2019/07/30 - 2019/07/31
6位(同エリア14件中)
Indianal Jobsさん
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2018年10月スタート 世界一周 ヨーロッパ編
ベオグラードから向かった先はルーマニア革命発端の地、ティミショアラ
革命発端から僅か10日余りでチャウシェスク政権が崩壊したニュースは世代的に覚えていたのですがルーマニア西端の街ティミショアラが発端だったということはまるで記憶がありませんでした
日程
7/30 ベオグラード発 13:00 → ティミショアラ着 18:00頃 (GEA Tours)
7/31 ティミショアラ観光後 夜 夜行列車でブカレストへ
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7/30 ティミショアラへの移動日
セルビアの首都ベオグラード、ルーマニア第4の人口を誇るティミショアラを結ぶバスや電車といった公共交通ルートがない為、両間の移動はベオグラードの旅行会社GEA Toursが提供する送迎サービスを利用
ベオグラード~ティミショアラ間で1人15ユーロでドアToドア送迎で向かいます
各利用者を順次ピックアップしてベオグラードは13時位に出発
写真は国境まで10kmちょっとのブルシャツという町のガソリンスタンドで途中休憩時のものでこの時に送迎代をドライバーに直接支払ます -
15:23 だいぶくたびれた国境審査所に到着 周辺は長閑な雰囲気さえ漂い1時間以上かかったハンガリー~セルビア越境時とは大違い
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バンを降りて手続きをするかと思えば審査官がバンにやってきてパスポートをチェックするだけという簡単さでびっくり
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国境の政府系建物(セルビア側) もう少し綺麗にしても良いのでは?
ルーマニア側の国境も似たような感じで車から一切降りるコトなく入出国が完了してしまう珍しい国境越え体験でした 両国の国境通過は15:23~15:45で完了と激スムーズ
ティミショアラの宿には18:00頃到着 -
ティミショアラでの宿はbooking.comで予約したDiamond Residenceというアパートメントホテルに宿泊 ちょっと狭めの部屋でしたがミニキッチン付で自炊も可 掃除も行き届いており快適に過ごせ、料金は129LEI(約3,400円)とお値打ち価格で大当たりの宿でした(予約サイト、Googleレビューも高評価)
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キッチンは小さいですがコンロ口が2つあり短期旅行者には十分なスペック
すぐ近くにちょっとした食料品店あり チェックアウト後の荷物は鍵のかかる手作り納屋みなたいなトコロで保管できます -
到着後は翌日のブカレスト行の切符を買いにティミショアラ北駅まで出かけてみました
近くにあった正教会 パッと見た感じモスクのような感じにも見える独特な形の教会 -
宿からしばらく歩いてティミショアラ北駅に到着 駅は共産圏っぽいスタイルの駅で味も素っ気もないタイプ
観光客が集中する勝利広場エリア周辺はまだ綺麗なのですが駅前から真っ直ぐ伸びる道路沿いは傷んだ建物が多くあまり良い雰囲気ではなかったです -
駅舎内 何の面白味もない駅舎で「無駄なく機能が果たせればそれでイイ」という感じ トイレは有料で1回2LEIデス
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購入したチケットがこちら ティミショアラ22:27発~ブカレスト08:25着の夜行列車にて料金は2人分で182.4LEI (1人約2,400円)
安くて助かるな と思ったら乗車時に普通のボックス座席と判明(寝台じゃなかった!!) -
駅舎のすぐに前にある両替商はレートが悪いので注意!! 他にも両替所があるので駅前で両替するのだけは止めておきましょう ※駅前といっても栄えておらず駅を利用する以外では用事はないですが…
到着日は夜行列車の手配のみ スーパーで適当に食材を購入して帰りました -
7/31 ティミショアラ観光デー
最初の見学先 三成聖者大聖堂 中心地の南に位置するルーマニア正教の大聖堂 建設は1937~40年と比較的新しく ネオビザンチン様式・モルダビア様式を取り入れた独特な形が特徴
建築様式についてはよく分かりませんが外観の色合いと緑色の屋根の教会が個人的にはとても東欧チックに感じられました
一番高い塔で高さ96mとかなりの高さがあり、ティミショアラを代表する教会となっています三成聖者大聖堂 (ティミショアラ) 寺院・教会
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イチオシ
中に入ってビックリ 落ち着いた雰囲気にも煌びやかさがありとても美しい内観♪ こんなに綺麗な教会にも関わらず見学者が殆どいないのにもビックリ あまり観光が進んでない?
