Ｋ２大展望バルトロ氷河トレッキング　その１　 2011.7.1から7.25

2011/07/01 - 2011/07/25

主な日程

１日目　成田からイスラマバードへ
　　　　14時出発予定が遅れに遅れて19時40分。北京経由でイスラマバードへ
　　　　到着したのが翌日の3時過ぎ。荷物のトラブルもあり不安の旅立ち・・

２日目　イスラマバードからスカルドゥへ　
　　　　早朝国内線ターミナルへ。およそ90分遅れで離陸。雨の中のスカルドゥ
　　　　に着陸。夕食のバーベキューが美味しかったです。

３日目　スカルドゥ滞在(フライト予備日)
　　　　かつて栄えたカブルー王国があった渓谷で修復中の城や牢獄など見学。

４日目　スカルドゥ滞在(高度順応)
　　　　標高4,000mのデオサイ高原にて1時間ほどのハイキング。高山植物満開
　　　　の気持ちの良いフラワートレッキングでした。夕方は市内散策。

５日目　スカルドゥ滞在からアスコーレ(3,000m)へ
　　　　途中のシガール渓谷で写真タイム休憩、後半は断崖絶壁の悪路をひた
　　　　走る。　ここからテント泊が始まる。

６日目　アスコーレからジョラ(3,350m)へ
　　　　トレッキング初日。　パラルドゥ川沿いに進み、古いつり橋でビアフ
　　　　ォー川を渡り、コラフォンの木陰で昼食。道中は歩きやすいが炎天下
　　　　だが乾燥しているため蒸し暑くない。崖のトラバースが始まり対岸の
　　　　ジョらのキャンプ地へ。

７日目　ジョラからスカムツォク(3,300m)ヘ
　　　　今日はゆったり行程。雲が多くなり歩きやすく。ドモルド川からハラ
　　　　ルド川を進み崖のトラバースを繰り返しながらキャンプ地へ。
　　　　リリゴピークを展望　ポーターたちの大合唱。夕食はソーメン・冷奴

８日目　スカムツォクからパイユ(3,450m)へ
　　　　今日もゆったり行程。天気は曇りがち。　　パイユにて昼食。
　　　　昼食後食料として連れてきたヤギの解体を見学。その後睾丸のソテー
　　　　をいただく。美味でした。夕食は山羊の肉じゃが、カブ田楽、和風サ
　　　　ラダ、味噌汁の和食コース。食後は合唱合戦、相撲対戦などで大宴会。

９日目　パイユ滞在
　　　　天候不順のため終日フリー。夕食は日本式カレー。
　　　　
10日目　パイユからコボルツェ(3,940m)へ
　　　　これからはバルトロ氷河を歩きます。大きな岩がゴロゴロしている中
　　　　を慎重に歩きます。アップダウンも多く標高差500mも結構きつい。
　　　　曇天のため岩峰群は見られませんでした。夕食はちらし寿司、マトン
　　　　の照り焼き、マンゴーのデザート。

11日目　コボルツェからウルドゥカス(4,050m)へ
　　　　むき出しの無名氷河を二つ横断、がれ場のアップダウンを繰り返し、
　　　　3時間半ほどでキャンプ地へ。ここは高山植物の宝庫。
　　　　今日はフンザ地方の偉人の記念日らしく山に松明を灯しセレモニーが
　　　　始まった。

12日目　ウルドゥカスからゴレⅡ(4,380m)へ
　　　　久しぶりの快晴。ブロ－ドピークやガッシャーブルムの峰が一望にひ
　　　　ろがるなかを進む。氷河は常に動いているようで、ルートが大きく変
　　　　わった様子。

13日目　ゴレⅡからコンコルディア(4,650m)へ
　　　　天気は快晴。左手にはムスターグタワー、ブロードピークはどんどん
　　　　大きく、バルトロカンリも。いよいよコンコルディア。そしてＫ２。
　　　　やってきました。まさに絶景！　感無量！　夕食はお祝いの赤飯、い
　　　　なり寿司、ポテトサラダ、酢の物など。デザートはプリン。
　
14日目　コンコルディア滞在　　　夕食はコックさん自慢のメキシコ料理
　　　　
15日目　コンコルディア滞在　終日曇りと雨。休養日　夕食は肉じゃが等。
　　　　
16日目　コンコルディアからゴレⅠへ
　　　　雪の降る中の下山。到着時は雨模様。夕食は日本式カレー。

17日目　ゴレⅠからコボルツェへ
　　　　朝は雨だったが昼には快晴。　到着後シュラフ干しに専念。
　　　　夕食はパキスタンカレー。美味しかった。

18日目　コボルツェからパイユヘ
　　　　ネームレスタワーなど展望。　今回の行程での展望はすべて成就。
　　　　到着直前に不穏な響き、急ぎ足でパイユヘ戻る。間一髪で増水の
　　　　危険場所を抜けた模様。夕食はきつねうどん。

