"一人温泉良いよね"と思い始めた私。どこか良いお宿は無いかしらと考えているものの人気のある温泉旅館て"お一人様はちょっと…"ていう所が多いのよ。しかも、私みたいに土・日しか行けませんていう人は余計なんです(涙)。そんな時にJTBでお一人様用の旅館と列車がセットになったパンフレットを発見。個人で行けないなら大手旅行社のお力をお借りしようとパンフを手に取ってみたものの、どの旅館も、お値段、料理、行先と決め手に欠ける。"う～ん"て頭を悩ませていたら金毘羅温泉・敷島館のページで父母ヶ浜へバスで行くオプショナルツアーを発見。父母ヶ浜には機会があれば行ってみたかったので、コレが決め手となり金毘羅温泉・敷島館に行先が決定しました。<br /><br />行程:讃岐うどんのランチ→「金毘羅さん」→酒蔵「金陵の郷」→「父母ヶ浜」 →金毘羅温泉「敷島館」

香川どうでしょ! 全然映えない父母ヶ浜編

15いいね！

2021/11/06 - 2021/11/07

308位(同エリア927件中)

エリア

琴平・金刀比羅宮周辺(香川)

旅行の満足度: 3.5

岡山から「アンパンマン電車」に乗車。アンパンマンマーチが流れ、アンパンマンのご挨拶もある。・・・オバサンの心には響かない。
"心に響かない"と言いながらアンパンマンの写真は撮っとく(笑)。
「金毘羅駅」に到着。途中、児島を出てからの瀬戸内の島々の風景が綺麗だった。
先ず「讃岐うどん」。

昔、会社の同僚と「旅先で"ご当地うどん"と"ご当地ラーメン"どっちを食べるか」と議論になった。多くの同僚は"どっちでもいいわ"という反応でしたが、超絶ラーメン派の私は"絶対ラーメンだ"と強く主張した。でも私は結局、超絶うどん派の同僚に負けた。敗因は以下の発言によるもの。"私はどこに行ってもラーメンを食べる。但し一つの県だけは例外だ。香川県に行った時だけはうどんを食べる。"　この"香川県でうどん食べる発言"が超絶うどん派に勝利をもたらした(悔)。

そして今、私は香川に居る。だから、うどん食べます。有言実行。どこぞの政治家とは違うわい。
金毘羅さんの参道は昔ながらの建物が多く"金毘羅詣で"の雰囲気を盛り上げる。名前は忘れたけど可愛い御朱印帳を売ってるお店があったなぁ。御朱印帳も今は色んな種類が増えたね。買おうかと思ったけど、最近購入したばかりなので今回は諦めました。
有名な金毘羅さんの階段は御本宮まで785段。もう何回もお参りしてるし、今回は膝も痛めてるし、もうイイかなぁと思ったのですが、今まで御朱印貰ってなかったのよねぇ。御朱印欲しさだけにお参りすることにしました。785段上るのかぁ～(汗)と思ったけど、結局、私、ズルしました。途中の「大門」(365段)まで片道700円の「こんぴら参拝登山シャトル」を利用。最初は往復で予約していたけど、シャトルを利用したとしても「大門」から「御本宮」までの残り420段は自分で歩くのかと思ったら急に700円が惜しくなり、帰りは自力で降りる事にしました。まだ60手前の歳なんだから自分で歩けよって声も聞こえそうですが、お金で体力と時間を買ったワケです。たった700円の話ですけど(笑)。でも、たった700円の話なんですけど、この運行会社がとても丁寧で、わざわざ前日に確認の電話を入れてくれて時間や乗り場について丁寧に説明してくれた。「大門」までの車内でも「金丸座」(休館中)の説明もしてくれたりと、なんだか700円しか払わないのが申し訳ない気持ちになりました。
「旭社」

御本宮まで残り157段。「大門」から270段程上がった所。既にバテバテ。頑張れ、私の膝!
「御本宮」
御本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇。農業・殖産・医薬・海上守護の神として仰がれています。

御本宮で、やたら息子を怒鳴りつけているお母さんがいた。何があったか知らないが神様の前で怒鳴っちゃダメだよ。
「展望台」から。一際目立つ擂り鉢をひっくり返したような綺麗な形の山は「讃岐富士」。
途中にいた白馬。凄い筋肉。筋が浮き出ている。ご飯中だったようで顔は上げてくれなかった。そりゃそうだね、行きずりの観光客に愛想なんて振らないよね。

こちらのお馬さんは触り放題。オカッパ頭がキュート。
帰りに馬舎の前を通ったら食後の運動中でした。
なぜか像の象も・・・うん? 象の像? どっちででもイイヤ(笑)。
785段上って(ホントはズルして420段)手に入れた御朱印。
金毘羅さんの参道沿いにある蔵元「金陵」さんの資料館。ミュージアムショップも併設。資料館は見学無料。試飲もできる。
資料館では人形を使った展示有り。
そしてお宿到着。部屋までは自分で行くシステム。廊下は畳敷き。スリッパを履かずに、そのまま歩きます。現在15時。父母ヶ浜への出発時間は16時。15時40分ぐらいに宿を出れば集合場所まで充分に間に合う距離。部屋で一休みしますか。
部屋の扉を開けてびっくり。狭っ!
息が詰まりそうで思わず窓を開けた(笑)。ビジネスホテルチェーンの共立リゾートが運営するだけに温泉旅館とは言え部屋のサイズもビジホ並み。