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高い天井ドームから主であられるキリストが見下ろしていました
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吊り下げられたシャンデリアのデザインも個人的にはかなりポイントが高かったです
歴史は浅いかもしれませんがとても美しく、その上入場無料なのでここはMust Seeデス -
三成聖者大聖堂の道路を挟んだ先に広がる勝利広場 1989年ルーマニア革命の発端となった民衆蜂起が起きた歴史的な広場
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勝利広場に面した建物は共産主義の建物ではなく明らかにヨーロッパ調の建物
オーストリア=ハンガリー帝国時代この地域はその支配下にあったのでオーストリア・ハンガリーの影響を受けた建物でしょうか?
広場に建つ塔の上には雌狼と双子の像 雌狼から授乳を受ける双子は後にローマを建国したと言われるロムルスとレムスでイタリアから贈られたもの ルーマニア(Romania)は「ローマ人の国」を意味するそうでブカレストにも同じ像があったのも合点がいきました -
ハンガリーに近く昔から様々な少数民族が互いに講和しながら暮らしていたという街だけあって街の雰囲気は共産主義国というよりは完全にヨーロッパです
広場両側の建物は歴史と趣があるものの全体的に修繕が必要かな? 建物の傷みはもちろん窓がボードで塞がれているなど残念な箇所があるのでもう少し綺麗に整備してもらいたいトコロ -
ケンタに続いてマックもありました♪(昼はここで) ベオグラードのマックはちょっとビミョーな感じでしたがティミショアラのマックは普通にマックでした
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近くには公衆トイレも!!(マックのトイレを使ったので使用してませんが…)
外国でこのような公衆トイレがあるのは稀なので街の治安は悪くないと勝手に想像 だってトイレがあるんだよ -
国立オペラ劇場 今まで見てきた国立劇場とは違いこちらの外見はちょっと物足りない感じ
革命時はこの劇場の2階テラスから大衆に向かいスピーチが行われ、公演の舞台ならぬ革命の舞台として重要な役割を果たしました -
勝利広場から三成聖者大聖堂方向を望む 建物の傷みが少し気になりますがここはもっと観光客が訪れてもいい街
ツーリストで賑わえば更に雰囲気が良くなるハズ!! -
勝利広場近から自由広場に続く通りには傘を吊るしたアンブレラ通り ポルトガルのアゲダ(Ageda)が元祖ですが今ではアチコチで見られる傘を利用した即席映えスポット ベオグラードにもありましたね…
カラフルでパッと見た感じはとても映えるのですがよく見ると壊れた傘が10では済まない数 映えを狙うなら壊れた傘を取り換えて!!
因みに左手のiマークはビジターセンターです -
アンブレラ通りと三成聖者大聖堂 やっぱり壊れた傘は直さないと…
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勝利広場の北に位置する自由広場に到着 少し前まで木々がある普通の公園でしたが現在は赤と黒の波紋模様の石畳広場に
市が立つと賑やかになりそうですが市やオープンテラスの姿はなくスペースを持て余してちょっと勿体ない気がしました(やっぱり観光客が少ないのかな~) -
公園周辺は市電が走る他 ツーリスト向けトラム(日曜日のみ 12~18時の毎時発 15LEI)も運行されています
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公園に建つ彫刻像はネポムクの聖ヨハネと聖母マリア像 プラハのカレル橋から投げ落とされたあの聖ヤン・ネポムツキーさんです
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14世紀の聖人像がある一方、携帯電話をかけるポーズの現代っ子アート作品もあります!!
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更に北上して統一広場へ向かいます 街角には又しても奇妙な近代アート像
街のアチコチにはルーマニア人アーティストによる斬新な像が置かれているので探し歩くのも面白いかもしれません -
自由広場の少し北側にある統一広場 ここも広ーい♪ (そしてやっぱり人が少なーい)
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周りの建物は皆カラフルで絵になる建物ばかり 真ん中は教会の後陣部
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左の建物は教会らしからぬ可愛らしい外観 (今は教会じゃない?)
