2022/07/10 - 2022/07/10
50位(同エリア551件中)
茶柱タツ子さん
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フォーブスのマレーシア版長者番付で2022年も引き続き1位として君臨する大富豪、ロバート・クオック氏。シャングリラホテルの創始者と言われると、もっとピンとくるかも知れない。マレーシアが生んだ稀有の大実業家クオック氏が生まれ育ったのが、なんとJBにある、このウルティラムという小さな町だ。とても大富豪を輩出するような町には見えない。
クオック氏が幼少の頃、この町で一つの大事件が起きた。クオック氏が朝日新聞の取材で語った話によれば、この村にはカトリック教会があり、そこに疎開していたユーラシア系の女の子を日本兵が触ったのだ。地元集落の男性は激高して短銃で抵抗した。その場は引き下がった日本兵だったが、数日後に3台のトラックで60~80人単位でやってきて集落を包囲し、一人残らず殺していったという。
当時クオック氏のご家族はウルティラムから更に北東に行ったコタティンギのパイナップル農園に疎開していて無事だった。
また琉球大学名誉教授高嶋伸欣氏が書かれた本で紹介されている地元の人の体験談によれば、日本軍は52日間で5,000人をウルティラムで虐殺したらしい。反吐を吐きたくなる数字だ。墓地があるらしいけれど、女1人で墓地へ行くのはややリスキーな気がして、これだけはやめた。とりあえず町だけは見ておこうと思う。
あくまで自分に向けた備忘録で、その時々の私見なのでスルーして下さい。
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ウルティラム。シンガポールとの位置関係。
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アタタタ、ここでの朝食を目指してきたのに日月が休みになってしまったとは!メモメモ。次は土曜日に来よう!
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しょうがない、今日は別のもの食べよう。
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ついついワンタンミーに偏っちゃう。ドライはオヤツ感覚で食べれるからね。
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市場だ! それ覗いてみよう。
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ウルティラム市場の入り口。
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たまたま営業していないのか、普段からこうなのか。あ、そうか、ハリラヤだった。
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どうりで空いてるわけだ。
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人が居ないと歩きやすいけど、活気がないのはさみしいね。
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特にアジアの市場を歩いているときは・・・
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喧噪ぐらいのほうがいい。
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マレーシアは色々な意味で豊かな国だと思ってます。
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お魚屋さんは全面的にお休み。
ま、一日ぐらい魚たべなくてもいっか。 -
とんでもなく大きなバナナ。私はまるごとバナナが昔から好きで、いまだにどんな洋菓子よりも美味しく感じる。このバナナを使って期間限定で巨大まるごとバナナが販売されたら買うな。買っちゃうな。一人でこっそり食べちゃうな。誰~ともシェアせずに。素晴らしい妄想をさせてくれてありがとう。
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マレーシア風パンケーキ屋さん。
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市場の対面にこんな床屋さん、みーつけた。やだ、ストライクゾーン♪
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嫌な顔を一つせずお店に入れてくれました。祈・商売繁盛!
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気さくなオーナー(左)。
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クラッシックな空間が広がってる。渋いのー!
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わずかな道具で勝負。
手に職がある人って本当に羨ましい。
私はただオフィスに行って、命令通りに動いてるだけだからね。
たまに言われたことと違うことをやってるけど・・・^^; -
座って見せてくれた。
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渋いね・・・・ そしてたまらなくなって座っていいか聞いてみた。笑
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そして座らせて頂きました!座り心地悪くないよ!これだけもつ椅子って、、、驚異的!十分元を取ったね!
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「理容全部」が本当にお得かどうかを真面目に考えてみたりした。台湾の床屋さんで「山本頭」カットがあるのを久々に思い出したよ。
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マレーシア20世紀看板フォントっていうのができるかも。
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簾。
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どしん。
一度もリニューアルせずに突っ走ってきたんだね。 -
町唯一のスーパーかも。
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八百屋さん。
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お! クチンを思い出すねー。
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路上で餅米蒸してますよ。今日はハリラヤでお祝いだって。「良い日にマレーシアに来たと思うよ。ここから100メートル奥にモスクがあるんだ。11時にそこに行けば牛の解体が見れるよ」。そこでわーい!と見に行く気になった、、、、わきゃないだろ。
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バスターミナル。JBセントラル行きもあった。乗ってみたいような乗ってみたくないような。
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モスクからの帰りかな。
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今日はハリラヤ。
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ボス感が漂う。
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この道をもっと行った奥にモスクがあるらしいけど、今日はやめておこ。
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歩道橋の上から撮ったウルティラムのオールドタウン。
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銭湯へ行って、綺麗にしておいで!
