2021/10/19 - 2021/10/19
608位(同エリア1327件中)
テクテクさん
オリパラの展示飛行もニュースを追う程度の熱量だったのに、偶然見たボントンロールの動画からちょっとだけブルーインパルスにはまりました。
コロナのワクチン接種も終わりましたが、松島基地まで見に行く勇気はまだありません…。県またぎしないで行ける場所に浜松広報館エアーパークなるものがあるのを知り、飛ばないブルーインパルスでも良いから見たい!と行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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同じ県と言っても神奈川の方がはるかに近いところに住んでいるので、浜松はほとんど他県…。
東京に行くより高い新幹線と、浜松駅10:02発のバスを乗り継いでやってきました(10:35頃到着)。
平日に行ったこともあり、バスは私たち以外途中のオートレース場までに全員降りてしまいました。エアーパークまで直通のバスは1本しかないので、来場者のほとんどは車で来るようです。
写真は駐車場にある初代ブルーインパルスF-86F。エアーパーク(航空自衛隊浜松広報館) 美術館・博物館
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建物は2つ、展示資料館と展示格納庫です。
一部、外にも展示されている飛行機などがあります。
案内図だと入り口が3カ所あるように見えますが、現在はコロナ対策のため、展示格納庫との間側の展示資料館入り口のみのようです。
そこから入ると係員がいて、アルコール消毒、名前(カタカナで良い)を全員分と代表者の連絡先を記入、検温となります。
それが済むと展示への入り口を通れるのですが、11:30からの全天周シアターに空きがあったようで利用するか声を掛けていただきました。
せっかくなので見ることにしたのですが、シアターは資料館の2階で、館内は一方通行なので時間配分を考えて2階で留まるか、格納庫まで見てからまた資料館に戻って入り直す必要があります(床を見ながら「再入場」の方を通れば同じ手順を踏まずにまた入れます)。
係員が監視している訳ではないし、実際知ってか知らずか逆走している人もいたので、気にしない人はしないのかもしれませんが。 -
入場するとまず目に入るモニター。
ブルーインパルスからアクロバット飛行に興味を持ったばかりで、自衛隊も戦闘機もよく知らない私にはすべてが新鮮。 -
航空自衛隊についてのパネルが多数あります。
この飛行機がF-2なのはなんとかわかる超初心者レベル(笑) -
ちゃんと読みたいけど、じっくり読んでいると相当時間がかかります。
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F-2の試作機について。
量産機では迷彩塗装ですが、試作機は白がベースになってるみたいでこちらの方が好き。 -
ブルーインパルスでも使用されているT-4練習機の試作XT-4の模型。
木型も使うんですね。 -
アクロバット飛行に興味はあるけど、戦闘機には興味ないんだよな~、何かスマートじゃないしと思っていたのに、最近はかっこよく見えてきたから自分が怖い。
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F-2のモックアップ。
以前は白ベースに赤の試作1号機の塗装だったようですが、リペイントされて量産機バージョンになったらしいです。
これもかっこいいけど、ちょっと残念。 -
F-2もそうですが、少し前まで日本製戦闘機があるのを知らなかった…
アメリカから買わされてるだけかと思っていました。 -
中身が見えます。
やはり複雑な構造ですね。 -
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だいぶ端折っていますが、展示物は他にもあります。
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2階に来ました。
航空機の模型が並んでいます。
一番手前にブルーインパルスが6機。 -
私でもわかる戦闘機や練習機もあります。
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輸送機や警戒機(写ってないけど)もありました。
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搭乗員装備品なども展示されています。
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搭載武器。
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「持つな」(笑)
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ラインメタル対空20ミリ2連砲。
こういうのはまだ興味がわきません(笑) -
自衛官の制服や階級の説明などもありました。
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写真を撮っていませんが、このあと2階にある全天周シアターで『強い翼』という映像を見ました。
