花咲蟹祭りは8月だけど、海の日の3連休を利用して、旬の花咲蟹を食べに根室に行って来ました。<br /><br />車の運転が出来ないので、天候に恵まれないとあちこち行けず、宿泊先で過ごす時間が多かったです。北海道の田舎ではレンタカーでの旅をお勧めします。

根室と中標津 2泊3日。

12いいね！

2022/07/16 - 2022/07/18

211位(同エリア400件中)

エリア

根室(北海道)

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 5万円 - 10万円

交通手段: 高速・路線バス ANAグループ徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: じゃらん

7月16日(1日目)。
新千歳空港から ANA利用(私の嫌いなプロペラ機)で中標津空港まで向かいます。「中標津空港視界不良のため、天候状況を確認した結果、条件付きの運航となりました」とメールが来たと同時に、「中標津空港に着陸出来ない場合は札幌/千歳空港に引き返す可能性がございます。あらかじめご了承ください。」とアナウンスも流れて来ました。

真っ白で視界が悪いながらも、濃霧のなかを無事に到着しました。安心したのも束の間で、新千歳空港で現金を下ろし忘れて飛行機に乗ってしまった事に気付いてしまったのです。馬鹿すぎる。そして中標津空港にはATMが無く、根室交通バスは現金のみでしか乗車出来ない(大泣き)。

新千歳空港空港
バスの運転手さんに事情を説明したら、私が下車をする根室バスセンターでクレジットカード払いが出来るそうで、乗車をさせて貰える事になりました。本当にありがとうございます。そしてすいません。

地方に行くときは、現金のみのバスやホテル、飲食店が多いことを分かっているのに。。。日常生活では電子マネーやクレジットカードで支払を済ませているので、感覚が麻痺していました。数千円の現金がなくて本当に恥ずかしかったです(顔から火)。

根室駅前バスターミナル乗り物
バスセンターで支払を済ませてから、郵便局のATMで現金を引き出し(苦笑)、歩いて「回転寿司根室花まる根室店」へお昼ご飯を食べにやって来ました。

駐車場もいっぱいだったし、店内もお客さん入っていたけど待たずに席に案内をして貰えました。

回転寿司根室花まる根室店グルメ・レストラン
まずは本日のお勧めヤリイカと真いわし。ヤリイカはお勧めのキャチコピーそのままで、甘味が強く柔らかい！

回転寿司根室花まる根室店グルメ・レストラン
汁物は氷下魚の三平汁をチョイスしました。

回転寿司根室花まる根室店グルメ・レストラン
活ほっきを注文しましたが、本日の入荷が無かったので活ツブに変更しました。ツブは好んで食べないのですが、これは本当に美味しかったです。歯ごたえも良いし、ほんのり甘い。

回転寿司根室花まる根室店グルメ・レストラン
イクラの軍艦巻きと迷って、紅鮭すじこ醤油漬けにしました。少ししょっぱかった。

本日のお勧めメニューから、羽幌産のぐる剥きボタン海老。期待を裏切らない美味しさです。1貫に3尾のってるのよ～。

二階建て帆立は新鮮だからとお勧めされた1品。弾力があって甘いの。

大好きな雲丹もあまーい。口の中で溶けます。お会計は2,937円でした。

回転寿司根室花まる根室店グルメ・レストラン
根室市内を散策していると、このような看板をあちこちで目にします。

今日は土曜日だけど、全然人が歩いていない。市民の足は車なんだろうなー。
マルシェ・デ・キッチンというスーパーに入店しました。「根室らしい食品有るかなー？」と店内をウロウロしていたら、花咲蟹の特売してました。他の蟹と比べると安めです。まー、蟹と名乗っているけど、足が8本だしヤドカリの仲間だからなー。
世界初北太平洋横断は根室が出発地点を壁画アートで表現しています。