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発情期かい?追いかけたら叱られたオス猫。手厳しいのー。でもね、見たところツンデレってやつかね。よっぽど嫌いじゃない限り、強い推しには落ちると思うでよ。
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でもこのオス猫の自信なさげな顔はいかんなあ。オンナこえ~って思ってる。私に同意を求めるこの表情、笑えた。
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ミス・ウルティラム。私は気高い女。
雑魚など相手にしてられませんってことらしい。 -
オタク、地元のもんじゃないね?ってさぐり入れてる顔。レモングラスの蚊除けスプレー使ってるっしょ?あら、分かる? 表情に味があるなあ。
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典型的なマレーシアの路地裏。
多分、ハトの糞しか落ちてない。 -
子育ての合間に仮眠とってるところを起こしてしまったようだ。ごめんよ。
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仕立て屋さんの娘さん。
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1週間分の洗濯物。
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そうそう そこそこ もっとマッサージしてちょうだい。
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特別だよ、今日限定だよ。ハリラヤスペシャルだよ。
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古めのバス。
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私好みのお店なり。
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ここにもまた別の床屋さん。
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小さいながらも川が流れてる。
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ひとりでお散歩中のところ、失礼。でも似たもの同士だ。
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順発って人気のある屋号だったのかな。
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安全圏からは出たくないの。安全圏って言うだけのことあって、居心地いいの。
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華人の小学校だね。
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学校裏にあるラクサ屋さん。地元では有名らしい。よっしゃ、ラクサと涼茶だな。
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自宅の敷地内で営業してるんだね。私のテーブルは玄関の横。
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さて、ここに腰おろしてラクサを待ちますか。
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うずらの卵が入ってるラクサは初めて。味はごくごく平均的だね。お腹がそこまで空いてなかったって言うこともあるけど。
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麻雀中。
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出来るだけ多くのお店を見たい。
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そんな訳でこんなところで一服。
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コピオコソンを頼んだはずなのに甘かった。うぅぅぅ・・・・勿体ないから飲むけど。甘い飲み物苦手。
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歴史を感じるな。もし戦争中防犯カメラが設置されていたら、と最近よく思う。もし設置されていたら、すべてが写っていたなら、どんな恐ろしい映像になっていたんだろうか。この看板はなにかを見てきた、そんな表情を感じる。
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しみじみ良い色だ。
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教会。古いのかな?
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宿のそばに臭豆腐の屋台がやって来てた。何の匂いに似ているのか?そうね、あえて言うなら、温められた生ごみの匂いとでも言えばいいのか。でもね、不味くはないのよ。
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揚げ豆腐に酢キャベツ添えて。食べてる時は何故か臭さは半減する。まだの方はお試しを。
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国境越えタクシー乗り場のにゃん。くんくん。焼き鳥弁当の匂いがするにゃん。なぜ私のために出してくれないのですか。ケチ。
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ようやく、8月になって冒頭のコピティアムを訪問できました。GRABの運転手(女性)に、ウルティラムには工場が多くて外国人労働者(主にミャンマー、バングラ、インド)が多いから気をつけなさい、トースト食べたらとっとと移動しなさいと、くどいぐらいに言われました。先月歩き回ってたなんて言えない。確かにウルティラムはかつてテロリストの温床だったらしく、育成センターのような場所もあって、摘発されたはず。まぁ、そういうこともあるので、私も用心して、トーストを食べたあとは、とっとと?移動しました。外観を見る限りはコピティアムがあるとは思えないでしょう。
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入口。
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二階へ上がります。
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勿論、一番乗り。7:30きっかりに到着しました。
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しばらくは貸し切り状態でした。静かでいいわぁ。
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ここは店員さんの定位置らしい。
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メニュー、わかりやすい。
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更上層楼。「より遠くを見ようとするなら更にもう1階上に上がらねばならない」って意味らしい。良いね!
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やっぱり、窓際でしょう。どぶ臭い街なので風が吹くと、そんな感じの匂いがぷーんと風にのってやってくるんだけど。
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いつものコピオコソンで。アララ溢れちゃってる。
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みんながお勧めするこのトーストサンド、ピリ辛で美味しかった。でも腹八分だったので、カヤトーストと半熟卵を追加オーダー。
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カヤトーストは普通だったな。
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卵。味に影響はないけど、プレゼンテーションの部で失敗しちゃった感じ。
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お隣の方は麺だった。うーん、惹かれるけど、トーストも食べちゃったしな。やめておこう。
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去る頃にはお客さんがパラパラとやってきた。
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中二階で食べてる感覚の、隠れ家コピティアムだ。
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この日、タマンデサテブラウでたまたま見つけた壁画にクオック氏が・・・何てタイムリー。自分でも驚いた。
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おまけ。
シンガポール国立博物館で7/31まで開催されていた特別展示「Dislocations: Memory & Meaning of the Fall of Singapore, 1942」を慌てて見に行きました。 -
特別展、高かった。永住権があれば、無料だったんだけど。しょうがない、どうしても見たかったから。
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シンガポール陥落時のジョホール側から見たコーズウェイ。
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シンガポール陥落時に作られた記念スタンプ。相当浮かれていたに違いない日本国。そういえば我々ってなんでこんなスタンプが好きなんでしょう。昔北海道を旅行した時に無人駅に立ち寄っては父がスタンプを押すように促してたけど、実は私、どうでもよかった。笑 父が一生懸命だったから傷つけたくなくて黙ってたけど。スタンプラリーも好きじゃない。
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粛清をイメージした非常にリアルな粘土細工。
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虐殺の目撃者リスト。名乗り出るのも、勇気が要ったことだろう。
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虐殺現場から発掘された指輪。
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生々しいね、、、
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通常、懐中時計は形見になるのだろうけど、一家全員殺されてしまったなら、形見の意味すらなくなってしまう。
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かなり小さい町まで把握している、この日本製の地図に私の目はしばらく釘付けとなった。ジョホーバルは昔はヂョホールバルだったのか。コタバルでの上陸を皮切りにこの町や村を一つずつ通過して南下してきたのだろう。もし仮にこの地図に記されているところ全てで虐殺があったなら、とんでもない数に上る。
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朝日グラフの表紙を飾る山下奉文。実は不勉強な所以、最近までこの人が死刑台に行く直前に残した遺訓があるのを知らなかったのですね。恥ずかしながら、クオック氏のインタビュー記事で知ったのです。それを読んだクオック氏は山下奉文と同じ思いを共有してるとまで仰っていた。それがきっかけで気になって早速読んでみたところ、何とも言えない気分になった。ただし、はっきり言えるのは読んでおいて間違いなく良かったと思える内容だったこと。「これが皆さんの子供を奪った私の最後の言葉であります。」で締め括られていて、このくだりで、ほんの少しだけど、胸のつかえが取れた気がした。
これが終戦後77年の私の夏。
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