2021/10/05 - 2021/10/05
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ペコちゃんさん
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コロナ禍で仲間とのトレッキングを自粛していましたが、警戒宣言も解除されたので、久しぶりに山へ向かいました。
今回は、山梨百名山で秀麗富嶽十二景の三番「大蔵高丸」・・・甲州市と大月市の境に位置する、南大菩薩山系の山のひとつで、標高は1,781m。
登山口である湯の沢峠駐車場から山頂までの登山道はよく整備されていて、夏には道中に広がる湯の沢峠のお花畑が楽しめますが、秋のこの時期は富士山や南アルプスの絶景で人気の山です。
大蔵高丸の山名は、甲州市側にある大蔵沢の上流にある高い山という意味で、丸(マル)は朝鮮語の「峰」を指す言葉と言われます。
大蔵高丸の少し先にある「ハマイバ丸(1,752m)」からも富士山の眺望が楽しめました。
写真は、大蔵高丸の山頂から望む富士山。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回の参加者は7名なので、車2台で地元を出発し、中央道・勝沼ICから国道20号線を大月方面へ戻り、景徳院入口の信号を左折して県道218号線に入り、しばらく道なりに進みます。
天目トンネルを抜け、天目山温泉を過ぎた所にあるこの道路標識を見ながら「焼山・湯の沢峠」方面へ。 -
ここから道幅が狭い焼山沢真木林道をしばらく走り、湯の沢峠方面へ進みます。
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林道の最後の方は約2kmの未舗装の砂利道・・・大雨でいくつもの溝が出来たデコボコ道を慎重に運転して湯の沢峠の駐車場に向かいます。
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8時半に湯の沢峠駐車場に到着・・・12台ぐらい駐車できるスペースがあり、我々は2番目。
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駐車場にはトイレもあり、安心です。
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トイレ前の案内板・・・ここの標高は1,600m余りで、北西方向に大菩薩峠、南側に大蔵高丸やハマイバ丸があります。
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駐車場に隣接する湯の沢峠の避難小屋。
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建物入口の左側に案内図があります。
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中を覗くと綺麗ですが、ここは緊急時の避難用で宿泊は出来ません。
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避難小屋の先から湯の沢峠へ向かって登山開始。
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駐車場から約2分で湯の沢峠へ・・・ここの標高は1,652mで、右手に行くと大蔵高丸で左は大菩薩方面。
屋根付きの登山用カウンターは4つあるので、間違えないように。 -
湯の沢峠一帯の天然林と広い草原は「小金沢山自然保存地区」に指定されており・・・
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鹿などの動物から希少植物を保護するための柵が設けられ、登山道には何箇所か扉があります・・・通り抜けたら扉をきちんと閉めるのを忘れずに!
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植物保護のロープで仕切られた登山道を進みます。
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目の前には大蔵高丸が。
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お花畑のエリアが近づくと一気に視界が開け、聖岳・赤石岳・荒川岳・塩見岳・農鳥岳・間ノ岳・北岳など南アルプスが見えてきました。
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登山口から10分ぐらいで「湯の沢のお花畑」に到着。
ここの標高は1,687mで、大蔵高丸へと続くお花畑には、春はキンポウゲ・スミレ類・ヤマツツジ等、夏はクガイソウ・シモツケソウ・ヤマオダマキ・コオニユリ等、秋にはアキノキリンソウ・マツムシソウ・ヤマトリカブト・オミナエシ等の美しい山野草が楽しめますが、この時期はほぼ終わりです。 -
しかしここから西側を見ると、この北奥千丈ヶ岳や金峰山の奥秩父の山並みや、南アルプス・八ヶ岳などが一望できる絶好の展望台!
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今日は好天なので、八ヶ岳もよく見えます。
中央が主峰の赤岳。 -
その左は権現岳。
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甲府盆地の先に連なる南アルプス。
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左から間ノ岳・北岳・仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳。
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仲間の皆さんも、しばしパノラマのような景色に見入っています。
でも富士山は大蔵高丸の南方で、ここからは見えないので・・・ -
大蔵高丸に向かいます。
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僅かに花が残っています。
これは「ヤマホタルブクロ」。 -
緩やかな坂道を登り・・・
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9時半前に大蔵高丸の山頂(1,781m)に到着・・・秀麗富嶽十二景に選ばれているとおり、富士山の眺望が素晴らしい!
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富士山と手前の三ツ峠山・・・見事な景色です。
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左右の稜線が綺麗に伸びた秀麗な富士山・・・冠雪の時期に来てみたいですね。
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そして甲斐駒ヶ岳や北岳など南アルプスの絶景も。
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富士山を見ながらハマイバ丸へと向かいます。
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大蔵高丸とハマイバ丸の間にもお花畑があり、夏の名残の花や秋の花が咲いていました。
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ノハラアザミ。
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マツムシソウ。
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ハバヤマボクチ。
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シモツケソウ。
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タカネナデシコ。
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ヤマラッキョウ。
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大蔵高丸から約30分でハマイバ丸(1,752m)に到着。
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ハマイバ丸は漢字で書くと「破魔射場丸」・・・破魔射場とは正月に行う年占いの行事で、破魔を空中に投げて弓矢で打ち落とすもの(悪魔を打ち破る・煩悩を打ち払うこと)で、これが行われた所を破魔射場と言い、各地に地名として残っているようです。
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ここでしばし小休止。
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ここからの眺望は大蔵高丸ほどではありませんが、大蔵高丸と同じく大月市が定めた秀麗富嶽十二景の三番山頂なので、富士山はバッチリ!
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こんな岩の上にも樹木がしっかり根付いています。
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今回は自粛後の足慣らし山行なので、ハマイバ丸から駐車場に戻ります。
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亀の甲羅のような岩。
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まだ11時ですが、大蔵高丸で富士山を見ながら早目の昼食。
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北海道・美瑛町の「セブンスターの木」を思い出す景色。
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フデリンドウ。
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帰りは道の駅「甲斐大和」でブドウなどを買って、国道20号線から中央道・大月IC経由で帰路につきました。
これまで、富士山や南アルプスが見える山は数多く登りましたが、大蔵高丸からの眺望が一番かも・・・冠雪の時期に、また来たくなりました。
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