ちょっと休憩したくても、営業しているカフェや喫茶店を見つける事が出来ずに、根室発祥のソウルフード「エスカロップ」の有名店に入店しました。

どりあんグルメ・レストラン
周りはエスカロップ食べてるけど、私はカフェオレ(500円)を注文して、40分ほど休みました。

「どりあん」を出てからイオン根室店にも寄りましたが、「なんだこれ！！」的な食品はなくて、フードコートの様なちょっと休めるスペースもなくて、歩き疲れる私でした。

どりあんグルメ・レストラン
イオンから歩いて、おやつを食べに「あま太郎」へやって来ました。口コミ通りの人気店で次々と老若男女がやって来ます。

テイクアウトのお客さんが殆どだけど、店内で頂くことも出来ました。入口でお会計を済ませて商品を受け取ります。

あま太郎グルメ・レストラン
私が注文したあま太郎のくろあん(110円)と玉子カステラチョコバナナ(130円)。お茶はセルフサービスです。

店内は私が中学生の頃に、学校が終わってから友達と行った甘味やさんを彷彿とさせて、なんか和みます。おばあちゃんがやってる甘味屋さんで、100円位のおやつを頂き、友達とたくさんしゃべったなー(遠い目)。

あま太郎グルメ・レストラン
玉子カステラのクリームやあんこが売り切れだったので、チョコバナナにしたのですが、美味しかったです。不二家LOOKチョコレートのバナナの様なお味です。

私が店内にいる間に、あま太郎のくろあん、しろあんも売り切れて、レジのお姉さんがあんまんを勧めていました。どのメニューも美味しいからなのか？お客さんも有るものを購入していきます。

あま太郎グルメ・レストラン
海の方角に歩いて行くと、段々とウミネコの鳴き声がうるさくなっていきました。

今晩お世話になる「照月旅館」に到着して、少し早いけど快くチェックインさせて頂けました。

照月旅館宿・ホテル
お部屋に案内をして貰いました。お風呂とトイレは共用です。

じゃらんで予約して1泊2食付きで15,400円(税込)で、現金のみの支払になります。

照月旅館宿・ホテル
食べなかったけど、部屋にあったお茶菓子。

照月旅館宿・ホテル
部屋で休んでから、旅館のお風呂に入ります。温泉じゃないけど、白濁食の入浴剤が入っていて気持ちよかったです。

照月旅館宿・ホテル
夜ごはんの時間になったので、部屋に夕食が運ばれて来ました。

照月旅館宿・ホテル

1番目当ての花咲蟹から頂きます。お腹いっぱいになって残したら、何のために来たかわからないよね。

食べやすいように全て切れ目を入れてくれています。スーパーで見たのより大きい。

照月旅館宿・ホテル
うにの茶碗蒸し。中にもうにが入っている。上の和風出汁のジュレと卵が絡んで美味しい。この旅館の名物なんだそう。

照月旅館宿・ホテル
海老を蟹の内子で和えてある小鉢。

つぶ貝を雲丹に漬け込んでいる小鉢。しっかり雲丹が染み込んでいます。

北寄貝を3時間煮込んでから味噌？で和えた小鉢。凄い柔らかいから、言われないと北寄貝と分かりませんでした。

筍、きゅうり、しめじ、はんぺん、いくらのサラダ。下に敷いて有るのは酢味噌だと思います。

照月旅館宿・ホテル
お刺身は北寄貝、帆立、海老。

照月旅館宿・ホテル
煮込んでから、冷まして身をきゅっとしめたカスベ。付け合わせはさやえんどうとお麩。

銀鱈の西京焼き。脂が乗っててご飯が進みます。

舞茸の炊き込み御飯。餅米を入れて炊き込むので冷めてもふっくらしあがるそう。

お椀はアサリのおすまし。アサリが巨大サイズ！でした。

照月旅館宿・ホテル
デザートのパイナップル。

食べおわっらた電話をして、食器を下げに来て貰います。その時にお布団も敷いてくれました。

照月旅館宿・ホテル
7月17日(2日目)。
今日は凄い雨です。
予約した時間になったので、宿の朝ごはんを1階のお部屋で頂きます。部屋にはいるとテーブルの上に私の名前が有りました。

漁が始まったばかりのサンマの塩焼きがメインで、山芋、ほうれん草のお浸し、お豆腐、昆布の煮物、大根のお漬け物、えのき茸のキムチ、写真が切れてるけどふのりの佃煮、そして花咲蟹の鉄砲汁でした。どれも美味しくて完食しました。

照月旅館宿・ホテル
ご飯を食べてから旅館をチェックアウトをして、他のお客さんと一緒に、仲居さんに根室駅前バスターミナルまで送って貰いました。酷い土砂降りで、この日は根室から釧路までのJRが全線運休になりました。

