コロナ・ストレスもマックス。それでも続ける今年の旅　8 (完). 宇部

2021/11/27 - 2021/11/27

もともとは、鹿児島で、数カ所に滞在する予定だったのですが、ドライブを短い目にする、という方針を決めてから、ちょっときつい長距離ドライブになっていた、指宿とか、宮崎とかを外して、鹿児島からの帰路に、1日あたりの移動を短くするために、立ち寄りスポットを増やすことにしました。

あまりじっくり考えずに選んだ、帰路の宇部。
3泊もして、何するんやろかと悩みながら、ホテルを予約しました。

今回の予約を決めるパターンは、「居心地良さそうなツインのあるホテル」そして、「駐車場争奪戦に巻き込まれずに済む、ゆったり広い目の駐車場があるホテル」という条件で、ホテルを決めます。

楽天トラベルの予約サイトが気に入っている点の一つは、全てのホテルの「詳細情報」に、チェックイン・アウトの時間、キャンセル・ポリシー、部屋数、駐車場の台数などなどが、一目瞭然で、同じシステムで、わかりやすく書かれていることです。

部屋数と駐車場台数に差があって、しかも駅から遠い場合は、駐車場争奪戦が起きる可能性が高いので、必ず早い目に宿に着く必要性が生じます。
そして、ゆったりと駐車場が広い場合は、事前にホテルに「早く着いた時に、車だけとめておいても大丈夫ですか」と尋ねるのですが、「ぜんぜん問題ないですよ」と答えてくれるので、安心できます。

いつも早寝早起き、早い目の出立、昼過ぎには次の宿泊地に到着し、ゆっくりランチしたら、車を宿に入れて、町歩き・・・
このリズムだと、ランチのあとに満腹になって眠気に襲われる、という不安もなく、運転中の眠気なしで、宿に着けます。

グーグルマップの航空写真で、ホテルを見ると、駐車場のゆったり度が、よくわかります。駐車場が視認できないホテルの場合は、事前に問い合わせて、「自走式青空駐車場なのか、機械式のタワーのような駐車場なのか」を確認します。

一人旅で荷物が多い私は、過去に数回、機械式の駐車場に出くわして、えらい苦労したので、今は徹底的に避けています。それゆえ、東横インとか、ドーミーインとか、機械式駐車場をよく利用しているようなホテルは、避けております。

宇部という町が、どんな町か、ほとんど予備知識がなかったのですが、空港が近いために、ANA系のホテルがあり、霧島市の京セラホテルみたいに、居心地が良かったです。

時間的余裕のありそうな町では、事前に、フレンチレストランを検索したりするのですが、この宇部という町には、食べてみたいと思うレストランが、ゴロゴロ出てきました。
その中の二つを予約しました。

ホテルで、町の地図をいただいたら、町のアートとして、あちこちにオブジェがあるようで、その一覧表がスタンプラリーのように記されていて、それらを見つけながらの散歩はめっぽう気に入りました。

町の一番の有名どころは、常盤公園という大きな湖のある公園ですが、確かに良さそうで、その遊歩道を歩きました。


昨年の九州旅行は、2ヶ月かけて23の町に泊まり、合計5000キロを走りました。今回は、そのミニ版で、1ヶ月で、11の町に泊まり、合計3000キロの旅でした。11のうち、3ヶ所は、移動途中に一泊だけした、大牟田、宮島口、津山です。

反省点としては、旅程を作るときに、旅したい意欲が低かったため、去年と、似たような行程で走り、また、天気は去年ほども良くなかったので、感動指数も低いままでした。

やっぱり、もっと、丁寧に、行きたいところを探しまくって、ワクワクしながら旅しないと、「旅」に申し訳ないな、と反省してます。

今回は、出発直前にめまいに襲われて、入眠剤をやめて、そんな中で、無事にドライブできるかなと、ちょっと心配でしたが、毎日1万歩は歩いて、肩を回す運動もせっせとして、五十肩も回復しつつあり、睡眠も元に戻り、身体を整えつつの「健康旅」でした。

無事に、帰着してみると、いつも、感謝感謝の気持ちに満たされます。
世界はまた、オミクロンという変異株に騒いでますが、そこはいつも前向きにとらえて、来年の春には、なんとかヨーロッパに行けるようにと、切に切に願い続けて、今年の旅を終えたいと思います。

エリア 宇部・小野田(山口)

こんなオブジェが、町のあちこちにありました。
写真を撮りながらの散歩は、なかなか楽しかったです。

ホテルから、5分ほどで、宇部新川駅に出ます。

駅前のバスセンター。

川沿の道が公園になっていて、気持ちのいい散歩道を提供してくれてます。

フレンチではない店も、看板とか、店の名前もどこかオシャレなんですよね。
居酒屋の「居」が、イタリアの「伊」になっていて、店の名前はイタリア語。
町のあちこちに、ちょっとオシャレなネーミングの店がちょこちょこあり、町歩きに花を添えてくれました

大きなホテルだと思っていたら、建物の半分は、宇部興産の建物でした。

最初に気づいたオブジェ。
大阪の御堂筋にも、たくさんあるのですが、地図とかで確認したことはなかったです。宇部のは、楽しい地図にまとめてるところが、いいです。

窓からは、港が見えました。残念ながら、海沿いの散歩道とかは見つけられませんでした。窓辺のソファの、使い心地もよく、オットマン(足置き)があるのも心憎い配慮でした。

１軒目のフレンチ。
シェフ一人で、3組のお客の料理を作り、給仕をしてました。
これは、たい焼きのアミューズ。
ふかふかの生地が美味しい

赤パプリカのムース

カヌレも、中はしっとりふっくらしてました。

この日は、乗り鉄して遊んで、帰りはしっかり暗くなりました。
と、駅前のバス乗り場に、妙なバスがありました。

駅からの大通りは、イルミネーションをしてました

最後の日は、常盤公園の遊歩道を歩きました。
一周、5.7キロとのことですが、途中で、道路に出たので、そこから引き返して、同じ道を歩きました。
快晴だったので、景色が抜群

池の畔の木々が、赤く色づいていて、空の青さと対比して美しかったです。

翌日は、少しカジュアルな店でランチ。
前菜は、野菜中心

魚も肉も、2種類の魚や肉で、お腹いっぱいになりました。

ル・マルカッサンという名前は、フランス語で、子供のイノシシだそうです。
スペインやイタリアも、羊と子羊、牛と子牛を全く違うものとして、それぞれに単語がありますが、フランス語はイノシシの肉も、大人と子供を分けているんですね。
一つ、新しい単語を覚えました。
店の看板の、子イノシシの煮込み料理と、牛肉のグリル。

帰路の立ち寄りスポットとして、津山も大好きですが、宇部も、活用していこうと思いました。