カルスト台地を歩く秋吉台ハイキングと秋芳洞を冒険

2019/09/20 - 2019/09/20

　秋吉台の風景をバスの中から見たことがある。人々の関心は「カルスト台地」よりも「秋芳洞」に集まりがちです。今回の旅は秋芳洞にも入りましたが、雄大なカルスト台地を再認識という旅です。

　広大な秋吉台には五つのトレッキングコースが設定されていました。
1.大正洞コース　2.長者ヶ森1コース　3.長者ヶ森2コース　4.カルスト展望台　　　　　　
　コース　5.秋吉台家族旅行村コース
　
　短時間で秋吉台の真髄を味わえる約2時間のトレッキングコース「長者ヶ森1コース」を歩いた旅行記です。

「長者ヶ森駐車場」⇒「北山」⇒「天然記念物碑」⇒「冠山」⇒「長者ヶ森」⇒「長者ヶ森駐車場」のコースです。

　秋吉台ハイキング後、秋芳洞へ向いました。秋芳洞黒谷入口から入り、出口まで歩きました。

　

エリア 秋吉台(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 徒歩

　「百枚皿（ひゃくまいざら）」は水の波紋の端の泡立つ部分に石灰分が沈積。波紋の縁の部分だけが、長い歳月の間に盛り上がって、皿状になったといわれています。

百枚皿 自然・景勝地

　この道はMine秋吉台ジオパーク・カルスト展望台を通り長者ヶ森駐車場方面へ行く道路です。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

　Mine秋吉台ジオパーク内にある「秋吉台国定公園」の案内板です。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

　Mine秋吉台ジオパーク内にある「動く大地の上に暮らすわたしたちーMine秋吉台ジオパークで体感する地球の歴史」の解説ありました。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

　「Mine秋吉台ジオパーク見どころマップ」です。Mine秋吉台ジオパーク（山口県美祢市）エリアとエリア内にある観光ポイントが記載されています。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

　Mine秋吉台ジオパークの駐車場です。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

　長者ヶ森駐車場で現地観光ガイドの皆様と待合せ、観光ガイドさんの案内で歩きました。

　写真の石碑は「秋吉台演習場跡」の説明碑文です。隆起した石灰岩は遮蔽物に、ドリーネは塹壕となり、軍事演習にはもってこいと言うことで軍隊に活用されたそうです。

長者ヶ森 自然・景勝地

　「秋吉台演習場跡」の説明碑文の廻りは草深い所でした。

長者ヶ森 自然・景勝地

　秋吉台の低い山々です。山肌には石灰岩が点在しています。

長者ヶ森 自然・景勝地

　下部に赤字で
【お願い】・事業を実施している区域には、入らないようにしてください。
　　　　　・歩道をご利用ください。
とありました。何の注意書きが全くわかりません。肝心な所ははげ意味がわかりません。