バスターミナルで前日予約したバスツアーの代金2,600円を支払い、チケットとお土産を頂きました。
お土産はほぼ北方領土関連の書籍やパンフレットで、ボールペンやクリアファイルも北方領土プリントでした。はぼまい昆布醤油と北方領土の貝殻島で採取された期間限定の棹前昆布も入っていました。
今日は8人の予定でしたが、3人しか来ませんでした。悪天候の為か予約をキャンセルした人もいたようですが、連絡がつかないお客さんもいたようです(サイテー)。

時間になったので、ねむろ半島遊覧バス『のさっぷ号』に乗って出発しました。

私が参加したAコース「のさっぷ岬コース」は最初の目的地、根室十景のひとつ明治公園にやって来ました。

サイロは昭和7年と昭和11年に建てられ、国指定の登録有形文化財で、明治バターのパッケージデザインに使用されたこともあるそうです。

明治公園公園・植物園
Aコースは根室半島を一周するので、根室ゴルフコースや歯舞漁港、日本最東端の珸瑤瑁(ごようまい)郵便局の説明をガイドさんから受けながら太平洋側を走り、納沙布岬に到着しました。

写真は望郷の岬公園内に有る「四島のかけ橋」です。お天気悪いですが、この先は海で晴れていたら歯舞諸島の島影も見えるそうです。

望郷の岬公園公園・植物園
小雨が降っていて風も有るので、寒さに強い道民の私でも寒いです。「根室市北方領土資料館」を見学します。

根室市北方領土資料館お土産屋・直売所・特産品
納沙布岬から歯舞群島の貝殻島までは3.7キロと近いです。ウクライナでの戦争をどこか遠い国での出来事のように感じていましたが、ある日突然ロシア軍がやって来て、住んでいたところが占拠され、日常生活が一変してしまった島民にまつわる展示物を見学していると恐くなりました。

行く前はあまり興味が無かったのですが、とても勉強になりました。帰ってからお土産に頂いた資料を読んで、2014年公開のアニメ映画「ジョバンニの島」を見よう思います。

根室市北方領土資料館お土産屋・直売所・特産品
天気悪くて見えないけど、この先はオホーツク海です。
集合時間ギリギリまで「北方館」も見学します。

北方館(望郷の家) 美術館・博物館
こちらも北方領土に関する資料や文献が有ります。

北方館(望郷の家) 美術館・博物館
納沙布岬を後にして、点々とするチャシ跡の説明をガイドさんから聴きながら、のさっふ号はオホーツク海側を走り「北方原生花園」へ到着しました。

天気が悪くてハッキリと写っていませんが、草原の奥にミズナラの風衝林も見えます。

北方原生花園自然・景勝地
雨だから降車は自由でしたが、私はちょっとだけ散策しました。ヒオウギアヤメの季節は終わっていましたが、北海道の花ハマナスが咲いていました。

北方原生花園自然・景勝地
のさっふ号は最終目的地の金刀比羅神社に到着しました。

境内東門に、8月末までの期間限定で風鈴こみちというゲートがあるのですが、残念な事に本日は風鈴が取り外されていました。

金刀比羅神社寺・神社・教会

金刀比羅神社社務所で販売していたサンマのおみくじ(400円)。自分で好きなサンマを釣ります。

私は購入しませんでしたが、同じツアーの方が購入しました。おみくじが北海道弁で書かれてあって「可愛い～」と喜んでいましたよ。

のさっふ号でバスターミナルへ戻って、午後のBコースツアーに参加しない私はここで解散です。

金刀比羅神社寺・神社・教会
根室バスターミナルから、根室交通バス(800円)に乗ってお昼ご飯を食べに「道の駅スワン４４ねむろ」にやって来ました。

1日4本しかない中標津空港線の、次のバスに乗るためのタイムリミットは1時間です。

道の駅スワン４４ねむろ道の駅
レストランに入店して、スタッフさんの指定した席に着きます。窓越しに根室十景「白鳥の風蓮湖」を見ながらランチと思っていましたが、霧で真っ白でした(涙)。

メニューにはエスカロップやカキエスカなどの根室名物や、しか竜田唐揚げ定食なんていうジビエ料理など色々有りました。

道の駅スワン４４ねむろ道の駅
私は花咲かに釜飯と迷って、花咲がにラーメン(1,200円)を注文しました。

ベースは塩ラーメンでチャーシューの代わりに花咲蟹の剥き身が入っていました。写真では沈んでいて分かりにくいですが、花咲蟹けっこう入っていました。期待してなかったけど、思ったよりは美味しいかな。