丸い天井に映る戦闘機などの映像は迫力がありましたが、ちょっと色が薄い感じでもう少しくっきり映っていたらなお良かったかな。 -
全天周シアターの出口は3階になっています。
簡易シミュレーターは4つあって空いていましたが、こういうのやったことないので挑戦しませんでした。 -
カバーの裏側はこんな感じ。
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旧政府専用機の記者会見席。
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旧政府専用機の貴賓室。
3階には他に喫茶コーナーもありました。 -
展示格納庫に移動する際の通路。
ガラス張りになっていて、資料館と格納庫の間にある航空機が見えます。
後でこの航空機を近くで見ることになるのですが、こうやって見るとその尾翼に描かれている生き物に見えなくもない…。 -
反対側は浜松基地の滑走路が見えます。
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格納庫にきました。
手前がブルーインパルスコーナー、その奥に初代、2代目、3代目のブルーインパルスが見えますね。 -
航空機がたくさん展示されています。
ほぼ過去の機種のようですが。 -
F-86D。
これは戦闘機なんですね。 -
零戦52型。
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T-34A。
Tということはこれも練習機なんですね。 -
T-3。
退役した初等練習機。
尾翼のマークは焼津市にある静浜基地の第11飛行教育団のもので、富士山と富士川をモチーフにしているらしいです。ついでに青い川の部分は数字の11も表しているとか。
ここにはないけど、T-5は海上自衛隊向け現行の初等練習機。
T-7は航空自衛隊向け現行の初等練習機。
とりあえずTとつくのはTrainerからで練習機ということは覚えました。 -
3代目(現行)T-4ブルーインパルス。
エアーパークにあるのはもう飛ばなくなった機体だけど、これを目当てに来ました。
T-4ブルーインパルスになったのは1996年4月以降とのこと。
その形状から愛称は「ドルフィン」。
イギリス空軍のレッドアローズやフランス空軍のパトルイユ・ド・フランスの使用機体もイルカっぽいなーと思います。
個人的にはカナダ空軍のスノーバーズが好きなんですが。 -
これは2020年3月の「東京2020オリンピック聖火リレー 聖火到着式」の展示飛行を花道に用廃となった745号機(66-5745)。
聖火到着式当時はブルーインパルス全体をニュースでなんとなく見ていただけでした。
ここに展示されるようになったのは2021年3月のエアーパークリニューアル時から。
キャノピーが開いているせいか丸みが軽減されて、ドルフィン感が薄く見える…。
訪れた日はT-4ブルーインパルス#745とF-4EJ改#440のコックピット付近にかりゆしウェアみたいなシャツを着たおじ様がそれぞれいて、説明したり、質問に答えてくれたりしました(昔、パイロットだったそうで、Gの話とか全国の基地を回ったとかいろいろ聞けます)。
飛行時間が規定に達したら用廃になるんですね~。
これは松島基地から浜松基地に来たのがラストフライトだったそう。 -
745号機が用廃ということで、松島基地の方々とのお別れや浜松へ飛び立つ様子をネットで見たことあります。
リンク貼って大丈夫かな?
まずかったらどなたか注意してください。
(航空自衛隊 松島基地のツイートより)
みなさん(特に3番機パイロットが)とても愛おしそうにお別れしてます。
https://twitter.com/matsushimabase/status/1240938023610531840
(leveloiさんのチャンネルより)
https://www.youtube.com/watch?v=hCw0o7pQokk
ガチのファンの方の熱量と撮影技術、機材は凄い。
気軽に見せてもらう身としては本当にありがたいなって思います。
あの機体がこれなのね~と思いながら見学しました。 -
本来は着座体験ができるようですが、コロナになってからはずっと中止。
コロナ騒動の初期は4ヶ月閉館になったそう。
座れないけど、近くで見ることはできます。 -
前席も後席も思った以上に狭い。
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現行ブルーインパルスは上部が白メイン、下部が青メインになっていますね。
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尾翼の番号(ポジションナンバーというらしい)は「3」になっていますが、過去の写真を見ると745号機も「2」だったり、「4」だったり、いろいろ変わっていますね。
どういうタイミングで番号を変えるのか係員に訊いてみようと思っていたのに、当日はすっかり忘れていました。 -
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1/5スケールのラジコンモデル。
ドルフィン感満載。 -
「ダイヤモンドテイクオフ&ダーティターン」かな?
