2022/04/09 - 2022/04/09
79位(同エリア212件中)
youさん
桜が咲いていい季節となりました。西武新宿線の東村山駅から、東村山市が発行する街歩き発見マップを見ながら、都内唯一の木造国宝建造物である正福寺地蔵堂・多摩湖・北山公園を経て八国山を巡ります。
表紙の写真は、八国山の麓に広がる北山公園。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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西武新宿線の東村山駅で下車します。
駅東口に出ると、脇に志村けんさんの像が建っています。彼はここ東村山市の出身で、先般コロナに感染して亡くなりました。このところ暗くて困難な状態に陥っている地球ですが、こんな時だからこそ、笑いと感動を届けてくれる彼が必要だったのに・・・残念でなりません。。。 -
駅前から東に延びる駅前通りです。
駅に隣接してタワマンが建っています。2022年4月現在駅は高架にするための工事が進行しています。 -
駅西口に隣接するタワマン2階にある観光案内所に立ち寄り、「街歩き発見マップ」を頂きます。
こちらはその抜粋。地図の中に示されているお勧めコース①、②、⑤を組み合わせて東村山駅から歩くことにします。 -
西口駅前の道を進むと脇に、北山公園、正福寺の看板が出ています。
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前川沿いの桜並木道を歩きます。
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ちょうど桜が満開です。前川に架かる赤い欄干の弁天橋が見られます。
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出世弁天が祀られている弁天池公園に立ち寄ります。
池と祠のある島と赤い太鼓橋・・・レトロ感のある地味な公園です。奥にタワマンが見えています。 -
野口不動尊大善寺に来ました。寺の創建は1573年、正面両側に溶岩石で造られた築山があり、その上には多数の不動明王が鎮座しています。
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境内にあるこぶしの木。昭和初期に10本の苗木を植えたところ、いまはそれぞれの幹が大きくなり、1本の大木となりました。最初は別々であっても、長い間一緒にいれば、一つの家族になりますよ~なのでこの木は家族絆の木なんだとか。
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都内唯一、木造の国宝建造物のある正福寺に来ました。
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イチオシ
山門を潜った先にあるのが、国宝の正福寺地蔵堂です。入母屋造の屋根の端部が反り上がっり、均整の取れた外観です。
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創建は1407年と推測されており、堂内には千体を超える小地蔵が安置されています。
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この地蔵堂は、同時代に建てられている鎌倉の円覚寺舎利殿と規模・形式が近似しているとのこと。
国宝なので周囲がフェンスで囲まれていて、建物に触ることはできません。 -
こちらは地蔵堂の横の祠の中に鎮座する貞和の板碑。
説明版によれば、1349年 帰源という人物が生前、自分の死後の冥福を祈願して造立したもので、高さが3m、幅が51~58cmあり、都内最大級の板碑とのこと。 -
参道の奥正面は、正福寺の本堂。
正福寺の開創は1278年、鎌倉幕府の執権、北条時宗公によるものとされており、かなり歴史があるようです。 -
正福寺の裏手、看板に沿って北山公園に向かいます。
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公園手前を流れる北川。
ちょうど地元の人達が川底のゴミなどを拾い集める活動中でした。 -
イチオシ
北山公園に来ました。
八国山の麓に広がる花の公園で、手前や奥の池に花菖蒲が植えられています(入場フリー)。
5月~6月になれば、約10万本の花菖蒲が咲く花の楽園になります。 -
新東京百景に選ばれるほどの景観を持つ公園なんです。背後の稜線は八国山で後で歩きます。
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ご覧のような池もあります。
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この池にはカモたちが浮いているほかに、多くの野鳥たちが集まって来るようです。
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この野鳥は何かしら
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イチオシ
公園内の北側は、西武多摩湖線が走っています。
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桜が咲いているシーズンですが、本数は多くはありません。
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桜は寂しいですが、黄色のスイセンが咲いていますので、良しとします。
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公園の南西側に「八国山体験の里」がありますので立ち寄ります(入場無料)。
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ここでは、動植物などを題材とした体験学習や、八国山麓にあった「下宅部遺跡」からの出土品が展示されています。
こちらは縄文時代後期(約4,000から3,000年前)の土偶。 -
こちらは石棒。
男性器をかたどったもので、おまじないに使われていたようです(何のおまじないかなぁ)。 -
表面が朱塗りされた土器の破片。
この時代に既に漆を活用していたとは、縄文人・・・賢かったのです。 -
2022年4月 NHKの「歴史探偵」という番組で、「下宅部遺跡」から出土した朱塗りの土器が紹介されていました。
同番組TV画面を撮影。 -