長者ヶ森 自然・景勝地

　秋吉台の眺望です。柵があり、入っていけないエリアです。

長者ヶ森 自然・景勝地

　山肌には無数の石灰岩です。秋吉台を満喫できます。

長者ヶ森 自然・景勝地

　ススキの穂が見え、秋の気配を感じました。

長者ヶ森 自然・景勝地

　大きな窪みです。窪みは石灰岩が分布する地域で頻繁に見られます。石灰岩は雨水や地下水によって化学的に溶けるため、ドリーネなどの窪地です。

長者ヶ森 自然・景勝地

　石灰岩に覆われた平べったい丘が「地獄台」です。

地獄台 自然・景勝地

　坂道を登っていくと、背の高い石碑が立っていました。昭和4年に立てられたこの石碑には『天然記念物 秋吉臺山ノ地獄臺』と彫られています。「臺」は「台」の旧字体です。

地獄台 自然・景勝地

　左「冠山」右「地獄台」の道標です。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　山肌にはカルスト地形固有の石灰岩が数多く見られます。これが「地獄台」の特徴です。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　この薄紫色の花は何という花でしょうか。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　ナンバンギセルに似た花です。ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物。 花言葉「物思い」 です。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　冠山山頂には石碑も立っています。石碑には「冠山　海抜三七七米」と刻まれていました。この表示方法から立てた時の時代を感じました。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　ここにも「冠山」の案内板が立っていました。案内板には「特別天然記念物秋吉台　秋吉台国定公園　冠山」とありました。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　標高377ｍの冠山山頂からの眺望です。頂上にベンチが置かれています。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　冠山山頂から廻りを見渡してみました。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　空を見上げれば、天高く秋の気配が漂っていました。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　冠山山頂からカルスト台地を見渡すと至る所に窪みがあります。
　窪みは石灰岩が分布する地域で頻繁に見られます。石灰岩は雨水や地下水によって化学的に溶けるため、ドリーネなどの窪地ができます。

秋吉台国定公園 自然・景勝地

　長者ヶ森駐車場より秋芳洞黒谷入口へ向いました。

　秋芳洞黒谷入口から秋芳洞の中に入り、「下りコース」を歩きます。ここは「3億年のタイムトンネル」という場所です。

秋芳洞 自然・景勝地

　「3億年のタイムトンネル」の中です。不思議な空間です。まさにタイムトンネルの中、時空を超え、黒谷口に入ります。

秋芳洞 自然・景勝地

　秋芳洞の「五月雨御殿（さみだれごてん）」という場所です。ここは一年中、五月雨のように地下水が流れ落ちていて、鍾乳石（しょうにゅうせき）や石筍（せきじゅん）が出来 ました。

秋芳洞 自然・景勝地

　「黄金柱」と呼ばれる巨大な石灰岩の柱です。

黄金柱 自然・景勝地

　黄金柱と呼ばれる巨大な石灰岩の柱を通りすぎると、鍾乳洞はやや狭いトンネル状の通路となります。トンネルを通りすぎると、ひらけた場所となり、左やや後方にこの「石灰華の滝」があります。

黄金柱 自然・景勝地

　「傘づくし（かさづくし）」と言われる場所です。

秋芳洞 自然・景勝地

　傘づくし（かさづくし）です。天井から無数の細い鍾乳石が垂れ下がり、まるで昔の傘屋の天井にぶら下げられていた傘のように見えることから名付けられました。ツララのように垂れた鍾乳石は微妙に大小があり、まるで大人や子供の傘がぶら下がっているようだ。中には折れているものもあり、断面を見ると、年輪状の模様が見えるものもある。傘づくしの下には「ライオン岩」とよばれる石筍があり、近くにはまるで天井を支えているように見える「大黒柱」がある。

秋芳洞 自然・景勝地

　秋芳洞を下る階段です。鍾乳洞の空間は非常に大きい。

秋芳洞 自然・景勝地

　手摺りのように見える所は通路です。

秋芳洞 自然・景勝地

　手摺りのように見える所は通路です。所々ライトが照らしています。

秋芳洞 自然・景勝地

　段丘の中腹から流れ出る水が、波紋の形に固まったものです。多くの皿を並べたような姿から百枚皿（ひゃくまいざら）と名付けられたが、実際は500以上ある、と言われています。

百枚皿 自然・景勝地

　鍾乳洞を流れる水が一気に出口に集まっているように感じました。

秋芳洞 自然・景勝地

　秋芳洞の出口です。凄い水量の水が流れ、迫力を感じました。

秋芳洞 自然・景勝地

　「特別天然記念物　秋芳洞」と「天然記念物　秋吉村瀧穴」の二つの石柱が路傍に立っていました。

秋芳洞 自然・景勝地

　秋芳洞商店街です。観光客は少なく閑散としていました。

　秋吉台、秋芳洞と巡り、充実した旅でした。

秋芳洞 自然・景勝地