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広場中央は芝生となっていて真ん中にペスト終焉を記念した聖三位一体柱 その向こうに見えるオレンジ色の教会は聖ジョージ大聖堂
大聖堂は工事の為かバリケードで囲まれていて、まるで入れず・・・ 三位一体柱の周りも誰も居なくてこれまで一番ボッチの記念柱でした -
広場の南側建物 レストランのオープンテラス席が並びますがここもやっぱり人が少なく寂しいzo
素敵な建物が取り囲む広場ですがスペースと人のバランスが悪く活気が感じられないのが残念 ポテンシャルのある建物ばかりなのでこれからの発展に期待 -
統一広場から更に北へ 環状道路を渡り少し歩いたところにあるルーマニア革命記念館に到着 博物館は普通の建物で分かりにくいので注意 入口にルーマニア国旗があります
入館料は1人10LEI(約260円) 市営ではなく個人経営とのコトで見学料というより維持費のカンパだと思った方がよいかも?
営業時間: 08:00~16:00(月~金)、10:00~14:00(土曜) 日曜休館1989 革命記念館 博物館・美術館・ギャラリー
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建物のすぐ脇にはベルリンから寄贈されたベルリンの壁がありました 自由が当たり前の日本人からは考えられない想いと意味がある記念の品
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館内を見学する前に30分ホドにまとめられた当時の映像を強制的に鑑賞させられます(笑)
英語字幕ですが当時のニュースを知る人なら日本では紹介されていない映像などもあり興味深く見ることができると思います -
革命時4万人もの市民が集まった勝利広場の様子
1989年12月16日 ハンガリー系の人権活動家で改革派教会の牧師がティミショアラから追放処分を受けたことに対する抗議から始まったルーマニア革命
ルーマニア西端の街から始まった蜂起はあっという間に全国に広まりこの街の抗議から僅か10日でチャウシェスク政権が崩壊したという驚きの早業革命
当時、銃殺刑となったチャウシェスク夫妻の映像を見て衝撃を受けましたがその発端がこの遠く離れた地方だったというのは知らず、またそのスピードも今回改めて認識しまた -
展示室の内容 キューバの博物館のようなクオリティでお世辞にも立派な展示内容とは言えませんが当時の人々の熱量だけはビシビシ伝わります
ルーマニア革命を知らない若い世代にとっては正直つまらない場所かもしれませんがニュース映像を覚えている年代の方には是非訪れて欲しいお勧めの場所 -
ティミショアラ発の夜行列車は22:27発と遅い時間だったので街を一通り見てしまった15時頃からはひたすらモールで時間潰し 宿に預けた荷物をピックアップし、駅のロッカーに荷物を預け直してモールへ向かいます
ショッピングモールはティミショアラ中心地の南郊外にあり歩いて行けないのでバスを利用してアクセス(私たちは駅からE1バスで往復しました) バスの切符は駅前のキオスクで購入で購入します -
バス代は1回乗車券が2.5LEI(約65円)と安い!! ※最新料金は現地で確認して下さい
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利用したE1バス 駅前のバス停から乗り、降車バス停はモールの入口すぐ近く 帰りのバスは大きな道路の反対側で同じE1バスに乗り込めば駅まで帰れます
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2016年オープンの超大型ショッピングモールShopping Sity Timisoara スタバ、H&M、Carrefour、シネコンとなんでも揃い夜行電車出発までの時間潰しに最適でした
出発日の夕食はCarrefourスーパーの惣菜にて19.65LEI(約550円)スーパー内にイートインコーナーがあります その後はモール内のシネコンで「ワイルドスピード・スーパーコンボ」を鑑賞 映画代は2人で51LEI (約1,400円)でした -
21時近くまで映画鑑賞、E1バスにてテミショアラ駅には21:30過ぎに戻り、早めに入線した列車に乗り込みました
列車内は発車するまで真っ暗、スマホライトで照らしながら座席を探しましたが、座席を見つけてビックリ 寝台席ではなくカチカチの固定ボックス席でした… -
22:22 出発時間が遅れるかと思いきや発車時刻を待つことなく数分早く発車してティミショアラを後にしました
車内は殆ど満席、乗客が持ち込む荷物が通路に溢れトイレに行くのも大変なほどでした -
座席はリクライニング不可でほぼ直角席 シート間スペースが狭い上に固定されたテーブルがあり足も組めない状態… 夜行なのにボックス席とは失敗しました
快適な睡眠が望めそうもない列車にてブカレストへ向かいます ガタン ゴトン ガタン ゴトン…
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