2021/10/30 - 2021/10/30
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tangentさん
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トランジット観光――コロナ前の時代であれば、上海や仁川などハブ空港で国際線乗り継ぎの待ち時間を利用して、空港の外に観光に出る場面を想像するでしょう。でも、国内線でもトランジット観光はできるのです!東京から札幌に出かける旅程が思いがけず三沢乗り継ぎになり、約3時間の乗り継ぎ時間を利用して三沢航空科学館に行ってきました。
三沢航空科学館は「乗り継ぎ時間になにしよう?」というところから今回初めて発見したスポットでしたが、科学館ということで物理学の視点からの展示やアトラクションも多かったです。もちろん機体の展示なども充実しており、自然科学や航空関連の話題が好きな私としては、大いに楽しめるミュージアムでした。
加えて、羽田→三沢の飛行機が国際線機材だったこと、三沢→丘珠は初めてのプロペラ機搭乗でしたが秋の北海道を機窓から感じられる素晴らしいフライトだったことも、印象深い思い出となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JALグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- じゃらん
-
どうしてこんな旅程になったのか……じゃらんパックというダイナミックパッケージで週末札幌旅行を申し込もうとしたところ、予約のタイミング的に土曜朝の新千歳行きの便がべらぼうに(笑)高騰してしまっており、とても選ぶ気にはなれませんでした。
何とかならないかと色々調べまくった結果、お昼過ぎに千歳に着くルートと丘珠に着くルートが共に値段的に最適解という状況とわかりました。最終目的地は札幌だし、それならおもしろそうだからと丘珠ルートにしてみたのです。 -
まずは羽田空港からJAL153便で青森県の三沢空港に向かいます。沖止めでしたが、乗り込む際に駐機場から富士山が綺麗に見えました!
国際線機材のB737-800型機です。羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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クラスJはビジネスクラスシートのJAL SKYLUXEになっています。ビジネスクラスの椅子に座りたくて、当日アップグレードを目指しましたが、残念ながら満席でかないませんでした。
国際線機材の間合い運用のために国内線クラスJがビジネスクラスシートになるというのは、かつては成田空港ユーザ―等の間で知る人ぞ知るっていう話だったように思いますが。今や公式が大っぴらにアピールしているものですから、国際線機材運航のクラスJはいつも満席ですね……。始めからクラスJで予約を取らないと、なかなか座るのは難しい印象です。 -
自席の普通席(国際線エコノミークラスのシート)に着きます。非常口座席を指定できたので、足元は広めです(^_^)
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国際線機材ということで普通席でもモニター付きです。が、何も映りませんでした……それでも、国際線雰囲気を味わえるだけでも私の心はワクワクします!(笑)
大格安航空券時代が一転、突如として外国旅行が閉ざされてしまった時局への悲しさとか、前に国際線に乗ったときの新鮮な気持ちとか、せめてまねごとでも……なんて言ってるとどんどん闇落ちしそうですが(苦笑)。ともあれともあれ、国際線に乗って海外に行きたい気分を感じつつも、1時間強の久しぶりのフライトを楽しみました。 -
三沢空港に着陸!三沢空港は航空自衛隊の基地を民間でも共用しているという形態なので、着陸からスポットインするまでの間にいくつも防衛用の航空機が停まっているのを目にしました。
ちなみに、保安検査の係員も航空自衛官だったり、地上走行中の飛行機が通過するときには(私の搭乗しているような民間機であっても)警備担当の自衛官の方が凛々しく敬礼をしたりするなど、印象深い飛行場でした。三沢空港 空港
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今回のトランジット観光の目当ては「三沢航空科学館」。空港から4キロほどあるので、歩くのはさすがに時間のロスが大きいです。無料バスが運行しているのですが、あいにく私が到着ロビーに降りてきたタイミングではすでにバスが行ってしまった後だったので、やむなくタクシーで行くことにしました。
タクシー代金は1500円くらい。スムーズに移動することができたのは良かったです。 -
到着!ガラス張りで開放感のある、立派な建物です。
時間も限られているので、入場券を買ってさっそく入館します。青森県立三沢航空科学館 美術館・博物館
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科学館の目玉展示のひとつが「ミス・ビードル号」。昭和初期に日本から北米大陸まで無着陸で直行飛行を成し遂げたという飛行機の出発地が、ここ三沢の淋代海岸だったということです。
途中でトラブルがあってギアを切り捨てたとか、そのため最後は胴体着陸をしたとか、今日の航空機オペレーションからするとまったく驚愕的な冒険だったみたいです。こうした先人たちの積み重ねの上に今日の航空安全があるのかな、などと再認識し、感慨深くも思いました。 -
ミス・ビードル号に出迎えられた、格納庫を模した展示スペースをさらに進むと、開放感あふれるメインフロアに機体がずらりと並んでいます。
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日本エアコミューターのYS-11。間近で見上げると、やっぱり飛行機って大きいです。
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機内見学は休止となっていました。YS11の機内がどんなものか気になったので残念でしたが、やむを得ないですね。
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フライトシミュレーターでは、小型機の離着陸を行うという設定で初級・中級・上級のどれかを選んでプレイすることができます。スタッフの方が操縦の仕方を近くで教えてくれるので、初めてでも大丈夫。
最近、航空無線通信に興味を持っていることもあって、ディスプレイ上の無線関係の計器が気になりました。 -
シミュレータをはじめとするアトラクションは整理券制。とはいえ、空いていれば発券後すぐに楽しむことができます。
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一昔前の飛行機のコクピットには、今風の液晶ディスプレイなどはなく、アナログ式の計器がずらりと並んでいます。
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航空機の展示を見ているだけでもテンションが上がってきますが、個人的には「科学ゾーン」もおすすめです。
飛行を取り巻く物理現象や航空宇宙工学についての話題を、非専門家でもわかりやすく体感することができます。 -
これは空気の力で床を押し上げて浮遊する、みたいなアトラクションだったと思います。
10月末に訪れたからでしょう、コウモリやカボチャのシールでハロウィンラッピングがされてますね。 -
屋内の展示物だけでも見所いっぱいなのですが、広い庭に軍用機をはじめとする多くの航空機が展示されている屋外も圧巻です。
私は、屋内をゆっくり見物しすぎて帰りの時間が迫ってきてしまったので、手早く見て回りました(^_^;) -
いくつかの機体ではコックピットが開放されていて、中に座ってみることもできますよ。
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イチオシ
青空、ガラス張りの科学館、そしてずらりと並んだ飛行機たち。
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帰りの時間が近づいてきました。2時間強の滞在で、最後はちょっと駆け足でしたが一通り見て回ることができ、航空科学をいっぱい感じられたので、とても充実感がありました!
