2021年 秋の信州・蓼科（１）蓼科の湖巡り

2021/10/12 - 2021/10/13

信州、秋の旅の第2弾は蓼科。10月11日～16日の5泊6日、広大な敷地と数多くの施設を持つ蓼科Tホテルに滞在した。今回はJTBの添乗員付きのツアー、全行程自由行動の内容で往復便以外は、ホテル手配のレンタカーで自由にハイキングを楽しんだ。
ハイキング1日目と2日目は曇りと小雨の天気でハイキングはあきらめて、周辺の湖をめぐることにした。

エリア 茅野(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: その他
• 利用旅行会社: JTB

滞在した蓼科Tホテル、多くの木立に囲まれたリゾート感一杯の雰囲気が見事だった。ホテルと併せてコテージ、ハーヴェスト、アネックス、ヴァケーションズ、各種レストラン、ゴルフコース、スキー場などをもつ巨大な施設群だ。ビーナスラインから分岐してホテルまでは車でも10分掛かる。

部屋からは木立の向こうにからまつ池があり、散策コースも多い。

12日はこの池の周りを散策した後、周辺の湖巡りに出かけた。

まずは女神湖、車で40分ほど走って到着。曇天ながら見通しは悪くない。水鳥の一群が泳いでいく様子がきれいだった。

女神湖から15分で白樺湖に着く。こちらは女神湖に比べて賑やかて規模も大きい。ホテル、別荘がたくさん並ぶ一大リゾートスポットのようだ。

13日も曇りの小雨、御射鹿池へ出かける。車で40分走って到着、立派な駐車場には先着の1台だけが来ている。ガスが多くて何も見えない、ここは道路から手すり越しに500mほど歩いてみるだけだ。周辺の散策や湖の一周はできない。帰ろうと車に戻りナビを確認しているとガスがやや薄くなってきたので、もう一度見に行く。

今まで見えていなかった対岸の様子が見えてきた。どこまでよくなるのか、期待と不安で少し待ってみる。

やや見通しが良くなってくる。

対岸の景色が見えるようになったが、うすいガスのため色彩感は乏しい。

空が明るくなってきて、緑や黄色の色彩が出てきた。湖面に映る木々も鮮やかになってくる。

湖全体が見渡せるようになってきた、待つこと15分でかなり改善してきたようだ。先客はすでに帰路についたようで我が家だけの貸し切りだ。

色付く対岸の樹木、湖面の反映も美しくなる。

500mの景観地帯を数回往復して写真をたくさん撮る。背後のカラマツ群が競い合っているようで興味深い。

そのカラマツの群生を眺める。東山魁夷の世界だ。

全体の眺め。手前の木々から覗く湖面と対岸の様相は幻想的だ。

湖の左端の様子。手前の枝先の向こうに見える色んな色彩が繊細でその調和に魅かれる。

背後のカラマツの淡い色彩とすぐ前の緑の対比が素敵だ。

この湖の代表的な眺めだろう。木々の柔和で繊細な形と色、湖面の揺らぎによ幻想的な配置は自然の技の素晴らしさだろう。

同じくもう一枚。右手のツタの紅葉の紅さが印象的だった。

東山魁夷の代表作の一つ「緑響く」はこの御射鹿湖を描いたものと聞いた。『白い馬 はピアノの旋律で、木々の繁る背景はオーケストラです』と解説されている。

最後にもう一枚。iPhoneで撮ったもの、カメラ機能は大変良くなったと思う。

御射鹿池のあとメルヘン街道～ビーナスラインを経てホテルへ戻った。ホテルのラウンジは大きな暖炉があって寛ぎの空間を演出している。

暖炉には実際の薪が燃えているので、じっと眺めていても時間の経つのを忘れるようだ。
こうして12，13日の湖巡りは終わったのです。
14，15日は晴れの予想、期待して眠ろう。