武夷山 二日游・ 秋天 Day2

2021/11/13 - 2021/11/14

自然と文化、2つの分野で世界遺産に登録されている武夷山。雄大な峰々と美しい九曲渓、お茶文化に触れつつ日頃のストレスから解放される小旅行。2日目は九曲渓下りと天遊峰ハイキング。

エリア 武夷山(中国)

豆浆と油条から始まる武夷山の朝。8元。

晴れ予報だが霧が出ている様子。少し肌寒い。

ガイドに連れられ九曲渓下りの乗船ポイントへ。ガラガラでまた不安。

結局ほかの客を待って満席で出発。頼りない竹製の筏へ乗り込む。所要時間90分なのでトイレは忘れずに。

九曲渓景区 滝・河川・湖

足元は水が滲み出てくる。気を付けないとズブ濡れになる。

いざ出発。前後の船頭が棒一本で操る。全長9.5kmのいかだ下りである。

ところどころ急流もある。ただ、基本的には穏やかでスリルを求めるものではない。

分かりにくいが魚も多い。餌をやると大量に飛び付いてくる。

ハンバーガーと呼ばれる岩。昨日も聞いたような。

流れによっては岩肌ギリギリまで近づくことも。

後ほど見に行く予定の一線天の端っこらしい。

岩肌に赤字でいくつ目の曲線か掘り込まれている。ここは六曲。

顔のように見える岩。武夷山には99奇岩があると言われ、ガイドする船頭さんは覚えるのも大変そう。

親子の岩山。という説明だったと思う。

シドニーのオペラハウスに似た奇石。晴れてはきたが、やっぱりこの時期水の上は寒い。上着は必須やな。

大きな岩山が迫り来る様子には圧倒される。桂林やハロン湾のよう。桂林は行ったことないけど。

悲恋の伝説が残る玉女峰。随一の写真スポットでもある。青空がよく映える。

遠くに大王峰という大きな奇岩を眺める。

九曲渓下りも大詰めである。川の本流から離れ穏やかな流れの中を進む。外国人は一人であり、チップ請求は無かった。

宗街と呼ばれる宋代の街並みを再現した一帯。お土産物屋が並んでいる。

武夷宫の敷地中にある武夷春秋館。ガイドのミスで春秋館だけの見学になってしまった。

武夷宮 寺院・教会

古代の武夷山での暮らしを再現した立派なレリーフなどがある。

昼はガイドの奢り??で水餃子を食べる。周囲が農村のためか新鮮な野菜がたっぷり。

食後は天游峰景区へ。天気も良くて観光客も多い。遊歩道は秋の匂いがして気持ちが良い。

天游峰景区 自然･景勝地

ゲートをくぐって天游峰を登る。割と急勾配なので、しっかり踏ん張れるスニーカーかトレッキングシューズがベター。

天游峰の絶壁である雲窩(と呼ばれる名勝)を横目に山頂を目指す。

天女のシャワー(洗澡)と呼ばれる場所。切りたった岩の間からチョロチョロと水が流れている。ここで天游峰の頂上に登りたくないガイドと別れて一人行動へ。

頂上に向けては非常に勾配が激しい。ガイドにも不用意に写真は撮らないように言われていたが、その通りだと思う。

手すりを乗り越えて、映える写真を撮りたい人もいるのだろう。後ろが崖の場所は、危険を示す目印が置かれている。

ガイドと別れてから30分もかからず登りきった。最初に目に飛び込むのは天游の碑。

最も美しいとされる天游峰の頂上からの眺め。山を登りきった後なのでかなり暑い。

天游閣と呼ばれる御堂を中心に、小吃やお土産を買える売店が並ぶ広場がある。

登った道とは別の道で下山。急勾配ではなく歩きやすい道が整備されているが、その分距離は長め。

雲窩の麓に到着。下から見上げると押しつぶされそうな気持ちになる。

烏龍茶味のソフトクリーム。20元。観光地価格で少し高い気がするが、香り高くて美味しい。

朱子学を広めたとされる朱熹の生い立ちや学問の考え方が学べる朱熹記念館。紫陽書院の遺跡とされる。

朱熹が講義をしている様子を再現した仁智堂。学生気分で記念撮影もできる。

当時の紫陽書院の遺構も一部残され保存されている。

2021年3月に習近平さんが武夷山を訪れたよう。この場所にも視察で立ち寄ったとのこで、感慨深い。

朱熹をデフォルメしたポストが置かれている。最近の中国はなかなかユーモアあるね。

一線天は最も狭いところで30cm。ふとっちょさんは通るべからず。閉所恐怖症の人もダメやね。

一線天景区 山・渓谷

シロコウモリの住処にもなっていて、糞の臭いがするということだが、あんまり感じない。

これが一線天の由来。岩と岩の間から覗く空の光が一本線のように見える。

右回りで抜けることを選んだが、本当に狭い。閉所恐怖症じゃなくても若干不安を感じるレベル。

一線天を抜けたところには野生の猿が生息する森がある。野生なので近くまで寄ってくる。

猿担当のような人がいて、パチンコで猿を威嚇。人を襲わないようにしているのかな?

神仙樓閣と呼ばれる場所。たくさんの仙人が住まうとされるボコボコの山肌。

武夷山北駅に向かうバスに乗る。往路と同じく、だいたい40分程度揺られる。

来たときは閑古鳥だった駅も夕方近くは便も多いのでそれなりに握わっている。

結局、駅構内のお茶専門店で大红袍のお茶を買った。100元の価値があるのか分かりませんが、お茶推しの2日間を楽しんだ記念やね。