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展示服。
現在のと少し違うような…。 -
これは2代目ブルーインパルスですね。
昔、浜松基地航空祭でブルーインパルス墜落事故のニュースがあったことを思い出します。
当時は子供で映像の記憶は全然ありませんが、運用時期を考えると墜落したのはこの型だったんですね。
アクロバット飛行は素晴らしいですが、とにかく安全第一で無事に戻ってきて下さいと切に思います。 -
T-2ブルーインパルスはT-4と違ってキャノピーが前席、後席でわかれていて、上に上がるんですね。
T-4よりシャープな感じで、ドルフィン感はありません。
これはこれでとてもかっこいい。 -
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外にも展示されていたF-86F初代ブルーインパルス。
これ、戦闘機だったのか~。
確かに、「F-」ですもんね。 -
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説明なかった気がするけど、初代の展示服なのかな?
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フォーメーションテイクオフって書いてある。
ということは3代目のところにも書いてあったのかもですが、見てなかったし、撮れてなかった… -
ドルフィンライダーのみなさん。
ここのところ松島基地でのブルーインパルス訓練の様子をYoutubeで見ているため、パイロットの顔と名前、何番機担当かくらいはわかるようになりました。
毎日配信している方に感謝。 -
ブルーインパルスパイロットの任期は3年程度。
そろそろ交代の時期が迫っている方が数人いらっしゃるのが寂しい(会ったこともないのに・笑)。
-追記-
10/23の庄内空港開港30周年記念の展示飛行で、2番機住田さんと5番機河野さんがブルーインパルスでのラストフライトだったそうです。
このパイロットのパネル、新設されたというブルーインパルスコーナーにあるのですが、シミュレーターとVR以外の内容がちょっと寂しい感じでした。
もうちょっとコーナーの内容を充実させても良いような気がする…
シミュレーターは挑戦しませんでしたが、VRは体験しました。
ゴーグルみたいな機器をつけると、パイロットの目線で浜松上空の飛行の様子を見られるというものです。
上を向いたり、振り返ったりするとその方向の映像が見えます。
私が訪れた日はVR映像がリニューアルされた初日だったのですが、私の機器の調子が悪かったのか、私の装着の仕方が悪かったのか、ピントが合っておらず、最後までぼやけたままでした。
別の機器で体験した妹は「普通に見えたよ」と言っていたので、全部が調子悪いわけではないようです。 -
F-104J。
1962年から導入した戦闘機ということで、そんな昔からあったものなんだと驚き。
そこまでの古さを感じません。 -
F-1。
資料館で中が見えていた戦闘機ですね。 -
F-4EJ改。
2021年3月で退役した航空自衛隊のF-4戦闘機のうち、世界で最後に製造されたという440号機(愛称シシマル)。
こちらも百里基地から浜松基地までがラストフライトだったそうです。 -
F-4EJ改のコックピット。
やはり狭い。 -
こちらのキャノピーも前席、後席でわかれているんですね。
F-2の話ではありますが、上空でこれ外れたら怖いなーと真剣に想像してしまった。 -
MU-2。
「M」は三菱、「U」はユーティリティを意味する多目的機。
なるほど、ふ~ん。 -
V-107。
これは救難機、と。 -
格納庫から外に出ました。
先程通ったガラス張りの通路が見えます。
上から見えたのはF-104J。
塗装はちょっと違うけど、格納庫にあったのと同じやつですね。
これはエアーパーク用に無人標的機UH-104J仕様に改装したものらしいです。 -
尾翼にサソリのマーク。
上から見た姿、サソリに見えません?私だけ? -
自衛隊仕様の軽トラなんてあるんですね~。
と見ていたら、その奥の滑走路でT-4を発見。 -
慌ててもっとよく見える場所に移動。
平日は訓練が見られるらしいとのことでしたが、時間等さっぱりわからずに来たのでテンション爆上がり。 -
尾翼のマークは浜松の教育飛行隊のもの。
黒と黄のチェック帯に赤のストライプだから第32教育飛行隊、と。 -
10月に美保基地から浜松基地へ移動になったという第41教育飛行隊のT-400も発見。
部隊マークはこの時点ではまだ浜松仕様に変わっていないようです。
新しいマークは黒と黄のチェック帯に緑のストライプらしい。 -
F-15仕様の自販機。
すべて100円と庶民に優しい価格設定。
電子マネーも使えます。 -
こちらはF-2仕様。
F-15よりF-2の方が好きだな。
ん?「F-2 VIPER ZERO」ってなってる。
WikiによればVIPER ZEROは非公式な愛称ってなっていたけど、実質公式ってこと?