道の駅スワン４４ねむろ道の駅
納沙布岬のお土産もの屋さんで購入した棹前昆布(880円)。ロシアに毎年1億円近くのお金を支払って漁をするそうで、今年はたった4日間で8,000万円支払ったそうです。

根室バスターミナルのお土産もの屋さんで購入した、オランダ煎餅(260円)とかにせんべい。

道の駅の売店で購入した、オランダ煎餅のミルク味とイチゴミルク味(各360円)。お味と食感はちょっと歯応えの有るワッフルのようです。
道の駅前から再び根室交通バス(1600円)に乗り、中標津バスターミナルに着くと土砂降りでした。バスターミナルから歩いて、今晩お世話になる「HOTEL Biz INN 」へやって来ました。

歩いて3分位ですが、傘をさしていても洋服がかなり濡れました。まだチェックインの時間ではないので、フロント前のソファーに座ってチェックイン時間まで待たせて貰うことにしました。

ＨＯＴＥＬ　Ｂｉｚ　ＩＮＮ宿・ホテル
15時ちょっと前にチェックインが出来き、部屋に入れました。お部屋は典型的なビジネスホテルです。ホテルのHPから予約して、1泊素泊6,000円でした。

土砂降りなので何処にも出掛けず、部屋で過ごしました。でも美味しい夜ご飯は頂きたいので、歩いて「オステリアフェリーチェ」に伺いました。残念な事に予約でいっぱいとの事で入店出来ませんでしたが。。。

傘をさしていても洋服も靴もずぶ濡れになってしまったので、帰りに「ほっともっと中標津店」に寄って、ミックスサラダ(150円)としゃけ塩焼き弁当(550円)を30分待ちで購入してホテルに戻りました。

ＨＯＴＥＬ　Ｂｉｚ　ＩＮＮ宿・ホテル
7月18日(3日目)。
ホテルをチェックアウトしてから朝食を食べに「ONUKI COFFEE ROASTERY」まで歩いてやって来ました。天気が良くてお散歩が気持ちいいです。

店内の撮影はお断りしているそうなので、写真は有りませんが本日のコーヒーサマーブレンド(500円)とクロワッサンアマンド(550円)を頂きました。大きめのマグカップでの提供で、たっぷりコーヒーが入っています。窓側の席でお庭と青い空を見ながら、コーヒーを楽しむ事が出来ました。

店内には黒と白のトイプードルが2匹いて、私が来店した時は黒い子が好奇心旺盛で、オーナーさんに怒られても何度も私の所にやって来ました。逆に白い子は警戒心が強いのか？臆病な性格なのか？常連客には寄って行きますが、私の事は遠目から眺めて観察していました。性格が違って面白いです。

オヌキコーヒーロースタリーグルメ・レストラン
朝ごはんを食べてから、歩いてマルエー温泉ホテルへやって来ました。日帰り入浴(550円)を利用します。バスタオルとフェイスタオルをセットでレンタル(300円)しました。

「浴室内にスマホや携帯電話を持ち込む事を禁止します」と支配人の注意書が有ったので温泉の写真は無いのですが、無色透明な温泉で、口コミ通りぬるぬるで腕を擦るとスベスベでした。

ホテルマルエー温泉本館宿・ホテル
中標津バスターミナル方面に歩いて、近くの「手打そば伊とう」で早めのお昼ご飯を頂きます。

手打そば伊とうグルメ・レストラン

辛味大根おろしせいろと迷って、ごぼう天せいろ(920円)にしました。

中標津産そば粉を使用した藪そばで、喉ごしがよく香りも有って、非常に美味しかったです。抹茶塩で頂く春菊の天婦羅もサクサクで、ごぼう天は短冊形で歯応えが有ります。食後に蕎麦湯を入れて飲んだつゆまで美味しく頂きました。

手打そば伊とうグルメ・レストラン
バスの時間まで30分ほど有ったし、気温も上がって来たので、バスターミナルの向かえに有る「ジェラート・シレトコ」で食後のデザートを頂こうと思ったら、月曜定休で残念ながら今日はお休みでした。

ジェラートシレトコグルメ・レストラン
中標津バスターミナルから根室交通バス(240円)に乗って、中標津空港まで行き、ANAのプロペラ機に乗って新千歳空港まで帰ります。

今回の旅行は悪天候でなんだかなーな部分も有りましたが、無事に楽しく旅行が出来て感謝します。

中標津空港 (根室中標津空港) 空港