2022/05/24 - 2022/05/25
55位(同エリア386件中)
らるたんさん
福岡市から西鉄電車に乗って、柳川に行ってきました。
今回の目的は、
かつて柳川城の藩主の別邸があった場所で、
藩主末裔が営む料亭旅館「御花」に泊まること。
海外旅行客の入国再開の前に、
静かな柳川で、一人のんびり過ごしてきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
福岡市の中心街の天神から
西鉄電車に乗ります。 -
急行で1時間弱、
柳川駅に到着しました。
まずは
荷物をコインロッカーに入れ、 -
駅から徒歩10分ほどのところにある
「三柱神社」に行きます。
今日のお宿に縁のある神社なのです。 -
欄干の擬宝珠は、
元々柳川城の橋にあったものだそうです。
戦時中に没取され、
四隅のみが残ったとのこと。 -
橋の下には、
柳川名物川下りの乗り場があります。 -
こちらの鳥居も銅製で、
戦時中に没収されたため、
戦後再建されたそうです。 -
ふ~、長い参道です。
300mあるそうで、
春には、流鏑馬も行われるようです。 -
拝殿に到着しました。
2005年に、放火で消失し、
2008年に再建されたそうです。 -
拝殿には、
こちらの神社で祀られている三柱の
肖像画が掲げられています。
柳川藩主「立花宗茂」
宗茂の妻「誾千代」
誾千代の父「戸次道雪」です。 -
奥の御本殿は
創建当初からの建物だそうです。 -
三柱神社は、
柳川藩主所縁の3人を祀っていますが、
現在の宮司さんもその末裔とのこと。
今回宿泊する「御花」の末裔さんとは
従兄弟同士だそうです。 -
駅からタクシーで10分弱、
「御花」に到着しました。 -
こちらは
明治になって伯爵となった立花氏が
迎賓館として建てた「西洋館」です。 -
当時の風情が感じられるエントランス。
-
1階は食堂だったそうで、
暖炉は、今も現役とのこと。
奥の壁にある -
こちらの窓口から
食事が出されていたそうです。 -
2階に上がってみます。
-
客間として使われていた大広間です。
-
洋館の横に
和風の「本館」が建てられています。
こちらは「家政局」があって
金庫が置かれていたそうですが、 -
現在は、お雛様と
柳川名物のさげもんが飾られています。 -
柳川では、女の子が生まれると、
父方の実家が雛壇を
母方の実家がさげもんを準備する風習があるそうです。 -
建物を奥に進むと
100畳の「大広間」があります。
畳を剥がすと、能の舞台になるそうです。 -
こちらの大広間は、
観賞用庭園の「松濤園」に面しています。 -
夜には、
宿泊者のために大広間を開放し、 -
飲み物なども準備してくださり、
-
ライトアップされた松濤園を眺めることができます。
(虫が入ってきますが・・・笑) -
大広間の鴨居の上には、
立花宗茂が隊の全員に着用させた
金甲が飾られています。
「西洋館」と「本館」は、
宿泊者以外も見学することができます。 -
スタッフさんに
館内を案内していただいた後、
宿泊棟の「松濤館」に入ります。 -
松濤館は
戦後に建てられた建物です。 -
立花氏が営む農園で採れた
おみかんのジュースをいただきながら
チェックインをします。 -
今回予約したのは、
お部屋からの景色が一番良さそうな
コーナーのお部屋「芍薬の間」です。 -
古い建物ですが、
室内はリノベーションされています。 -
和室は掘りごたつになっています。
-
テーブルの上には
地元のお菓子が
準備されていました。 -
窓際には
カウチソフアというか
デイベッドというか・・・
とっても居心地が良かったです。
そして
ここに寝そべると、 -
松濤園が一望できるのです。
-
コーナーのお部屋の
反対側の窓からは、
東庭園の景色が眺められます。 -
こちらは
「出会い橋」というそうで、
この下を
時折、川下りの船が通っていきます。 -
こちらは床の間。
柳川は、(かつて)い草の栽培が盛んで、
最近は、い草の需要が減っているからか、
このようない草スティックも販売しています。 -
床の間の上段には
大広間にあった金甲の飾りが
飾られています。 -
こちらにも
色違いのい草スティックが
飾られていました。
インテリアとしても素敵ですが、
い草には、空気の浄化作用もあるそうですので、
一石二鳥ですね。 -
奥が和ベッドの寝室になっています。
-
残念ながら
バスルームはユニットタイプ。 -
でも、「芍薬の間」と「黒椿の間」は、
3階にある貸切風呂が使えますし、
宿泊客は全員、
送迎バスで送ってもらって、
近くの「かんぽの宿」の温泉施設が
利用できます。 -
部屋には
ミキモトのアメニティが
準備されていました。 -
夕食までに
もう少し館内をブラブラします。
こちらは資料館。 -
甲冑や神輿など、
立花家に伝わる品々が展示されていました。 -
中でも目を引いたのが、
小さなお雛様。 -
お道具が素晴らしく、
ミニチュアファンにはたまらないと思います。 -
売店もあり、
-
柳川といえば鰻のせいろ蒸しです。
国産鰻のカリカリがあったので、
ちょっと多めに購入しました。 -
そろそろ夕食の時間です。
かつて「御居間」と言われて
家人が使っていた場所が -
料亭の個室として使われています。
-
外の景色を
もう少し見たいと思って襖を開けると -
即、お庭で、
ガラス戸がありませんでした。
昔のお屋敷ならではの造りですね。 -
先付けの南瓜の豆乳寄せ。
-
前菜。
-
お造りは
タイ、イサキ、ヤリイカ。 -
ホタルイカの飯蒸しの薄葛仕立て。
-
蓮根饅頭のズワイ蟹あんかけ。
-
甘鯛のソテー。
-
柳川牛ロースの鉄板焼きは
自分で焼きます。 -
有明海に面した柳川らしく
エツの南蛮漬け。 -
そして柳川名物の
鰻のせいろ蒸しと肝吸。 -
ちょっと食べてしまいましたが、
デザートは果物。 -
夕食後に
宿泊者に開放している「対月館」から
松濤園の景色を楽しみました。 -
柳川城の天守閣の模型が
展示されていました。 -
この写真が
唯一残っている天守閣の写真だそうです。 -
朝で~す。
目覚めると、松濤園の景色。
贅沢ですね。 -
朝食は
1階の「集景亭」のレストランでいただきます。 -
衝立で仕切られたテーブルに
食事がセットされています。 -
着席すると、
温かいものを持ってきてくださり、 -
湯豆腐に
火を入れてくださいます。 -
有明のりは
1枚がそのまま出されます。 -
食後は、
ロビー横のカフェに
飲み物をセットしてくださっていますので、 -
セルフで自由にいただけ、
お部屋に持って帰ることもできます。
柳川藩主の末裔が経営する料亭旅館という
ちょっと変わったお宿を満喫して、
再び西鉄電車で帰路につきました。
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