19日目　パイユからジョラへ
　　　　暑さ対策で６時出発。炎天下の８時間行動はきつい。夕食はちら
　　　　し寿司、餃子だったが、体調不良につき？？

20日目　ジョラからアスコーレへ
　　　　今日も６時発。標高が下がる分暑さも増す。無事トレッキング終了。
　　　　夕食は豪華なパキスタン料理。マンゴーのデザートに『バルトロ完歩
　　　　記念ケーキ』

21日目　アスコーレからスカルドゥへ
　　　　４輪駆動車の快適なドライブを堪能しホテルの街へ。夕食はイタリアン。
　　　　その後爆睡。

22日目　スカルドゥからチラスへ
　　　　悪天候のためフライトキャンセル。イスラマバードへはバスで。
　　　　出発が１４時半ごろのため到着は深夜。

23日目　チラスからイスラマバードへ
　　　　カラコルムハイウェイを避けてバブサル峠を越えるナラン経由で移動。
　　　　避暑地のナランで昼食。途中ビンラディンが殺害されたとされるアボ
　　　　ッタバードを通り、深夜イスラマバードに到着。　　爆睡。

24日目　イスラマバードから北京経由で
　　　　昼食後イスラマバード観光。ファイサルモスク、ダマネコー展望台、
　　　　バザールなど。　　意外にもほぼ定刻にフライト。

25日目　成田へ
　　　　ほぼ定刻に到着。　　長かったですね・・・。でも最高の旅でした。

エリア スカルドゥ(パキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

７月６日９時すぎ　ジョラへ　私たちの先を行くポーターたち
担ぐ荷物は２５キロまで　総重量約１トンの荷物を
４０人以上でシェアする。毎朝ポーター頭の仕事は
ばね秤での計量と荷物のマッチング　結構大変そう

７日朝　ポーター長老はシンガーソンガーライター
石油缶(容量20Lｶｰｷ色)で上手にﾘｽﾞﾑをとり渋く唄います
丸木橋を渡るときなどサッとサポートしてくれました

８日夜パイユ　ポーターが大集合　谷間には詩・踊りが響く
我らのグループは歌・ダンス・相撲などを披露
（相撲ではハプニング事故がありましたが・・・・）
時には馬の鳴き声、ロバのうめき声が響く加わることも

１０日早朝コボルツェへ
いよいよバルトロ氷河だ　今日もキッチンセットが先行
５００ｍの標高差も難なく速足で進む　マシンの差は歴然
我らは一歩ずつゆっくりゆっくり足元を見つめて・・・

１１日１１時ころウルドゥカス
谷に大きく突き出した岩の上で寛ぐ若きポーター
今日は３時間半ほどの行程　昼からゆっくりお休み
ただし高所での昼寝は厳禁　２０時以降の熟睡のために・・・

ウルドゥカスは高山植物の宝庫
イエローポピー、カラコルムアザミ(?)が咲き誇ります
軍のテントから４名の兵士が缶を持って出てきた
お花畑は絶好の水場でした。　これより上は植物はない

１１日夕べ石舞台　絶景を背景に今日も宴が始まった
Ｆ氏の即興は見事　ドジョウ掬いもお手のもの

お花畑の奥にはヒマラヤヒダ(カラコルムヒダかな?)山の名は不明
この辺りの地図を探しました　有りませんでした
パキスタン・インド・中国の国境は確定していません
カシミール地域です・・・あの兵士たちの優しい顔は???

１２日８時ゴレⅡに向けてバルトロ氷河を進む
正面はガッシャーブルムⅣ峰(7925m)、その右Ⅱ峰(8035m)、
右端Ⅰ峰(8068m)　絶好の展望日和　めったに拝むことができないⅠ峰　
思わず叫んでしまいました　目指すはコンコルディア(パリコンコルド広場
がその由来とか・・)

１２日１３時ころのゴレⅠ　巨大なセラック、マッシャーブルム(7821m)
を背にランチタイム　ここまでの行程は大変でした。ガイドのイリアスさん
は何度も立ち止まりルートを確認　予想以上に氷河が動いていたらしく　
ルートが大幅に変更　　氷河は生きている・・・・のでした。

１３日９時ころコンコルディアに向かう
ムスターグタワー(7273m)をバックに得意のポーズ
最高の天気でＫ２が拝めそうだ　標高は4500mを超えている・・・
思ったほど高山病の影響はない。ちょっぴり自信を深める