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復路は、三沢空港・三沢駅方面への無料バスで空港まで戻りました。
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さてさて、次のフライトの時間です。丘珠行きのJAL2816便は、北海道エアシステム(HAC)の運航で、私にとっては初体験の航空会社。HACは主に北海道内の路線をたくさん持っていますが、唯一本州に就航しているのが今回乗る丘珠―三沢線になります。
三沢空港 空港
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ジェット機への乗降にはボーディングブリッジを使う一方、丘珠行きはプロペラ機でブリッジをくっつけられないということで、乗客は階段を下りて駐機場へと誘導されることとなります。
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機材はATR42-600型機。座席が50弱しかない小型の機体ですが、最新鋭の立派な機器を備えているということです。
初めてのプロペラ機、わくわく! -
機内のコンフィグレーションは2-2となっていて、これだけ見ると高速バスか特急電車みたいな感じかな。
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シートポケットにはHACスタッフの方々が編集した航路上の見どころガイドが、北の大地の可愛い動物の挿絵とともに。空の旅が楽しくなります(^_^)
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機内でもらえたキャンディ。同封されている紙の裏側には、CAさんのメッセージが印刷されていました。
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今回はあえて翼の真下のシートを選択。というのも、ATR42は高翼機なので、翼の下でも外の景色が良く見えるうえ、景色に加えてプロペラの動きを細かく観察できるのはなかなか面白いだろうと思ったからです。
プロペラが回転をはじめ、いよいよテイクオフ!
誘導路走行中には再び自衛官の敬礼をいただきました。 -
プロペラ機はあまり高度を上げないで巡航するので、天気のいい日は景色がとてもきれいに見えます。
しかも、この路線は津軽海峡・函館・洞爺湖といった見どころがよーく見えるような航路を取ってくれるので、機窓は非常に見ごたえがありました! -
津軽海峡を渡って青森県から北海道へ。函館山と函館市街地が迫ってきます。
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さらに進むと、紅葉で有名な大沼公園、北海道駒ケ岳がやってきます。シーズン的にもばっちり秋色に彩られた大地の様子が、空からだとよくわかりますね。
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噴火湾を一望して、室蘭の白鳥大橋を通過。ここからいよいよ北海道上陸です!
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そして私が一番楽しみにしていた、洞爺湖と羊蹄山のツーショットが姿を現しました!
10月末だと、北海道といえどもさすがにまだ市中で雪景色という感じではありませんが、標高1898メートルの羊蹄山は見事に雪をかぶっていました。
(羊蹄山の初冠雪は例年10月頭くらいとのこと) -
イチオシ
蝦夷富士とも称される羊蹄山、富士の名の通り実に優美な一座です。
私が羊蹄山の存在を初めて知ったきっかけは、大昔に東京・お台場にある船の科学館で展示されていた青函連絡船羊蹄丸でした。その後ニセコのスキー場で本物の羊蹄山を目にすることになり、美しい山容に心惹かれたものです。そんな羊蹄山に、今日は空から会うことができました。 -
プロペラ機といえども飛行機はやっぱり速いです。
さっきまで太平洋を見ていたのに、うってかわって景色は石狩湾(日本海)となり、旋回して丘珠空港への着陸態勢に入ります。 -
秋めく石狩市の風景。
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次第に建物が多くなってきて、札幌市街地がずんずん近づいてきて。
飛行機のシルエットが地上に落ちている様子を見るとおもしろかったです。 -
丘珠空港に着陸!
丘珠空港は陸上自衛隊の運営する飛行場なので、「空自運営の三沢空港から、陸自運営の丘珠空港へ」というフライトでした。素晴らしい機窓も楽しめて、三沢ー丘珠線は実に特色ある航路だと思います。丘珠空港 (札幌飛行場) 空港
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小さなターミナルビルですが、札幌で用事がある人にとっては新千歳よりも便利というところも丘珠空港のメリットです。
当初は何の変哲もなく羽田から新千歳に飛んで、快速エアポートで札幌に来ようと思っていたところが、偶然にも非常にエキサイティングな旅路となった今回の旅行。ツアーの航空券だと乗り継ぎ便が安くなるという、格安航空券的な宝探し感を国内旅行でも味わえたのは振り返ってみると楽しくもありました。
狙ってこの経路をお得に利用するのは難しいと思いますが、皆さんも機会があれば一度体験してみてはいかがでしょうか。
三沢乗り継ぎで札幌行き、けっこうハマります!
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