2週間の九州ドライブ旅行①海編

2022/04/03 - 2022/04/17

　４月の二週間九州ドライブ一人旅です。東京から車で行きました。途中一泊しています。九州は主に長崎と熊本ですが、大きな街には寄らず、景色のいい海沿いや高原のドライブです。旅行期間は比較的長いですが、宮崎や鹿児島へは行っていません。九州でのんびり景色を楽しんでドライブしたい、という方の参考になれば、と思います。
　①の海編は、長崎と天草の海沿いのドライブです。

エリア 天草諸島(熊本)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　九州までの途中に赤穂で一泊しました。ほぼ中間地点にあるのと、高速のインターと街が近く、海も近いので景色がいいかな、と思ったので。赤穂で泊まったホテルのテラスから見た瀬戸内海です。瀬戸内海をゆっくり見るのは初めてですが、予想以上に美しい海が広がっていました。海沿いの高台にあるホテルです。

　赤穂の街は、予想していなかったのですが、観光地として整備されていて、歴史のありそうな立派な商店もあるし、城の石垣も立派でとても良かったです。石垣だけで城は造らなかったようですが。街を散歩できて良かったです。もし泊まることがあれば、早めに着いて街に出るのをお勧めします。

　宿のテラスから見た風景。よく見えませんが、建物の周りに桜が咲いています。
　なお、赤穂までは新東名、伊勢湾岸、新名神、名神、新名神、山陽、と走りましたが、かなり新名神がつながっており、車もすいているし走りやすかったです。赤穂から次の宿泊地の小倉まで途中休憩も入れて５時間半かかりました。

　小倉で泊まって、平戸へ行きました。福岡までは高速で、その先は途中までできている西九州道と一般道で４時間で着きました。結構近いですね。写真は平戸橋を渡って少し走った港です。港の駐車場は２時間まで無料でとめられます。

　港のそばの漁協経営の旬鮮館名物ヒラメの刺身定食。平戸はヒラメの水揚げが多いそうです。食べ終わって出たら、午後三時で終了の札が出ていました。

平戸は昔開かれた貿易港だったため、古い立派な街並みが残っていて、散策するのにいい街です。港の駐車場からもすぐ近くです。

　平戸から生月島へ生月大橋を渡って行ってみました。島の西側にずっとサンセットウエイという道があって、とてもきれいでした。

　サンセットウエイは２車線がずっと続いていて、他に車はほとんど通らないし、走りやすく、とても快適なドライブが楽しめます。

　平戸で泊まったホテルから見た景色です。広々していて、とても美しいです。平戸大橋から国道を西に３キロほど走った所です。

　泊まったホテルのレストランの外にあるテラス。人気も少なく、快適な気候で、ちょっと冷たい風が吹き抜けて、ほとんど天国でした。

　平戸から佐世保を通過して西海橋を渡り西海へ行きました。大村湾の入り組んだ岬と小島がとても美しい所です。今回の旅行は長崎の美しい海を見ることと、阿蘇の美しい高原を堪能することですから、この景色を見に来たようなものです。
　長崎に住んでいる人にとっては見慣れた風景でしょうが、海岸風景としては日本で最も美しく、世界的にもかなり行けるのではないかと思っています。(まあ、クロアチアなど、もっときれいなところもいっぱいあるけど。）

　大村湾にそって国道206号線が走っていますが、幹線道路で交通量が多く、流れも速いので景色を楽しむ余裕がありません。写真は山の中を通る県道204号で、山の中を走りますが時々とても美しい海を見ることができます。とにかく車がほとんど走っていないので、ゆっくりドライブできるのが魅力です。ちなみに北の方のオレンジロードと呼ばれる広域農道はきれいでした。

　ここは時津町から諫早へ行く国道207号です。初めは住宅地を通る広い道ですが、途中から海沿いの山道になって、すれ違えない所も多いです。桜も咲いていました。

　国道207号線。美しい入り江が続きます。

　国道207号線。途中は小さな村を抜け、ミカン農園も多いです。国道というよりほとんど林道です。

　佐世保に泊まって翌日はハウステンボスへ行きました。ちょうどチューリップが満開でした。

　ハウステンボス。いろんな花が咲いているし、新緑も芽が出たところできれいです。

　ハウステンボスの中にある住宅。オランダから建材を取り寄せて建築したそうです。会社の保養所に使っていたり、お金持ちの別荘だったり。住んでいる人もいるそうです。

　きれいで立派な家が並んでいます。以前オランダのデルフトに行ったことがあるのですが、デルフトからデンハーグへトラムで行きました。運河沿いに走るんですが、その川岸に立派な邸宅が並んでいます。それを思い出しました。

　ハウステンボスで夕食を食べたレストラン。季節もいいし、野外でのんびり食事ができるのは日本では珍しいと思います。

　ハウステンボスは、言ってみればアトラクション施設とレストランとお土産の売店でできた街ですが、すべてオランダから取り寄せた建材で作られていて、そのこだわりはすごいです。本当にヨーロッパのどこかの港町にいるみたいです。一日夜までのんびりと過ごすのがいいと思います。

　アトラクションもいろいろありますが、ディズニーランドとどうしても比べてしまって、だいぶ見劣りがします。街の雰囲気を楽しむ所だと思います。なお、アトラクションではMUSE　HALLのショーが一押し。ショーの時間を予約してから回るのがお勧めです。

　夜の噴水ショーも規模が大きくきれいでした。

　翌日は西海を通って長崎を通過して島原半島一周です。写真は島原の乱で有名な原城址。石垣も何も残っていなくて、堤になっている所と平地が広がっているだけです。風が吹き抜けて、死んでいった人々の霊が残っているような感じです。

　島原で一泊してから口之津港からフェリーで天草の鬼池へ行きます。車が2,990円と安く、30分の船旅です。便数は多く、予約は受け付けないので、出航前に乗りばに行って出航を待ちます。

　天草の西海岸を南下した西平椿公園です。山道だし分かりにくいし結構大変でした。きれいですが、時間がかかるので暇だったら行ってみるのもいいかな、という感じです。公園自体は使いやすく整備されています。

　大江教会。国道近くにバスも止められる広い駐車場がありますが、教会堂のそばまで車で入れます。私は教会堂の裏手の広い駐車場に止めましたが、教会堂の正面にも数台分ですが駐車できます。とても立派できれいな教会です。ヨーロッパの小さな村にでもあるみたいな。

　教会堂の裏手もきれいです。中も無料で見学できます。中もとてもきれいでした。

　天草の南端の牛深へ行きました。途中もとてもきれいな海です。

　牛深から東海岸沿いを北上しました。入り組んだ岬と島が美しいです。こんな景色がずっと続きます。

　県道26号線を北上します。とてもきれいな景色が堪能できますが、大体は細い一車線の道で、時々小さな集落を通ります。幹線道路は山の中を通っているので、これはほとんど一本道です。時間もかかります。

　天草松島を抜ける天草パールラインから見た小島です。

　天草パールラインは幹線道路で交通量も多いと思います。いくつかの小島をつなぐ橋を連続して通りますが、それぞれに展望所があって写真が撮れます。

　この橋の展望所が天草のハイライトと言えるでしょう。

　こんな橋で小島をつないでいます。橋を渡って天草を抜け、宇土市に入った所で泊まりました。これで長崎と天草の海を巡る海編は終わりです。次は熊本の阿蘇をドライブで巡る山編です。