実はJTBに申込に行った時にパンフレットのプランは満杯で"諦めます"と帰ろうとしたら受付の女性スタッフが熱心に色々と提案をしてくれた。結果、敷島館で一番安い部屋と父母ヶ浜までのバスツアーをJTBで予約してもらうことになった。個人手配となったため手配料が必要となり、"だったら自分で予約するわ"とも思ったけど、スタッフが時間と手間をかけ、あれこれプランを考えてくれたので、その御礼と考え、そのままJTBで予約しました。でも、こんなに狭い部屋だったとは・・・(笑)。
お着き菓子は二種。お茶など入れてゆっくりお菓子を頂こうとしたら、ここであることが判明。16時だと思っていたオプショナルの集合時間が、なんと15時25分だったのです!

申込をしたのが10月。確かに10月時点での集合時間は16時でした。でも、今は11月。11月から集合時間が15時25分に変更になっていたのです。ツアーの時間が日没に合わせてあるので、こういう事が起きるのですね。
お饅頭を食べながらスケジュールを確認しようと思い、JTBで渡されたスケジュール表を開いた私エラい!! うん? エラいのか? お前がドジッたんだろ?　JTBのお姉さんは、ちゃんとスケジュール表の集合時間にピンクのマーカー入れてくれていたぞ。でも今そんなことはどうでもいいです。とにかく慌ててお饅頭をお茶で流し込み一息つく間も無く部屋を飛び出しました。
集合場所の旅館まで10分位。競歩の選手並みの早歩き。名物「灸まん」のお店に誘惑されることも無く、ただ、ちゃんと写真だけは撮っておく(笑)。

いきなり「父母ヶ浜」の写真ですが。無事に出発時間には間に合いました。でも、この日は天気が悪いとかで、バスの運転手さん曰く"今日は夕焼けは出ずに真っ暗になるでしょうね"。到着前に出た敗北宣言。
天気は悪くても人はいっぱい。他人が写り込まないように写真を撮るのも中々大変です。ウユニ湖は遠いけど日本のウユニ湖も、けして近くは無かった。
「父母ヶ浜」ね、オシャレなカフェが並んでてて素敵な場所だった。近所に住んでたら月に一回は行く(毎週じゃないのかよ!)。

<父母ヶ浜>
約1km のロングビーチの海水浴場。潮が引いた干潮時の夕暮れには"ウユニ塩湖"のような写真が撮れるとSNSで話題になり一躍人気観光地に。2018 年には "じゃらん"の「夕日絶景ランキング」で全国1位に選ばれた。写真を撮るなら風のない干潮時がオススメ。
全然映える写真も撮れないし、綺麗な夕焼けも出そうにないから、ウェディング写真を撮るカメラマンの奮闘ぶりを写しとく。
お宿到着18時ぐらい。金毘羅さんの参道は、この時間に人の姿無し。真夜中かと思える程。ライトアップされた敷島館。

「敷島館」は元は1644年から営まれていた旅籠。かつて国の登録有形文化財に指定されていた。坂本龍馬や高杉晋作も止まったんだって。新しく改装はしたんだろうけど昔の風情を残した佇まいです。
夕食は8時から食事処で。お手頃価格の旅館なので食事の内容も豪華という訳ではありませんが少食の私にはコレぐらいで充分。
地元の日本酒を頂きたかったのですが、お昼に宿の隣の「金陵の郷」で何種類か頂いたので飲み物はスパークリングワインにしました。
焼物　鮑バター焼き・甘鯛幽庵焼き。
甘味　冷し汁粉・塩豆大福。
水菓子　洋ナシジュレ・巨峰・林檎。

全体の感想:もう少し四国らしい食材が欲しい。
食事が済んだら浴衣に着替えて温泉！浴衣は好みのデザインが選べます。今宵、私が選んだ浴衣、椿の柄です。

9時ぐらいに大浴場に行ったら貸切風呂は長蛇の列。100室の客室に対して貸切風呂は4つ、そりゃ時間帯によっては、そうなるわな。予想通りだったので、そのまま大浴場へ。そしたらコッチは先客が一人のみ。露天風呂エリアは、ほぼ貸切状態。皆、大浴場の方に来れば良いのに。

11時過ぎに行ったら空いていた貸切風呂<竹>。気兼ねなくお湯をザバザバ使いました。
翌朝８時頃、すべての貸切風呂が空いていた。<陶>と<岩>に入りました。貧血気味の私は長湯は出来ませんので2つも回れば充分です。
長湯が出来ないのに温泉に入っても楽しめないのでは? ノンノンノン、長湯は出来なくとも、あの湯舟に浸かった瞬間の"ウォ～"っていう醍醐味、その一瞬がサイコーなんです! 日本人で良かったと思う瞬間。