短期サイクリングあれこれ

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1979/05/01 - 1979/05/03

525位(同エリア695件中)

エリア

長瀞(埼玉)

旅行の満足度: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

1979年新発田からの帰り

　新潟県新発田出身の友達が前橋での勤めを辞めて故郷へ帰るのでみんなで送りに行きました。友達の実家に泊めて貰い、帰りは一人で自転車で帰ってきました。
　小学生の時に友達が通ったと言う新発田の渋い校舎だよ全員集合。
　会津若松まで阿賀野川沿いを夕方まで走って、駅で寝ようとして終電車が出るのを待っていました。最後の電車が出たので、さあ寝ようかと思ったら駅員さんから終電の後は駅は閉めると聞かされて途方に暮れるが出ない訳には行きません。真っ暗になった町外れを走っていると運良く屋根付きのバス停があったので寝ることができました。朝は寒かったぁ。
　会津を抜けた所にあったトンネルです。足ノ牧温泉がすぐ近くにありました。ここにコインレストランがあったので朝ご飯が食べられました。

　食べるのを楽しみにしていた桃缶を開けています。サイクリングの楽しみです。
　人造湖の五十里湖です。ここに来るまでに山王峠と言うのを越えてきました。現在はその下にトンネルが出来たので、もう山王峠を越えることはないようです。五十里湖を過ぎるとちょい有名な川治温泉があって賑わっていました。

　今回は初めてリュックを背負ってのサイクリングでした。リュックには寝袋始め色々入っているので重たくて懲りました。スポーツ自転車は前傾姿勢で乗るために、リュックは肩でなく背中にズシリと乗っているのです。もう背中が痛くて痛くて。二度とリュックスタイルはしないと決めました。
　日光の教会に泊めて貰おうかなとも思いましたが、ここまで来たら前橋は射程圏内なので帰ってしまうことにしました。会津若松から前橋までは殆どが山の中なのに、早朝から夜まで200km近くを走り抜けてしまいました。私もこの頃は馬力がありました。

1980年正丸峠
　群馬から長瀞（上の写真）を経由して正丸峠を越えました。埼玉県の適当な所で一泊して帰る予定でしたが、手頃な塒（ねぐら）が見つからなかったので夜中じゅう走り続けて帰ってしまいました。なんか盛り上がりに欠けるサイクリングでした。やっぱり何か目的を設定して出かけた方がいいですね。

1980年赤城山でＢＢＱ

　みんなで赤城山でＢＢＱをすることになったので、丁度紅葉の季節だし赤城に自転車で登ることにしました。赤城は直線で登る道が多めだったのでしんどかったです。自転車はカーブがある方が楽に登れます。
　この辺りが赤城ルートのてっぺんです。近くには案内所みたいのがあって、漫画「頭文字Ｄ」で頻繁に出てくるレッドサンズはここで良くたむろしています。
　みんなでＢＢＱした後で記念写真を撮っています。ひとりでピースしているのが私です。たはは

　現在では赤城山は前橋市になっていますが、当時は別の町村でした。この沼は赤城大沼から少し離れた所にある小沼です。大沼と違って人が少ないのでＢＢＱには打って付けです。

　赤城山は前橋のどこからでも見られる山なので思い入れが強く、これまで私は自家用車は勿論、バス、オートバイ、歩きで訪れていたので、今回の自転車訪問で全ての交通機関を使って登ったことになりました（電車は通っていません）。行きは５時間半掛かりましたが、下りは車列の中に入ったまま５０分で麓まで下りてきました。痛快丸かじりでした。
1983年志賀高原

　ＧＷを利用して志賀高原に行ってきました。この時期の志賀高原ルートは雪の回廊が有名なのでそれを見に行ったのです。自転車だと雪解けの路面でびしゃびしゃになるだろなーと想像していたので覚悟していきましたが、この年は雪解けが早かったようで残念ながら雪の回廊は見られませんでした。下の写真は鳥居から菅平高原への下りです。九十九下りのすんごい下りでした。菅平はテニスクラブが沢山合宿する地のようで、キャピキャピ華やかでした。

　渋温泉ではバス停に泊まりました。付近には雪がある状況なので寒さが半端無かったです。あまりに寒いので寝袋の上にポンチョを掛けて凌ぎました。温泉に泊まった客が時折カラコロと下駄の音を響かせてバス停の前を行き交いましたが、無視して眠りました。ここから少し離れた所に猿が入浴するので有名になった地獄谷野猿公園がありますが、猿見てもしょうがないので行きませんでした。
　渋温泉から志賀高原への登りも半端ないものでしたが、サイクリング二日目なので元気いっぱい登れます。この年は雪解けが早かったので、雪の回廊は見られませんでしたが、景色は素晴らしかったです。

　渋峠に着くと沢山の人たちが春スキーを楽しんでいました。ここで関西からの二人組と地元の高校生のサイクリストがいたのでお喋りができました。自転車乗りはいつ何処であってもすぐ仲良くなれます。この近くに横手山と言うのがあって、そこのレストハウスに過激派のお尋ね者が潜伏していたと後の新聞で知りました。
　峠からのダウンヒルは痛快丸かじりでした。自転車は視界が３６０度なので、下りながら見下ろす光景はジェットコースターのようでサイクリングの醍醐味です。もう大感激しました。数年後に同じ道を車で下りましたが、期待していたような感激は味わえなかったので、やっぱり車と自転車では同じ所を走っても感じ方が違うのだと納得しました。
　草津はコースの途中にあるので賽の河原と湯畑に寄りました。草津からもしばらくの間はダウンヒルが楽しめます。平地まで下りてしまうと面白いことは何もないので消化するだけの行程です。
1984年塩山目指して

　松本に一緒に行ったＵちゃんと奥秩父から塩山に行くサイクリングを計画しました。でもこれは失敗に終わりました。私の持っていた地図には確かに奥秩父から塩山への道路が描かれていましたが、行ってみたらこれはまだ開通してなかったのです。上の写真、赤い橋が見えていますが、あの橋は渡れませんでした。
　この写真、何だか分かりますか？地図だとこの山を越えれば道路があるだろうと自転車を担いで山越えをしている所です。でも山の状態からどう見ても道があるように見えません。
　結局、このルートは無理だと言う結論に達して二人でバッテンをしている写真がこれです。こんなサイクリングは初めてでした。作った地図屋に文句を言ってやりたいです。
　年度不明ですが、谷川岳に行ってきました。土合駅のモグラ具合がどんなものなのかちょっと入って見ましたが、余りに深くて途中でやめました。

　谷川岳は魔の山として有名ですが、正面に見えるのがその衝立岩です。沢山の登山者があそこで怪我したり命を落としたことでしょう。
　ここで強いにわか雨に降られました。私の後ろに大勢の観光客が河原に出て遊んでいますが、突然、上流から土石流が轟音と共に流れ出して来たので皆さん大あわてで逃げまくっていました。運良く誰も被害に遭わなかったようですが、やっぱり山で急な雨が降ると怖いんだなーと実感しました。沢の途中で溜まっていた水たまりが突然の雨で一気に堰を切ってあふれ出すとこうなるのでしょう。怖いですねー。