保存状態が悪く、色褪せていたりカビ(雪の結晶のようなもの)が付いているものもあり、不快と思われる方いらっしゃると思いますがご容赦ください。
今回は10日目です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10日目のこの日は第二次廃止対象路線の天北線と名寄本線及び名寄本線支線に乗るというゴールデンコースです。
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まずは天北線。南稚内から音威子府まで148.9kmを結ぶ長大路線です。題名にはオホーツク沿線路線と書きましたが、実際はほとんどオホーツク海は見えなかったと思います。
(南稚内5:32 ⇒ 9:09音威子府) -
長大路線であるものの、広大な原野が広がり沿線人口は希薄です。なので駅間も長く、特に曲淵~小石間は17.7kmと途中信号場等のない駅間としては青函トンネルができるまでタイトルホルダーでした。よって列車交換による停車時間も長く、猿払村の中心ここ鬼志別でも6分の停車があったのでその時間を利用して入場券をGetしました。
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さらに南下し、クッチャロ湖を中心とする北オホーツクの中心地浜頓別に着きました。この辺りの茫漠たる景色は私の好きなところです。ここでも12分の停車。
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浜頓別には独自のスタンプがありました。
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3時間半かけて天北線を乗り通し、終点音威子府に着きました。ここで約45分の待ち合わせで急行宗谷に乗車します。
(音威子府9:51 ⇒ 10:20美深 急行宗谷) -
音威子府駅の「わたしの旅スタンプ」。トーテムポールなんかあったかな。
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音威子府から乗車した急行宗谷で次なる乗換駅名寄へ直行してもいいのですが、名寄から乗る名寄本線の列車が暫くないので、急行宗谷を途中駅美深で下車し、美深で45分ほど待って次の普通列車で名寄へ向かいます。
(美深11:05 ⇒ 11:36名寄) -
時間調整して名寄に到着しましたが、それでも30分ほど乗換時間があります。というわけで駅を出て駅舎をパチリ。
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続いて入場券をGet。
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さらにスタンプ。「樹氷の駅」とありますが...。確かにあまり観光色のない街ではありますが。
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うれしいことに名寄は駅弁販売駅です。駅弁マークがある駅でも売っていない駅が多くある中、名寄駅は種類も多く買いやすい駅でした。
この駅弁業者さんも近年廃業したと聞き、時代の流れかなとは思いますが残念です。 -
さて続いては第二次廃止対象線区の名寄本線に乗車します。「本線」という名が付けられた路線で唯一廃止対象となった路線です。距離も138.1kmと天北線には及ばないもののかなりな長さです。
(名寄12:02 ⇒15:28遠軽) -
途中駅の興部で入場券をGet。この駅も名寄駅同様駅弁マークのある駅でしたが、残念ながら駅弁の存否は確認できませんでした。
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興部駅には2年前に廃線になった興浜南線のさよならスタンプがまだありました。そして私が訪れた2年後には興部駅を含む名寄本線自体が廃線となってしまいました。
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名寄から2時間かけて着いたのがこのあたりの中心都市紋別です。列車の発着は僅かですが駅舎は立派で駅前には車がたくさん停まっていました。
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ここでも8分の大停車。入場券を仕入れます。
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こちらは紋別駅の「わたしの旅スタンプ」。
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紋別からさらに1時間以上かけて終着遠軽に到着しました。これで名寄本線の本線部分は完乗です。感激に浸る間もなく10分ほどのインターバルで元来た線路を戻ります。
(遠軽15:41 ⇒ 16:28湧別) -
遠軽から戻って着いたのがここ中湧別駅です。列車はここで名寄行きと湧別行きに分割されるので湧別行きに乗車します。ここから乗るのは湧別までの4.9kmを結ぶ名寄本線支線です。先ほど乗って来た名寄発の列車でここで下車して今から乗る湧別行きを待っていても同じなのですが、この中湧別駅で1時間の待ち時間を潰す自信が無かったのでいったん遠軽まで乗り通し、戻って来たという次第です。
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中湧別駅は「DISCOVER JAPAN」のスタンプでした。
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名寄本線支線は一日僅か2往復。当時は静岡にある清水港線の一日1往復に次ぐ本数の少ない線区でした。列車は中湧別から一直線に平原を8分走って終着湧別です。途中に四号線という仮乗降場がありましたが乗降は無かったと思います。
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湧別駅では4分の折り返しで遠軽へ戻ります。行きは地元の方がいたと思いますが、数名乗車していた帰りの客はすべて鉄ちゃんでした。
(湧別16:32 ⇒ 17:10遠軽) -
鉄ちゃんばかりの折り返し列車で、車掌さんは手作りの乗車記念証を配り、併せてオレンジカード(これも今はありませんね)を売っていました。涙ぐましい努力ですが、1枚1,000円のオレンジカードは当時の自分には高値で、申し訳なかったのですがお断りしました。
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代わりにこちら、乗車券を購入しました。周遊券があるので本来不要ですができる範囲での協力でした。他のマニアの人は区間を湧別から四号線(仮乗降場)にして欲しいと粘っていましたが、車掌さんは丁重にお断りしていました。
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再び遠軽に到着後、スタンプをGetし、前回同様夜行列車でひと晩過ごすため、網走へ移動します。
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網走駅で買ったのか乗車した特急おおとりの車内で買ったのか定かではありませんが駅弁を仕入れ、再び夜行急行大雪に乗車しました。
(遠軽19:15 ⇒ 20:57網走 特急おおとり)
(網走21:30 ⇒ 4:47深川 急行大雪)
新規乗車区間:
天北線
名寄本線
名寄本線支線
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2023/03/15 12:47:15
- 興部駅弁
- とーりさま、こんにちは。
旅行記を拝見させて頂きました。
興部で駅弁を確認出来なかった由。
興部駅弁はとりめし等もあったそうですが、小生が入手した時は幕の内弁当だけで、ホタテのみそ焼きが印象に残っております。
驚くことに、湧別駅は昭和61年(1986年)9月30日まで有人駅で、勿論、入場券も販売しておりました。
横浜臨海公園
- とーりさん からの返信 2023/03/16 22:03:16
- RE: 興部駅弁
- 横浜臨海公園さまこんばんは、とーりです。
興部駅では有名な「ほたてしめじ弁当」を買いたかったのですが、残念ながら駅弁自体見つからなかったのを覚えています。
とーり
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