そういえばF-4の愛称がファントムということも最近まで知りませんでした…。
某バンドの某曲に「ファントム追い越して」という歌詞があるんだけど、その曲を聴いたばかりの頃は(いや最近まで)「亡霊」とか「まぼろし」なのかな?と思っていました。
恥ずかしい…
追い越したのは、亡霊でもまぼろしでもなく戦闘機ですよね、ははは。 -
後で写真を見ていて気づいたのだけど、「F-2 VIPER ZERO 」の文字の下にスペックなどちょっとした説明がありました。
ところが2行目「性能:●搭載数/1基●名称/F110-GE-129」のところで「ん?何の搭載数が1基なの?何の名称?」という疑問がわく(初心者なもので)。
3行目は「エンジン:●最大速度/マッハ約2.0●航続距離/約4,600km●武装/20mm機関砲…」となっている。
調べたらF-2のエンジンは1基、F110-GE-129はエンジンの名称みたいなので、「性能」と「エンジン」の位置が逆になっている模様…校正漏れ?
F-15仕様を確認したら、そちらも同様になっていました。
ま、わざわざ直すほどのことじゃないか。 -
再入場の際に発見した空自仕様のマンホールの蓋。
最初に入場した時はコロナ対策に気を取られて気づきませんでした。
空幕広報室というと、ドラマ「空飛ぶ広報室」を思い出します。
DVD持っているくらいはまったんですが、その時はここまでブルーインパルスにははまらなかったな。
そういえば浜松が出てきた気がする…と思って見直したら、空井2尉たちが浜松で飛ばしていたのはノーマルのT-4でした… -
3階の喫茶コーナーに行ったのですが、またT-4が飛んでいる音がしたのでそちらを優先。
喫茶コーナーからも滑走路は見えますが、スタート地点が建物の陰になってしまって目の前しか見えないので、近くのガラス張りの階段に移動しました。
この階段が喫茶コーナーからの眺めを邪魔しているので、位置を逆に作ったら良かったのに…そしたらお茶しながら訓練が見えるのに!
(画像はエアーパークのパンフからお借りしました) -
階段からは駐機場所から移動しているのも見えました。
浜松基地の滑走路、約2.5kmもあるのね…長っ。
遠くのスタート地点を見ながら「滑走路へ動いてるよね?」「また飛んできそうだよ」なんて会話をしてましたが、1km以上先だったとは。
撮影能力ゼロなので、ズームしているうちに行ってしまう…。
それでも目の前で、何機も離陸するところを見ることができたので大満足。 -
結局そのまま外の展示エリアまで行って、かなり長い時間訓練の様子を見ていました。
見れたのは離陸、タッチ&ゴー、着陸くらいですが、ワクワクしっぱなし。 -
T-4の他、U-125A、UH-60Jが飛んでいるところも見ました。
普通のヘリコプターなら地元でも時々飛んでるけど、この位置では見たことないよ!
エアーパークから浜松駅行きの直通バスは12:41のみなので、最初は間に合わせるつもりでしたが、訓練見たさに予定変更。
結局15時頃までいてしまったので、10分くらい歩いたところにある泉四丁目バス停から帰りました(そちらは1時間に3本くらいあります)。
超望遠のカメラを持った方が何人も撮影していましたが、私のような超初心者ファンやお子さんと行っても十分楽しめるところだと思います。
広報館なので、未来の自衛官勧誘の要素も大きいですね。
(お仕事紹介や基本給なども載った冊子が置いてありました。)
エアーパーク自体も良かったですが、やはり訓練見られた方が断然楽しい。
ただ、訓練の爆音はなかなかのボリュームですね。
特に帰り始めて基地から少し離れたところで聞いた音は間近で聞いた時より格段に凄かった。
姿は見えなかったのでさっき聞いたのと別の機種だったのか、それとも聞く位置が違うとこんな凄い音になるのか?
いずれにしても基地の周りはかなりの街中なので、これをしょっちゅう聞かされたら大変だなと思いました。
墜落や部品落下の心配がないとも言えないし。
基地というのは国防のためとはいえ、飛行機飛んで凄~い!かっこいい~!というだけでは済まないお話ですね。
でも楽しかったので、また平日に行きたいと思います。
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