こちらは同番組で紹介されていた「ハンドメイドの籠」です。
同番組TV画面を撮影。 -
「八国山体験の里」から西側に進んだところに「下宅部遺跡」があり、遺跡は埋没されて現在は発見のもりと称する公園となっています。
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こちらは現地にある説明版。
「下宅部遺跡」のあるこの場所は、縄文時代・古墳時代・奈良時代にかけて、狭山丘陵の麓から出る豊富な湧水による低湿地帯でした。このため、通常の遺跡では残りづらい、木製の器や編み物、かごなど有機質の遺物が多く出土したとのことです。 -
こちらは竪穴状の遺構です。
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西武園遊園地沿いの道を上り、多摩湖(村山貯水池)の堰堤に来ました。
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堰堤上から西側方向の眺望。
左手山の稜線奥に富士山が見えるかなぁ~ 右側稜線上の白は西武球場のドーム屋根です。 -
取水塔を入れた絵になる風景です。
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堰堤上から東側方向の風景です。
桜が咲く都立狭山公園が広がっています。 -
こちらも。
正面に東村山駅前のタワマンが見えています。近場で見られる絶景です。 -
堰堤を下り、狭山公園を横切って廻田緑道の桜並木を歩きます。
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緑道の先にある廻田の丘に来ました。
住宅地が広がっています。正面奥に西武園遊園地の観覧車が見えています。 -
八国山緑地の入口に戻り、ここから八国山巡りをします。
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八国山は標高約90mの狭山丘陵の東端にある山です。
かってその山頂から、上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の八国が見渡せることから、その名が付いたとされています。 -
園内全体がコナラ、クヌギ等の雑木林になっており、さまざまな野鳥や昆虫が見られます。
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緑地帯の中にある「ふたつ池」
小さな溜池で、濁っていて少し残念。 -
東西に伸びている屋根道を歩きます。
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こちらも。
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屋根道から北側に下る脇道は住宅街に繋がっています。
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丘陵斜面上に住宅が建っています。
前庭の斜面は花が満開・・・別荘気分で生活できる素敵な住宅街です。 -
こちらも。
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屋根道に戻り東にしばらく進むと将軍塚があります。
ここが八国山の山頂になります。現在は周囲は木が茂っており眺望はよくありません。
鎌倉時代から南北朝時代にかけて活躍した武将新田義貞が、鎌倉攻めの際ここに陣を張り、久米川の戦いで勝利して鎌倉幕府を倒しました。この合戦の拠点となったこの場所に、新田義貞が塚を築いたと伝わっています。 -
将軍塚から少し進んだ斜面からの眺望です。
所沢の高層ビル群が見えます。丘陵地に大都会が迫っている感じです。 -
八国山緑地の東麓一帯は、久米川古戦場跡があります。
この付近は、古代は武蔵国府と上野国府を結ぶ東山道武蔵路が通り、鎌倉時代には鎌倉から上野国に向かう鎌倉街道が南北に縦断する交通の要衝でした。このために、この久米川の地はたびたび合戦の戦場となりました。この中で元弘3年(1333)に、新田義貞が鎌倉幕府倒幕のために挙兵し戦った「久米川合戦」が特記されます。 -
こちらは「江戸名所図会」で紹介されている久米川古戦場の風景画です(東京都教育庁発行「東京都文化財ウィーク」の絵葉書から抜粋)。
現在は住宅が建っていますが、江戸時代までは古戦場としての雰囲気が伝わってきます。 -
桜並木を眺めながら住宅地を抜けて東村山駅に戻ります。朝9時からあちこちと歩き回り、少々疲れ気味で16時に駅に到着。歩数は約22000歩でした。
最後までご覧いただき有難うございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2022/04/30 04:58:01
- 国宝のある町
- youさん おはようございます。
昨日も同じ旅行記を拝見しました。私は読んですぐを忘れないうちでないと感想をかけません、ということで今朝ももう一度じっくり見直しました。
見直した割には、しょぼいコメントしか描けないことを詫びておきます(笑)。
京都のような有名観光地でなくても、この正福寺のような地蔵堂があるのですね。
鳥が今まさに天に飛び立とうとして翼を広げた形の建物ですね。この美しさは杮葺きの屋根にあると思います。(檜皮葺かと思いましたが、調べたら杮葺きだとウイキペディアでは言っております)
自分の冥福を祈る、と言うお坊さんの板碑、なんか複雑ですねー。世人の冥福でなく自分のためと言うところが、何とも言えません、自分に素直な人なんですね。
近場でもこんなに素敵な自然と文化財がある町なんですね、参考になりました。
pedaru
- youさん からの返信 2022/04/30 23:01:55
- Re: 国宝のある町
- pedaruさん
こんばんは。
ご多忙のところ、同じ旅行記に2度も訪問、そしてコメント頂き有難うございます。しょぼいコメント・・・いえいえyouにとっては数少ない貴重なコメントでして、いつも恐縮しております。
正福寺の美しい屋根の形。。。杮葺・・・「柿」は「かき」と読むのではなくて、「こけら」と読んで、杮葺(こけらぶき)なんですねぇ。知りませんでした。
木の薄板を幾重にも重ねて施工した屋根・・・程度の知識がないまま、あれが都内唯一の木造の国宝建造物なのだ!!!と、ぼ~として眺めていました。
pedaruさん、貴重な情報有難うございました。
you
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